ミヒャエル・エンデのレビュー一覧
-
アトレーユを疑いはじめるあたりからドキドキハラハラ。段々と記憶を失う設定とともに、ありのままの自分を受け入れてもらう経験をし直すバスチアン。
人がガラッと変わるには、膨大な時間と出来事が必要だとわかる。甘やかされること、とことん甘えることってどこかで必要なのだと思い知らされた。Posted by ブクログ -
恥ずかしながら、初エンデ。
子ども向けと、侮るなかれ!
次から次へと起こるハプニングを、最後にサクッと回収してしまう小気味よさ。
クスッと笑えたり、ホッコリしたり、終始楽しかった!
文体もすごく好き。
途中までがエンデが書き残したもので、残りは別の作家さんが描いたものなんですってね。
最後まで違和感...続きを読むPosted by ブクログ -
「モモ」で有名なエンデの作品。やはり児童向け文学は素晴らしい。「とうぜんですが」とエンデは言う。魔法のための学校があり、地下や屋根裏には別世界への扉があり、動物やこびとはおしゃべりします、と。いくつになっても、とうぜん!もちろん!と思える人間でありたい。Posted by ブクログ
-
過去を忘れたものに未来はない。
未来がないも者には望みがない。
望みがないと愛することはできない。
そこから抜け出すには、勇気や友情、信じる強さが求められる。
これを読む私達にもそれができるかな?
と問いかけられているような気がしました。Posted by ブクログ -
後半のアトレイユとのやりとり、ママが登場した幸せな時間、心配していたパパの反応のところでは泣きました...。初心と謙虚な気持ちは大切だなと思いました。映画も見てみたいな。Posted by ブクログ
-
ミヒャエル・エンデといったら
「モモ」や「はてしない物語」だけど、
この作品が1番読みやすくて面白いとおもう。
シリーズらしいのでこの後も読みたいなあ。
なんでもありな話の流れと、
機関車が喋る設定に海や砂漠の大冒険、
かつ、誰も傷つかないラスト。
まさに児童文学です。
全部丸く収まるんだろうなあ...続きを読むPosted by ブクログ -
こんな話だったとは、映画のイメージがどうしてもあったのでびっくりしました。
人間の欲望って怖い。エンデが何を言いたいのかすごく考えさせられる本でした。
子どもは素直に読んで楽しむのかもしれないけど、きっと読む人によって感じるものが全然違うんだろうなと思いました。Posted by ブクログ -
きっと今後も語り継がれる名作。
ファンタジー作品への最初の入り口としては最適だと思う。
現実と物語の間を行き来できて、様々な生き物が出てきて、信じられない光景が目に浮かぶ様はまさに不思議な世界を冒険しているよう。Posted by ブクログ -
これが処女作と知って震えました。小学生のころにモモとはてしない物語は読んだのですが、これだけは未読だったのでワクワクしながら読み終えました。最後の竜の展開は素晴らしい!フクラム国の問題をどうするか、ずっと気になっていたので一安心です。フクラムという国名も伏線だったんだなあと思うとすごいとしか!(訳者...続きを読むPosted by ブクログ
-
エンデの本。今まで読んだことがなかったが、目にとまったので読んでみた。いろいろ示唆に富んでいるが、これを読んだ子供たちにどこまでが伝わるのだろうかと考えてしまった。不思議な冒険譚で終わってしまわないだけのものが力があるのか。自分が子供の頃に読んだとしたら、どうだったのかな?久しぶりに「モモ」や「はて...続きを読むPosted by ブクログ
-
時間泥棒とは、自分の時間を奪う泥棒と思っていたが、自分の心の余裕のなさが時間を感じなくしているという、自分自身の心の問題だということに感銘をうけた。ただ奪われるのではなく、奪われるかどうかは自分次第。Posted by ブクログ