ミヒャエル・エンデのレビュー一覧

  • モモ

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    「時間とは、生きるということ、そのものなのです。そして人のいのちは心を住みかとしているのです。
    人間が時間を節約すればするほど、生活はやせほそっていくのです」

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    2026年07月19日
  • モモ

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    ネタバレ

    子どもの時に読み、20歳前後で読み、そして30年近くを経て3度目の再読。驚いている。まるで、今の日本の話ではないか。いや、世界の話か。
    時短という言葉がもてはやされ、効率的なこと、コスパが常に重視される世界。子どもたちは、放課後には児童館や放課後デイなどに預けられている。もちろん、物語と全く同じではないけれど、ある見方をすれば大人たちの事情で、一つの所に押し込められている、とみられないこともない。
    灰色の男たちが今もこの世界で活動を広げている。
    一時期モモが話題になった時よりも、もっと事態は深刻になっている。スマホ一つで何でもできる時間。待ち合わせも時間の無駄、手紙どころかメールやLINEです

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    2026年07月19日
  • モモ

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    読みにくかったけど、
    時間どろぼうが現代におけるスマホなのかなと思う。

    タイパタイパと騒がれる世の中だけど、
    人間らしい生き方ってなんだ?と思った時に
    ただ意味もないショート動画を見てだらだら
    過ごす時間よりも、
    本を読んだり、編み物をしたり、
    家族とお喋りしたり、美味しい物を味わったり
    自分の幸せの価値観の軸をしっかりと持ちたいし
    そんな幸せな時間を送るために毎日生きていたい

    モモはやや資本主義批判寄りで書かれているようだけど
    たしかに時間どろぼうに時間を奪われた人たちは
    ただ働くために生きている感じがして気味悪かった

    生活するために働くのが理想だよね。

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    2026年07月19日
  • モモ

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    児童文学とは思えないくらい読み応えがあった。
    風刺を感じるけど、児童文学だからか嫌味は感じない。
    50年も前に書かれたとは思えないくらい今の時代にも当てはまる。
    気付かないうちに社会が変容していっている様子も、時間に追われる生活も。
    大人にもおすすめ。

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    2026年07月18日
  • モモ

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    ネタバレ

    ずっと途中で止まっていたのだけど、8歳の息子が2日で読んじゃったので、負けるかと読破。
    驚くほど面白かった。
    愛すべきキャラクターたちと、ぶっ飛んだストーリーと普遍的なテーマ。
    直接どこが、とかはわからないけど、初期の村上春樹感も。
    誰もが話をしにくるモモは「風の歌を聴け」の「僕」みたいだし、亀のカシオペイアは「羊男」だし、灰色の男たちは「やみくろ」だし。

    ひとまず灰色の男たちにめっちゃ時間泥棒されて操られてる気がするので、たまに読み返そうと思った。

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    2026年07月16日
  • モモ

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    社会人一年目に読んだ。
    仕事はトロいし、忙しいし、何からやったらいいかわからず余裕がなかった。
    掃除夫ペッポの言葉が響いた。目の前をひと掃き、またひと掃き。
    そうして振り返ると長い道路がきれいになってるから、考え方一つで苦しさも和らぐんだなと。
    今もペッポの言葉を大切にしています。

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    2026年07月13日
  • モモ

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    色褪せない時間と友だち

    20年ぶりくらいに読みました。
    大人になってからの方がこの本をより身近に感じられるかもしれないです。
    子どものときは灰色の男たち、怖〜!
    という子ども目線で読んでいましたが、今となっては、大人の目線で、「忙しい忙しい」と言ってるなあとか、効率重視だなあとか思って、自分の時間を見つめ直す読書時間となりました。

    効率を求める先に何があるのかちゃんと考えなければですね。
    私の時間の花はどれくらい咲いているんだろう。
    家族や友人と会話して、一緒に過ごす時間を大切にしたいです。

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    2026年07月12日
  • はてしない物語 下

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    バスチアンがファンタージエンの世界に入り込み、物語の中での冒険が始まる。

    わくわくするような色んな風景や生き物が出てくるけど、ただ楽しいだけでは読めない。
    ファンタージエンでバスチアンの望みが一つ叶うごとに、バスチアンは現実世界での記憶を一つずつ失くしていく。

    記憶を失うごとに、何かを望み続けることが難しくなっていく。
    力や権力を得るごとに、自分が本当は何者だったのか分からなくなっていく。

    本当にものすごい設定だと思った。
    最近流行りの異世界転生ものとは根本的に違う。強いメッセージ性を感じる。

    物語の世界は、現実と対立するものではなく、現実をより豊かにする力を持っているはず。

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    2026年07月06日
  • モモ

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    小さかった頃から、必要なときに現れて必要な啓示を与えてくれる一冊。小さなモモのように

    灰色の男になりかけた時もあった。きっとその時は訴えかけられても気付かなかったでしょう。
    コスパやタイパ、効率、そんな言葉に絡め取られないように。灰色の煙の中に身を置かないように。定期的に読み返す必要がある。

    かの坂本龍一も仰っていました
    「時間には二つある。時間に追われる時間と、追われない時間。」

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    2026年06月30日
  • モモ

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    今みんなが読むべき本。時間は人生そのもの。タイパとかそんなの気にしないで、目の前にあるものを着実に、そして自分の好きなものを大切に過ごしたいと思った。本を読むって良いね。。。この年なって初めて気づきました。モモのおかげだなー。

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    2026年06月28日
  • モモ

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    超有名作、はじめて読んだ。
    なんで今まで読まなかったんだ。
    早く読めばよかった。
    これはもれなく読み返すに違いない。
    いい本に出会えた。

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    2026年06月28日
  • モモ

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    ネタバレ

    時間どろぼうの灰色の男たちと、浮浪児の女の子のモモの話。小学生の頃に読書感想文で読みました。大人になった今読んでも、沁みる言葉たちがたくさんあり、コスパ・タイパ重視をしすぎると「生きた時間」を過ごすことができなくなってくる、ということに気付かされました。
    数分後の未来がわかるカメさん、カシオペイアが冒険の手助けをたくさんしてくれています。物語の中で、「サキコトハワカリマス。」「アトノコトハカンガエマセン!」と伝えてくる場面がありました。未来に対して不安を抱えすぎてしまうことがある自分にとって、この言葉は肩の力を抜いてくれるような気がしました。今、この瞬間、目の前の時間を大切にする生き方をしたい

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    2026年06月27日
  • はてしない物語 下

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    文庫版下巻は、本の世界に飛び込んだバスチアンの冒険譚でした。ふとっちょの弱気な男の子が見目麗しい姿に変わり、ファンタジーエンの英雄になっていく。光と影の織りなす冒険を乗り越えた少年は、以前よりも逞しく心豊かな少年へ成長していた。すべては心の在りかたなのだな、と子ども達にも大人にも気づかせてくれる名作でした。
    単行本は装丁が美しいし、こちらの文庫版は文字が大きく子どもでも読みやすいという点と、上下巻同時に購入しても単行本よりずっと安価なのが利点かな。歳月を経ても、保管がし易いのは単行本でしょうか。

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    2026年06月25日
  • モモ

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    日常のなかで、ふと立ち止まる。『モモ』を読み終えて、本当の「時間」の豊かさってこういうことなんだろうな、としばらく余韻に浸っていました。

    「ただ、相手の心の声に耳を傾ける」
    小さな女の子・モモに話を聴いてもらうと、誰もが自分を取り戻して悩みを解決していくんです。どんなアドバイスよりも誠実に話を聴くこと。それって思っている以上にすごい力なのかな、って思います。

    だけど、時間を盗む「灰色の男たち」のせいで世界は一変。「時間は貴重だ!時は金なり!」という作中の標語は、今の日常にもグサッと刺さりました。効率ばかりの画一化された世の中になったら、誇りも、愛着も幸せも全部消えてしまうかもしれないと、想

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    2026年06月25日
  • モモ

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    人間らしく生きるには

    初めての、ミヒャエル・エンデさん。

    突如現れた灰色の男たちが現れ、町人たちの時間を奪い
    町人たちと仲の良いモモは、彼らの持ってた時間を戻しに行く物語。
    最初は『時はカネなり』と言いたいのかなと解釈してたけど、自分の時間の使い方や自分らしさがより深く追求する物語なのかと気づいた。
    特に大人になってから読むと、視点が一気に変わる。

    灰色の男たちが奪う時間は自分たちの生きるための時間。
    その時間は『人間らしい行動』を指している。

    「ちっとばかりいいくらしをするために、
    いのちもたましいも売りわたしちまったやつらを見てみろよ!
    おれはいやだな、そんなやり方は。」
    とジジが

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    2026年06月25日
  • はてしない物語 上

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    ファンタジー作品はあまり手に取ってこなかったから読み進められるか少し不安はあった
    けれど杞憂だった
    気がついたら1日で(上巻)を読み終えてしまった
    (下巻)も楽しみ

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    2026年06月14日
  • モモ

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    灰色の男たちが活動する第二部になった瞬間、第一部までの交流と空想の暖かさが急に消えて、数字と現実の冷たさを感じた。

    時間を大切に。寿命は短い。少年老い易く学成り難し。意味のある人生を。一日過ごせば一日死に近づく。光陰矢の如し。時間を無駄にするな。生産性を上げよう。急げ。待たせるな。間に合わない!

    ……時間を大切にしようとすると、時間を大切にしてしまう。その結果、不機嫌な人ばかりになる。子供の相手もできない。時間がないから。

    そして「時間を無駄にしないように」この本を読んでいる皮肉。でも読まないと進まない。その思考こそが罠なのだけど、抜け出す方法が見つからない。つける薬がない。

    思うに、

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    2026年06月06日
  • モモ

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    ネタバレ

    友人からこの本のことを聞いたり、ネットで話題になっていて前々から気になっていた。頭の端の方で読みたいなぁとずっと思っていたところ、日本出版から五十周年を記念したオレンジ色の装丁が出ていて、それに惹かれてついに購入。

    とても良かった。時間貯蓄銀行により、無駄な時間を削り、余暇もなくやるべきことに追われてしまう思考になってしまった人々と、主人公モモの意志を持ち続けて悪の組織に立ち向かう姿。
    「無駄な時間を削ることは、人の心を狭め、廃れさせてしまう」ということをファンタジーの中で鮮やかに描いている。無駄な時間にこそ、自分に帰れるし、自由だよね、思った。
    カシオペアのキャラが個人的に結構好きだった。

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    2026年07月12日
  • ロドリゴ・ラウバインと従者クニルプス

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    怖いもの知らずのクニルプス、
    盗賊騎士を名乗る、実は繊細なロドリゴラウバイン、
    しっかり者で落ち着きがあり、勇敢なフィリッパ姫、
    賢くて、人間の言葉を話せるオウム、ソクラテス、
    気弱で環境の変化を好まない、フトッチョ夫婦、
    王になりたいがために悪事を働く魔術師、ラバヌス、
    メランコリーで憂鬱そうな文句ばかりのキリアン王、

    個性的なキャラクターが登場します♡
    もともと、私がこの本を読んだ理由は、表紙に目を惹かれたからと、ミヒャエル・エンデさんの本(途中からヴィーラント・フロイントさん)だったからです。

    この物語のテーマは《恐れ》。
    小さな男の子だけど怖いもの知らずなキャラクター
          

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    2026年04月29日
  • ジム・ボタンと13人の海賊

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    もちろん前作からの続きなので前作を読まないと話が分からないが、大人も子供も楽しめる本。
    荒くれ13が嵐の目を沈めることにした際に、「君たちは僕たちのために自分の国を沈める、だから僕たちもその危険を分かち合いたいんだ」
    と言うシーンはジムの王としての素質を示していると感じた。
    全てがハッピーエンドの後味の良い本。

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    2026年04月18日