あらすじ
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町のはずれ、こわれかけた野外劇場に住んでいるという女の子。最初はあやしいと思われていたものの、たくさんの人たちがモモに会いにきました。それはモモが人の話を聞くことが得意だったからです。モモに話を聞いてもらうと、自分のしたいことがはっきりとわかったり、間違いに気づいたりします。やがて鳴かなくなったカナリアや、雨や風までがモモに話をし……ミヒャエル・エンデの名作刊行50周年を記念して企画された絵本版。
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ドイツの作家、エンデの児童文学の絵本版。
原作の一部も絵本にしたようなので、原作の全てではないですが、絵本版では、人の話を聞くこと大切さが詰まっています。話し上手より聞き上手、そうありたいと思いますが、なかなか難しい。優しさの詰まったお話。
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とてつもない余韻がのこる作品★ 本当に読めてよかった!
中学からいままでがむしゃらに突っ走ってきた。
それでいいと思ってたけど...... まず1日のうち朝すこしもの思いにふけるようにしてみよう。
聞き上手になる、これもやってみよう。
まわりの自慢合戦や負の感情に押しつぶされそうな10歳にぜひ読んでほしい。
中高生はこの絵本版をきっかけに小説へ。
わたしもつぎは小説を読みたい。
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ミヒャエル・エンデ『モモ』絵本版。
ある町のはずれにいつの間にか住み始めた風変わりな小さな女の子、モモ。最初は町の皆は怪しいと思い用心していたが、その内にたくさんの人たちがモモに会いに来るようになった。小さなモモがだれよりも得意だったのは、ほかの人の話を聞くこと。そんな聞き上手なモモには、たくさんの友達の中で、特に親しい友達が二人いた。
「聞くこと」に特化して描かれている。
モモのお話が全て描かれているわけではなく、一部分に焦点を当てた絵本でした。
お話を全く知らない低学年児の導入としては難しく思えましたが、一通り読み聞かせをきちんと聞いていたように思います。いつか原作を知った時に思い出す一冊になるのかなあと思いました。
学校で習った高学年児には、絵が描かれていて良かったようです。
モモのお話をなんとなく知っているだけの私には、あれ?時間泥棒の話は?と拍子抜けてしまい、ちゃんと原作を読んでみようという気になって逆に良かったように思えます。
全く作品を知らない子よりは、多少内容を知っている子向けであり、文字が多く描写が難しいので高学年以上向けかと思います。
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モモは最初に原作を読んで感動し、その後に映画を見て良かったので、絵本もさっそく購入してみました。
この絵本の絵そのものは、とても情感あふれるもので、何かしら心に響くものがありました。
そして、この絵本を見て最初に感じたのは、映画を見ないほうが良かった…でした。
エンデの伝えたかったことを感じたかったのですが、どうしても映画の映像が浮かんでしまい、一読した時はこの絵本の伝えたいものが私には感じられませんでした。
でも絵を見ているだけでも感じるものがあり、むしろこの絵本は文章を読まずに絵からモモを感じることができるものかな、と思いました。
文字を読めない幼い子のほうが、もしかたらエンデの伝えたかったモモを感じることができるかもしれません。
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優しくて可愛らしい絵とともに、モモの魅力についてわかりやすくまとめてあった。小学生の頃とかにこの絵本に出会っていたら、美しい世界の景色にもっと早く気づけていたのかもしれない。
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モモはタイトルは知っていても今まで読んだことなくてこの絵本が初めて。
まず絵がいい。丁寧で空気を感じる。
話は、ものすごく聞き上手のモモという少女の話なのは分かるんだけど、結局なんなのか読み取れなかった。
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【この本を一言でいうと】
心に染みる系の本
【きっかけ】
この本を読もうと思った理由は本屋の児童書コーナーで小説モモを良く見かけるのでいつか読んでみたいとずっと思っていたが、その前に絵本でどんな感じの内容か知りたかったから。
【読んでみて】
絵が綺麗でびっくりした。
絵本の割には文字量が多いとは思うが、何回も読み聞かせをしたくなるような教訓本?のように感じた。以下のベっぽの引用のところが、事がぐっと心に響いた。
小説モモも読んでみたい。
【好きな絵本の引用】
「一度にその道路全部のことを
考えちゃいけないんだ。わかるかい?
ただ、次の一歩、次の息、次にほうきで
はくことだけを、考える。
それをくりかえすんだ。
そうすれば楽しくなってくるし、
仕事もうまくいくんだよ」。
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小学生の頃エンデが書いた物語ばかり読んでいた。これはモモという少女ついてのお話で、時間泥棒は出てこないけど、モモ読んでみたいなと思わせる空気感がいい。対象年齢が高いからまだ一歳の息子には早いけどいつか絶対読んでもらう
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4.5年から。原作モモの主役、この女の子が表した生きた時間とは、どんなことなのか、どうしたら生きた時間になるのかをモモから教えてもらえる大人な絵本。あくまでモモについてで、時間泥棒は出てこないので注意。
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高校生位の時に読んだ『モモ』。だいぶ内容を忘れてしまっているが、この絵本版はモモにはいろんな人の話をじっくりよく聞ける才能があり、ジジと道路そうじのベッポという二人の特に親しい友だちがいるという本編の序盤の一部分が描かれ、既読の人は懐かしさと共に、未読の人は未知の高鳴りと共に続きの物語へ導いてくれる。
時間どろぼうの影もまだないけれど、見返しの「時間とは、いのちだからです。そして、いのちは心にやどっているのです」の言葉が全て。
ベッポの仕事に対する極意はそのまま学校生活や生き方にも当てはまりそうで沁みるなぁ。
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エンデさんの本は、「モモ」は履修済み、「はてしない物語」は未履修ですが、どちらも書棚のどこかに積んであります。今回は「モモ」の方が絵本になったということで、この素晴らしい物語のエッセンスを、何十年かぶりに、美しい絵と共に堪能しました。「時間泥棒」のくだりは省略されていましたが、「話を聞いてもらうこと」の大切さについて、あの頃よりもよく理解できたような気がします。原本もまた、読んでみようかな。
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「モモ」という名作があることを知り、この絵本を手に取った。原作のすべてを表現しているわけではないらしいが、今を見つめることの大切さを感じることができた。原作も読んでみたい。
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詩のような絵本。
押し付けがましくもなく、教訓じみた話でもなく。
この本の中に登場するモモの話の聞き方と同じように近くに寄り添って座ってくれているような、自分の思索に耽ることができるような本。
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町外れの劇場にやってきたモモ
モモは静かに話を聞くことが得意
話を途中で遮ることも自分の意見を言うこともなくただ黙ってその人の声に耳を澄ませる
それができるのはわずかな人だけ
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ミヒャエル・エンデの「モモ」の絵本版ということで読んでみたい。
とにかく絵が綺麗、絵に引き込まれる。
ペツボの
「一度にその道路全部のことを考えちゃいけないんだ。ただ、次の一歩、次の息、次にほうきではくことだけを、考える。それをくりかえすんだ。そうすれば楽しくなってくるし、仕事もうまくいくんだよ」
この言葉が心にぐっときた。
長い目で見通すことも大事だが、今、目の前のことを一つ一つ、丁寧に片付けていくことの大切さに共感。
手が出せていない原作の「モモ」も読んでみよ。
Posted by ブクログ
全部の内容が描かれていないのを知らず
本を読まずに絵本だけ読み終えたら
「...ん?」となった
「モモ」の物語の本への入り口、
という位置付けなのだろうか