内田昌之のレビュー一覧

  • 老人と宇宙

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    ジョン・スコルジーは、ブログやノンフィクションでの鋭い洞察力でも知られるアメリカのSF作家です。彼の代表作である『老人と宇宙』は、2005年に刊行された後、その斬新さでヒューゴー賞の候補に上がるほどの注目を集めました。この作品の魅力は、宇宙という無限の舞台上で繰り広げられる、人間ドラマの深さにあります。

    『老人と宇宙』の中心となるテーマは、「歳を重ねた人々が未知の領域でどのように振る舞うか」という点です。主人公である75歳のジョン・ペリーが、地球を離れ人類コロニーを守る軍隊に参加するという物語は、ロバート・A・ハインラインの『宇宙の戦士』にインスピレーションを受けつつも、独自の哲学と人生観を

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    2024年01月22日
  • 美しき血 竜のグリオールシリーズ

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    ほとんど死んでいる巨竜グリオールの血液から麻薬を作った男、ロザッハー。彼は麻薬王として巨万の富を築くのだがー。
    ロザッハーは悪人で幸福ではなかったが、長命であり晩年は平和だ。グリオールの恩寵をプラス方向に受けた人間だと思う。
    彼は記憶が数年おきに飛ぶ。これは記憶喪失中はオートで動いてて、必要な時だけグリオールが起こしているんだろうか。むしろ逆なのかも。

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    2023年12月17日
  • 宇宙の戦士〔新訳版〕

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    戦闘表記や戦術が細かく記述されており、躍動感が凄い物語であった
    それが故に、取っつきにくいのかなと思うところもある
    中学生の時に読んでいたら間違えなく布陣や戦術を実証しようとしていただろう
    それだけ中二心を刺激する内容だった

    しばらくはバグとの戦争の結末がどうなったか夢想する日々が続きそうだ

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    2023年11月23日
  • 老人と宇宙

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    ローカス誌が選ぶ21世紀SF小説オールタイムベスト第1位。

    一言で言うと、小説の要素をすべて、バランスよく詰め込んだ佳作。

    理論はあるがSFにありがちなしつこくなりすぎることはなく、恋愛も深くなりすぎず、エロや暴力の描写も不快にならない程度にまとめられていると言う印象。

    最後が少し駆け足でわかりずらかったかな。違う宇宙の話と違う人生の話をかけているんだろうけど、何度読んでもしっくりこなかった。

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    2023年09月09日
  • 帝国という名の記憶 下

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    題名からして、“おび”からして、それはもう感じていました。

    サイエンス・フィクション(SF)では、論理的でありながら感覚的に読むことが求められる。
    これはもうはなっから「情緒的」に読みこなすことが求められる。
    これはもはや「観念的」に読んでいかないと、いちいち止まってしまいそうになる。

    そんなペースで進めていくうちに、例えば、秦の始皇帝の後継問題や、清朝乾隆帝期におけるヨーロッパを含めた周辺国の朝貢関係のような背景を、理解し始める。
    そうなると、主人公たちのハラハラドキドキな冒険活劇が面白くなるって、下巻はあっという間に終了。

    記憶と記録

    記録とは単にあったことでそれ以上でも以下でもな

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    2023年08月16日
  • 言語都市

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    なんだこれは!よくわからないけれど、何だか大変なものを読んだような気分。
    言語をテーマにしたSFだけれど、読んでいるこちらの脳がハックされた気分。地球由来の異なる思考による言語によって中毒を起こしてしまったアリエカ人そのもの。ミエヴィルおそるべし。考えさせられたとか、これからの人生に役に立つとか、そういうこととは次元が違う。何を読んだのかよくわからないけどすごい感じは初めてだ。

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    2023年07月04日
  • 揺籃の星 下

    ネタバレ 購入済み

    読みやすい天変地異もの

    中身は今までいっぱいあった様な天変地異もの 登場人物の行動も お決まりの行動 が しかし 地球の天変地異が過ぎたあと 話は続く そこがおもしろい 今までに無い作品

    #ドキドキハラハラ

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    2023年06月16日
  • 時の子供たち 上

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    おもしろすぎて、一気読み。
    蜘蛛のポーシャの進化が凄すぎて、楽しみすぎる。
    カーンと、ポーシャたち、ホルステンたちの3つの物語が少しずつ進んで行く。
    関連するこの3つの話がどのように着地するのか楽しみ。
    下巻を早く読みたい。

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    2023年02月08日
  • 竜のグリオールに絵を描いた男

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    ファンタジー。中・短編集。
    『ジャガー・ハンター』を読んだ時の印象と同じく、文学的。
    文学的な内面描写とファンタジーとの相性が良いかは疑問だが、特徴的な作風であることは確か。
    冒険小説的な要素の多い「鱗狩人の美しき娘」と、サスペンス調の「始祖の石」が好き。他2作も十分満足の出来。
    この作品に限らず、竹書房文庫の本は装丁がとても良い。
    美しいイラスト。肌触りも好み。

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    2023年01月05日
  • 宇宙の戦士〔新訳版〕

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    宇宙の“バグ”との戦いを描いた物語であるが、その中身は壮大な戦争論だったと思う。しかも、かなり極端な方へ振り切った。
    でも、出会って良かった作品なのは間違いない。

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    2022年11月01日
  • 平和という名の廃墟 上

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    (未読)前作が面白かったので即買い!と思ったら、¥1,760。ページ数がそんなに増えてるわけでもないのに、¥1,122だった前作から57%も高く、ハードカバーの「プロジェクト・ヘイルメアリー」とほぼ同じとは、何でこんなに高い値段設定になったんだ?

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    2023年03月11日
  • 時の子供たち 下

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    ネタバレ

    ファビアン主義の改革を進める蜘蛛社会
    資源の限られた避難船内でも過ちを繰返す生残り人類
    生存空間を巡り激突というか侵略が鬱展開だが結末に安堵
    続編読みたい真っ当な宇宙SF

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    2022年07月03日
  • 老人と宇宙

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    面白かった。
    21世紀版宇宙の戦士とあるが当にそのとおり。
    続編があるのかと思ったらそうでもないみたい。
    ちゃんと終わってるのでこの一冊で十分でしょう。

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    2022年06月09日
  • 帝国という名の記憶 下

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    後編は、銀河帝国ものならではの宮廷劇が大々的に繰り広げられ、小国が仕組んだ一発大逆転の仕掛けが最後に炸裂する。奇想天外なテクノロジー、巧妙なプロット、複雑極まる異文化の創造等、作者の頭の中は一体どうなってるのだろうと驚くしかない。

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    2022年03月22日
  • 帝国という名の記憶 上

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    連綿とした記憶の継承を可能ならしめるというSFらしいテクノロジーにまつわるエピソードを重ねていきながら後編へと盛り上げていく。各章の冒頭に置かれる両惑星の記述や通信文などがもたらす効果はちょっと分かりにくい。

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    2022年03月22日
  • 未踏の蒼穹

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    金星文明が、かつて文明が栄えた地球を探査する。発掘された資料から判明したことや、資料や遺跡の意味がわからず追加調査が必要なことを推測しながら全容の解明に取り組んでいく。そして確認された事が指し示していることは……
    地球の文明はなぜ滅んだのか。今の地球の状態が悪い方へと転がりだしたら滅びもありうると思えるのが怖い。

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    2022年03月11日
  • 宇宙の戦士〔新訳版〕

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    1960年のヒューゴー賞受賞作品。若き軍人の成長・昇進物語、の宇宙版といった印象。しかし文章の大半が軍隊での訓練と、軍国主義的な講釈で進み、ハインラインの思想書にも思える。パワードスーツの設定をはじめとするミリタリーSFな世界観はガンダムの着想元になったらしく、確かに読んでいて男の子の心をくすぐるものがあった。新兵から士官学校に至るまでの訓練の描写は、「愛と青春の旅だち」なども思い出させる。色々と後世への影響が大きい作品なのだろう。1997年の映画化は知っていたが、80年代に日本でもOVAとして映像化されているとのこと。製作はサンライズ、ガンダム好きとしては見るしかないかも??

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    2021年07月18日
  • 宇宙の戦士〔新訳版〕

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    ヒューゴ賞受賞作 1959年S34 発表
    地球連邦軍に志願しパワードスーツ装着した
    精鋭機動歩兵隊に配属される若者が成長し士官を目指す物語。発表時にはリバタリアン作家の軍事教練小説と批判も。機動戦士ガンダムの地球連邦軍の設定モビルスーツは本作の影響を大いに受けたようです。 

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    2021年06月17日
  • 火星の遺跡

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    ネタバレ

    「星を継ぐ者」以外のホーガン作品を読んでみたかったので手に取る。直前に読んだ「巨人たちの星」に引き続きまた神秘パワーに対する扱いが……と思わせておいての思わせぶりな暗示落ち。ただ残念ながら、そこは予想できてしまった。そんなことより魔法じみた科学技術があれこれ登場する点が面白いのでまあいいかという感じ。

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    2021年03月11日
  • レッドスーツ

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    抱腹絶倒。ジャケ買いでこんなおもしろいものに巡り合えるとは。スコルジー知らなくてゴメンなさい。
    宇宙艦隊の旗艦に配属された新任少尉が、遠征のたびに起きる不自然に気づき…って、なにも知らないで読み始めて、「えっ、これ50年代とかの小説!?」と古くさい設定に驚いてたらまさかの…
    【ブラック・ミラー』にもこんなエピソードあったな。

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    2020年07月24日