ミヒャエル・エンデのレビュー一覧

  • はてしない物語 下
    上巻は面白かった。
    アトレーユの様々な冒険を楽しむことができた。
    どうやってファンタージェンと人間界が繋がるのか(どうやってバスチアンがファンタージェンに行くのか)も楽しみに読むことができた。

    下巻は正直つまらなかった。読むペースが遅くなってしまった。最後のバスチアンが人間界に戻るところは一気に読...続きを読む
  • モモ
    特に刺さるものがなく
    子供向け感があったのはしょうがないにしても、(とはいえ読みづらさや冷めた感じで読んでしまったのは正直)教訓があまり分からなかった、、
  • モモ
    珍しく児童文学を読んだ。本書は今回初だが、ミヒャエル・エンデの作品は小学生の頃に読んだ記憶があり、とても懐かしい。まさか成人してからまた読むことになるとは。

    本書『モモ』はとても有名な作品らしく、むしろ大人向けではという声もあるようだ。
    ただ、読んでみたものの登場人物に感情移入できない。確かに時間...続きを読む
  • ロドリゴ・ラウバインと従者クニルプス
    装丁が美しかったのと
    タイトルから
    怪獣に捕まった人間が従者にさせられて
    ヤダヤダ思ってたんだけど
    いつの間にか怪獣と心通わせちゃって
    二人で世界を救う
    みたいな話だと勝手に思ってた

    ちょっと違った
    いやだいぶ違った

    少々退屈な部分もあるけど
    あんまりファンタジック過ぎないし
    児童書らしい突拍子...続きを読む
  • ロドリゴ・ラウバインと従者クニルプス
    エンデが残した物語のはじまりが、次の物語の語り手に引き継がれて見事に完成された。junaidaの絵の雰囲気もぴったり。「だれでもない庭」を引っ張り出して比べてみたが、やはり翻訳なので比較のしようもない。ああ、もっとドイツ語を勉強しておくんだった。
  • 魔法のカクテル
    長くて読めるかな、と不安に思っても、午後5時から真夜中の12時までの時間の経過を表す時計のイラストで細かく区切られているので、気がつくと読み終えてた、といった感じ。

    登場人物の名前が複雑なことを除けば、魔女と魔術師のかけひきは面白く、カラスと猫の会話もかわいく楽しかったです。

    ファンタジー好きの...続きを読む
  • はてしない物語 下
    児童文学を読んでいると絶対にこの本の名前を聞きますが、ずっと読まずに10数年。。やっと読んでみました。
    上はファンタジーの冒険譚、下は主人公の成長の話でした。上はファンタジーとしてすごく面白かったのですが、下は愚かな主人公が間違いを犯して更生するストーリー(簡略化しすぎですが)です。この下のパターン...続きを読む
  • ロドリゴ・ラウバインと従者クニルプス
    ミヒャエル・エンデの第3章までの遺稿に、ドイツの児童文学作家ヴィーラント・フロイントが続きを書き足して完成させた1冊。
    junaidaの挿絵も、表紙の金文字もカバー下の装丁も美しく、豪華な本ではある。エンデの遺した物語の先が読めるというのも誠に贅沢、なのだけれど、やはり読後感としては物足りなさがある...続きを読む
  • 魔法のカクテル
    どんな願いも叶う魔法のカクテル、2人の悪事を止めろ!

    『モモ』や『はてしない物語』とは一味違った物語。エンデの言葉の魔術に酔いながら読み進めた。猫とカラスが2人で言い合いながら、魔女と魔法使いの悪事を止めようと知恵を絞る。章ごとの時計の絵を見つつ、間に合うのかどうかハラハラしながら読んだ。終わりよ...続きを読む
  • 魔法の学校 エンデのメルヒェン集
    物語の中へようこそ。

    ミヒャエル・エンデの世界を存分に楽しめる短編集。お気に入りは表題作「魔法の学校」です。

    「魔法の学校」魔法を使えるようになるため「望みの国」の子どもたちの中で才能のある子は、魔法の学校に通う。招待を受けて魔法の学校を見学した「わたし」の報告。

    「レンヒェンのひみつ」両親の...続きを読む
  • はてしない物語 下
    人は間違えることもあるし、誰かを傷付けてしまうこともあるし、失敗するときも後悔するときも反省するときもある。でも、こうしたいとかああなりたいとか愛されたいとか愛したいとか、生きていく中で自分の意志を持てることは幸せなんだ。
    上巻はほぼアトレーユの物語。バスチアンと一緒にアトレーユと冒険している気持ち...続きを読む
  • はてしない物語 上
    はじめて本でファンタジーというジャンルをちゃんと読みましたが、おもしろいと思いました。挿し絵があって、キャラクターの想像もしやすくていいです。読みやすい。読み手も物語に巻き込まれる感じが楽しいです。
  • はてしない物語 上
    物語に没頭していたら、いつのまにか自分もその物語の中に組み込まれていっている…想像してみると、こわいなあ笑
    ファンタジーと現実が正しく影響し合うことで、どちらの世界も豊かになっていた。けれど今は互いに破壊しあい、虚無が広がっている…現代社会に通ずるところがあるなと思う。この物語がどういう結末を迎える...続きを読む
  • 魔法のカクテル
    ミヒャエル・エンデと言えば、
    『モモ』、『はてしない物語』と思っていたし、この作品がある事をこれまで知らなかった。
    それに上記2作の大ファンと言うわけでもない。

    しかしファンタジーだし、これを小、中学生で読んでから、大人になって読み返したかった…!

    訳者と、あさのさんの後書きまで読み終えた時に、...続きを読む
  • ジム・ボタンの機関車大旅行
    出自が不明なジムボタンが、島が小さいがために成長するにつれて住むことが難しくなったため(どんな島やねん!)、自分の居場所を探しに旅に出る話。
    機関車が船になったり万能すぎてすごい。
    最後は中国的な国を発見して、そこのお姫様を救うことで恋仲になり、ほどよい大きさで浮いてる島もゲットして自国に帰り島を合...続きを読む
  • はてしない物語 下
    途中読む気が失せて停滞してしまいましたが、また読む始めると物語に引き込まれていきました。

    読み終わったあと、延々に続くように思えた物語が終わったんだと思い、なんとなくさみしい気持ちになり、それほどファンタージエンの世界に引き込まれていたんだと気付きました。
  • 魔法の学校 エンデのメルヒェン集
    「望みの国」の魔法の学校は、ちょっぴり風変わり。ここでは、魔法のつえや呪文は使いません。先生は子どもたちに、一番大切なのは自分のほんとうの望みを知って、きちんと想像することだと教えます。表題作のほか「レンヒェンのひみつ」「はだかのサイ」など、エンデならではのユーモアと風刺に満ちた、心にひびく10の物...続きを読む
  • はてしない物語 下
    ファンタジーが教えてくれる、生きていくための望み、そして喜び。

    物語は所詮フィクションかもしれない。実体験には適わない。でも、ファンタジーが教えてくれることがある。たとえ、バスチアンのように本の世界に実際に入り込めなくても。読者は主人公の体験をなぞって、主人公とともに、冒険の旅から大切なことを知る...続きを読む
  • はてしない物語 上
    物語をつむぐ力、それがあれば何も怖くないよ。

    エンデは装丁にまで力を入れて、本の中に入ってしまう物語を作った。確かに、これは読書好きの人には宝物になる物語。読むという行為は、同時に生み出す行為。文字で書かれた物語を、自分で膨らませていく、その楽しさを知った人は、もう二度と離れられないだろう。

    ...続きを読む