ミヒャエル・エンデのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ミヒャエル・エンデといったら
「モモ」や「はてしない物語」だけど、
この作品が1番読みやすくて面白いとおもう。
シリーズらしいのでこの後も読みたいなあ。
なんでもありな話の流れと、
機関車が喋る設定に海や砂漠の大冒険、
かつ、誰も傷つかないラスト。
まさに児童文学です。
全部丸く収まるんだろうなあ、という安心感が大事。
ミヒャエル・エンデの処女作とのこと。
行き当たりばったりで書き続けた作品というが、
その発想力に驚き。
孤児のジムボタン、
機関士ルーカス、機関車エマと3人組(?)は
旅の途中で訪れた国で、その国の姫が誘拐されたという話を聞き、竜の国に囚われた姫を助けに行く、
というストーリー。
また竜!児童文学における竜の出番の多さよ。
このお話の竜は少し嫌な奴だったけど、
悪者だったはずの竜が最後に生まれ変わったりもして、
本当に安心安全のストーリー。
下手に残酷な描写や救いのないラストの作品が多く生まれてる中で、
安心安全な児童文学はとても大事だとおもうんだよね。
わたしはハッピーエンドが読みたいよ。 -
Posted by ブクログ
モモを読んだのでその流れでミヒャエルヘンデのその他の作品も手にとってみた。
モモは社会人になって働く大人が読んでも考えさせられるテーマが前面に押し出されていたが、こちらはより児童書感が強いように思った。ファンタジー小説というのが主な原因かもしれない。
一方で、そんな子供っぽいと一蹴してしまいたくなる気持ちを飛び越えて、物語の世界に引き込んでくる魅力もある。ファンタージエンの風景を想像する楽しさとアトレーユの勇気に押されて軽快に進む物語のテンポの良さによって、先を読みたいという気持ちが抑えられなく時もあった。
物語としての面白さは文句なしだが、ミヒャエルヘンデ特有のテーマの奥深さという意味では上巻は物足りなさを感じる。上巻はまだ物語の世界への導入部分という印象のため仕方ないことということは理解している。
一方でテーマの奥深さの片鱗は感じられる。下巻では虚無の存在が何を意味するのかやバスチアンの成長かは、現代人が失ったものが何か、本当に大切なものは何かを考えさせられる内容になっていそうだ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレミヒャエルエンデの傑作。実はちゃんと読んだことがなかった。
対象が中学以上とあったが、この分厚さの上下巻を子供は読むのか。すごい……。
主人公はバスチアンという少年が、本屋で盗んだ「はてしない物語」という本を学校をサボって本を読み始める。
「はてしない物語」の中の「はてしない物語」として、作中作品の形で語られる。
ファンタージエン国では虚無が広がり、幼ごころの君が病気になったことが原因と考えられた。
前半である上巻ではアトレーユがファンタージエン国を旅していく話。
ファンタジーとして面白くて読み進めつつ、割とよくある児童向けのファンタジーでは……?とも思っていたが、後半から様相が変わってくる。
やけにバスチアンの描写が多いな、とは思ってちたけど、バスチアンがはてしない物語のキーになるのか!
物語の人物がさらに作中物語に入るという構造がすごい。でも、このままだとまた主人公が変わるだけで同じように旅を続けるだけにもならないか……?と思いつつ下巻に進む。 -
Posted by ブクログ
初めてのエンデ、といっても彼の遺稿をフロイントが引き継ぎ、2019年にドイツ語で出版された割と最近の作品らしい。善と悪との違いを学び、一刻も早く大人になるため、悪の手本である世紀の大悪党、盗賊騎士ロドリゴ・ラウバインの城へと向かった人形劇団員の少年クニルプスだったが…。
子供向けの作品かと思いきや、特に冒頭の語彙が多彩。難しかったり古めかしかったりする単語も多くあるが、試しに声に出して読んでみると、音もリズムもバリエーション豊かで小気味良い。そのため、例え意味が分からなかったとしても、勢いと挿絵の力で子供でも読み進められるだろうな、と謎の保護者目線で唸ってしまった。そして大人になってからまた、じっくりと一つ一つの単語を噛み締めながら読めたとしたら、なんとも豊穣な読書体験になるのだろうな、と羨ましく思ったり。お子さんがいる家庭に是非プレゼントしたい一冊だと思った。 -
Posted by ブクログ
この本が評判になった時、なぜか手に取ることをしなかった。「時間泥棒」ってなに? って感じ。それが絵本になり、知人が大ファンで子どもに「もも」と名前をつけていると知ったとき、読んでみようと思った。何十年ごしである。
まず絵がすてき。話を聞くことの大切さを再認識。前世で友だちだったことまで出てきて、時間泥棒の話は? というところでおしまい。出てこない。結局、映像化作品を観たり、漫画化されたものを読んだりしても本作には届かないということで、絵本ではかなわなかった。そして残ったのは、やっぱり本作を読まなくちゃね。ということで、読みたい本リストに入れた。