鳴神響一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
天才ハッカーの誘拐事件を扱った「デンジャラス・ゴールド」のサイドストーリー。
これまでの作品でも度々活躍して来た警察庁の織田と、根岸分署の上杉の同期コンビが同じく同期で公安部の北条がフランスで行方不明になった為、彼を探しに世界中を巡っていくうちに、夏希がかかわった誘拐事件に結びつく。
これまでとは全く色合いの違う作風になっており、次から次へと国を変え、テロ組織の魔の手から逃れる展開にハラハラドキドキ。
夏希が追っていた犯人でもある、テロ組織「ディスマス」の正体と誘拐事件の全容が明かされる。
本来、警察小説でもかなりライトな感じで描かれているが、今作はラストもこれまでと違い、少し悲しい終わり方。 -
Posted by ブクログ
シリーズ第6弾。
最初の頃は「くだらない」と思っていたけど、気づけば、6作とも、ほぼ発売と同時に読んでしまっている…
テレビ局のアニメ・プロデューサーが鎌倉の自宅の付近で階段から突き落とされ、殺害された。
翌日には「贖罪幽鬼」と名乗る犯人と思われる人間から、県警本部に犯行予告が届く。
人気アニメにまつわる連続殺人事件に発展する可能性が出て来たことから、捜査本部が立ち、夏希も捜査に参加することに。「贖罪幽鬼」と交渉を試みるも、第二の殺人が起こり、さらには第三の殺人が予告されてしまう。
冒頭、アリシアの相棒である小川から声優アイドルグループのライブに誘われ、乗り気でないものも、誘いに乗り、ライブを -
Posted by ブクログ
連続殺人犯を追い詰めるために、脳科学を駆使するが、ピンチに…?と、いう分かりやすい展開だけれど、エンタメ性たっぷりの作品。
主人公は、心理職という事で武道にたけているわけではなく、そこらへんの普通な感じも可愛らしい印象。
でも、芯は強く、職務をまっとうしようと頑張るキャラクター。
取り巻きの刑事たちは、組織のルールを無視する者、上の命令は絶対だという者、出世や権力にしか興味ない者など、お決まりだけれど、必要なキャラクターが揃ってます。
時間の現場になるのが江ノ島あたり。
海の匂い、ちょっとオシャレな感じもプラスされてます。
でも、一番のポイントはとっても賢くて素敵な警察犬、アリシア!
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Posted by ブクログ
シリーズ第4弾。
友人に誘われた婚活パーティーに参加していた夏希は、偶然横浜の無人の埠頭の爆発を目撃する。
人気のない埠頭で起きた爆発。「レッドシューズ」と名乗る犯人から犯行声明が出され、再び爆発事件が起きる。
犯人の要望は横浜市のIR誘致を撤回すること。しかし、横浜市長は「テロに屈しない」と断言する。
特捜本部では犯人を洗い出し、次の爆発を未然に防ごうとするが、犯人の罠にはまり、突入した特殊部隊が負傷することに。
今回は今までのように、犯人との間にツイッターのやり取りはなく、犯人との会話の中で独自の犯人像に迫っていく夏希は、この作品のタイトルである「脳科学捜査官」の意味にやっと合った内容にな