ミヒャエル・エンデのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
立て!アクション!ファイト!ジムボタンのように― 勇ましい主題歌がいつまでも記憶に残っていて、この本のタイトルを見た途端、ぱあっと小学生のころに見たアニメを思い出した。
でも1枚目のさし絵を見てびっくり。アニメで見たジムボタンと全然イメージが違う。
読み進めたら、さらに違いは歴然に。ジムボタンは黒人の男の子で、ジムのズボンが何回縫っても同じ所に穴があくので大きなボタンを縫いつけたのが名前の由来だって。ボタンパンチのボタンじゃないんだ(笑い)
でも、そんな違いなんかすぐ忘れるほど、ストーリーに入り込んでしまった。最大の理由は、ジムや機関士ルーカスといった登場人物が、すごくいいやつだってこと。 -
Posted by ブクログ
実はまだ読んでいなかった名作。やっと読みました。
昔、映画で見た時中盤までは面白くわくわくしながら見たのですが、ラストがどうしても納得できずモヤモヤ感が残ったのです。バスチアンの役割が腑に落ちなかったんですね。
そうしたらば、映画は原作の序盤部分しか映像化せず無理矢理終らせていたことが判明。なるほど本当の物語、バスチアンの物語はこれから始まるところだったのかと納得。
壮大な物語の中で主人公が出会う人々にもまた物語があることを示唆する「けれどもこれはまた別の物語」という一文に、物語世界のはてしない広がりを感じます。そのことが最終段階で意味を帯びてくることにも驚嘆させられます。いやもう本当に物 -
Posted by ブクログ
モモは、養老孟司さんが以前何かの書籍で紹介していたことをきっかけに読んだ。
素晴らしい作品だった。生きることとは、という核心に触れ、深く刺さる内容である。小学校高学年向けの児童文学ということもあり、全体的に平易で読みやすい表現が多い。しかしその一方で、物語の厚みや本質の深さは、むしろ大人にこそ向けられているように感じた。自分が小学生だった頃、この意味をどこまで掴み取れただろうかと考えさせられる。
時間を盗まれた大人たちは、客観的に見れば余裕を失い、「何のために生きているのか」と思わされる存在になっている。本作は、効率的に動くことが必ずしも正義ではないと教えてくれる。
現代では、AIの発達 -
Posted by ブクログ
あの有名なモモの絵本版。絵がとても美しい。
モモという名前の少女が野外劇場で暮らしながら、そこに来る人々の話に耳を傾け一緒に時を過ごす。
モモは人の話を聞く時に何かをたずねたり、口を挟むことなく、ただそこにすわって、注意深く、熱心に話を聞いているだけだった。モモからそうやって受容され続けることで、大人も子どもも動物までもみんな元気になっていく。そして自分が大切な唯一無二の存在だと気づく。モモはカウンセラーのような存在だと思いました。
時間に追われSNSが流行るこの世の中、こうやって大切な誰かの横に座ってじっくり耳を傾ける時間こそ尊く豊かなものだと教えてくれます。子どもたちにとってのモモで在