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エントヴァースの事件を解決して地球に戻ってきたハント博士を、驚愕の事態が襲う。並行宇宙に存在する、別バージョンの自分自身から通信が入ってきたのだ。ハントたち地球人とテューリアンは協力し、マルチヴァースを横切る時空間移動の可能性を探る。一方、かつてクーデターに失敗して逃亡し、5万年前の惑星ミネルヴァ近傍で再実体化したジェヴレン人ブローヒリオたちは、ひそかに再起を図っていた……月面で発見された宇宙服姿の遺骸は5万年前のものだった、という壮大な謎を端緒とする不朽の名作『星を継ぐもの』に続く、シリーズ最終巻!/解説=渡邊利道
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Posted by ブクログ
『ミネルヴァ計画』に学ぶマネジメントの現実解
SF『ミネルヴァ計画』(J・P・ホーガン)で描かれる「通信技術の発展により現場への過度な干渉が可能となり、かえって現場が凡庸化する」という問題は、現代の組織運営を象徴している。
現代主流の標準化やルール管理(機械的マネジメント)は、個人の裁量を狭めるようにも見えるが、本質的には「優秀な人材を確保できない前提で組織を存続させるためのセーフティネット」として機能している。
一方で、理想とされるのは自由と環境を与えて個の強みを伸ばす「庭師的マネジメント」である。しかし、メンバー全員が高度な自律性やプロ意識を備えているわけではないため、一律の解放は組織の崩壊を招くリスクもある。
したがって、極端な「管理」も「放置」も適切ではない。
* 基盤(再現性): 誰でも一定成果が出る仕組みで組織を守る(セーフティネット)
* 運用(個の解放): 自律性を示したメンバーから過度な干渉を外し、個の強みを伸ばす(庭師の視点)
メンバーの自律性に応じて「再現性の確保」と「個の解放」を戦略的に使い分けることこそが、現代マネジメントにおける現実解である。
Posted by ブクログ
あー読み終えてしまった〜
壮大な作品、すごく面白かったです。
とはいえ、マルチバースに跳ぶ科学的な説明、物理理論は全くついていけず、、ネットで言葉を調べながら読み進めたりしたけど力尽きて解らないままですが兎に角、好きなマルチバースに跳べるようなったのね。後半は、ドキドキしちゃいましたよ。あーゾラックが、、涙。。
でも〜!? 歓喜。
ブロービリオは何処に跳んだのか
そこでまた、悪さをしてないんですかね?
セリオスとランビアが和解し、地球人となり、テューリアンの技術を学びながら作り上げる世界線はどんなだろう。
そしてハントが戻ってきたのは本当に元の世界だったのか?謎は色々。。
また、忘れた頃に 星を継ぐもの から再読してみたいと思っています。
Posted by ブクログ
星を継ぐものシリーズ完結。
SFのオールタイムベストで常にトップ3圏内に入ってくる名作の完結とあらば読まないわけにはいかないだろう。
ハードSFとしてはハントとダンチェッカーが侃々諤々の討論をしながら、というよりは起きた現象に対して淡々と仮説、実験の繰り返しで、星を継ぐものシリーズで見られた面白さは薄い。その分、社会学とエンタメに振り切っており、前半はダンチェッカーの親戚のリベラル思想な作家、ミルドレッドが大活躍する。後半は懐かしのシャピアロン号、ゾラックとガルースが活躍し、未解決の伏線と対峙しハッピーエンドを迎える。
旧作から読んでいると登場人物のほとんどが既出なので非常に読みやすい。適度に旧作からの流れもまとめてあり、10年以上ぶりに読んでも置いてけぼりにされない気遣いも嬉しかった。
Posted by ブクログ
はい、というわけでJ・P・ホーガンの『巨人たちの星』三部作第5弾でございますよ!
前作のレビューでも触れましたが、三部作の第5弾ですからね
そんな付け足しの物語が面白いわけなかろうが!(# ゚Д゚)
うん、でら面白かったです
何にだって例外はあるでしょうが!(# ゚Д゚)
(誰もなにも言うてない)
あれですよ!老舗のうなぎ屋の秘伝のタレですよ
付け足し付け足しですよ!(継ぎ足し継ぎ足しな)
でもあれってどうなん?ちょっと不衛生じゃない?まぁ、美味しければいいか
そうなんです
面白ければいいんです
面白いが正義
はい、ほんとのほんとの最終巻(亡くなってますので)『ミネルヴァ計画』です
なんと今回はマルチヴァースですよ
説明したところで難しくて理解できないだろうからしませんよ
もうこれぞ空想科学小説ってくらいエグいんだけど、根底に流れるテーマはなんで人間って争ってばかりいるの?ってことっぽい
ホーガンはこれを「人間の病」と表現してるんだが、善意のかたまりである巨人たちには理解できんのよ
で、この病って生まれついてのものなの?育った環境によるものなの?ってところなんよ
ホーガン自身(と巨人たち)はなんとなく答えを保留してる感じですが、環境によるものだと信じたいようなのよ
生まれつきだったら救いがないものね
ただね競争心が良い方向に出ることもあるよってことも書いていて、結局は折り合い良くってことなんかなーって
それにしてもやっぱSFってさ、人間を見つめる物語なんだな〜
Posted by ブクログ
またガルースやチューリアンたち、ハント、ダンチェッカーに会えた!
ガニメアンの優しさに感動!
とくにダンチェッカーのいとこで作家のミルドレッドとショウムの心の交流に胸を打たれた。
地球人の私利私欲の追求と搾取、抑圧、強奪、強者のための弱者の奴隷化を前提とし、それを称揚して賛美する人間性について、それは信頼する者に欺かれているからだと考えるミルドレッドに、テューリアンなら、地球の人々に嘘を拒絶する方法を教えることができるかもしれないと、希望を見出す。
人間について懐疑的だったショウムが、ミネルヴァを救おうとテューリアン、地球人ともに力を合わせて奮闘する展開。
まさに最終章に相応しい物語でした。
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