矢部太郎のレビュー一覧
-
匿名
購入済み施設に母をお願いしています。
骨折したことで歩けなくなり独居での生活が出来なくなったのがきっかけでした。
私は一人娘で結婚し実家から車で1時間半ほどのところに住んでいました。
母が実家近くの病院に入院していた頃は入院中の洗濯や実家の片付けなど細々した用事、そして往復3時間の運転に正直疲れていました。
ケアマネの方から『軽度の認知と足の不自由さでもう独居は無理だから施設を考えてみたら』と提案されました。
施設に入所するには母の年金と私の手出しでやっていけるのか、同居するには私が1人で実家に戻るのか?施設に入所したとて実家を維持できるのか、それとも売らなければならないのか‥どうすればいいのか?
考える事が色々ありすぎたも -
Posted by ブクログ
芸人でマンガ家の矢部太郎が描く、絵本作家である父の姿。
どこまでも優しいタッチの絵。
そして全編オールカラーなんです。
クスッと笑えるオチがつくのもさすが。
愛情がいっぱいの家族なんだなぁ、と温かい気持ちで胸が満たされます。
青い空の下で遊ぶお父さんと太郎と友達。
そこに読者である私自身も混ざってる感覚の心地良さ。
子供みたいなお父さん。
というか、子供以上に遊ぶことを本気で楽しんでいる。
お母さんに叱られるお父さんの様子が、何とも微笑ましくて好き。
好きなエピソードはたくさんあるけど、その中のひとつ。
プールにて
「これは流れるプールじゃない。流されるプールだ」
「僕は流されない」と -
Posted by ブクログ
よかった。
と思うのは、最後まで読んだからです。
最初の2つの童話は、ちょっと❓❓❓と思ったので、読むのをやめようか…と思ったけど、とにかく最後まで読んでみよう!と思ったのが結果的によかった。
泣いた赤鬼とごんぎつねの話では、「大家さんと僕」の矢部太郎さんの挿絵が先日死んでしまった飼い犬に似ていて、余計に悲しくて泣いてしまいました。
そして、最後に謎解きのスッキリ感が残り、全体的によかったと思う。もしかしたら、最初の方は、この最後の盛り上がりに持っていくためのものだったのでは?と思った。
渋沢栄一の人の数だけ正義はある
と同じように、
正義の反対はもうひとつの正義
という言葉がこの本を表してい -
Posted by ブクログ
ネタバレ認知証患者がどの様な症状が出るか、様々な症例を書かれていて参考になりました。
バイブルとして手元に置いときたいと感じました。
物盗られ妄想や帰宅願望など、深刻な認知証の症状が出てきても、どの様な時(人)や症状が出るのかを知っていれば、芸人さんのお笑いライブで「来るぞ、来るぞ」とお約束のネタを待っていたら、とうとう来た!ドッカーン!と、不思議と少し笑える、そういう感じに近いそうです。
著者ご自身も元介護家族なので、症例もわかりやすく、患者より介護者の気持ちを大切にと寄り添いの気持ちをとても大切にされています。
色々書きたいですが、とにかく良書でした。 -
Posted by ブクログ
現役の認知症専門医による著書。
こちらお薦めです!!
読んで良かったとしみじみ思います。
本書は各進行段階ごとに症状や対応が分かりやすく噛み砕かれていて読みやすい。そして介護者の気持ちにも寄り添われています。
介護に直接関わる方も、そうでない方も、老若男女に広く読まれて欲しい。
勉強にもなるし、介護に携わる人にとっては心を軽くしてくれる、お薦めの良書。
・早期認知障害(MCI) 認知症の一歩手前、認知症予備軍。この段階での適切な治療や脳リハビリで、認知症への移行を緩やかにすることができる。
・介護に困難な症状(暴言、暴力、妄想、徘徊)は長くて1~2年
・「お金を盗った」は、介護の勲章
・幻 -
-
Posted by ブクログ
ネタバレ認知症専門のお医者さんが認知症についてわかりやすく書いた本。
今まで知らなかったこと、知らないということすら知らなかったことが書いてあって、大変勉強になりました。
目次から拾っていくと…
・「知らん」「聞いとらん」ということが増える
・実の子は、目が曇りがち
・「ボケても大丈夫」で、あとあとラクになる
・今まで通りを求めない
・料理は「作らない」のではなく「作れなくなる」
・何度も同じ話…怒ってもいいんです
・わからないことを、試さないで
・親の「プライド」を、子どもが判断しない
・もっともつらい時期は、2年で終わります
・周辺症状は、薬で抑えられる
介護者が一人で大変を抱え込むと、被介護