内田昌之のレビュー一覧

  • 揺籃の星 上

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    ヴィリコフスキー学説というトンデモ学説をネタにしていてちょっとアレなんだが、僕としては作中で語られる「モンデール主義」や、相変わらずの反権威主義、合理主義などのホーガン節が好きで一気に読み進んでしまった。
    特に、ピョートル・クロポトキンの相互扶助論的な「モンデール主義」は僕は好きだ。多分、これまで書いた作品も同様の思想を根っこにして書かれているんだろうなあ。「断絶への航海」とか「ミラーメイズ」とか。ホーガンはどこまでもホーガンなんだと思った。

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    2012年10月10日
  • ゾーイの物語 老人と宇宙4

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    この感動が得られるまでに、3冊読まなければいけないのだけど、まさにあっという間でした。いわゆるミリタリーSFに分類される「老人と宇宙(そら)」シリーズだが、実際の戦争(ベトナム戦争とか)を背景にした他の作品とは異質な感じがした。もちろんドンパチ・流血あり、ミリタリーというだけで敬遠する人は多いと思うけどぜひトライしてほしいです。3作目「最後の星戦」と本作は視点を変えた同じストーリーなので一気に読むことがお勧め。
    見事なまでの大団円は、読書の醍醐味。

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    2012年02月12日
  • ゾーイの物語 老人と宇宙4

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     最後の星戦読み直してから読めばよかった
    オービン族への演説とその後の展開はきゅんときた
    圧勝の中身を知りたいが、まぁさっぱりと片付けたくらいに圧勝なんだろうな

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    2010年09月29日
  • 最後の星戦 老人と宇宙3

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    で、一作目で出会った二人が
    二作目の事件もあり、ようやく共に平和な
    移民として生活を共にできた。。。とおもったら
    なんか思いっきり巻き込まれてんじゃん!?
    旦那さんのほうは人の体にもどっているが
    戦闘センスや戦略はやはり経験者。
    嫁さんは軍の策略により、人造人間の
    体にもどされてしまう。。。が
    嫁さんがまた美しく戦ってくれちゃうんだわ。

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    2009年10月04日
  • 遠すぎた星 老人と宇宙2

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    前作の主人公の恋人が主人公になった。
    超美人の人造人間(この表現は必ずしも正しくない)
    がその人並み外れた身体能力と戦闘センスで
    しなやかに鮮やかに戦い抜いてみせてくれる。
    挿絵なんか一個もないのに、その光景をみせてくれる。

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    2009年10月04日
  • 黎明の星 上

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    とにかく脱出できた人たちが
    どうなっていくのか。。。
    というお話。
    大混乱の地球が落ち着きを取り戻し
    どうにか人類がもどり再建をはじめようと
    いうとき、混乱で変質してしまった
    地球人達がいたり、でやっぱりドタバタする。

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    2009年10月04日
  • 揺籃の星 下

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    上下巻あります。
    こっちは下巻。
    おもったより早く。
    地球滅亡が訪れてしまい、それでもどうにかしようと
    頑張る人と諦めちゃう人が見事に描かれています。
    実際におこってもこうなりそうな、非常にリアルな
    作品です。

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    2009年10月04日
  • 遠すぎた星 老人と宇宙2

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    The Ghost Brigades by John Scalzi:
    ジェーン・セーガン
    ジェレド・ディラック

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    2009年10月04日
  • 揺籃の星 上

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    彗星が生まれる理由(荒唐無稽な)で、喧々囂々の地球科学界。その頭の固い保守的な科学者とそいつらを嫌って飛び出した科学者の変な喧嘩(と云うとえらく語弊がある) ホーガンの描く科学者は柔軟で好きv

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    2009年10月04日
  • 揺籃の星 下

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    彗星の接近で潰滅的打撃を受ける地球。脱出するために死にものぐるいになる科学者。パニック物みたいでスピーディ! こういうのも好き。

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    2009年10月04日
  • 量子宇宙干渉機

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    とにかく面白い! 時間との勝負なところがあって中々ハラハラさせられる。ホーガン得意の規制の厳しい社会主義的アメリカが舞台になってる。ホーガンがいくつもの小説で力説(?)してる【政府のあり方】というのがまさに理想の政治なんだね。政府とは国民を統制したり規制する能動的なものじゃなくて、純粋に受動的な、簡単に云うなら【交差点で渋滞を整理してるお巡りさん】であるべきだという物なんだね。現在の世界で広く信じられてる考え方、【誰かが得をしてる時は別の誰かが損をしてる】っていうのは間違いだと云ってるわけです。力(規制や抑制も一種の暴力だとホーガンは云ってる)では誰も幸福にはなれない。情報を秘匿することで得ら

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    2009年10月04日
  • ロックイン-統合捜査-

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    意識はあるが身体を動かせなくなるという「ヘイデン症候群」が蔓延し、身体の代わりにロボットを遠隔操作して日常生活を送るという解決策・選択肢が確立された…という世界での殺人事件を扱ったSFミステリ。
    主人公もヘイデン症候群の患者でFBIの新人捜査官。
    SFミステリということで、その世界設定がトリックにどう結びついているかが気になるところだが、トリックも犯行動機も世界設定と密接に関係かあり、とても楽しめた。
    この作者の作品は、登場人物たちのセリフ回しのユーモアさが程良いレベルに抑えられていて、クドくないのでとても読みやすい。

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    2025年12月01日
  • ヒロシマめざしてのそのそと

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    1945-2025
    8月6日 ヒロシマ
    8月9日 ナガサキ
    80年の年に、改めて。。。
    戦争や被曝で犠牲となられた方へ黙祷。

    日本は、取り返しのつかないことをした!!
    だから、『ジャップ』と呼ばれても仕方がない!!
    そう思いながら読み進めた前半。
    正直、読み進めるのが辛い!!と思った!!
    ここまで表現しなくても。。。

    日本が辛い経験を元に生み出された
    アノ火を吹く怪獣!!
    なるほど!!
    もしかしたら
    アノ火を吹く怪獣が、アメリカ陸軍によって先に
    生み出されて、日本の戦争を引き起こした重鎮たちを
    怖がらせてくれてたら、ヒロシマやナガサキの悲劇は
    なかったのかな。。。

    改めて、
    核兵器の恐ろ

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    2025年12月01日
  • ミネルヴァ計画

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    ネタバレ

    平行宇宙の説明が理解できない
    無限にあるであろう世界線の一つを救う設定がしっくりこない
    テューリアン/ガニメデの巨人・ルナリアン/ジェヴレン人の関係を思い出すのが一苦労
    とはいえミネルヴァが救われるハッピーエンドはかつてのホーガン節で良かった

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    2025年11月22日
  • 未踏の蒼穹

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    星を継ぐものと比べると、人間関係のもつれの描写が増えた印象。
    ホーガンの作品らしく、とんでもないが筋が通っている理論や現代社会への警鐘のような表現もあり、終盤は特に面白かった。

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    2025年10月05日
  • 怪獣保護協会

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    タイトルの通り、仕事を解雇され、友人の紹介で怪獣のいる並行世界の保護協会で働くことになる話。
    怪獣の特徴は映像化されたものなどで答え合わせがしたい…
    同僚達との会話、語り口が軽快
    コロナ禍の話でもあり、それらを吹き飛ばそうと明るい。
    怪獣オタク要素多め。

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    2025年09月27日
  • 老人と宇宙

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    タイトルだっせえし”老人”をフィーチャーする割にすぐ若返るしでなんか微妙かなー、まあハードボイルドスペオペとしては読みやすいけど、くらいの感覚で読み進めていたが、ヒロインの登場であーこれは"老人"フィーチャーが活きてきてるわと一気に面白くなった。良い読後感。ただやっぱタイトルだっせえわ。原題の"Old Man's War"は単に味気ないだけだが、邦題はなんで「老人と海」をパロったのか意味わからん。マジでださい。

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    2025年09月21日
  • レッドスーツ

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    スタートレックの「赤いスーツの人物は絶対死ぬ」を元ネタにした本。
    スタートレックは全然見たことがなかったんだけど、夫に勧められて読んだ。
    結果、主人公とともに謎解きする感覚でするする読めたし、どんでん返しやほろりとするところもあって、楽しく読めた。

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    2025年09月14日
  • 怪獣保護協会

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    コロナ禍で失業した主人公は,ひょんなことから怪獣保護協会に就職.
    並行世界で,怪獣を調査する仕事に携わることになるが,この怪獣,体内に原子炉を持つという,とんでもない代物.
    そこに,エネルギー長者を目指すアメリカのいわゆる富裕層が絡んだとんでもない事件が起こり,,,,,
    深く考えずにサラサラ〜〜と読むのがおすすめ.
    しかし,アメリカ人の日常会話って,こんなふうなの??

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    2025年08月05日
  • 怪獣保護協会

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    あとがきにあるようにコロナ禍の重々しさみたいなものを忘れて欲しいってのもあったようで、爽快感があって「キャッチーなポップソング」と言うのがわかる。

    「思っていた感じとは違った」感はあったけど「読みやすくて良い」方が勝ったかな。

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    2025年07月31日