あらすじ
世界破滅を狙った大悪魔コロンゾンの脅威は去った。『学園都市統括理事長アレイスターの犠牲』という多大なる損失と引き換えに、上条当麻はついに、ついに科学と魔術の世界を救ったのだ。
ここはイギリス清教の聖地・ウィンザー城。祝勝会にて熱烈な歓迎を受ける上条が目を向けると、そこにはインデックス、御坂美琴、食蜂祈操らの姿も確認できる。本当に、『平和』が訪れたのだ。
――しかし。
なにかを忘れてはいないだろうか。……そう、コロンゾン戦直後。上条の右手は破裂してしまっているはずで!?
そして。ウィンザー城へ怪物が襲来する。翼を持つトカゲが示すものとは。
これは、魔術と科学が交差する、その集結の物語。『新約』編の結末を見届けよ!
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匿名
上条当麻の一端がようやく現れた。その正体が幻想殺しなのか竜なのかはっきりしないが、これからも拝読させていただこうと思う。
Posted by ブクログ
読むのにかなりカロリーを使うこともありいつも新刊が発売されてから足踏みしてしまうけれど、やっぱり禁書は面白い!
アレイスターとコロンゾンを主軸にした物語が終わった後の、他の誰でもない上条当麻の物語。熱いなあ…
久しぶりにしっかりと正義とは言いきれない立場で、自分の感情のままに動く上条さんが見れて大満足でした!こういうのでいいんだよこういいので、という気持ち。
終章の安心感とあとがきの後にひっそりと(もはやだいぶ自己主張強い)潜むラストパートのワクワク感も最高でした。2人と1匹でただいまできて本当に良かった…
正直初期からずっと登場していたアレイスターとコロンゾンの退場と情報としては前からあったとは言えどキャラクターとしてはぽっと出なアンナの台頭でショックを受けていないといえば嘘になりますが、まあ新シリーズも応援していこうかな…
Posted by ブクログ
とうとう終わった。と、思ったら新約が終わっただけでまだ続く。長い。
新約の最期の相手は自分自身と下手ではあったが、食蜂を絡ませたりしてとても面白かった。
一方通行の成長もみれたし満足できた。
Posted by ブクログ
評価は3.5を四捨五入して4かな.
うん,最後はこの戦いになるよね,という感じの最終話(まだまだ続く).
間違った選択をしてしまった食蜂さん,最後の美琴とのからみは普通ぽかったけど,ちゃんと立ち直れているのかな.
(心理掌握の原理を知って納得,どうりで今まで美琴が防げていたわけだ.)
結局,中条さんは神浄の討魔でいいのかな.
(幻想殺しとの関係を考えると,中条さんはいなかったという解釈も成り立つか?)
鎌池先生,新シリーズ期待しています.
Posted by ブクログ
「新約」シリーズ最終巻。このあとは「創約」シリーズへとつづいていきます。
コロンゾンとの戦いをえがいた前巻の後日談のようなかたちで、ウィンザー城でのパーティの場面からスタートします。インデックス、美琴、操祈などのヒロインたちが華やかなドレスで着飾っての読者サーヴィスから、一転してスカイブルーとレモンイエローのドラゴンの襲撃という緊迫した展開になり、さらにもう一人の上条のすがたとなります。ところが操祈は、過去の上条とのつながりにすがって、新たに現われた上条につくことをえらびます。
前巻のラストで上条の身に起こった出来事の謎解きと、一連の事件のなかで上条の心のうちにわだかまりつづけていた思いが集約的にえがかれており、「新約」シリーズの締めくくりらしい内容になっています。個人的にしばらく前から感じていたわだかまりが、かなりの部分で払拭されたように思います。
Posted by ブクログ
川原礫のSAO、西尾維新の物語、そして蒲池和馬のとある魔術とアニメ化した出世作てのは完結出来ないんだろうなぁ・・新約シリーズは次のシリーズ伏線というか、敵を明示して終了。考えてみれば、月光仮面からのヒーロー物パターンでは(^^;
ともあれ、今巻は敵味方入り乱れってよりは、主人公と味方ばかりの筈が第二の自分によってほとんどが敵になるケース。迫力はあるが、どうも設定に頷けない部分あり。結末もうーーんみたいな中途半端な感じ。新シリーズ・・読むんだろうなぁ~
匿名
ちょっと
そうはならんやろって展開の構築とくどい文章で序盤が本当に辟易しました。
何度書くのその描写って感じで繰り返されるのが本当にくどかったです。
いくら夢見たいからって、あの日あの時の人を殺す手伝いを一時の感情じゃなくて継続して実行する人間だったんだって感じで食蜂さんの評価がだだ下がりました。
前から思っていましたが、作者にとってキャラクターは展開のために(いや、そうはならなくない? って感じの無理がある論理で)いくらでも下げられる舞台装置なんだなって感じです。
対比の表現や後のあれやそれやでは、今回だけでなくもう取返しがつかないと思います。
大きなテーマがあるのは分かるのですが、やる必要があるのか分からない内輪揉めみたいな展開で中盤も読んでいて辛かったです。
ただ、最後の展開と今後のためにはこれ読まないとダメなんでしょうね……。
新約、禁書目録が最後まで役に立ったところある? という疑問が拭い去れません。
そして、最後まで良いところなしのステイルが本当に可哀想でした。
右方のフィアンマが雑魚〇したあと、まったく出番無いのだけはほっこりして笑ってしまいました。