ミヒャエル・エンデのレビュー一覧

  • はてしない物語 上
    これも、早く読みたかったけど積読になってしまってた。RPG好きだし、そもそもファンタジーに対する興味は大きいはずなんだけど、何故か何となく後回しにしがちだったりする。純粋にエンタメとしての読書というより、微妙に文学性とか教養とかにひよったりするセコイ根性が問題なんですね、結局。そらそうと、これはやっ...続きを読む
  • はてしない物語 下
    好きすぎて5回くらい読んだその2
    アイゥオーラおばさんの美味しそうなフルーツとか
    最後帰ってくる泉のシーンとか
    鮮明に覚えてる
    3B
  • ジム・ボタンの機関車大旅行
    ファンタジックな登場人物に強く惹かれた。
    特に見かけ巨人のトゥートゥーさんは遠くから見るときだけ巨人という設定には、エンデの想像力の豊かさを感じた。
    あと話はしないけど擬人化されている機関車のエマにも、物語を通じて「あともう少しガンバレ!」と応援したい気持ちが芽生えてくる。
  • はてしない物語 下
    子供のころ、この映画を当時のVHSやロードショーで何度も見た。原作とは違う箇所がいくつかあったが、とにかくじっくりファンタージェンの世界を思い浮かべながら読み進めた。
    友も仲間も武器も記憶さえも失って転げ落ちるように堕ちていく。富や名声を得たのに何も満たされない。不満ばかりが募り周りに当たり散らして...続きを読む
  • はてしない物語 上
    アトレーユ、バスチヤン、フッフール(ファルコン)──。自分はもう平凡なサラリーマンに落ち着いてしまったが、当時憧れた夢や記憶が蘇る。
    今読み返すとありふれたファンタジーだとも感じる。時代が変わったのだ。きっと今の子供達に読んでもらっても自分たちほど入り込みはしないだろう。
    本当にあるかもしれない自分...続きを読む
  • 魔法の学校 エンデのメルヒェン集
    この本に入った短編を一つ一つの読み終えるたびあったかい気持ちになる。
    読者を引き込む文章力もあるんだけど、大人が読んでも童心に返させてくれる話の発想や言葉選びが素敵。
    基本的に子供が主役の話が多いんだけど、彼等をあたたかく見守り、時折光の方向に導いてくれる大人たちの目線もいいなと。

    個人的に一番最...続きを読む
  • はてしない物語 上
    小学生の頃、手に取るたびにすぐ挫折して、結局ずっと読んだことがなかった本でしたが、読んでみたら面白くてびっくり。
    さすが、児童書の定番。王道ファンタジー。
    バスチアンの気持ちにもなれるし、アトレーユと一緒に冒険もできてどんどん物語に引き込まれていきました。
    でも、何度も挫折しただけあって、大人になっ...続きを読む
  • はてしない物語 上
    「月の子(モンデンキント)! 今ゆきます!」…つい呟いてしまう、自分の中では現状打破のための最強の言葉。短いけれども力強い。作中、一番好きな台詞。
  • はてしない物語 下
    下巻は、とうとうファンタージエンに連れてこられたバスチアンが、冒険しながら望みをかなえていく素敵なお話、だけではなく、叶えるために対価を支払いその結果みんな忘れていき、途中途中に気になる物語を派生させながら突き進んでいきます。正直派生した物語全部読みたいし、特にアトレーユが引き継ぐその回収本が一番読...続きを読む
  • はてしない物語 上
    見た目が悪くみんなからばかにされている学校生活を送る主人公が、ある事情で不思議な本を手に入れて、さぼって読み耽り物語に組み込まれていく話。最初の本を手に入れなかった場合、店主があのまま主人公役になったのかがすこし気になりました。
    いつ主人公が本の中に入るのかが次に気になり、アトレーユの物語も楽しめた...続きを読む
  • はてしない物語 上
    最初読んだときは「なんてファンタジーなんだ!」「もっと人間の奥底深い話が読みたいんだ!」「子供だましか!」「ハリーポッターと変わらないじゃないか!」なんて思いながら読んでいた。

    このファンタジーな感じ、懐かしかった。
    子供の頃はハリーポッターやダレンシャンが大好きでファンタジーに胸を躍らせていたが...続きを読む
  • ジム・ボタンの機関車大旅行
    立て!アクション!ファイト!ジムボタンのように― 勇ましい主題歌がいつまでも記憶に残っていて、この本のタイトルを見た途端、ぱあっと小学生のころに見たアニメを思い出した。

    でも1枚目のさし絵を見てびっくり。アニメで見たジムボタンと全然イメージが違う。
    読み進めたら、さらに違いは歴然に。ジムボタンは黒...続きを読む
  • はてしない物語 下
    殿堂入り!

    後半はバスチアンの心の闇と、転落についてかなりエグいかんじでかかれていく。

    ないようで、あり、
    あるようで、ない。

    漢詩とか宗教の教義のような、ふかく慈しみのある世界観大爆発。楽しいというよりはむしろ辛いけれど、よまずにはいられない。

    世界でよまれていることもわかるし、このふかみ...続きを読む
  • はてしない物語 上
    懐かしく思って読んだら全然知ってなかった。
    映画で途中まで見たのはどこだったのか。
    なるほど。
    という展開。
    面白い。
  • はてしない物語 上
    14年ぶりくらいに再読。やっぱり信じられないくらい面白い。読み出したら、止まらない。現実と物語の間の行き来が気持ちよすぎる。
  • はてしない物語 下
    実はまだ読んでいなかった名作。やっと読みました。

    昔、映画で見た時中盤までは面白くわくわくしながら見たのですが、ラストがどうしても納得できずモヤモヤ感が残ったのです。バスチアンの役割が腑に落ちなかったんですね。
    そうしたらば、映画は原作の序盤部分しか映像化せず無理矢理終らせていたことが判明。なるほ...続きを読む
  • ロドリゴ・ラウバインと従者クニルプス
    【真実を語るおとぎ話】
    主人公の男の子クニルプスは、人形劇団の両親と一話のオウムと一緒に馬車で異動暮らしをしていたのだけれど、ある嵐の日にこっそり抜け出して、向かった先は、盗賊騎士としてもいちばんの悪党と恐れられるロドリゴ・ラウバインのお城。恐れを知らぬクニルプスは、従者になりたい、と、ゾクゾク森の...続きを読む
  • はてしない物語 下
    なんと言うか思ってた物語とはちょっと違ったと言うのが正直なところ。

    下巻はいよいよバスチアンが本の中のファンタージエンに入り込み女王と世界の危機を救う冒険が始まるのだと思っていた。
    そのワクワクさは下巻冒頭の女王やライオンのグラオーグラマーンに出逢う辺りまでは世界に満ちていた…のだけど、そこから後...続きを読む
  • モモ
    時間という哲学×空想ファンタジー的作品。
    この内容が、1970年代に出版されているということがまず驚いた。
    今こそ、文明の発展のおかげで加速度的な生活をしているという論調も耳にするけど、この時点から危惧しているような小説が生まれていたんだ、、、、


    「時間」とはなにか。
    について考えさせられる小説...続きを読む
  • はてしない物語 上
    古典的ファンタジー作品
    もちろん名前は知っていたし映画になったのも知っているけれど、ちゃんと読んだことはなかった。
    読んでみて思ったのは文字通り実に古典的なファンタジーだなと言う感想(なんだそれ^^)
    と言うのも今ではいろんなところで出会う定番のモチーフが散りばめられていて、例えば、読者が本の中に入...続きを読む