矢部太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ認知証患者がどの様な症状が出るか、様々な症例を書かれていて参考になりました。
バイブルとして手元に置いときたいと感じました。
物盗られ妄想や帰宅願望など、深刻な認知証の症状が出てきても、どの様な時(人)や症状が出るのかを知っていれば、芸人さんのお笑いライブで「来るぞ、来るぞ」とお約束のネタを待っていたら、とうとう来た!ドッカーン!と、不思議と少し笑える、そういう感じに近いそうです。
著者ご自身も元介護家族なので、症例もわかりやすく、患者より介護者の気持ちを大切にと寄り添いの気持ちをとても大切にされています。
色々書きたいですが、とにかく良書でした。 -
Posted by ブクログ
現役の認知症専門医による著書。
こちらお薦めです!!
読んで良かったとしみじみ思います。
本書は各進行段階ごとに症状や対応が分かりやすく噛み砕かれていて読みやすい。そして介護者の気持ちにも寄り添われています。
介護に直接関わる方も、そうでない方も、老若男女に広く読まれて欲しい。
勉強にもなるし、介護に携わる人にとっては心を軽くしてくれる、お薦めの良書。
・早期認知障害(MCI) 認知症の一歩手前、認知症予備軍。この段階での適切な治療や脳リハビリで、認知症への移行を緩やかにすることができる。
・介護に困難な症状(暴言、暴力、妄想、徘徊)は長くて1~2年
・「お金を盗った」は、介護の勲章
・幻覚症状は適当に頷いて流すのではなく、同じ目線に立って話に寄り添ってあげる。
・一度にひとつの事しか考えられないので視点をずらすといい。
知らないであれこれ想像で思い悩むより、まずは知ることから。
深刻な症状も知っていれば心の準備ができる。心の余裕があれば冷静に対処できることもある。すさみがちになる心を守れる。
超高齢化社会、容易にはいかないことも多いと思う。
だけど、著者が言うように
“誰か一人が犠牲になるのではない。介護を受ける人、介護をする人、どちらも笑顔でいられる道”を模索していける世にしていきたい。
認知症を知ることで生まれる気持ちの変化が、きっと誰かを救う。会話の中の一言が、誰かの一助になるかもしれない。
当事者じゃなくても状況がイメージできれば、しんどい人の気持ちに寄り添うことは出来るんじゃないかな。
そんな風に思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ認知症専門のお医者さんが認知症についてわかりやすく書いた本。
今まで知らなかったこと、知らないということすら知らなかったことが書いてあって、大変勉強になりました。
目次から拾っていくと…
・「知らん」「聞いとらん」ということが増える
・実の子は、目が曇りがち
・「ボケても大丈夫」で、あとあとラクになる
・今まで通りを求めない
・料理は「作らない」のではなく「作れなくなる」
・何度も同じ話…怒ってもいいんです
・わからないことを、試さないで
・親の「プライド」を、子どもが判断しない
・もっともつらい時期は、2年で終わります
・周辺症状は、薬で抑えられる
介護者が一人で大変を抱え込むと、被介護者だって幸せではない。
介護者だって笑って暮らせるように、助けてもらえるところは助けてもらいながら、認知症と付き合っていかねばならない。
そのために介護保険制度ができたのだから。
と、いうことなのだと思います。
しかしまず、病院に連れていくのが難しい。
そんな時は”昭和を生きてきたお年寄りというのは、どうも権威に弱いんです(笑)。なので、「市役所から検診のお知らせが来たから、ちょっと行こう」なんて言うと、「ほんなら、行こか」とわりに素直に聞いてくれます。”
なるほど。( ..)φメモメモ
あと、若い頃から社交性に欠けている母に、デイサービスは無理じゃないかとの懸念があったのですが
”でも、ここは躊躇しないでほしいのです。デイに行くことは、ご家族のためでもありますが、何より、患者さんのためだからです。デイに行って多くの方と接すると、ほどよい刺激を受けますから、身体も頭も家にいるよりずっとシャッキリします。気分転換にもなりますから、行けば行ったで、わりに楽しんで帰ってくる患者さんも多いものです。(中略)ですから、ご家族としては、「本人のため」、と思って、心を鬼にしてデイに送り出してください。”
ひとりで悶々とどうしようと悩むよりは、まず動き出そうと思わせてくれる本でした。
カバーの折返しにはこう書いてあります。
”事前に知っていれば、だいたいのことは何とかなるもんです。”
なるほど。( ..)φメモメモ -
購入済み
ごきげんよう
矢部さんと大家さんの半分フィクションなお話。
ほのぼのとした二人のやり取りは読んでいて癒されます。
また、矢部さんの描く絵がとても優しいタッチで、この作品にピッタリです。
ちなみに、作中に登場する“のちゃーん”は実在する人物で、検索するとマンガそのままの人
が出てきますw -
Posted by ブクログ
ネタバレ大家さんと矢部さんのお話
ノンフィクションかと思ったらフィクションですと最初に書いてあったのがなんだか印象的だった
クレパスで描いたような絵がすてきで
あぁ優しいお話なのかな
矢部さんは優しい人なのかな
大家さんといい関係なのかな
都会でもそんな人付き合いあるのかな
なんて読み始めたら
なんだか引越した最初はそんな風じゃなくて
人との距離感や
相手の距離の近さなんかに戸惑う様子が
自分にも似た感情があるなと思った
最初からいい関係が築かれるわけじゃないし
お互いになんか違うなって思うこともあるし
優しいだけの関係じゃないのが
読む前の想像とは違ってがっかりした気がしたけど
(それはやっぱり私の中で夢が覚められたがっかりだっただけで)
それでもやっぱり読んでて気持ちがいいのは
人と人の関係は
お互いに
あれ違うかな?
相手はどう思うかな?
って悩みながら
少しずつ築かれるていくのかな
なんて
読み終えた読後感がよかった