ミヒャエル・エンデのレビュー一覧

  • モモ
    時折専門書でこちらの題名を見かけたので一度読んでみた。かなり昔の話だが、まるで今の生活を見透かされているような衝撃を受けた。毎日の生活で本当に大切にすべきものは何かを考えさせられる。
  • モモ
    とても有意義な読書時間だった。
    読書をする人間はみんな読んだ方がいいと薦めたい。時は金なりと、コスパばかり気にして働いて、物欲ばかり満たしていても心は満たされない。ゆとりある生活というものについて。人間らしい生き方について。

    灰色の男たちが一日の過ごし方として時間の計算をする場面では、言われてみれ...続きを読む
  • モモ
    この本はずっと頭の片隅にあった本。

    中学の頃、何の授業でだったのかは忘れてしまったが(たぶん国語なんだろうな)、「自分の心に残る本を紹介する」という回があった。
    そのとき、とある子がこの『モモ』を紹介していた。
    「”時間どろぼう”が出てきて・・・」ということぐらいしか話の内容は覚えていないのだが、...続きを読む
  • モモ
    はるか昔、小学生くらいの頃に読んだと思っていたのですが、今回読んだら内容全く覚えてなかった。
    この作品が発売されたのが、1976年。今読んでも全く古くない。むしろ今だからこそ響く内容でした。
  • モモ
    10ヶ月にわたる育休2冊目。
    食事→働く→寝るしかしてなかった自分に、モモが時間を取り戻してくれた気持ちになりました。
    社会人になってから自分を大切にするための時間の確保の難しさを実感しました。

    訳者の後書の内容もセットでこの物語は完成されていると思いました。

    第一部では、その場にいるだけで周り...続きを読む
  • モモ
    「時間」とは何か問われる作品。
    この作品を読んで直ぐはまだ作品の内容を自分の中で咀嚼出来ずにいますが、それぐらい難しいテーマなんだと実感しました。
  • モモ
    5、6年生向けの本ですが、2度と戻って来ない時間の大切さはどの年代の人間にも通用することです。大人でも読み応えのある本です。
  • モモ
    対象は小学校5.6年生だけど、大人になっても考えさせられることがたくさんある、
    1973年出版なのに今の私たちとおんなじみたい
  • モモ
    子供の教科書に載っていたので懐かしくなり再読。余裕のある時、余裕のない時、大人、子供…その時の自分の状況で全く違った刺さり方をします。星5つじゃ全然足りない、何か大事なものを思い出させてくれる名作。
  • モモ
    町外れの円形劇場に迷いこんだ不思議な少女モモの物語。童話の形式ではあるが、展開がスリリングで読めば読むほど続きが読みたくなる。また、「聞く」ことや「時間」についても深く考えさせられる。登場人物や登場亀?も個性豊か。ぜひ、一度は手に取ってみてほしい名作である。
  • モモ
    青木真兵氏のオムライスラヂオにて話題に上がった本作品。児童文学なのか??ってくらいメッセージ性が強い。小学生の時に読んだら全然違う感想になっていたのだろうな。

    時間とは何か?本作品での時間は花で形容されており、時間の自然的な性質と神秘的な存在を上手に表していると思う。時間泥棒が葉巻にするっていう設...続きを読む
  • モモ
    今の自分が読むべき一冊だった。子供は時間に縛られていないってのと、そのことを子供に向けて伝えられるように平易な言葉で(日本語訳ではひらがなで)書いているのが、本の中でモモが成し遂げたことをエンデがやってやろうとしているようで、かっこいいと思った。
    「いちどに道路ぜんぶのことを考えてはいかん、わかるか...続きを読む
  • モモ
    ◯ 人間が時間を節約すればするほど、生活はやせほそっていくのです。(106p)

    ◯ ほらね、カシオペイア、あたしはやっぱりひとりじゃない。(282p)

    ◯ 不安と心ぼそさがはげしくなってその極にたっしたとき、その感情はとつぜんに正反対のものに変わってしまったのです。(329p)

    ★時短だ、タイ...続きを読む
  • モモ
    児童向けやけど、大人でも読める本。
    読んでてワクワクするし、外国の本ってどうしても嫌煙してたけど、いい意味で価値観を変えられた。
    まずはミヒャエル・エンデの本中心に他の本も読んでいこ〜。
  • モモ
    恐らく、ネバーエンディングストーリーよりも、面白く読めるファンタスティックな子供向きの寓意小説です。モモ、ベッポ、ジジ、カシオペイア、マイスターホラといった個性豊かなキャラクターがはえていて、とてもステキな物語を醸し出しております。何よりも時間を如何に豊かに使うにはどうしたら良いのかを考えるために大...続きを読む
  • モモ
    児童文学? にカテゴライズされているのは勿体ない! と思うほどに現代の、特に大人に読んでほしい本だと思いましたねぇ…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    まさに今の日本を体現しているかのような世界が描かれていますねぇ…都会化して便利になっているんだろうけれども、道行く人々の顔は硬直し、全体的にこ...続きを読む
  • モモ
    私のバイブル!子供の頃から何度も読んでいるけど、読むたびに心への響き方が違うようなきがします。マイスターホラに連れられて、時間の花を見に行く場面はこれまで読んだ本の中で1番美しい描写だと思っています。
  • モモ
    町の人たちに愛されるモモという少女。
    道路掃除夫ベッポと観光案内ジジという友達と、いつも想像力豊かな遊びをしている子供たち。

    楽しかった人々の時間が、灰色の男たちによって時間を奪われ、モモは一人っきりになってしまう。

    そこに現れたカメのカシオペイアに導かれて、モモはマイスター・ホラがいる空間にた...続きを読む
  • モモ
    読む前 髪がくるくるの女の子の話?

    読んだあと 時間について考えさせてくれる本なんだと思った。

    時間、時間ってなんだ。世界中のどの都市も大きなビルが立っててだいたい景色は同じで、時間泥棒のいる今の世界に私たちはどう立ち向かおう。
    都会にいるのが全てじゃないって思った。

    236頁の描写が好き
    ...続きを読む
  • モモ
    ああ、〇〇する時間がない!!
    時間ってなんのことだろう?なんでなくなっちゃうのかな?時間をお金のように貯金して使いたいときに一気に使えればいいのに!!

    時間とは、生きるということ、そのものだから。人は生きている限り時間と共にある。

    時間というものを考える一冊。本作の主人公“モモ”のように時間は無...続きを読む