矢部太郎のレビュー一覧
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矢部太郎『大家さんと僕』新潮文庫。
お笑い芸人の矢部太郎が描いた手塚治虫文化賞短編賞受賞の日常マンガ。
思いの外、笑えた。お笑い芸人の矢部太郎と言うと確かに容姿は面白いのだが、トークやギャグは非常に微妙であり、マンガがこれほど面白く、ほっこりするとは思わなかった。
今のこの殺伐とした時代だからこそ、こうしたほっこりするマンガは心の処方箋になるのだろう。
1階に大家の87歳になる上品なおばあさんが住む都内の木造2階建ての二世帯住宅の2階に住むことになったお笑い芸人の矢部太郎。たまにしか仕事の無い矢部は大家のおばあさんとランチに行ったり、伊勢丹に買い物に行ったりと大家と店子の関係を超えた交 -
Posted by ブクログ
ネタバレインタビュー記事をみて、矢部太郎さん知らない方だがなんかしっかりしている方だなと思い、巻末に番外編的にパレスチナのことを書いた、外国で漫才?をして笑わせる仕事でイスラエルとパレスチナに行った、ということで今の状況に、なにか書き下ろされたというのを読んでそこだけよみたいと思い手に取ったら、今ハマっているモンゴルの絨毯モンゴルの思い出からのスタートでなんかうまく出会った本だなと思って感動した。
シンプルな線と言葉でえがかれた漫画なのだが、読み終わるととても壮大な文章を読んだような奥行きを感じた。まさにモンゴル人の旅の人をもてなし歓迎するところから、見返りや次のアクションにその相手とはつながらない、 -
Posted by ブクログ
息子用に私の母が買ってくれた本。
まだ年長さんだから10歳からの本は早いんじゃないかと思いましたが、これは学校の教科書として使うべき素晴らしい本でした。
童話探偵ブルースが秘書のシナモンと一緒に童話を違った視点から読みといていくお話。
童話探偵とは世界の名作童話を読み解き現代に活かす新しい解釈を見つける探偵のことだそうです。
まず設定も面白い!
そして秘書のシナモンの成長が泣ける。。
読んだ後心がとても温かくなりました。
この本を読んで子供たちに心の豊かさを是非学んで欲しいです。
大人にもオススメです。
そしてこの本を買ってくれた母にありがとうと伝えたいです。 -
Posted by ブクログ
待つことが苦手になる。今まで通りを求めないのが大事。認知症になると頻繁に通帳を探す。こんなところにしまっておくと忘れると思うのだが、変更後に忘れてしまう。家電を買い替えると新しいものの使い方が覚えられず生活が立ち行かなくなることがある。ガス台は危ないので立ち消え安全装置がついたもの、もしくは電気タイプがおすすめ。
患者のわからないこと見当識障害を試すのはNG。むしろ情報を与えるコミュニケーションがよくて、孫の〇〇だよ、みたいなのがいい。
周辺症状、幻覚や徘徊、異常行動などは方っておいても一から二年で落ち着く。
グループホームは終の棲家と思って選ぼうとすると大変。いったん状況と家計にあったものを -
匿名
購入済みジャイキリ
他はあんまり興味なかったけど、ジャイアントキリングが表紙だったし久しぶりに掲載されていたから読んだ。面白い。買って良かった。
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Posted by ブクログ
ネタバレ大人の私でも、とってもためになる本だった。
若い頃からこんな思考で、物事を捉えることが出来ていたらもっと生きやすかっただろうな…社会に出る前に読んどきたかった。
今からでも遅くないよね(笑)
■印象に残った言葉
•正義の反対は、もうひとつの正義→色々な背景があるとは言え、お互いが相手の正義を想像できたら世界の争い事も…
•傷つけられた時:私には、この人が知らないすてきなところがたくさんあるとつぶやこう。そうすれば、人に何を言われようが不思議と気になくなるものだよ。
•自分のものさしにおさまらない人をおかしいと避難したり、笑ったりしては自分の成長も止めてしまう。自分の常識が全てではないことを知 -
購入済み
読みやすかった
具体的な事例が多く、とても参考になった。
実際問題としては、それぞれの実状に応じて
臨機応変に対応する必要があり
自分なりのやり方を見つけるしかないのだけれど
認知症によってどんなことが起こるのかの全体像が把握できて
少しだけ気が楽になったような気がする。