ミヒャエル・エンデのレビュー一覧

  • モモ

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    児童文学のカテゴリーに入りますが、むしろ大人の皆こそ、読むべき名作だと思います!
    自分は中学1年の時に「モモ」を学校の図書室で読み、社会人になってから再読しました。
    現代人はどうしてこんなに時間に余裕がなく忙しいのか?
    仕事や趣味に費やす時間、友達や家族と過ごす時間など、何にどのくらい時間を費やすかはその人次第であって、一律に同じように時間を使っているということは無い。
    こうあるべき、という社会からのプレッシャーを受けることなく、自分なりのペース配分で生活していくことが何よりも幸せだと思わされる一冊だと思います。

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    2026年09月21日
  • はてしない物語 下

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    文庫版下巻は、本の世界に飛び込んだバスチアンの冒険譚でした。ふとっちょの弱気な男の子が見目麗しい姿に変わり、ファンタジーエンの英雄になっていく。光と影の織りなす冒険を乗り越えた少年は、以前よりも逞しく心豊かな少年へ成長していた。すべては心の在りかたなのだな、と子ども達にも大人にも気づかせてくれる名作でした。
    単行本は装丁が美しいし、こちらの文庫版は文字が大きく子どもでも読みやすいという点と、上下巻同時に購入しても単行本よりずっと安価なのが利点かな。歳月を経ても、保管がし易いのは単行本でしょうか。

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    2026年06月25日
  • はてしない物語 上

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    ファンタジー作品はあまり手に取ってこなかったから読み進められるか少し不安はあった
    けれど杞憂だった
    気がついたら1日で(上巻)を読み終えてしまった
    (下巻)も楽しみ

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    2026年06月14日
  • ロドリゴ・ラウバインと従者クニルプス

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    怖いもの知らずのクニルプス、
    盗賊騎士を名乗る、実は繊細なロドリゴラウバイン、
    しっかり者で落ち着きがあり、勇敢なフィリッパ姫、
    賢くて、人間の言葉を話せるオウム、ソクラテス、
    気弱で環境の変化を好まない、フトッチョ夫婦、
    王になりたいがために悪事を働く魔術師、ラバヌス、
    メランコリーで憂鬱そうな文句ばかりのキリアン王、

    個性的なキャラクターが登場します♡
    もともと、私がこの本を読んだ理由は、表紙に目を惹かれたからと、ミヒャエル・エンデさんの本(途中からヴィーラント・フロイントさん)だったからです。

    この物語のテーマは《恐れ》。
    小さな男の子だけど怖いもの知らずなキャラクター
              &
    大きい巨人だけど繊細で怖がりなキャラクターなど
    見た目と性格が違う2人が、一緒にいるにつれて、お互いを変容させるお話です!



    いままで読んだ物語の中で、イチオシなので、ぜひ読んでみてください♪

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    2026年04月29日
  • ジム・ボタンと13人の海賊

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    もちろん前作からの続きなので前作を読まないと話が分からないが、大人も子供も楽しめる本。
    荒くれ13が嵐の目を沈めることにした際に、「君たちは僕たちのために自分の国を沈める、だから僕たちもその危険を分かち合いたいんだ」
    と言うシーンはジムの王としての素質を示していると感じた。
    全てがハッピーエンドの後味の良い本。

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    2026年04月18日
  • ジム・ボタンの機関車大旅行

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    意外とのめり込んで読んでしまった。
    今では人種差別!と避難されかねない表現や挿絵が入っている。
    ミヒャエルエンデが思いつくままに綴った作品
    竜との最後のシーンが良かった
    ジムボタンがおばさんに宛てて書いた手紙の挿絵が可愛い

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    2026年04月03日
  • はてしない物語 上

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    読んでいなかった名作。きっと文体が古くて読みにくいんだろうな、と覚悟して読んでみる。全然読める。むしろ、止まらない。一気に読み切った。

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    2026年03月04日
  • はてしない物語 下

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    ネタバレ

    いじめられっ子の主人公が本の中の世界を救い、大切なものを見つけて現実世界に戻る物語
    この本の異質さ、素晴らしさは、主人公が強力な力を手にして世界を救った後に、大切なものを失い、取り戻すパートにあると思う
    太っていてかっこよくもなく、いじめられている現実から、本の中の世界ではたくましくかっこいい姿に変身し、世界を救う、そんな物語の中に入ったら、元の世界に戻りたくなくなる、誰しもそんな気持ちには共感できるのではないだろうか
    しかし、逃げ出したくなる現実の中にこそ、本当に大切なものがある
    現実世界で自分の物語に向き合うとする主人公の決意は、子どもだけでなく大人になった私にも力を与えてくれた

    自分が特に好きなのは、以下のセリフ
    悪も善も、美も醜も、愚も賢も、すべてそなたにとっては区別はないのだぞ
    これがこの本に流れているテーマと感じる
    二項対立で価値判断しがちな世の中だが、実際にはそれは単にマジョリティの物差しに過ぎず、しかも時代とともに変わる
    だからこそ、比較ではなく自分の物語を生きなくては、と思わせられる

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    2026年03月01日
  • はてしない物語 上

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    ミヒャエル・エンデのあまりにも有名な物語。上巻はここで終わるのか。1979年発表の作品とあるが、どうしてこんなにワクワクした作品が書けるんだろう…。書評は下巻にて。

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    2026年02月09日
  • モモ

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    梟書茶房という池袋にあるカフェで、生まれて初めてタイトルやあらすじを伏せた状態で購入した本。本の紹介が数行程度書いてあり、確か誕生日の番号に振られたものだった気がする。購入記録を振り返るとゆうに6年前、、よくもまぁここまであたためたなと。笑

    十数年勤めた会社にほとほと嫌気が差してしまい、退職を決意し長め休暇をとっている現在ですが、このタイミングで読む気になったのもご縁を感じる。ベッポのように、自分の中のこだわりを大事に仕事をしていたのだけど、会社の方針や求められるスピードに自分がついていけなくなってしまった。自分を嫌いになっていく感覚、まさに灰色に景色が見えるかんじ。

    幼い頃、死んだ顔をして満員電車に揺られる大人を見ていた違和感。就活時代、今が人生の最大だから楽しんでと寂しそうな顔をして話してくれた部活でお世話になった憧れのOBの先輩。趣味や余白を削った毎日なんてなんの楽しみもないよなぁと立ち止まるとわかるけど、必死に走ってたこの間までは、ここまでしっかり思いを巡らせられなかったろうな。

    大人になった今、手にとり読むことができてよかった。ありがとうミヒャエルエンデ!

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    2026年09月19日
  • ロドリゴ・ラウバインと従者クニルプス

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    おそれについて
    前向きなおそれと
    後ろ向きなおそれがあるわけで、
    わたしが怖い、と思って踏みとどまってきたものは、勇気がなかったのか、それとも後ろめたさだったのか。
    クニルプスのように、ロドリゴのように、おそれを乗り越えたい。

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    2026年01月16日
  • モモ(絵本版)

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    ✾モモ(絵本版)
    ✾文:ミヒャエル・エンデ
     訳:松永美穂氏
     絵:シモーナ・チェッカレッリ
    ✾光文社

    ーーーーーー

    “時間とは、いのちだからです。そして、いのちは心にやどっているのです。”

    時間の大切さ。

    “小さなモモがだれよりも得意だったのは、ほかの人の話を聞くことでした。
    ほんとうによく話を聞けるのは、ごくわずかな人だけです。”

    聴くことの大切さ。

    この絵本には、
    大切にすることが詰まってる。

    ーーーーーー

    モモのように素敵な少女に出逢い。

    そして、モモのような素敵な人になりたいんだ。

    絵本版の美しいモモの世界を味わいましょう✧

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    2026年01月07日
  • 魔法のカクテル

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    年末年始によみました。この時期にぴったり!
    わたしはハリーポッターが大好きで、魔法使いってそのイメージだったけど、
    この本の魔法使いはハリーポッターを読む前の魔法使いってこんなんだったなあ!って感じの元祖魔法使い!
    魔法のカクテルとはどんなカクテルなのか
    なぜ大晦日にカクテルを完成させないといけないのか
    この2つの設定が面白さの理由です。
    カクテル作りの場面も原点の魔法ですごくわくわくしました!
    しかもこのお話、魔法使いは主人公じゃありません。
    魔法使いがカクテル作りをしている裏側で、
    本当の主人公が、カクテルの完成を阻止しようと奮闘しているんですよね。
    ふたつの場面の物語が分刻みで進んでいきます!
    楽しく読めました!

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    2026年01月06日
  • はてしない物語 下

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    有名な映画の1では描かれていない部分。
    続編の第2章では映像化されてるのかな?
    見る前に予断なく読む方がいいかな。
    エンデと製作スタッブが揉めたのは有名な話。
    基本的にいい映画だと思うけどね。
    作者的には伝えたい事が変わってしまうと思ったんだと思います。
    何度でも読み返せる物語だと思います。
    なるべく早く最初の1回目を読むと良いんじゃないかな。

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    2025年12月03日
  • はてしない物語 上

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    映画は映画で良いと思う。
    ただ、メッセージは原作から正しく受け取ってほしい。
    映画を見た人にも、これから読む人にも。
    大まかに言えば上巻は映画の1の範囲かな。
    映画の1しか見てないなら下巻、物語の後半は知らない事に。
    多くの人に手にしてほしい本です。

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    2025年12月01日
  • はてしない物語 下

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    ネタバレ

    会社の同僚と、エンデの話になった。私にとってエンデは、小5の頃に出会って夢中になって読み漁った思い出のある作家であるけれど、大人になって『モモ』を読み返して以来、疎遠になっていた作家でもあった。同僚が『はてしない物語』を絶賛している話を聞きながら、子供の頃、自分もバスチアンのように物置で本を開きながら本の世界に入って冒険できたらどんなにいいだろうと憧れたことを思い出し、本棚から久しぶりに引っ張り出して25年ぶりに読んでみた。
    上巻はとても楽しくワクワクしながら頁をめくっていたのだが、下巻になって、読み進めるのが苦しくなった。バスチアンの姿に、自分自身を重ねてしまったのだ。誰かに認められたい、人から羨ましいと思われたい、美しくなりたい、賢くなりたい……。子供の頃はそんなことも考えず純粋に冒険譚を楽しんでいたと思う。でも大人になって、どれだけありのままの自分をそのまま認めて愛することが難しいか、知ってしまった今では、バスチアンの苦しみがより身に染みてしまった。そしてバスチアンが旅の終わりを迎え、生命の水にたどり着き、現実世界に帰ってくるシーンでは気づいたら自分のことのように泣いてしまった。私自身、今の自分自身を、ありのままに見つめて、愛せているだろうか?
    確実に小5の私はそんなことを思わず読んでいたと思うが、それでもあの頃もこの本を読んでエンデにハマったのは事実で、あの頃ファンタジーエンを夢中に冒険してた少女が大人になって、同じ物語を全く違った目線で楽しむいい経験ができたと思う。今読み返してよかった本だと思う。
    蛇足だがたまたまこの前に読んだ本がワイルドの『ドリアングレイの肖像』だったが、まさかの同じような題材の本(自分自身の内面に目を向ける本)を立て続けに読むことになり、本と本がリンクする不思議も久しぶりに。というよりもどちらも自分のお気に入りの本のため、自分の好みなのかもしれないが。

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    2025年11月09日
  • はてしない物語 上

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    小3の時、虫垂炎になって、担任の先生がお見舞いにくれた本。
    当時は読み終わるのに必死だった記憶があるけど、今回は終わってほしくないと思いながら没頭してしまった。
    今なら先生が大好きな本と教えてくれた意味がわかるな。

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    2025年11月04日
  • はてしない物語 下

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    ネタバレ

    ファンタージエンに行ったバスチーユの物語。危うさを感じながらバスチーユの物語を読み進める。バスチーユの考えや判断がだんだん良くない方に傾いている不穏さが満ちてくる。スターウォーズのアナキンがシスに堕ちてしまうところに似て、苦しい。どうしてこうなってしまったんだろうと思ってももう戻れないところに来ている。しかも多くのことを忘れてしまっている。どうやって人間の世界に戻れるのかわからない。わからないままにどこへ向かえばいいのか、何をなせばいいのか、投げてしまいたくなるような世界。バスチーユとともに旅を続けるアトレーユとフッフールが最後は助けてくれるが、やや呆気なさも。あの辛い辛い辛いトンネル部分が面白さになる。

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    2025年10月28日
  • はてしない物語 上

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    ネタバレ

    何度も読みかけては、中々読みきれなかった名作をようやく読むことができた。
    表紙絵や扉絵を見ながら、ファンタージエンの世界に入って行った。アトレーユの冒険の旅は途方もなくて何をどう目指せば良いのかわからない。それでも導かれる道を信じて進む姿を祈るように見守った。幸の竜、フッフールが最高の相棒で頼もしかった。
    たまに現実に戻る感じもリアルで良かった。

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    2025年10月28日
  • はてしない物語 下

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    上からの下は心の底からワクワクしました。望みを叶えるごとに自分を失っていくバスチアンが見てられなくなってくるのですが、最後の最後でこの本のテーマ「本当に大切なもの」に気づいた瞬間に、この本が私にとって特別な本になりました。結末がとても良いです。

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    2025年10月13日