ミヒャエル・エンデのレビュー一覧

  • ロドリゴ・ラウバインと従者クニルプス

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    恥ずかしながら、初エンデ。
    子ども向けと、侮るなかれ!
    次から次へと起こるハプニングを、最後にサクッと回収してしまう小気味よさ。
    クスッと笑えたり、ホッコリしたり、終始楽しかった!
    文体もすごく好き。
    途中までがエンデが書き残したもので、残りは別の作家さんが描いたものなんですってね。
    最後まで違和感なかったです。

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    2022年11月17日
  • 魔法の学校 エンデのメルヒェン集

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    「モモ」で有名なエンデの作品。やはり児童向け文学は素晴らしい。「とうぜんですが」とエンデは言う。魔法のための学校があり、地下や屋根裏には別世界への扉があり、動物やこびとはおしゃべりします、と。いくつになっても、とうぜん!もちろん!と思える人間でありたい。

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    2022年10月13日
  • はてしない物語 下

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    あたしの名前をちゃんと呼んで
    身体を触って必要なのは必要なのは是だけ認めて

    思わず椎名林檎の罪と罰を引用しましたが、名前を失うとは自分を愛する者を失うということと同義なのかと思わされますね。
    それが罰だとしたら罪は何であったか。

    人は簡単に慢心するが、それが罪なのか。
    それともそれ故に友情を裏切ることが罪なのか。

    ともあれ、自分が見限り傷付けた相手によって貫かれた友情によって救われます。
    このアトレーユによる友情こそが、我々が学ばなければならないことでしょう。

    いやはや、しっかし、読み始めるまで気付きませんでしたね。
    何だか既視感あるなと読んでて思ってたんですが。。。
    子どもの頃に観た

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    2022年09月04日
  • はてしない物語 下

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    過去を忘れたものに未来はない。
    未来がないも者には望みがない。
    望みがないと愛することはできない。
    そこから抜け出すには、勇気や友情、信じる強さが求められる。
    これを読む私達にもそれができるかな?
    と問いかけられているような気がしました。

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    2022年06月12日
  • はてしない物語 上

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    冒険をしていく中で色んな人や動物に出会う
    お守りがあるから突き進むことが少年の強い気持ちもあったと信じたい
    少し難しかったが面白かった

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    2021年09月15日
  • ジム・ボタンの機関車大旅行

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    ミヒャエル・エンデといったら
    「モモ」や「はてしない物語」だけど、
    この作品が1番読みやすくて面白いとおもう。
    シリーズらしいのでこの後も読みたいなあ。

    なんでもありな話の流れと、
    機関車が喋る設定に海や砂漠の大冒険、
    かつ、誰も傷つかないラスト。
    まさに児童文学です。
    全部丸く収まるんだろうなあ、という安心感が大事。

    ミヒャエル・エンデの処女作とのこと。
    行き当たりばったりで書き続けた作品というが、
    その発想力に驚き。


    孤児のジムボタン、
    機関士ルーカス、機関車エマと3人組(?)は
    旅の途中で訪れた国で、その国の姫が誘拐されたという話を聞き、竜の国に囚われた姫を助けに行く、
    というス

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    2021年02月12日
  • ジム・ボタンの機関車大旅行

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    これが処女作と知って震えました。小学生のころにモモとはてしない物語は読んだのですが、これだけは未読だったのでワクワクしながら読み終えました。最後の竜の展開は素晴らしい!フクラム国の問題をどうするか、ずっと気になっていたので一安心です。フクラムという国名も伏線だったんだなあと思うとすごいとしか!(訳者さんのちょっとしたウィットですかね??)冒険の中に金言が散りばめられていて、モモと同じようなメッセージ性を感じました。

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    2014年05月10日
  • ジム・ボタンの機関車大旅行

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    エンデの本。今まで読んだことがなかったが、目にとまったので読んでみた。いろいろ示唆に富んでいるが、これを読んだ子供たちにどこまでが伝わるのだろうかと考えてしまった。不思議な冒険譚で終わってしまわないだけのものが力があるのか。自分が子供の頃に読んだとしたら、どうだったのかな?久しぶりに「モモ」や「はてしない物語」を読み返してみたくなった。

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    2013年04月12日
  • ジム・ボタンの機関車大旅行

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    ときどき意味深な言葉があり、社会への風刺が読み取れる。これが処女作とは信じられないほど。大人が読んでもしばし空想の世界に遊ぶことができる。

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    2011年12月22日
  • モモ

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    ホームレスな女の子の物語。
    お金はないが、時間は余るほどあり、話を聞くことが得意。
    時間に対する教訓が有名な作品だが、それだけでなく資本主義、全体主義に対する批判。
    お金や人間関係、自然や時間の使い方など様々な視点で描かれている。
    著者は1929年ドイツ生まれで、ナチスに反対し、共産主義活動に加わっていたとか。
    共感できる箇所も多いが、時間のない富裕層と時間のある貧しい人々が、やや極端な形で対比されていると感じた。
    モモやジジには憧憬を感じるが、自分がそうなったら幸福を感じるかは疑問。
    そういえば、昔インドに旅行に行ったときは、時間の流れがゆっくりに感じた。何もすることがなかったけど、最高に豊

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    2025年12月19日
  • モモ(絵本版)

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    内容 ミヒャエル・エンデの名作「モモ」の第一部を絵本化。聞き上手なモモと友人たち、特にベッポとのエピソードを取り上げる。
    感想 「時間どろぼう」との闘いが始まる前の「第一部」にフューチャーしているところが良い。本編の前段階とも言えるこの部分はつい読み飛ばしてしまいがちだが、ここだけでもひとつの物語にできるほどの魅力がある。原作への導入としても良いと思う。ただ、声に出して読んだ時の読みやすさや理解しやすさは、個人的には、原作の訳文の方がしっくりきた。

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    2025年12月14日
  • モモ

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    タイトルは知っているけれど、読んだことはなかった作品。戯曲音劇になる、その劇に好きな俳優さんが出演する…。どんな話か読んでみよう、と読みはじめました。

    大人になりすぎてから読んだせいか、序盤の子供の遊びの描写には退屈しました。しかし、後半は、時間を忘れるほどの面白さ!どのように舞台化するのか、楽しみです。

    さし絵もエンデ自身が描いていて、世界観が素晴らしい。エンデのお父さんはシュールレアリズムの画家、エドガー・エンデ。「時間」「夢」を描くのは、シュールレアリズムの影響か?

    絵が好きなので、表紙を部屋に飾っています。

    実は、古書店でバーコードのない古いハードカバーの本を買いました。ブック

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    2025年12月10日
  • モモ

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    ネタバレ

    物語全体が「時間とは何か」という問いに向き合っている。SNSやAIに触れることが当たり前になった今、つい"効率性"や"他者との比較"に振り回されてしまうが、この作品は立ち止まって自分の時間を取り戻すという、いまの時代ほど必要な姿勢を思い出させてくれる。忙しさを言い訳にしがちな人ほど、読んだあと心にくるものがある一冊である。
    一方で、ティーンズ向けなので、ひらがなが多く、普段から本を読む人からすると読みにくいと感じるかもしれない。

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    2025年11月27日
  • モモ

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    余暇が大事という話。1970年代に書かれたことを考えるとすごい。文章、というか翻訳文が読みにくかった。

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    2025年11月20日
  • モモ

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    ある少女の物語。
    相手の話を聞くこと。お気に入りのものを大事にすること。誰かの評価ではなく自分の物差しで生きること。1日1日を大切にすること。
    こどもだから、ではない。
    誰にでもできること。
    普通とか、当たり前とか、日常を、どれだけ大切だと思えるか。

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    2025年11月19日
  • モモ

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    ネタバレ

    久方ぶりに読書らしい読書を行い、小学生時代、そして高校生時代頃に冒頭で読む事を挫折した「モモ」に手を出した。
    しかしながらやはり、最初の100ページまで読むのがかなり苦慮するような気持になったのは果たしてまだ私の中で読みたいと言う気持ちが湧き起らなかったからか、もしくは私には既にその時から灰色の時間泥棒たちが気付いたらやってきており、楽しいという気持ちを無くさせてしまっているからだろうか。

    果たしてモモはいったい何者なのか、それは最後まで分からないし、何処から来たかも最後まで分からない。
    ただ分かるのモモはただそこにいて、相手の話をじっと聞いてくれる心の豊かさを持った、時間に「余裕がある小さ

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    2025年11月15日
  • モモ(絵本版)

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    「モモ」という名作があることを知り、この絵本を手に取った。原作のすべてを表現しているわけではないらしいが、今を見つめることの大切さを感じることができた。原作も読んでみたい。

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    2025年09月27日
  • モモ(絵本版)

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    詩のような絵本。
    押し付けがましくもなく、教訓じみた話でもなく。
    この本の中に登場するモモの話の聞き方と同じように近くに寄り添って座ってくれているような、自分の思索に耽ることができるような本。

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    2025年09月03日
  • モモ(絵本版)

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    町外れの劇場にやってきたモモ

    モモは静かに話を聞くことが得意
    話を途中で遮ることも自分の意見を言うこともなくただ黙ってその人の声に耳を澄ませる

    それができるのはわずかな人だけ

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    2025年07月30日
  • モモ(絵本版)

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    ミヒャエル・エンデの「モモ」の絵本版ということで読んでみたい。
    とにかく絵が綺麗、絵に引き込まれる。
    ペツボの
    「一度にその道路全部のことを考えちゃいけないんだ。ただ、次の一歩、次の息、次にほうきではくことだけを、考える。それをくりかえすんだ。そうすれば楽しくなってくるし、仕事もうまくいくんだよ」
    この言葉が心にぐっときた。
    長い目で見通すことも大事だが、今、目の前のことを一つ一つ、丁寧に片付けていくことの大切さに共感。
    手が出せていない原作の「モモ」も読んでみよ。

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    2025年01月26日