ミヒャエル・エンデのレビュー一覧

  • モモ

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    灰色の男たちが活動する第二部になった瞬間、第一部までの交流と空想の暖かさが急に消えて、数字と現実の冷たさを感じた。

    時間を大切に。寿命は短い。少年老い易く学成り難し。意味のある人生を。一日過ごせば一日死に近づく。光陰矢の如し。時間を無駄にするな。生産性を上げよう。急げ。待たせるな。間に合わない!

    ……時間を大切にしようとすると、時間を大切にしてしまう。その結果、不機嫌な人ばかりになる。子供の相手もできない。時間がないから。

    そして「時間を無駄にしないように」この本を読んでいる皮肉。でも読まないと進まない。その思考こそが罠なのだけど、抜け出す方法が見つからない。つける薬がない。

    思うに、

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    2026年06月06日
  • モモ

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    「時間」をテーマとしたお話なのだと思う。いや、正確には、時間に対する「人の向き合い方」か。何かの本で、この本のことを知ったのだが、何の本だったかは忘れた。なんだったかな。とにかく、読み始めたその日から、「このままじゃいけない。いますぐ自分の生き方、日々の過ごし方、考え方、物の捉え方を変えなくてはいけない」と感じた。そのくらいインパクトが大きい。そして、いつ、自分の子供たちにこの本を読んでもらうよう勧めるか、そんなことを読みながら考えていた。少なくとも、なんらかの仕事に就く前に読んで欲しいし、ある程度時間が経ってからまた読んで欲しいと思う。私自身も、たとえば半年後にもう一回読みたい、と思う。その

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    2026年06月06日
  • モモ

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    やりたいことが多すぎて、つい時間が足りないと言ってしまう日々を見直すきっかけになった。
    心の余裕、遊びを大事に日々を過ごしていきたいなと思う。と同時に、この情報化社会でそんな暮らしを維持するのはなかなか難しいような気もする。
    試行錯誤しながら、周囲の人と楽しんで生きられる時間の使い方を探したい。

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    2026年06月02日
  • モモ

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    最近将来のことばかり見ていて今を生きている気がしなかったので読んだ。

    じっくり話を聞く、聞いてもらうということが現代で当たり前なのか?
    ジジが時間銀行の言いなりになったのは、結論を急ぐという性格が影響したかもしれない。
    逆にベッポがずっとモモのことを考えていたのは、結論を急がないという性格で踏みとどまれたからかもしれない。
    モモが時間に追われるシーンがあったが、他の人のように訳もわからず流されてセカセカするようになったのではなく、自分の意思と目的を持って時間に追われた。

    AIで余計忙しくなった現代は一体どうなるのか。

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    2026年06月02日
  • モモ

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    人間らしく、自分らしく生きるとは何か。
    いつまでも色あせない、人間の本質を問う物語だった。

    「時間を無駄にしない」という考え自体は、一見まっとうで善良に思える。
    でも、その“善良さ”が極端になると、人はいつの間にか「人間らしく生きること」よりも、「効率よく正しく生きること」を優先し始める。
    その瞬間の怖さが、この作品には描かれているように思った。

    1973年当時は「産業社会への批判」として読まれた部分も、今読むと「SNS時代の自己管理社会」への批評のようにも見える。

    昔は「会社のために働け」だったものが、今は
    「タイパ・コスパよく、映える人生を送れ」という圧力に変わった。

    楽しそうなも

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    2026年05月27日
  • モモ

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    ネタバレ

    友人からこの本のことを聞いたり、ネットで話題になっていて前々から気になっていた。頭の端の方で読みたいなぁとずっと思っていたところ、日本出版から五十周年を記念したオレンジ色の装丁が出ていて、それに惹かれてついに購入。
    とても良かった。時間貯蓄銀行により、無駄な時間を削り、余暇もなくやるべきことに追われてしまう思考になってしまった人々と、主人公モモの意志を持ち続けて悪の組織に立ち向かう姿。
    「無駄な時間を削ることは、人の心を狭め、廃れさせてしまう」ということをファンタジーの中で鮮やかに描いている。無駄な時間にこそ、自分に帰れるし、自由だよね、思った。
    カシオペアのキャラが個人的に結構好きだった。

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    2026年05月23日
  • モモ

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    以前から気になっていましたが、翻訳50周年のオレンジ色のカバーに惹かれて買って読みました。
    児童文学ですが、現代社会を反映しているような内容で、大人が読んでも面白いと思いまいた。

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    2026年05月20日
  • モモ

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    素晴らしい本でした。
    時間とは何か。
    電車の中で読んだ後に、
    電車を降りて反対側のホームに同じような黒やグレーのスーツやら私服やら暗い色の服を身にまとった人達が誰も喋らずスマホを見ながら等間隔で並んでいるのを見ると、これは未来の話だったと感じた。

    時間は有限だと、毎日何かしらの価値を生み出さなくてはと、せかせかと生きること、それはもはや人間らしさなど失っているのです。
    この本の伝えたかった真髄を心に留めて生きようと思いました。

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    2026年05月14日
  • モモ

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    風刺が効いているけど児童書としてもよくできているのが凄い。50年近く前の本ですが、現代にも、というかおそらく現代のほうがより一層刺さる内容でした。

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    2026年05月13日
  • モモ

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    児童文学と侮るなかれ。
    余暇を切り捨て仕事や有意義とされていることに重きをおいて生きることが是とされる風潮にある現代社会に一石を投じていると思う。

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    2026年05月12日
  • モモ

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    私が読書(というより、物語)にハマったきっかけの1冊。
    家にあったこの本を小学校低学年のとき、初めて読んだときは、マイスターホラとのなぞなぞのシーンがすごく好きで、何度も何度も繰り返し読んでいました。
    児童、学生を経て社会人とどんどん成長し、時間的余裕がなくなり、求められること、やるべきことは増えていく。
    社会の外部環境もスマホが普及したり、SNSが発展したり、コスパやタイパが重視されるようになる。
    そんな変化とともに、この本を読んで感じることも変わっていって、かなり前に書かれた本であるにも関わらず、今の時代のために書かれたのではないかとすら感じる。10年語にはもっと価値が高まっているのでは?

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    2026年05月08日
  • ロドリゴ・ラウバインと従者クニルプス

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    怖いもの知らずのクニルプス、
    盗賊騎士を名乗る、実は繊細なロドリゴラウバイン、
    しっかり者で落ち着きがあり、勇敢なフィリッパ姫、
    賢くて、人間の言葉を話せるオウム、ソクラテス、
    気弱で環境の変化を好まない、フトッチョ夫婦、
    王になりたいがために悪事を働く魔術師、ラバヌス、
    メランコリーで憂鬱そうな文句ばかりのキリアン王、

    個性的なキャラクターが登場します♡
    もともと、私がこの本を読んだ理由は、表紙に目を惹かれたからと、ミヒャエル・エンデさんの本(途中からヴィーラント・フロイントさん)だったからです。

    この物語のテーマは《恐れ》。
    小さな男の子だけど怖いもの知らずなキャラクター
          

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    2026年04月29日
  • モモ

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    親になって初めて本書の存在を知り、手に取って読んでみた。
    是非とも子供が大きな負担なく読めるような歳になった時に読んでもらいたい一冊になった。

    時間とは何か。心のゆとりとは何か。
    タイパ・コスパを優先したことでIT・AIが瞬く間に成長した。何もかもが効率優先主義の世界になり、数十年前の人間が一生かけて得た知識を数年・数ヶ月。へたすれば数日で得られるような世界になっている。

    確かに生活の質は向上しているが、精神。心の質はどうだろうか。
    家族を養うために働き、休みは家族で出かける。何不自由ないが、良くも悪くも仕事の効率が上がっているので昔の人が何日もかかって成し遂げていた仕事を数時間で終わらせ

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    2026年04月27日
  • ジム・ボタンと13人の海賊

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    もちろん前作からの続きなので前作を読まないと話が分からないが、大人も子供も楽しめる本。
    荒くれ13が嵐の目を沈めることにした際に、「君たちは僕たちのために自分の国を沈める、だから僕たちもその危険を分かち合いたいんだ」
    と言うシーンはジムの王としての素質を示していると感じた。
    全てがハッピーエンドの後味の良い本。

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    2026年04月18日
  • ジム・ボタンの機関車大旅行

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    意外とのめり込んで読んでしまった。
    今では人種差別!と避難されかねない表現や挿絵が入っている。
    ミヒャエルエンデが思いつくままに綴った作品
    竜との最後のシーンが良かった
    ジムボタンがおばさんに宛てて書いた手紙の挿絵が可愛い

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    2026年04月03日
  • はてしない物語 上

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    読んでいなかった名作。きっと文体が古くて読みにくいんだろうな、と覚悟して読んでみる。全然読める。むしろ、止まらない。一気に読み切った。

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    2026年03月04日
  • はてしない物語 下

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    ネタバレ

    いじめられっ子の主人公が本の中の世界を救い、大切なものを見つけて現実世界に戻る物語
    この本の異質さ、素晴らしさは、主人公が強力な力を手にして世界を救った後に、大切なものを失い、取り戻すパートにあると思う
    太っていてかっこよくもなく、いじめられている現実から、本の中の世界ではたくましくかっこいい姿に変身し、世界を救う、そんな物語の中に入ったら、元の世界に戻りたくなくなる、誰しもそんな気持ちには共感できるのではないだろうか
    しかし、逃げ出したくなる現実の中にこそ、本当に大切なものがある
    現実世界で自分の物語に向き合うとする主人公の決意は、子どもだけでなく大人になった私にも力を与えてくれた

    自分が

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    2026年03月01日
  • はてしない物語 上

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    ミヒャエル・エンデのあまりにも有名な物語。上巻はここで終わるのか。1979年発表の作品とあるが、どうしてこんなにワクワクした作品が書けるんだろう…。書評は下巻にて。

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    2026年02月09日
  • ロドリゴ・ラウバインと従者クニルプス

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    おそれについて
    前向きなおそれと
    後ろ向きなおそれがあるわけで、
    わたしが怖い、と思って踏みとどまってきたものは、勇気がなかったのか、それとも後ろめたさだったのか。
    クニルプスのように、ロドリゴのように、おそれを乗り越えたい。

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    2026年01月16日
  • モモ(絵本版)

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    ✾モモ(絵本版)
    ✾文:ミヒャエル・エンデ
     訳:松永美穂氏
     絵:シモーナ・チェッカレッリ
    ✾光文社

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    “時間とは、いのちだからです。そして、いのちは心にやどっているのです。”

    時間の大切さ。

    “小さなモモがだれよりも得意だったのは、ほかの人の話を聞くことでした。
    ほんとうによく話を聞けるのは、ごくわずかな人だけです。”

    聴くことの大切さ。

    この絵本には、
    大切にすることが詰まってる。

    ーーーーーー

    モモのように素敵な少女に出逢い。

    そして、モモのような素敵な人になりたいんだ。

    絵本版の美しいモモの世界を味わいましょう✧

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    2026年01月07日