ミヒャエル・エンデのレビュー一覧

  • モモ
    ああ、〇〇する時間がない!!
    時間ってなんのことだろう?なんでなくなっちゃうのかな?時間をお金のように貯金して使いたいときに一気に使えればいいのに!!

    時間とは、生きるということ、そのものだから。人は生きている限り時間と共にある。

    時間というものを考える一冊。本作の主人公“モモ”のように時間は無...続きを読む
  • ロドリゴ・ラウバインと従者クニルプス
    原作+訳の素晴らしさで、とても読みやすかった!

    好きなことをして暮らす…性(しょう)に合った暮らしや、役割のあることの大切さについて、オウムのソクラテスが思索するのが楽しい。
  • 魔法のカクテル
    数十年ぶりに読んだ。カクテルが出来上がるまでの過程と途中で出てくる幻像、悪夢屋敷の精霊や妖怪たちの革命の様子が、ミヒャエルエンデのファンタジーを読んでるんだなあと思うわくわく感でいっぱいになりました。
  • はてしない物語 上
    大切なことが数えきれないほどたくさん詰まっている!
    ・私たちがファンタージエンは虚偽だと思うことで人間界も含めた2つの世界は救えなくなる。
    ・人間は虚偽に支配されやすく、そのために生き物の命がむごい形で利用されてしまう。
    ・虚無の吸引力はすごくて、狂って飛び込んでしまいたくなるけど、アトレイユは自分...続きを読む
  • ロドリゴ・ラウバインと従者クニルプス
     とても美しい本で手に取りたくなる一冊だ。表紙に描かれた、赤が印象的な装飾の美しい馬車。既に物語の中に引き込まれている。悪名高い盗賊騎士ロドリゴ・ラウバインに憧れて、クニルプス少年が従者にしてほしいと押しかけて来るのだ。突然息子が行方不明になり、慌てる人形劇団のフトッチョ夫妻、静かな一人暮らしを邪魔...続きを読む
  • はてしない物語 上
    エンデの「モモ」を読んだ時、見えないものだけど大切なものを感じたんだけど、このはてしない物語も同じ。あるけどないもの、聴こえるけど、見えないもの、たくさんのそんなものに囲まれて、ファンタージェン国は出来ている。アトレーユの冒険で見事に、バスタチアンが本の世界に入ってきた。ワクワクドキドキが止まらない...続きを読む
  • はてしない物語 下
     大人になってから読み終えましたが、夢中になって読み終えました。万物の創生者になった主人公。しかし、代わりに自分自身を徐々に失い、物語に侵食される様に、どのような終わりを迎えるのか気になりながら読んでいました。
     結果、とある結末で物語を終えたのですが、自分は自分でいいということ。そして、何より自分...続きを読む
  • ロドリゴ・ラウバインと従者クニルプス
    また大好きな1冊に出会えました*.°
    ページをめくる度にどきどきわくわくして、どの登場人物もおもしろくて、ミヒャエル・エンデの世界は本当に楽しい
  • ロドリゴ・ラウバインと従者クニルプス
    お話の世界にどっぷりつかれる児童書。装丁、イラストもお話の世界観にぴったり。
    児童書とはいえ、大人もこの贅沢な物語の世界を十分に堪能できる内容でした。
  • ロドリゴ・ラウバインと従者クニルプス
    junaidaさんの絵、ストーリー、キャラクター、どれも素晴らしいですが、木本栄さんの翻訳が大きな役割を果たしていると思います。
  • ロドリゴ・ラウバインと従者クニルプス
    junaidaさんの表紙に惹かれて読んだ本。
    挿絵も物語のイメージを広げるのにとても良い。(単色だから、邪魔することもない)
    ミヒャエルエンデの書き残しに追記して完成された物語。
    1人1人が愛すべきキャラクタで、思わず応援したくなる。
    10歳くらいになれば楽しめそうな物語。
  • モモ

    時間どろぼうを倒せ!

    「時間どろぼう」なる怪人の秘密結社と浮浪児モモの戦い。70年代ドイツの児童文学として、なかなかの傑作だと思う。
    モモは直接戦うすべを持たないが、超常的な能力を持つ存在が手を貸すことにより逆転への道が開ける。
    時間の人生哲学を優しくレクチャーしてくれる内容。
  • はてしない物語 上
    映画が好きで、そこから本に入る。
    映画では描ききれなかったストーリーや描写に引き込まれた。下巻を読むのが楽しみ。
  • はてしない物語 上
    「本を読んだ」という感覚をこれほど鮮明に覚えている本は他にない。
    おそらく、これほどの厚みの本格的な本を読んだのが初めてだったのだろう。
    本の中に入り込むという設定も相まって、今でもこの本を見かけると不思議な感覚を覚える。

    しかも何故か父が、当時飼っていた犬の名前に本の中の主人公の名前「バスチアン...続きを読む
  • はてしない物語 下
    はてしない物語を貸した学生から感想とともに返ってきた。「まず、本を貸していただき本当にありがとうございました。たくさんの感想がありますがやはり本の概念を壊すという言葉がピッタリの本であり、自分の世界観を変える素敵な物語であったと感じております。そしてお借りさせていただいた本なのですが、長い間お借りし...続きを読む
  • はてしない物語 上
    はてしない物語読んだ。これはすごい。物語についての物語であり読書についての読書であり人間についての人間であり冒険についての冒険でありフィクションについてのフィクションであり、本についての本であった。上も下もよかった。じつはこの少年文庫本でなくエンデの全集本で読んだ。色分けされた印刷。最高だ。
  • ジム・ボタンの機関車大旅行
    子どもの頃に繰り返し読んだ名作シリーズ

    もう好きすぎてジムボタンで育ちすぎて、ついに買ってしまった原文Jim Knopf und Lukas der Lokomotivführer 完読できるのだろうか…
  • 魔法のカクテル
    よく翻訳できたなとびっくりするぐらい、いろんな不思議な言葉が出てきて、そのリズムと遊びに夢中になって読みました。子供のときにこの本に出会ってたら、もっと夢中になっただろうなと思います。
    そして、単に猫好きなせいかもしれないけれど、マウリツィオが可愛くて可愛くて。ざひ、我が家の宮廷恋愛歌手になってほし...続きを読む
  • はてしない物語 下
    原作を読むのをキッカケに、久々に映画を観た。
    それで初めて、映画の題材になったのは上巻のみで、下巻のほとんどは知らないストーリーだと分かった。
    上巻と下巻はガラリと印象が変わる。上巻がアトレーユの物語なら下巻はバスチアンの物語だ。
    バスチアンがアウリンによって万能の力を手にし、望むものは何でも叶えら...続きを読む
  • ジム・ボタンの機関車大旅行
    文章にするのが難しい。とにかくすごい本でした。

    まず、最初から最後までワクワクしっぱなしです。
    ジム達が危機をどう乗り越えるのか、まるで一緒に冒険をしているかのように感じます。

    次に、簡潔です。一つ一つの出来事が短くかかれているので、読んでいて飽きる間がありません。

    登場人物も魅力的です。それ...続きを読む