ミヒャエル・エンデのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
立て!アクション!ファイト!ジムボタンのように― 勇ましい主題歌がいつまでも記憶に残っていて、この本のタイトルを見た途端、ぱあっと小学生のころに見たアニメを思い出した。
でも1枚目のさし絵を見てびっくり。アニメで見たジムボタンと全然イメージが違う。
読み進めたら、さらに違いは歴然に。ジムボタンは黒人の男の子で、ジムのズボンが何回縫っても同じ所に穴があくので大きなボタンを縫いつけたのが名前の由来だって。ボタンパンチのボタンじゃないんだ(笑い)
でも、そんな違いなんかすぐ忘れるほど、ストーリーに入り込んでしまった。最大の理由は、ジムや機関士ルーカスといった登場人物が、すごくいいやつだってこと。 -
Posted by ブクログ
実はまだ読んでいなかった名作。やっと読みました。
昔、映画で見た時中盤までは面白くわくわくしながら見たのですが、ラストがどうしても納得できずモヤモヤ感が残ったのです。バスチアンの役割が腑に落ちなかったんですね。
そうしたらば、映画は原作の序盤部分しか映像化せず無理矢理終らせていたことが判明。なるほど本当の物語、バスチアンの物語はこれから始まるところだったのかと納得。
壮大な物語の中で主人公が出会う人々にもまた物語があることを示唆する「けれどもこれはまた別の物語」という一文に、物語世界のはてしない広がりを感じます。そのことが最終段階で意味を帯びてくることにも驚嘆させられます。いやもう本当に物 -
Posted by ブクログ
ネタバレ吉田篤弘さんのエッセイで紹介されていたので、読んだ作品。
児童文学としてかなり有名だが、これは本当に児童文学!?と驚くほど風刺が強く、70年代に書かれたとは思えないほど今の社会にぴったりと当てはまっていた。
時間を効率的に使おうと日々奔走し続けていると、心をすり減らして本来の豊かさを失ってしまう——という時間=心というメッセージがかなり深く響いた。
読んでいて「これは今の私たちの姿そのものでは?」と考えさせられる。
もう少し今この瞬間を生きてみよう、と自分の生き方を見つめ直すきっかけにもなった。
翻訳家のあとがきもとてもわかりやすく、作品のメタファーや想いを丁寧に解説してくれていて、もう一 -
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SNSやショート動画が当たり前になり、「時間を短縮すること」が重視される現代だからこそ、多くの人に読んでほしいと思える作品だった。何十年も前に書かれた作品でありながら、現代にも通じるテーマが描かれている。
現代では子どもたちもゲームやスマートフォンに囲まれ、自分で考えて遊ぶ時間や、人とゆっくり向き合う時間が少なくなっているように感じる。「忙しい」「時間がない」と過ごす毎日の中で、本当に大切な時間とは何なのかを改めて考えさせられた。
時間に追われる人の行き着く先と、時間にとらわれない人が持つ心の余裕との対比を静かに描き出す。読み終えて、自分もゆとりを持てる人でありたいと強く思わされた。 -
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小学校低学年のときに、寝る前に毎晩少しずつ親に読み聞かせてもらって、毎晩夢中になって話にのめり込んで、とっても大好きになった本。
この本を手に取ると、小さい頃の幸せな記憶が湧いてくる。
物語の中に入る、という冒険を主人公と一緒になってできる。
とてもわくわくする読書体験が出来る。これぞ読書の原体験だと思う。
その一方で、大人になってから読むと一層感じるのが現実世界へのメタファーがたくさん散りばめられていること。
想像力を失った世界や人間の姿が、私たちが生きる現実社会と重なって見える。
ただ楽しいだけの本じゃなくて、子どもから大人まで繰り返し読むことで、新しい世界を何度も見せてくれる -
Posted by ブクログ
50年以上前に書かれたというのが信じられないくらい、タイパ・コスパ重視な現代人にジワジワと染みる物語だと感じた。児童書だけど日々時間に追われてやるべきことに忙殺されているにこそ読んでほしい(そもそも本なんて読む時間がもったいないと思ってる可能性もあるけど)。私も途中挫折しそうになったけど、完読してよかった!と思えた。
私自身も、今でこそ読書や手帳やノートを書く時間は暮らしを豊かにする大切な余白の時間だと思ってるけど…数年前までは余白があると不安に感じたり、常に時間が足りない、お金も足りないという無力感に襲われることが多かったことを思い出した。←灰色の男たち(書籍の登場人物)を自分で作り上げて -
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Posted by ブクログ
今のわたしにとって、ベストタイミングな一冊。
児童文学書として昔から知っていたけれど、あらためて読みたいと思い購入。
ちょうど日本語訳版が出版されて50周年らしく、綺麗なオレンジ色のカバーが付いたものを購入した。
「時間」をテーマにした内容で、現代を生きる大人たちに捧ぐ本だと感じた。
わたしも口癖のように、「忙しい」「時間ができたらそのうち」を毎日言っている。
その毎日の中で、どうにか時間をやりくりして耐え凌いでいることも自覚あり。
しかしわたしだけでなく、大人も子どももみんな時間に追われて過ごしている方が多いと感じる。
ただ1番大事なことは、心のゆとりを持つこと。
小さな痩せっぽっちの孤 -
Posted by ブクログ
やっと読み終わった、モモ!
長い物語だから、他の本と並行しながら読んだ。
本書は児童書なので、個人的には平仮名が多いという点で終始読みづらさはあった。
ある程度内容を把握したくて絵本版を先に読んではいたが、かなり印象が違った!
絵本の方はモモは不思議に包まれたままだったし、ベッポの話が中心だったのに対し、原作はかなり深い内容だった。
時間とは何か?を問う物語。
時間や数字に囚われ、本当に大切なものを見失ってしまった現代人の目を覚ましてくれるような一冊。
この本が1973年に完成したとは驚きでしかない。
そして、あとがきにもあった通り、過去の話とも未来の話とも言える、というのがまたすごい。