矢部太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最近はお笑い芸人より、漫画家、俳優としてのお顔の方が知られているのではないだろうか?
『大家さんと僕』以来すっかり矢部さんの作品にはまってしまった!という人は少なくないだろう。
矢部さんはお人よしでものすごくいい人に見えるのだが実はそうでもなく(?)、結構自分の個性やこだわりを大切にしていて、それが原因なのかは分からないが、なんとなく周囲とズレてしまう...それをありのままに描いているところが共感をよぶのではないだろうか?
今作では微妙なプレゼントの数々が登場するが(鹿の角はテレビで矢部さんの部屋が登場したときに観ました、ちゃんとあってびっくり!)、どれもその人の思いがこもっており、また見 -
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矢部太郎『大家さんと僕 これから』新潮文庫。
お笑い芸人の矢部太郎が描いた手塚治虫文化賞短編賞受賞のノンフィクション風の日常マンガの完結編。
大家さんの怪我や手術のための入院に気を揉みながら、心温まるエピソードと笑いに本作も楽しく読むことが出来た。
1階に大家の上品なおばあさんが住む都内の木造2階建ての二世帯住宅の2階に住み続けて8年になるお笑い芸人の矢部太郎。たまにしか仕事の無い矢部は大家のおばあさんと食事に行ったりと大家と店子の関係を超えた交流を楽しむが、矢部の描いたマンガが手塚治虫文化賞短編賞を受賞すると仕事が増えて忙しくなり出す。
しかし、そんな大家さんも高齢で施設に世話になる