ミヒャエル・エンデのレビュー一覧
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なんと初出は1979。私が読んだのは1988年13歳、以来の再読、きっかけをくれた息子に感謝の大感動でした。これは、、、、記憶は前半のアトレーユがバスチアンを探索するところまでしかなかったけど、後半のバスチアンの冒険こそが主題なんだなと。ダークサイドに落ちて支配者になろうとし、叛乱を起こされて(しかもアトレーユ軍との戦い!)とか本当にマジな話で驚きながらの後半でした。そしてラストは、、、大人、特に息子の父となって読めて本当に良かった、死ぬまでに再読出来て良かったと心から思いました。願わくば、本物の『はてしない物語』、ハードカバーで読みたかった!
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ミヒャエル・エンデ『モモ』絵本版。
ある町のはずれにいつの間にか住み始めた風変わりな小さな女の子、モモ。最初は町の皆は怪しいと思い用心していたが、その内にたくさんの人たちがモモに会いに来るようになった。小さなモモがだれよりも得意だったのは、ほかの人の話を聞くこと。そんな聞き上手なモモには、たくさんの友達の中で、特に親しい友達が二人いた。
「聞くこと」に特化して描かれている。
モモのお話が全て描かれているわけではなく、一部分に焦点を当てた絵本でした。
お話を全く知らない低学年児の導入としては難しく思えましたが、一通り読み聞かせをきちんと聞いていたように思います。いつか原作を知った時に思い出す一冊になるのかなあと思いました。
学校で習った高学年児には、絵が描かれていて良かったようです。
モモのお話をなんとなく知っているだけの私には、あれ?時間泥棒の話は?と拍子抜けてしまい、ちゃんと原作を読んでみようという気になって逆に良かったように思えます。
全く作品を知らない子よりは、多少内容を知っている子向けであり、文字が多く描写が難しいので高学年以上向けかと思います。 -
Posted by ブクログ
本作の冒頭で、主人公の少年・バスチアンが「はてしない物語」をじっと見つめたときの彼のつぶやきは、本が好きな人なら誰でも一度は感じたことがあると思う。こんなに夢中になれる世界が、両手に収まるサイズに綴じられた「本」のなかに広がっているなんてすごいことだ。
物語の舞台となるファンタジーエン国を救うために選ばれた少年・アトレーユが、国をおかす「虚無」の原因をつきとめるべく、勇気と誠実な心をもって冒険をする。不思議であふれるファンタジーエンの景色や生き物が生き生きと、正体不明の虚無がじわりと迫る恐怖とともに描かれ、それを読み手であるバスチアンを通して私たちも物語の世界を体験する。
物語の世界と読み手の世界が交互に語られ、導かれるようにして世界が重なっていく上巻ラストの描写がどきどきぞわぞわする。一刻も早く下巻が読みたい。 -
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ネタバレ『物語は新しくても大昔のことを語ることができるのです。過去は、物語と共に成立するのです。』
『望みって、どこから起こってくるんだろう?望みって、いったいなんなんだろう?』
ファンタージエン国で過ごす中で、
人のため、自分のため、望みを叶えながら、
自分を失っていくバスチアン。
シュラムッフェンのことば。
『おれたちゃ命令がほしいのさ!指図してもらいたいのさ。強制してもらいたいのさ。禁止してもらいたいのさ!おれたちゃ、なんか意味のある生き方をしたいのさ!』
自分で考えるより、指示されたこと、良いと言われることををきちんとやっていると思えること、あるいはしてはいけないと言われることをしていないことの方が、楽なのかもしれないな。自分の生き方を、『正しいかどうか』という外からの見方で測れるから。
自分で考え選んで生きていくことって、
自己責任が伴うからつらいことでもあるし、
だからこそ自由で、とても幸せなことでもあるんだなぁと気付かされる。
バスチアンが全て失ってから気づいた
心からの願い。
あるがままに愛されたい。
誰かを愛したい。
これが少年文庫か...。
多分、大人になってから読んだ方が深く読み取れるけれど、子供の時に読んでいたら、大人になっても心に残ってる一冊になっていたと思う。ちょっとくやしい。笑 -
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いじめられっ子のバスチアンは、いじめっ子たちから逃げるために飛び込んだ古本屋で一冊の本と出会う。本の中では勇者アトレーユが国を救うために旅を続けていたが……→
子供の頃にテレビで見た「ネバーエンディングストーリー」の原作だろうな?という気軽な感じで手に取ったんだけど……全然ちがーう!!あの映画は上巻にオリジナルエンディングをつなげた感じ?みたいで、物語としては序章やんってなった。
たぶん、これは下巻が本番。上巻は王道の冒険ファンタジーで
下巻がガチのガチなんよ(何が?と言われるとわからんが笑)
私はもうね、アイゥオーラおばさまと出会えただけでね、この物語を読んでよかったって思えたよ。おばさまの言葉は泣く!!人生後半戦の大人に響くぅぅぅー!!
児童書なんだけど、大人が読むともっと良いよこの物語は。ヤバい。 -
Posted by ブクログ
本の中の世界、ファンタージエン国に飛び込んだバスチアン。彼は、望みが叶うメダル「アウリン」を用いることで大切なものを失いながら、やがて自分が真に欲することー「真の意志」ーを見つけていく。
だれかを愛することができるということが生きる悦びであり、それこそがこの世界をよくしていくものなのだというメッセージが伝わってくるクライマックスがすばらしかった。
だれかを愛することができたら、バスチアンのように、あるがままの自分でありたい、もうほかのものにはなりたくないと思えるようになる。生きていく悦びを感じることができる。自分はきっと、少し前までは「?」だったと思うけど、愛している妻や息子がいる今はなんとなくわかるような気がする。愛することができるということを、かけがえのないことだと噛みしめながら生きていくことができたらいいな。
バスチアンは、愛をうけたことで誰かを愛したいと思うようになった。だから、その誰かが愛をうけることで、また他のだれかを愛したいという思いが芽生えるというふうに、愛は果てしなくつながっていくんだと思う。
幼なごころの君のおしるし「アウリン」をもったことによって、バスチアンがさまざまな「望み」を叶えていく。人間は本当にさまざまな望みをもっているけど、それらの多くは表面的な望みで、叶えると何かが失われてしまうようなものだということに、バスチアンの姿を通して気づいていけるというところも面白かった。