ミヒャエル・エンデのレビュー一覧
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ネタバレ時間どろぼうの灰色の男たちと、浮浪児の女の子のモモの話。小学生の頃に読書感想文で読みました。大人になった今読んでも、沁みる言葉たちがたくさんあり、コスパ・タイパ重視をしすぎると「生きた時間」を過ごすことができなくなってくる、ということに気付かされました。
数分後の未来がわかるカメさん、カシオペイアが冒険の手助けをたくさんしてくれています。物語の中で、「サキコトハワカリマス。」「アトノコトハカンガエマセン!」と伝えてくる場面がありました。未来に対して不安を抱えすぎてしまうことがある自分にとって、この言葉は肩の力を抜いてくれるような気がしました。今、この瞬間、目の前の時間を大切にする生き方をしたい -
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日常のなかで、ふと立ち止まる。『モモ』を読み終えて、本当の豊かさってこういうことなんだろうな、としばらく余韻に浸っていました。
「ただ、相手の心の声に耳を傾ける」
小さな女の子・モモに話を聴いてもらうと、誰もが自分を取り戻して悩みを解決していくんです。どんなアドバイスよりも誠実に話を聴くこと。それって思っている以上にすごい力なのかな、って思います。
だけど、時間を盗む「灰色の男たち」のせいで世界は一変。「時間は貴重だ!時は金なり!」という作中の標語は、今の日常にもグサッと刺さりました。効率ばかりの画一化された世の中になったら、誇りも、愛着も幸せも全部消えてしまうかもしれないと、想像するとと -
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人間らしく生きるには
初めての、ミヒャエル・エンデさん。
突如現れた灰色の男たちが現れ、町人たちの時間を奪い
町人たちと仲の良いモモは、彼らの持ってた時間を戻しに行く物語。
最初は『時はカネなり』と言いたいのかなと解釈してたけど、自分の時間の使い方や自分らしさがより深く追求する物語なのかと気づいた。
特に大人になってから読むと、視点が一気に変わる。
灰色の男たちが奪う時間は自分たちの生きるための時間。
その時間は『人間らしい行動』を指している。
「ちっとばかりいいくらしをするために、
いのちもたましいも売りわたしちまったやつらを見てみろよ!
おれはいやだな、そんなやり方は。」
とジジが -
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ネタバレ「モモ」は今でもこの世界のどこかにいるんだろうか。
ミヒャエル・エンデがこの本を出版してから50年以上経ち、「灰色の男たち」の手は緩むどころか、さらに影響力を増している。もう誰もモモのような人は残っていないのではないか、と思うくらい。
目的や結果にとらわれず、人間が人間らしく、それぞれの好きな方法で自分の時間を過ごすこと。それはとても難しくなってしまったように思う。
エンデがあとがきで、「わたしはこの物語を過去におこったことのように話しましたね。でもそれを将来おこることとしてお話ししてもよかったんですよ。どちらでもそう大きなちがいはありません。」としていた。悲しいかな、彼の中ではこの未来 -
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ネタバレ漫画やらSNSやら、最近よくこの本のタイトルを目にするようになって。ずっと読んでみたかったけど、読んでこなかったお話のひとつ。
のめりこむには<時間>を取り戻すことが必要なんだと思う。
時間の花の描写がうつくしくて、うっとりとした。
浮浪児で、何も持っていないけれど、人の話を聞いてあげる というすばらしいことができるモモ。そのモモが、みんなに奪われた時間を返してあげる。ゆっくり歩けば歩くほど早く辿り着くことのできる家。ひとつひとつの設定が胸にしみいってくる。とても啓示的なお話だから、メタっぽくとらえてしまうと入り込めないのかも。 -
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小学生くらいかな、それ以来数十年ぶりに再読。カルロ・ロヴェッリの量子力学から国分巧一郎のシリーズへたどり着き、遡ってモモ。少しアルケミストもからむ。私なりの時間論。時間泥棒の話だったが、読後、AIと対話して整理したら、現代は「意味泥棒」というワードになった。腑に落ちる。モモの世界では効率化を金銭にかえたが、現代はその症状が悪化し、効率化の世界がバーチャルになり、世界が2つに分かれたように思った。目の前の効率化が進み、空いた時間にテクノロジーが入り込み、さらに時間を奪う。奪うというか、消去するように感じる。永遠に続く消費。浪費ではない消費。国分巧一郎の訴えていることがそこに繋がる。モモの存在は享
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38歳にして初めて読んだ。
時間泥棒にいつのまにか盗まれていた。
知らず知らずのうちに大切なものを
見失っていく。
遠くまできて振り返ると
取り返しがつかないことに気づく。
残された時間で、
自分は、本当は何がしたいのか?
考える。
26.06.08-72冊目
以下、メモ
・いちどに道路ぜんぶのことを考えてはいかん、わかるかな?つぎの一歩のことだけ、つぎのひと呼吸のことだけ、つぎのひと掃きのことだけを考えるんだ。いつもただつぎのことだけをな。
・時間をはかるにはカレンダーや時計がありますが、はかってみたところであまり意味はありません。というのは、だれでも知っているとおり、その時間に -
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ネタバレ小学生か中学生の時に読んだのだ。子供にもわかるドキドキのストーリーだったのは覚えている。
たまたまウォーキングに行くときに目に留まってAudibleで聴いてみた。
あれ?こんな内容だったっけ…。これっていつの作品だ?1973年ドイツの作品だと…?実は前日に『<私>を取り戻す哲学』(岩内章太郎)を読んでいて、「なぜスマホを見続けてしまうのか」というような内容について深い哲学的指向を巡らせていた。時間泥棒…灰色の男たちに薦められたかのように「効率」「時短」「無駄を省く」を究極に突き詰めて仕事をしているのは誰だ?自分だ。これって今の自分に届けられた物語じゃないかと恐ろしくなった。
たまたま聴いてみた -
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灰色の男たちが活動する第二部になった瞬間、第一部までの交流と空想の暖かさが急に消えて、数字と現実の冷たさを感じた。
時間を大切に。寿命は短い。少年老い易く学成り難し。意味のある人生を。一日過ごせば一日死に近づく。光陰矢の如し。時間を無駄にするな。生産性を上げよう。急げ。待たせるな。間に合わない!
……時間を大切にしようとすると、時間を大切にしてしまう。その結果、不機嫌な人ばかりになる。子供の相手もできない。時間がないから。
そして「時間を無駄にしないように」この本を読んでいる皮肉。でも読まないと進まない。その思考こそが罠なのだけど、抜け出す方法が見つからない。つける薬がない。
思うに、 -
Posted by ブクログ
「時間」をテーマとしたお話なのだと思う。いや、正確には、時間に対する「人の向き合い方」か。何かの本で、この本のことを知ったのだが、何の本だったかは忘れた。なんだったかな。とにかく、読み始めたその日から、「このままじゃいけない。いますぐ自分の生き方、日々の過ごし方、考え方、物の捉え方を変えなくてはいけない」と感じた。そのくらいインパクトが大きい。そして、いつ、自分の子供たちにこの本を読んでもらうよう勧めるか、そんなことを読みながら考えていた。少なくとも、なんらかの仕事に就く前に読んで欲しいし、ある程度時間が経ってからまた読んで欲しいと思う。私自身も、たとえば半年後にもう一回読みたい、と思う。その