ミヒャエル・エンデのレビュー一覧
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怖いもの知らずのクニルプス、
盗賊騎士を名乗る、実は繊細なロドリゴラウバイン、
しっかり者で落ち着きがあり、勇敢なフィリッパ姫、
賢くて、人間の言葉を話せるオウム、ソクラテス、
気弱で環境の変化を好まない、フトッチョ夫婦、
王になりたいがために悪事を働く魔術師、ラバヌス、
メランコリーで憂鬱そうな文句ばかりのキリアン王、
個性的なキャラクターが登場します♡
もともと、私がこの本を読んだ理由は、表紙に目を惹かれたからと、ミヒャエル・エンデさんの本(途中からヴィーラント・フロイントさん)だったからです。
この物語のテーマは《恐れ》。
小さな男の子だけど怖いもの知らずなキャラクター
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大きい巨人だけど繊細で怖がりなキャラクターなど
見た目と性格が違う2人が、一緒にいるにつれて、お互いを変容させるお話です!
いままで読んだ物語の中で、イチオシなので、ぜひ読んでみてください♪ -
Posted by ブクログ
ネタバレいじめられっ子の主人公が本の中の世界を救い、大切なものを見つけて現実世界に戻る物語
この本の異質さ、素晴らしさは、主人公が強力な力を手にして世界を救った後に、大切なものを失い、取り戻すパートにあると思う
太っていてかっこよくもなく、いじめられている現実から、本の中の世界ではたくましくかっこいい姿に変身し、世界を救う、そんな物語の中に入ったら、元の世界に戻りたくなくなる、誰しもそんな気持ちには共感できるのではないだろうか
しかし、逃げ出したくなる現実の中にこそ、本当に大切なものがある
現実世界で自分の物語に向き合うとする主人公の決意は、子どもだけでなく大人になった私にも力を与えてくれた
自分が特に好きなのは、以下のセリフ
悪も善も、美も醜も、愚も賢も、すべてそなたにとっては区別はないのだぞ
これがこの本に流れているテーマと感じる
二項対立で価値判断しがちな世の中だが、実際にはそれは単にマジョリティの物差しに過ぎず、しかも時代とともに変わる
だからこそ、比較ではなく自分の物語を生きなくては、と思わせられる -
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梟書茶房という池袋にあるカフェで、生まれて初めてタイトルやあらすじを伏せた状態で購入した本。本の紹介が数行程度書いてあり、確か誕生日の番号に振られたものだった気がする。購入記録を振り返るとゆうに6年前、、よくもまぁここまであたためたなと。笑
十数年勤めた会社にほとほと嫌気が差してしまい、退職を決意し長め休暇をとっている現在ですが、このタイミングで読む気になったのもご縁を感じる。ベッポのように、自分の中のこだわりを大事に仕事をしていたのだけど、会社の方針や求められるスピードに自分がついていけなくなってしまった。自分を嫌いになっていく感覚、まさに灰色に景色が見えるかんじ。
幼い頃、死んだ顔をして満員電車に揺られる大人を見ていた違和感。就活時代、今が人生の最大だから楽しんでと寂しそうな顔をして話してくれた部活でお世話になった憧れのOBの先輩。趣味や余白を削った毎日なんてなんの楽しみもないよなぁと立ち止まるとわかるけど、必死に走ってたこの間までは、ここまでしっかり思いを巡らせられなかったろうな。
大人になった今、手にとり読むことができてよかった。ありがとうミヒャエルエンデ!
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年末年始によみました。この時期にぴったり!
わたしはハリーポッターが大好きで、魔法使いってそのイメージだったけど、
この本の魔法使いはハリーポッターを読む前の魔法使いってこんなんだったなあ!って感じの元祖魔法使い!
魔法のカクテルとはどんなカクテルなのか
なぜ大晦日にカクテルを完成させないといけないのか
この2つの設定が面白さの理由です。
カクテル作りの場面も原点の魔法ですごくわくわくしました!
しかもこのお話、魔法使いは主人公じゃありません。
魔法使いがカクテル作りをしている裏側で、
本当の主人公が、カクテルの完成を阻止しようと奮闘しているんですよね。
ふたつの場面の物語が分刻みで進んでいきます!
楽しく読めました! -
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ネタバレ会社の同僚と、エンデの話になった。私にとってエンデは、小5の頃に出会って夢中になって読み漁った思い出のある作家であるけれど、大人になって『モモ』を読み返して以来、疎遠になっていた作家でもあった。同僚が『はてしない物語』を絶賛している話を聞きながら、子供の頃、自分もバスチアンのように物置で本を開きながら本の世界に入って冒険できたらどんなにいいだろうと憧れたことを思い出し、本棚から久しぶりに引っ張り出して25年ぶりに読んでみた。
上巻はとても楽しくワクワクしながら頁をめくっていたのだが、下巻になって、読み進めるのが苦しくなった。バスチアンの姿に、自分自身を重ねてしまったのだ。誰かに認められたい、人から羨ましいと思われたい、美しくなりたい、賢くなりたい……。子供の頃はそんなことも考えず純粋に冒険譚を楽しんでいたと思う。でも大人になって、どれだけありのままの自分をそのまま認めて愛することが難しいか、知ってしまった今では、バスチアンの苦しみがより身に染みてしまった。そしてバスチアンが旅の終わりを迎え、生命の水にたどり着き、現実世界に帰ってくるシーンでは気づいたら自分のことのように泣いてしまった。私自身、今の自分自身を、ありのままに見つめて、愛せているだろうか?
確実に小5の私はそんなことを思わず読んでいたと思うが、それでもあの頃もこの本を読んでエンデにハマったのは事実で、あの頃ファンタジーエンを夢中に冒険してた少女が大人になって、同じ物語を全く違った目線で楽しむいい経験ができたと思う。今読み返してよかった本だと思う。
蛇足だがたまたまこの前に読んだ本がワイルドの『ドリアングレイの肖像』だったが、まさかの同じような題材の本(自分自身の内面に目を向ける本)を立て続けに読むことになり、本と本がリンクする不思議も久しぶりに。というよりもどちらも自分のお気に入りの本のため、自分の好みなのかもしれないが。 -
Posted by ブクログ
ネタバレファンタージエンに行ったバスチーユの物語。危うさを感じながらバスチーユの物語を読み進める。バスチーユの考えや判断がだんだん良くない方に傾いている不穏さが満ちてくる。スターウォーズのアナキンがシスに堕ちてしまうところに似て、苦しい。どうしてこうなってしまったんだろうと思ってももう戻れないところに来ている。しかも多くのことを忘れてしまっている。どうやって人間の世界に戻れるのかわからない。わからないままにどこへ向かえばいいのか、何をなせばいいのか、投げてしまいたくなるような世界。バスチーユとともに旅を続けるアトレーユとフッフールが最後は助けてくれるが、やや呆気なさも。あの辛い辛い辛いトンネル部分が面白さになる。