ミヒャエル・エンデのレビュー一覧

  • モモ

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    購入済み

    何回か読んでいます

    自身が小学生時代に初めて読み、こどもにも読み聞かせしております。
    今回読書感想文を書くにあたり手元に本がなく図書館でも貸出中だったため、初めて電子書籍で読ませて頂きました。電子書籍には苦手意識がありましたが、嵩張らず、文字も見やすく、途中から読み始めるのも手軽に出来、電子書籍の良さを感じました。また繰り返し読みたいと思います。

    #タメになる #共感する

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    2024年08月16日
  • はてしない物語 下

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    本の中の世界、ファンタージエン国に飛び込んだバスチアン。彼は、望みが叶うメダル「アウリン」を用いることで大切なものを失いながら、やがて自分が真に欲することー「真の意志」ーを見つけていく。

    だれかを愛することができるということが生きる悦びであり、それこそがこの世界をよくしていくものなのだというメッセージが伝わってくるクライマックスがすばらしかった。

    だれかを愛することができたら、バスチアンのように、あるがままの自分でありたい、もうほかのものにはなりたくないと思えるようになる。生きていく悦びを感じることができる。自分はきっと、少し前までは「?」だったと思うけど、愛している妻や息子がいる今はなん

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    2024年07月25日
  • はてしない物語 上

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    バスチアンは、本を盗んだ。その本「はてしない物語」が、自分を魅きつけて放そうとしなかったからだ。バスチアンは、学校の物置部屋に隠れ、本を読み始める。それは、ファンタージエン国の危機を救うために選ばれたアトレーユの冒険の話だった。バスチアンは、「はてしない物語」に没頭して胸を躍らせながらも、物語とそれを読んでいる自分が、奇妙にシンクロし始めていることに気づいていく。

    「はてしない物語」の場面と、物置部屋でその物語を読んでいるバスチアンの場面が入れ替わりながら描かれていく。近くの塔の時計が打つ音でバスチアンは「現実」に引き戻されるのだけれど、読み手もそこで同じように「現実」に引き戻されている感覚

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    2024年07月27日
  • はてしない物語 上

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    ネタバレ

    「虚無」によって終末を迎えるファンタージェンの世界を救う方法を、少年アトレーユが探す物語。読者は読書好きな少年バスチアンと一緒に、アトレーユのその「はてしない物語」を、手に汗かきながら見守るのだ。

    文庫版でも刊行は20年以上前で、今読むと訳が少し重いというか、児童文学にしては固い印象を受けるんだけど、それがまたファンタージェンの「特別さ」の味付けになっていて良いんだよね。

    いやあ、好きだよフッフール!いつも陽気な、幸いの竜。アトレーユに恩義を感じ、途中で仲間になるフッフール。どうかこの物語の最後まで、無事でいて欲しい。

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    2024年07月16日
  • はてしない物語 下

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    ネタバレ

    好評と不評のレビューが極端なのを見て改めて感心。
    ミヒャエル・エンデに生み出されし古典であり、駄作ではないのに、無条件でいいものともされない不思議。
    読者と同じ土俵まで降りてきて、読者と本で取っ組み合いをし始める感じですよね。美しい世界のファンタジーのはずなのに、気軽には読み切らせてくれません。上下巻読み切るのに結局3日かかってしまいました。上巻は半日、下巻が2日半。

    ファンタジー物で明確な悪役を作らず、勧善懲悪でなく話をまとめ上げた作品を他に知らず、ああ、これが空想の世界の現実、とノンフィクションを見る気持ちです。空想によって救われる生き物は空想によって苦しみ、欲しいと空想するものは毒であ

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    2024年06月11日
  • はてしない物語 上

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    大きなハードカバーで読んで以来約30年振りに読んだが、ほとんど覚えていなかった。上下巻という区切り方としては最高だと思う。引き続きここからが本番となる下巻がとても楽しみ。

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    2024年05月28日
  • モモ

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    時間って何だろう 恥ずかしいことに、この年齢になって初めてこの本を手にしてみた。愛読書にしている人も多い位に有名で、良書だということは聞いていたので、期待はしていたのだが、いい意味で期待を裏切られた。
    もっと児童書っぽい、童話的な内容かと思っていたが、現代社会への風刺を含んだ社会性のある、だけど一方でワクワクさせてくれる、でも心温まる本当に素晴しい本だと思う。
    昨今、働き方革命との掛け声の下、効率追求の風潮がもてはやされる社会だが、一歩間違えると決して人々の幸福につながっていかない状況に陥ってしまわないか、ふと考えさせられた。
    自分の時間にもっと真剣に向き合いたいとも思わせてくれた。

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    2025年12月16日
  • ロドリゴ・ラウバインと従者クニルプス

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    原作+訳の素晴らしさで、とても読みやすかった!

    好きなことをして暮らす…性(しょう)に合った暮らしや、役割のあることの大切さについて、オウムのソクラテスが思索するのが楽しい。

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    2024年02月10日
  • 魔法のカクテル

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    数十年ぶりに読んだ。カクテルが出来上がるまでの過程と途中で出てくる幻像、悪夢屋敷の精霊や妖怪たちの革命の様子が、ミヒャエルエンデのファンタジーを読んでるんだなあと思うわくわく感でいっぱいになりました。

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    2023年08月31日
  • はてしない物語 上

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    ネタバレ

    大切なことが数えきれないほどたくさん詰まっている!
    ・私たちがファンタージエンは虚偽だと思うことで人間界も含めた2つの世界は救えなくなる。
    ・人間は虚偽に支配されやすく、そのために生き物の命がむごい形で利用されてしまう。
    ・虚無の吸引力はすごくて、狂って飛び込んでしまいたくなるけど、アトレイユは自分の足で一歩ずつゆっくり遠ざかる。
    ・フッフールは幸福を信じて進むからこそたくさんのピンチを切り抜けられる。
    ・善悪・美醜・自分が耐えられること耐えられないこと、すべて区別しない幼心の君の強さと美しさ。
    ・自信がなくて重要なことに対して踏み出せないとしても、既にその渦中におり、逃げ出す道はない。
    ・解

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    2023年08月26日
  • はてしない物語 上

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    エンデの「モモ」を読んだ時、見えないものだけど大切なものを感じたんだけど、このはてしない物語も同じ。あるけどないもの、聴こえるけど、見えないもの、たくさんのそんなものに囲まれて、ファンタージェン国は出来ている。アトレーユの冒険で見事に、バスタチアンが本の世界に入ってきた。ワクワクドキドキが止まらないファンタジーの世界。バスタチアンとお父さんの関係ってきっとよくなるんだよね

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    2023年02月27日
  • はてしない物語 下

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     大人になってから読み終えましたが、夢中になって読み終えました。万物の創生者になった主人公。しかし、代わりに自分自身を徐々に失い、物語に侵食される様に、どのような終わりを迎えるのか気になりながら読んでいました。
     結果、とある結末で物語を終えたのですが、自分は自分でいいということ。そして、何より自分自身を愛することの難しさと大切さを。この物語から教わりました。出会えてよかったです。

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    2023年02月20日
  • ロドリゴ・ラウバインと従者クニルプス

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    また大好きな1冊に出会えました*.°
    ページをめくる度にどきどきわくわくして、どの登場人物もおもしろくて、ミヒャエル・エンデの世界は本当に楽しい

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    2023年01月09日
  • ロドリゴ・ラウバインと従者クニルプス

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    お話の世界にどっぷりつかれる児童書。装丁、イラストもお話の世界観にぴったり。
    児童書とはいえ、大人もこの贅沢な物語の世界を十分に堪能できる内容でした。

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    2022年11月27日
  • ロドリゴ・ラウバインと従者クニルプス

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    junaidaさんの絵、ストーリー、キャラクター、どれも素晴らしいですが、木本栄さんの翻訳が大きな役割を果たしていると思います。

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    2022年10月23日
  • ロドリゴ・ラウバインと従者クニルプス

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    junaidaさんの表紙に惹かれて読んだ本。
    挿絵も物語のイメージを広げるのにとても良い。(単色だから、邪魔することもない)
    ミヒャエルエンデの書き残しに追記して完成された物語。
    1人1人が愛すべきキャラクタで、思わず応援したくなる。
    10歳くらいになれば楽しめそうな物語。

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    2022年09月11日
  • モモ

    ネタバレ 購入済み

    時間どろぼうを倒せ!

    「時間どろぼう」なる怪人の秘密結社と浮浪児モモの戦い。70年代ドイツの児童文学として、なかなかの傑作だと思う。
    モモは直接戦うすべを持たないが、超常的な能力を持つ存在が手を貸すことにより逆転への道が開ける。
    時間の人生哲学を優しくレクチャーしてくれる内容。

    #深い

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    2022年09月29日
  • はてしない物語 上

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    映画が好きで、そこから本に入る。
    映画では描ききれなかったストーリーや描写に引き込まれた。下巻を読むのが楽しみ。

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    2022年08月28日
  • はてしない物語 上

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    ネタバレ

    「本を読んだ」という感覚をこれほど鮮明に覚えている本は他にない。
    おそらく、これほどの厚みの本格的な本を読んだのが初めてだったのだろう。
    本の中に入り込むという設定も相まって、今でもこの本を見かけると不思議な感覚を覚える。

    しかも何故か父が、当時飼っていた犬の名前に本の中の主人公の名前「バスチアン・バルタザールブックス」を採用した。

    映画のファルコンの姿など、いろいろな意味で忘れられない一冊。

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    2022年08月03日
  • はてしない物語 下

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    はてしない物語を貸した学生から感想とともに返ってきた。「まず、本を貸していただき本当にありがとうございました。たくさんの感想がありますがやはり本の概念を壊すという言葉がピッタリの本であり、自分の世界観を変える素敵な物語であったと感じております。そしてお借りさせていただいた本なのですが、長い間お借りしてしまいすみません。前に読み終えていたものの返すタイミングを逃してしまいました」。要するにはてしなかった。

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    2023年02月01日