ミヒャエル・エンデのレビュー一覧

  • ジム・ボタンの機関車大旅行

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    ファンタジックな登場人物に強く惹かれた。
    特に見かけ巨人のトゥートゥーさんは遠くから見るときだけ巨人という設定には、エンデの想像力の豊かさを感じた。
    あと話はしないけど擬人化されている機関車のエマにも、物語を通じて「あともう少しガンバレ!」と応援したい気持ちが芽生えてくる。

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    2018年07月28日
  • 魔法の学校 エンデのメルヒェン集

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    ネタバレ

    この本に入った短編を一つ一つの読み終えるたびあったかい気持ちになる。
    読者を引き込む文章力もあるんだけど、大人が読んでも童心に返させてくれる話の発想や言葉選びが素敵。
    基本的に子供が主役の話が多いんだけど、彼等をあたたかく見守り、時折光の方向に導いてくれる大人たちの目線もいいなと。

    個人的に一番最後の「オフェリアと影の一座」が好き。
    仲間にした影たちと舞台を開いて旅する道中で、「死」と出会うシーンは美しくも恐ろしいんだけど、死すらも迎え入れた先の結末がすごく救いと開放感に満ちてるというか。

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    2018年02月15日
  • ジム・ボタンの機関車大旅行

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    立て!アクション!ファイト!ジムボタンのように― 勇ましい主題歌がいつまでも記憶に残っていて、この本のタイトルを見た途端、ぱあっと小学生のころに見たアニメを思い出した。

    でも1枚目のさし絵を見てびっくり。アニメで見たジムボタンと全然イメージが違う。
    読み進めたら、さらに違いは歴然に。ジムボタンは黒人の男の子で、ジムのズボンが何回縫っても同じ所に穴があくので大きなボタンを縫いつけたのが名前の由来だって。ボタンパンチのボタンじゃないんだ(笑い)

    でも、そんな違いなんかすぐ忘れるほど、ストーリーに入り込んでしまった。最大の理由は、ジムや機関士ルーカスといった登場人物が、すごくいいやつだってこと。

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    2018年11月14日
  • はてしない物語 上

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    映画化もされたエンデの名作。本を読む少年とその本の内容と、二重の構造になっています。永遠のファンタジーですね。

    確固とした夢の世界が無いために、人間は戦争をはじめるという論理。揺さぶられました。虚言・妄想がファンタージェンの国(確かな夢の国)を滅亡へ向かわせ、さらにそのことが人間世界の退廃にも影響を及ぼすという悪循環。真っ当な夢・空想を失うと、想像力が妄想や虚言の方面へ助長し、その逆もまたしかりという話。太い芯の通ったファンタジー小説。

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    2025年04月14日
  • はてしない物語 下

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    実はまだ読んでいなかった名作。やっと読みました。

    昔、映画で見た時中盤までは面白くわくわくしながら見たのですが、ラストがどうしても納得できずモヤモヤ感が残ったのです。バスチアンの役割が腑に落ちなかったんですね。
    そうしたらば、映画は原作の序盤部分しか映像化せず無理矢理終らせていたことが判明。なるほど本当の物語、バスチアンの物語はこれから始まるところだったのかと納得。

    壮大な物語の中で主人公が出会う人々にもまた物語があることを示唆する「けれどもこれはまた別の物語」という一文に、物語世界のはてしない広がりを感じます。そのことが最終段階で意味を帯びてくることにも驚嘆させられます。いやもう本当に物

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    2023年10月28日
  • モモ

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    名著とは聞いていたが手に取ることがなかった一冊。知人が「子どもが小学生の間に読んで欲しい」と言ったことをきっかけに読むことに。コスパタイパ、似たような街並み‥本当の豊かさとは何か?ラストは鮮やかなアニメーションを見ているかのよう。いろいろな作品にも影響を与えているのだろう。

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    2026年04月25日
  • モモ

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    誰もが知っているような小説だけど、今まで読んだことがなかった。
    50年以上読み続けられているだけあり、ストーリーも表現も風刺も完璧だと思った。そして古さをほとんど感じさせない。
    やはり時の洗礼を受けてなお残っているものには価値がある。

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    2026年04月24日
  • モモ

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    子どもの時に読んで以来だったかな。言わずと知れた、エンデの「モモ」。そっか、こういう話だったのか。
    これが今から50年以上前の1973年に出版されたお話だなんて信じられないくらい、今の世界の姿と重ね合わせて読むことができるお話だった。そうか、人間はどの時代でも、やはり時間に追われて生きてきたのか…。

    今はデジタル化が進んで、すごいスピードで世界は動いているけど、人間がそのスピードについていこうとすると、やっぱり色んなものが失われているのかもしれない。灰色の男たちは、現代のテレビやスマホの存在に大喜びしながら、人間から時間を奪っているのかも。タイパっていく言葉も、彼らが知らないうちに浸透させた

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    2026年04月23日
  • モモ

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    ネタバレ

    名作枠、「時間」を主軸に人間としての在り方を問うてくる
    50年以上も前に、「急かされる社会」を描いていて、便利な機械の登場以前から、今みたいな悩みや懸念があったんだなと。予見できていたんだなと。

    当時の受け止められ方が気になりますね

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    2026年04月17日
  • モモ

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    対象が小学5・6年生とのことで、普段読む大人向け(?)の作品と比較すると情景描写の不足や、ご都合主義な展開は否めないが、それでも普遍的なテーマや、核心を突くような登場人物たちのセリフにはっとさせられる場面があった。

    モモの持つ力が「人の話をよく聞く」という点だけ、というのが秀逸で、昨今失われつつある見習うべき点かもしれない。
    また、敵対組織である灰色の男たち(men in grey)が、日本語訳で「灰」色と表現されているのは実態を捉えていて、「灰」にならないためにはどう生きるべきかという問題提起を、無意識に読者に投げかけているものと推察する。

    本作品が書かれたのは1973年頃とのことで、作

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    2026年04月11日
  • モモ

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    借りた本
    ファンタジーに挑戦
    ひらがなが多く、最初は読むのが大変だったけど、話が進むにつれて世界観に入ることができてスラスラ読めた
    効率性を求めて時間を節約するあまり、大切な人とふれあい想い合う時間を自ら排除してしまうという、現代社会を風刺している作品で面白かった
    カシオペイアかわいい

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    2026年04月06日
  • モモ

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    時間を金銭にリソース変換する資本主義社会を諷刺している。真面目というか説教臭さが前面に出過ぎていて物語としての面白さにやや欠けている印象。

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    2026年04月05日
  • モモ

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    モモは、養老孟司さんが以前何かの書籍で紹介していたことをきっかけに読んだ。

    素晴らしい作品だった。生きることとは、という核心に触れ、深く刺さる内容である。小学校高学年向けの児童文学ということもあり、全体的に平易で読みやすい表現が多い。しかしその一方で、物語の厚みや本質の深さは、むしろ大人にこそ向けられているように感じた。自分が小学生だった頃、この意味をどこまで掴み取れただろうかと考えさせられる。

    時間を盗まれた大人たちは、客観的に見れば余裕を失い、「何のために生きているのか」と思わされる存在になっている。本作は、効率的に動くことが必ずしも正義ではないと教えてくれる。

    現代では、AIの発達

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    2026年04月05日
  • 魔法のカクテル

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    ミヒャエル・エンデといえば、モモやはてしない物語が有名ですが、この「魔法のカクテル」も最高におもしろい!シンプルなストーリーなんですけど、猫とカラスがかわいいし、言葉遊びもユーモアがあって楽しくて、ぐいぐい物語の世界に引き込まれます。ファンタジー好きはきっとハマると思います!

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    2026年03月25日
  • はてしない物語 下

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    今まで読んだことがないストーリー。上巻とは全く異なり、人間臭く欲深い部分が露呈していく展開。最後まで読むと児童書ではあるが大人が手に取るべき本だと感じた。

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    2026年03月22日
  • はてしない物語 上

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    面白かった、ドイツファンタジー。
    誰の息子でもない者と、皆の息子。対になる2人の少年の物語。
    「本を閉じているあいだ、その中の物語はどうなっているのだろう?」
    読書そのものの物語、読後感も余韻が残る。

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    2026年03月09日
  • モモ

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    読書をしたことのない子供だったので、
    読んでみました。時間とは?という問いかけは
    現代社会でもあてはまります。
    子供の時に読みたかったです。

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    2026年03月09日
  • モモ(絵本版)

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    野外劇場に住んでいるモモは、みんなの話を聞くのが上手だ。

    みんな聞いてもらってるだけで、とても満足で前向きになる。

    話を聞くだけ…と言うが、それはとても難しい。
    誰にでもできるものじゃないと思う。

    絵本版になったモモの世界観を美しい絵で楽しめた。




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    2026年02月16日
  • 魔法のカクテル

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    エンデの本が好きです。新しいお話が出ているのに気がついたので早速読みました。
    モモとか果てしない物語みたいな重厚なテーマを期待していたのですが、むしろさらっとした子供向けのお話。

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    2026年01月31日
  • モモ(絵本版)

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    あの有名なモモの絵本版。絵がとても美しい。

    モモという名前の少女が野外劇場で暮らしながら、そこに来る人々の話に耳を傾け一緒に時を過ごす。
    モモは人の話を聞く時に何かをたずねたり、口を挟むことなく、ただそこにすわって、注意深く、熱心に話を聞いているだけだった。モモからそうやって受容され続けることで、大人も子どもも動物までもみんな元気になっていく。そして自分が大切な唯一無二の存在だと気づく。モモはカウンセラーのような存在だと思いました。

    時間に追われSNSが流行るこの世の中、こうやって大切な誰かの横に座ってじっくり耳を傾ける時間こそ尊く豊かなものだと教えてくれます。子どもたちにとってのモモで在

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    2026年01月11日