あらすじ
地球はかつて土星の衛星であった――。こんな大胆な説が出現し、宇宙開発が進む未来、土星の各衛星では、数十年前に地球から移住した人びと、クロニア人たちが理想社会を築いていた。地球を訪問したクロニアの科学者たちは、この星の科学者にとって到底受け入れがたい惑星理論を展開する。太陽系は何十億年も同じ状態を保ってきたのではない。現に今、木星から生まれた小惑星のアテナは突如彗星と化し、地球を襲おうとしているのだと。『衝突する宇宙』で名高い“ヴェリコフスキー理論”を大胆に応用、宇宙の謎に迫るハードSF新シリーズの開幕!
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Posted by ブクログ
かなり登場人物も多いようで。
で、もととしている物語は
トンデモ理論だったようで。
だけれども、それが「真」の形をとった場合
どうなっているかという作品です。
というか、今これを読むと
国内事情まんまじゃないと
笑ってしまいましたね。
●〇ゴミなんかまさにこれの最たるもの。
売れるような情報しか出さないというね。
で、隠ぺいする。
あれ~どこかの偉い人がやってませんでしたっけ~
それと同じことを寝取り野郎が
やってのけてくれています。
圧倒的な不利、
そして情報遮断という
憂き目を見てしまう主人公。
さて、どう挽回する?
Posted by ブクログ
ヴィリコフスキー学説というトンデモ学説をネタにしていてちょっとアレなんだが、僕としては作中で語られる「モンデール主義」や、相変わらずの反権威主義、合理主義などのホーガン節が好きで一気に読み進んでしまった。
特に、ピョートル・クロポトキンの相互扶助論的な「モンデール主義」は僕は好きだ。多分、これまで書いた作品も同様の思想を根っこにして書かれているんだろうなあ。「断絶への航海」とか「ミラーメイズ」とか。ホーガンはどこまでもホーガンなんだと思った。
Posted by ブクログ
彗星が生まれる理由(荒唐無稽な)で、喧々囂々の地球科学界。その頭の固い保守的な科学者とそいつらを嫌って飛び出した科学者の変な喧嘩(と云うとえらく語弊がある) ホーガンの描く科学者は柔軟で好きv
Posted by ブクログ
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Posted by ブクログ
新三部作の第一作。揺籃(ようらん)=ゆりかごですから、次はどうなるのでしょうか。
久々のホーガンの新作という気がします。それもかつてのガニメデ三部作の路線です。期待して読み始めました。しかし・・・。
なんかちょっと違います。恐竜の謎、旧約聖書の記述の謎など「らしい」所もあるのですが、後半は良くある彗星の地球衝突のディザスター小説です。それも凄惨さばかりが表に出てホーガンらしくありません。
もともとホーガンという人は、科学的であるより、物語の面白さを優先する人で、むしろ私はそれが好きなのですが、今回はちょっとね。肝心の彗星発生のメカニズムも描けてないし・・。
なんだか少々消化不良。でも、幾つかの謎は残してあるので、これを次作でどう処理されるかを期待しましょう。
Posted by ブクログ
上下巻あります。
こっちは上巻。
おもったより早く。
地球滅亡が訪れてしまい、それでもどうにかしようと
頑張る人と諦めちゃう人が見事に描かれています。
実際におこってもこうなりそうな、非常にリアルな
作品です。