ミヒャエル・エンデのレビュー一覧

  • 魔法の学校 エンデのメルヒェン集

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この本に入った短編を一つ一つの読み終えるたびあったかい気持ちになる。
    読者を引き込む文章力もあるんだけど、大人が読んでも童心に返させてくれる話の発想や言葉選びが素敵。
    基本的に子供が主役の話が多いんだけど、彼等をあたたかく見守り、時折光の方向に導いてくれる大人たちの目線もいいなと。

    個人的に一番最後の「オフェリアと影の一座」が好き。
    仲間にした影たちと舞台を開いて旅する道中で、「死」と出会うシーンは美しくも恐ろしいんだけど、死すらも迎え入れた先の結末がすごく救いと開放感に満ちてるというか。

    0
    2018年02月15日
  • ジム・ボタンの機関車大旅行

    Posted by ブクログ

    立て!アクション!ファイト!ジムボタンのように― 勇ましい主題歌がいつまでも記憶に残っていて、この本のタイトルを見た途端、ぱあっと小学生のころに見たアニメを思い出した。

    でも1枚目のさし絵を見てびっくり。アニメで見たジムボタンと全然イメージが違う。
    読み進めたら、さらに違いは歴然に。ジムボタンは黒人の男の子で、ジムのズボンが何回縫っても同じ所に穴があくので大きなボタンを縫いつけたのが名前の由来だって。ボタンパンチのボタンじゃないんだ(笑い)

    でも、そんな違いなんかすぐ忘れるほど、ストーリーに入り込んでしまった。最大の理由は、ジムや機関士ルーカスといった登場人物が、すごくいいやつだってこと。

    0
    2018年11月14日
  • はてしない物語 上

    Posted by ブクログ

    映画化もされたエンデの名作。本を読む少年とその本の内容と、二重の構造になっています。永遠のファンタジーですね。

    確固とした夢の世界が無いために、人間は戦争をはじめるという論理。揺さぶられました。虚言・妄想がファンタージェンの国(確かな夢の国)を滅亡へ向かわせ、さらにそのことが人間世界の退廃にも影響を及ぼすという悪循環。真っ当な夢・空想を失うと、想像力が妄想や虚言の方面へ助長し、その逆もまたしかりという話。太い芯の通ったファンタジー小説。

    0
    2025年04月14日
  • はてしない物語 下

    Posted by ブクログ

    実はまだ読んでいなかった名作。やっと読みました。

    昔、映画で見た時中盤までは面白くわくわくしながら見たのですが、ラストがどうしても納得できずモヤモヤ感が残ったのです。バスチアンの役割が腑に落ちなかったんですね。
    そうしたらば、映画は原作の序盤部分しか映像化せず無理矢理終らせていたことが判明。なるほど本当の物語、バスチアンの物語はこれから始まるところだったのかと納得。

    壮大な物語の中で主人公が出会う人々にもまた物語があることを示唆する「けれどもこれはまた別の物語」という一文に、物語世界のはてしない広がりを感じます。そのことが最終段階で意味を帯びてくることにも驚嘆させられます。いやもう本当に物

    0
    2023年10月28日
  • モモ

    Posted by ブクログ

    タイパだのコスパだの、文春砲だのSNSだの右だの左だので時間をすり減らしている現代人こそがいま読むべき本だと切実に思う。

    0
    2026年07月18日
  • モモ

    Posted by ブクログ

    50年前の著作とは思えない。人の在り方、仕事の在り方を考えさせてもらった。児童文学だが大人こそ読むべき本だ。

    0
    2026年07月17日
  • モモ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    吉田篤弘さんのエッセイで紹介されていたので、読んだ作品。

    児童文学としてかなり有名だが、これは本当に児童文学!?と驚くほど風刺が強く、70年代に書かれたとは思えないほど今の社会にぴったりと当てはまっていた。
    時間を効率的に使おうと日々奔走し続けていると、心をすり減らして本来の豊かさを失ってしまう——という時間=心というメッセージがかなり深く響いた。
    読んでいて「これは今の私たちの姿そのものでは?」と考えさせられる。
    もう少し今この瞬間を生きてみよう、と自分の生き方を見つめ直すきっかけにもなった。

    翻訳家のあとがきもとてもわかりやすく、作品のメタファーや想いを丁寧に解説してくれていて、もう一

    0
    2026年07月17日
  • モモ

    Posted by ブクログ

    今まさにシステム化され、便利とされている世界だけど、日々我々はやることが増え、仕事家事、勉学、世の中にSNSをはじめとした時間泥棒が溢れ、便利になったのに人々の余裕が無くなって来ている現代人が読むべき著書だなぁと思いました。

    便利になれば余裕が生まれると思いきや昔より現代、未来はもっと皆が時間に追われて生活する羽目になりそうな予感ですが、人間にとって一番はやはり余裕や余暇だと改めて感じました。日本人は特に時間泥棒にやられているなと言う感想ですね。

    0
    2026年07月15日
  • モモ

    Posted by ブクログ

    1973年に書かれたみたいだけど、
    今の時代のことを表しているみたいだった。

    SNS, AI, 仕事, 色んなことに
    時間を奪われて、本当に大切なことを
    見失ってしまっていたかも。

    大切な人と過ごす穏やかな時間がほしい。

    0
    2026年07月13日
  • モモ

    Posted by ブクログ

    昔一度挫折しましたが、今回音読してみたらあっという間に読み終えました。
    教訓の主張が激しい作品はあまり好みではないものの、最終章は感動で胸がいっぱいになりました。

    0
    2026年07月13日
  • モモ

    Posted by ブクログ

    本好きの娘が小学6年のとき、読み応えのある本をと思ってリサーチして、エンデなら、果てしない物語を映画で見たこともあったなぁと購入。娘は、最高に面白いと絶賛して、あたりでしたが、父の私の感想はさほどでも。。歳のせい?ファンタジー色が好みじゃないから?かなぁ。中学生くらいの子供におすすめかな。

    0
    2026年07月12日
  • モモ

    Posted by ブクログ

    SNSやショート動画が当たり前になり、「時間を短縮すること」が重視される現代だからこそ、多くの人に読んでほしいと思える作品だった。何十年も前に書かれた作品でありながら、現代にも通じるテーマが描かれている。

    現代では子どもたちもゲームやスマートフォンに囲まれ、自分で考えて遊ぶ時間や、人とゆっくり向き合う時間が少なくなっているように感じる。「忙しい」「時間がない」と過ごす毎日の中で、本当に大切な時間とは何なのかを改めて考えさせられた。

    時間に追われる人の行き着く先と、時間にとらわれない人が持つ心の余裕との対比を静かに描き出す。読み終えて、自分もゆとりを持てる人でありたいと強く思わされた。

    0
    2026年07月10日
  • はてしない物語 上

    Posted by ブクログ

    小学校低学年のときに、寝る前に毎晩少しずつ親に読み聞かせてもらって、毎晩夢中になって話にのめり込んで、とっても大好きになった本。
    この本を手に取ると、小さい頃の幸せな記憶が湧いてくる。

    物語の中に入る、という冒険を主人公と一緒になってできる。
    とてもわくわくする読書体験が出来る。これぞ読書の原体験だと思う。

    その一方で、大人になってから読むと一層感じるのが現実世界へのメタファーがたくさん散りばめられていること。
    想像力を失った世界や人間の姿が、私たちが生きる現実社会と重なって見える。

    ただ楽しいだけの本じゃなくて、子どもから大人まで繰り返し読むことで、新しい世界を何度も見せてくれる

    0
    2026年07月06日
  • モモ

    Posted by ブクログ

    50年以上前に書かれたというのが信じられないくらい、タイパ・コスパ重視な現代人にジワジワと染みる物語だと感じた。児童書だけど日々時間に追われてやるべきことに忙殺されているにこそ読んでほしい(そもそも本なんて読む時間がもったいないと思ってる可能性もあるけど)。私も途中挫折しそうになったけど、完読してよかった!と思えた。

    私自身も、今でこそ読書や手帳やノートを書く時間は暮らしを豊かにする大切な余白の時間だと思ってるけど…数年前までは余白があると不安に感じたり、常に時間が足りない、お金も足りないという無力感に襲われることが多かったことを思い出した。←灰色の男たち(書籍の登場人物)を自分で作り上げて

    0
    2026年07月04日
  • ロドリゴ・ラウバインと従者クニルプス

    Posted by ブクログ

    テーマは恐れ
    ミヒャイル・エンデは3章までしか書いていないそうですが、実に20年後にはてしない物語の大ファンでもあった児童文学作家のヴィーラント・フロイントが物語を引き継ついだ。
    実際エンデはどう展開し、どう結末を迎えたのかはわからないけれど、ふたりの作家がいたからこそできた作品ならではの面白さがあると思う。
    読みやすく、わくわくするような展開で大人も子供も楽しめる。
    8月1日より日生劇場でミュージカルもされるようで、見てみたいな…
    挿絵や表紙、見開きも素敵なので飾るのにもぴったり。

    0
    2026年06月30日
  • モモ

    Posted by ブクログ

    時間を切り詰めようとすると、人生を豊かにするものという意味での時間がなくなるという皮肉
    これ本当に児童書?大人こそ読むべき

    0
    2026年06月29日
  • モモ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    オーディブル読書。
    有名だけど読んだことなかった。
    時間の使い方って人それぞれだけど、やっぱり余裕がないと何のための人生?ってなるよね。
    ベッポが、ベッポがぁあああモモのためにって泣ける。
    あと、そこはとなくコナン君が出てきてふふふってなる。高山みなみさんいいねぇ。

    0
    2026年06月29日
  • モモ

    Posted by ブクログ

    今のわたしにとって、ベストタイミングな一冊。

    児童文学書として昔から知っていたけれど、あらためて読みたいと思い購入。
    ちょうど日本語訳版が出版されて50周年らしく、綺麗なオレンジ色のカバーが付いたものを購入した。

    「時間」をテーマにした内容で、現代を生きる大人たちに捧ぐ本だと感じた。
    わたしも口癖のように、「忙しい」「時間ができたらそのうち」を毎日言っている。
    その毎日の中で、どうにか時間をやりくりして耐え凌いでいることも自覚あり。
    しかしわたしだけでなく、大人も子どももみんな時間に追われて過ごしている方が多いと感じる。
    ただ1番大事なことは、心のゆとりを持つこと。
    小さな痩せっぽっちの孤

    0
    2026年06月24日
  • モモ

    Posted by ブクログ

    やっと読み終わった、モモ!
    長い物語だから、他の本と並行しながら読んだ。

    本書は児童書なので、個人的には平仮名が多いという点で終始読みづらさはあった。

    ある程度内容を把握したくて絵本版を先に読んではいたが、かなり印象が違った!
    絵本の方はモモは不思議に包まれたままだったし、ベッポの話が中心だったのに対し、原作はかなり深い内容だった。

    時間とは何か?を問う物語。
    時間や数字に囚われ、本当に大切なものを見失ってしまった現代人の目を覚ましてくれるような一冊。
    この本が1973年に完成したとは驚きでしかない。
    そして、あとがきにもあった通り、過去の話とも未来の話とも言える、というのがまたすごい。

    0
    2026年06月10日
  • モモ(絵本版)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    モモの元の話は読んでない…。絵本なら簡単にわかるかなと期待して読んでみた。

    人の話をじっくり聞くのは大切な事……という話で終わってしまった。あれ?聞いてた話と違う。時間どろぼうが出てこなかったかなと思ったら、物語の最初だけらしい。
    人の話を聞くだけ。オチもない。少し残念。お友達二人、若いのと老人が出てきたけど、どっちがどっちだろうと思うくらいに特徴が頭に入ってこない。元の本はこの辺りもちゃんと分けて書いてあるのかな。

    元のお話を読もうと思う。

    でも、絵は綺麗。最後の星の中の絵は引き込まれてしまった。
    ごちそうさまでした。

    0
    2026年05月16日