内田昌之のレビュー一覧
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前作からすぐに今回の作品を読んだが
登場人物の描写がとても上手く感情移入させられる話であった
主人公や登場人物など魅力的であり
話の中のジョークはクスクス笑えて面白かった
読み終わった後の清々しい気持ちを感じることができたPosted by ブクログ -
最後に驚いた!
宇宙を漂う人間チームと、ナノウイルスにより進化した蜘蛛たち。
自分たちが生き残るためには、蜘蛛の星を手に入れるしかないと思い、攻撃をしかける。
ポーシャたちの理性的な行動、精神的に学ぶことが多いと思った。
上巻から続けて読んだが、ほんと面白かったし、素晴らしい作品だと思う!!Posted by ブクログ -
パンデミックが漸く終息した後に発生する社会混乱の最中、事件解決に向け奮闘するFBI捜査官バディものであるが、近未来の医療科学やアンドロイドのネタを盛り込みつつ、政治・経済・社会がどう動くのかシュミレートしながら物語全体をひとつに組み上げたSFミステリであり、ファンの期待を裏切らない出来映えである。Posted by ブクログ
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いきなりの戦闘シーンから時系列を遡っていく。
展開といい、内容といい1959年に書かれたものとは思えない内容でした。
戦争を実行する軍隊とは何か、というところを掘り下げており、興味深くお仕事に通じるところが多数あり、若い時に読めば良かったな笑Posted by ブクログ -
とんでもない時間スケールで構築された想像の世界のなんと壮大なな作り話だろう。それにつけても水の惑星地球は奇跡の星だと改めて思う。Posted by ブクログ
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最高に面白い。下巻は胸をヒリヒリさせるようなエモーショナルな展開が多い。極限状態での男女のロマンスを人間、蜘蛛共に描いており、特にポーシャが散々差別していた雄を認めて絆を深めた上での、感動的な愛の捕食シーンは思わずこみあげてくるものがあった。
蜘蛛と人間との全面戦争の行方をみんな見届けるべきだ。
続...続きを読むPosted by ブクログ -
広大な銀河帝国を舞台としたSFでありながら、その内容は貴族の陰謀や政治的な駆け引きを主題とした宮廷劇である。また文化や言語、自己の境界などのテーマに関しては哲学的な領域にまで踏み込み非常に読み応えがあった。
まずこのタイトルの素晴らしさよ。なぜSFのタイトルはどれもこう美しいのか。読み進むにつ...続きを読むPosted by ブクログ -
上巻だけ読んだ感想。
とてつもなく面白いSF小説。
テラフォーミング、文明が滅び荒廃した地球を脱出した宇宙船、でかい宇宙昆虫など手垢のついたSFネタを使って、とんでもなく面白いSF作品に仕上げている。
主人公の一人である知性を持った蜘蛛が徐々に進化していく過程の描写が、とてもテレビゲーム的で面白い。...続きを読むPosted by ブクログ -
物凄く面白かった。
知性を持った蜘蛛と人間のファーストコンタクトの結末は・・・
宇宙を避難船で彷徨う人間パートと、緑の惑星で進化を続ける蜘蛛パートに分かれているが、どちらも独立した物語として十分楽しめる。というか、蜘蛛のパートがこんなに面白いのは予想外だった。
続編が出ているらしい。ぜひ翻訳される...続きを読むPosted by ブクログ -
上巻の、宮廷のパーティで自分にはテイクスカラアンの詩をあんなふうに作ることはできない、と感じてつらかったシーンとか、イスカンダーのイマゴの二つ目を入れた時に、子供の頃読んだテイクスカラアンの小説に複雑な気持ちで胸打たれたことが共通点になってることとか、帝国への、大使たちのややこしい憧れと疎外感と、彼...続きを読むPosted by ブクログ
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読んだのはスタジオぬえ表紙の旧版です。
ガンダムの元ネタ的目的で読んだが、アメリカンなジョックス的ストーリーで中々面白かった。Posted by ブクログ -
映画「スターシップトゥルーパーズ」の原作。しかしあれと本作は別物だ。異星のバグどもとの派手な戦いを求めると肩透かしをくらう。メインは軍隊に入隊した少年の成長を描いた物語となる。が、これが意外に面白い。新人機動歩兵が訓練キャンプでしごかれ、やがて士官候補生となり…。と言った割と分かりやすい内容となって...続きを読むPosted by ブクログ
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竜のグリオールシリーズ2作目。今回は中編が2つ。怖ろしいけれど魅力的なグリオール。眠っていても、否、死んでいても周囲の人はグリオールに魅きつけられ、利用される。特にスカルという話では、アメリカ人の主人公がテマラグアを訪れての物語なので、現実世界とグリオールの世界が交わった気がする。今までは、中世の竜...続きを読むPosted by ブクログ
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やっと、読みました。機動戦士ガンダムのモビルスーツの元ネタになったパワードスーツが登場する、SF小説。
哲学、政治、軍隊組織等についての濃厚な授業を受けているがごとく、作者が提示する社会と現代の社会との違いや、理想とするべき哲学はなにか等、深く考えさせられた作品だった。物語として、さらっと読んでも面...続きを読むPosted by ブクログ -
特徴的なファンタジー作品を読むたびに、人間の想像力の面白さを感じるのですが、この『竜のグリオールに絵を描いた男』もそれを感じました。表題作もそうなのですが、「始祖の石」という短編の発想は特にすごい。竜と魔法の世界で、法廷ものの話が展開されるなんて思ってもみなかった(笑)
そして、この作品集に共通する...続きを読むPosted by ブクログ -
本の出版が最近なので、新しい作家かと思ったらデビューは1984年だった。日本で紹介された頃が、ちょうど私がSFをあまり読んでいなかった頃なので、初めて読んだ。竜が存在した世界。竜退治の魔法使いの力が及ばず、グリオールを殺すことが出来ず麻痺させるにとどめた世界。横たわったグリオールの上に植物が生え、危...続きを読むPosted by ブクログ
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老人と宇宙シリーズの第6巻。本書は4部構成となっている。最もインパクトがあるのは、最初の「精神の営み」だ。脳だけ摘出された貨物船の操縦士の話である。第5巻(戦いの虚空)でも登場していたが、その時も印象に残っていて、本書でも登場して嬉しくなった。
本書はコンクラーベとコロニー連合が睨み合う状態の中、...続きを読むPosted by ブクログ