矢部太郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
文房具や食器などのキャラクターグッズになっていたら、ぜひとも欲しい!そんな可愛らしい子猫のモーのお話です。
笑う光を探す冒険にひとり繰り出す子猫のモー。
途中で出会う動物たちは、色んな形でモーの冒険を応援する。
フクロウじいさんやヤマガラ夫婦は旅に必要なものをくれたり、キタリスはあいさつの仕方を教えてくれたり、アライグマは美味しい料理をご馳走してくれたり。
星の輝く夜、朝露の煌めく朝、緑が揺れる昼。豊かな色の森を想像させられる、素敵な絵本でした。
エピローグの、モーが家に帰った時にお母さんにぎゅっと抱きしめられている時の表情が好き。
安心しきって無になっている顔が、かわいい。
-
Posted by ブクログ
すぐ読み終わってしまいました。
あまりかんがえずサラサラと読みすすめられ
それでいて ほぐれる感じ。
ゆるいタッチの あたたかな絵で
著者の日常や 今までの経験など
時々シニカルだったり さみしかったり 笑えたり。
「感動モノ!」「泣けるでしょ?」という感じがなく
ほどよく 力が抜けて とても読みやすかったです。
昔のテレビの話だったり
身内のお話があったり
著者やその周辺のコトを知らないとわからない部分もありますが そんなに気になりません。
おくりものにまつわる いろんなおはなし。
著者の 真面目な人柄が伝わってきますし
とっても良い本です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「大家さんと僕」からの大ファン
認知症と言う難しい問題に
優しい絵とアドバイスでほんわかさせてくれる
怒りっぽくなったり、物取られ妄想が出たりの
どうしてそうなるかを知っておくと対応が全然違って来ると思う
『食事が摂れない状態が続くと
モルヒネ様物質が放出されて
ふわふわと心地よく
苦しさも
不安も
恐ろしさも
感じなくなります
食事が摂れなくなるのは
生命に与えられた
最後の安らぎなのです
ただ見守るだけというのは
つらいことです
でもただ見守ることが
思いやりなのかもしれません』
この言葉に救われます
私も延命治療はせず、ふわふわと心地よく
旅立ちたいです
-
Posted by ブクログ
矢部さんの描くおじいちゃんおばあちゃんは、可愛らしい。全編ほっこりしながら読んだ。
私はまだ身内の介護を経験したことがない。この先経験することになったら、まずはじめにこの本を読み直したい。
モノを盗られたと思う気持ち、お家に帰ろうとする気持ち、何かが見える気持ち、いろんな気持ちに寄り添うちょっとしたアドバイスをしてくれる。看取りの考え方も。
とても優しいホンダ。
20231030
先日、母親がそんなことで?ということで腹をたてていた。あれは予兆なのかな?と気になっている。
2読め。
すこしぼんやりしがちな母にきつくあたってしまう。母の老に対して、認めたくないからだろうと思う。ちゃんと寄 -
Posted by ブクログ
放送作家の石原健次さんという方が書かれた本です。以前、極楽とんぼの加藤浩次さんが「正義の反対は相手の正義」と仰ってたのをきっかけに、物事を色々な角度から考える力が育つよう執筆されたそうです。
1話ごとに童話を取り上げ、読み解き、現代に活かす新解釈を見つける童話探偵が主人公です。
『北風と太陽』を現代に活かす新解釈
「自信と過信の境目を見誤らないように、
つねに冷静に自分の実力を見極めるべし!」
『梨売りと仙人』
「人は目の前の一部分だけを見て、どちらが正しいか、
正しくないかを決めてしまうことがある。
しかし、だれもが日々、いろんな出来事を積み重ねて、今がある。
目の前