はいむらきよたかのレビュー一覧
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「新約」シリーズ最終巻。このあとは「創約」シリーズへとつづいていきます。
コロンゾンとの戦いをえがいた前巻の後日談のようなかたちで、ウィンザー城でのパーティの場面からスタートします。インデックス、美琴、操祈などのヒロインたちが華やかなドレスで着飾っての読者サーヴィスから、一転してスカイブルーとレモンイエローのドラゴンの襲撃という緊迫した展開になり、さらにもう一人の上条のすがたとなります。ところが操祈は、過去の上条とのつながりにすがって、新たに現われた上条につくことをえらびます。
前巻のラストで上条の身に起こった出来事の謎解きと、一連の事件のなかで上条の心のうちにわだかまりつづけていた思いが -
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かつてアレイスターと思想のちがいによってブライスロードの戦いをくり広げた魔術結社「黄金」のメイザースが、コロンゾンに対抗するためイギリスに侵攻したアレイスターの前に立ちはだかります。
他方浜面は、あいかわらずハーレム状態の盗難車にダイアン=フォーチュンを拾うことになり、アクセラレータはコロンゾンのつくり出したクリファパズル545という悪魔を自分の仲間に引き入れ、アレイスターのねらいと今回の戦いの真実を見きわめようと務めます。さらに美琴と操祈もイギリスにやってきて、いよいよクライマックスに向けて役者がそろってきました。
アレイスターと魔術結社「黄金」にからめたストーリーになっているのですが、 -
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アレイスターは「窓のないビル」を宇宙へ向けて射出し、ローラ=スチュアートの身体に入り込んだ悪魔コロンゾンを地球から遠ざけます。しかしコロンゾンの存在は、なおも地球の命運に影響をあたえます。
浜面は、アクセラレータの能力を模倣した「プロセッサスーツ」を着せられ、しかも彼とはべつのプロセッサスーツの人物が指名手配されたことで、学園都市を逃げまわる羽目になります。その途中でリリスという名前の赤ん坊に遭遇し、その救出に力を尽くしながら、自分の身に降りかかった出来事の謎にせまっていきます。
物語の核心にかかわる情報を読者に伏せたままでストーリーを進め、三人の主要キャラクターたちがそれぞれの役割を果た -
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この巻で、木原唯一(きはら・ゆいいつ)との戦いは結末を迎えることになります。
上里をうしなった彼の仲間の少女たちは、唯一がもっている上里の右手が、彼をこの世界に呼びもどすためのたった一つの手がかりであると信じて、唯一の命令にしたがい上条に襲いかかります。そんななかで、府蘭だけが上条と行動をともにして、唯一に戦いをいどむことになります。
上里の登場以来つづいていた流れにひとまずピリオドが打たれましたが、けっきょくこの一連の流れで著者がなにをねらっていたのか、ちょっと理解できないと感じてしまいました。けっしておもしろくないというわけではなかったのですが。 -
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学園都市が「大熱波」に襲われ、さらに「エレメント」と呼ばれる巨大モンスターが現われます。上条は、少なくなった水をやりくりしながらこの災害を乗り切ろうとします。
常盤台中等部に身を寄せることになった上条は、美琴や黒子、さらに成長した操祈に再会し、今回の災害に対して協力します。さらにその後、彼は上里のもとに転がり込み、今回の事件の真相を知るとともに、彼と協力してその対処にあたることになります。
唐突な水着回で、上条を挟んでの美琴と操祈のさやあてがたのしみだったのですが、本筋の問題解決をせかされているためか、あっさりした描写にとどまっているのは残念でした。 -
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ネタバレ魔王に攫われ、勇者の助けを待っていただけのピーチ姫は過去のもの。
最近ではパーティやレースといったレクリエーションを楽しんだり、なんならプレイアブルキャラとして、魔王や勇者をぼっこぼっこにしていたりもするんだよ…。
閑話休題。
〈総体〉、あるいは『打ち止め』のようにネットワークの最終的決定権をもつ個体を創造していなかったことが垣根帝督の敗因。麦野沈利によるフレンダの死体蹴り描写は、一方通行がかつて『絶対能力進化計画』で虐殺の限りを尽くしたことで心に受けた外傷を克服するための伏線だったのではと思われ…。
ところで、火力に秀でた第一位、第四位が闇落ちした垣根帝督を真っ向から迎え撃つより、第二位の最 -
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読者からの嫌われ者登場
他のサイトのレビューとか読んでいて、この巻から数巻は読まなくても大丈夫とあったけど読んでみました。感想は言うほど悪くは無かった。何というか別作品の登場人物とコラボしたような巻だった。
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新たなる敵、襲来
上条と美琴が魔神から逃げながら戦う話。正直言って魔神の実力がヤバく、インフレギ具合がすごい。美琴にとって試練の巻だった。終わりはあっけなかった。
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いつも通りの面白さ
とあるシリーズは長く連載されてるけど、物語の中の時間はほぼ進まないね。この作品に終わりはあるのだろうか。そして上条当麻は進級できるのだろうか。
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今回は、食蜂操祈が主役を務めています。
「心理掌握」(メンタルアウト)の能力者である操祈は、かつて上条に助けられた記憶をたどっていくうちに、自分の記憶に対する疑いをいだくようになります。雲川芹亜の協力を得て、彼女は自分に敵対する者の存在に近づいていきます。
今回は、科学サイドへの転回をおこなう準備というような位置づけの話です。魔術サイドのストーリーは、後付け的な設定がどんどんインフレを起こして際限の見えない展開になってしまった印象があり、正直なところすこし飽きてきていたのですが、科学サイドはまだいくつも謎がのこされているので、これからの展開がたのしみになってきました。 -
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普通に面白く読めます。
いい加減複雑になり過ぎた人間関係をリセットしてインフレな能力もリセット新約とは流れを汲んでいても別の話として進んで行くならまだ読み続けるかもしれません。さっそく魔神以上なのが出てきちゃってるようですが。
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とある魔術の禁書目録のスピンオフ。人気キャラクターである一方通行(アクセラレータ)が主人公の作品。絵が分かりづらくキャラクターの動作が理解出来ないところが数箇所ある。ストーリーは一方通行がカッコ良く描かれている。