【感想・ネタバレ】ミネルヴァ計画のレビュー

あらすじ

エントヴァースの事件を解決して地球に戻ってきたハント博士を、驚愕の事態が襲う。並行宇宙に存在する、別バージョンの自分自身から通信が入ってきたのだ。ハントたち地球人とテューリアンは協力し、マルチヴァースを横切る時空間移動の可能性を探る。一方、かつてクーデターに失敗して逃亡し、5万年前の惑星ミネルヴァ近傍で再実体化したジェヴレン人ブローヒリオたちは、ひそかに再起を図っていた……月面で発見された宇宙服姿の遺骸は5万年前のものだった、という壮大な謎を端緒とする不朽の名作『星を継ぐもの』に続く、シリーズ最終巻!/解説=渡邊利道

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Posted by ブクログ

星を継ぐものシリーズ完結。

SFのオールタイムベストで常にトップ3圏内に入ってくる名作の完結とあらば読まないわけにはいかないだろう。

ハードSFとしてはハントとダンチェッカーが侃々諤々の討論をしながら、というよりは起きた現象に対して淡々と仮説、実験の繰り返しで、星を継ぐものシリーズで見られた面白さは薄い。その分、社会学とエンタメに振り切っており、前半はダンチェッカーの親戚のリベラル思想な作家、ミルドレッドが大活躍する。後半は懐かしのシャピアロン号、ゾラックとガルースが活躍し、未解決の伏線と対峙しハッピーエンドを迎える。

旧作から読んでいると登場人物のほとんどが既出なので非常に読みやすい。適度に旧作からの流れもまとめてあり、10年以上ぶりに読んでも置いてけぼりにされない気遣いも嬉しかった。

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2025年10月12日

Posted by ブクログ

めっちゃ面白かった。前作前々作が個人的に少しわかりにくかったが、シリーズ通じて読んできてよかった。
星を継ぐものから再読しようかな〜。

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2025年05月04日

Posted by ブクログ

星を継ぐものからミネルヴァ計画まで読破
内なる宇宙(下)まで、涙を流す事は無かったが
シリーズ最終巻では、数回泣いた。
切ない涙も感動の涙もあった。

シリーズを通してとても面白く満足でした!
もうハント一行の旅が読めないと思うと寂しさを感じます。
記憶が曖昧になった頃、またハント一行の旅を
チャーリーとの出会いから楽しもうと思いました!

素敵な物語を生み出してくれた"ジェイムズ・P・ホーガン氏"に、感謝を!
素敵な作品に出会えて幸せです!
ありがとうございます!!

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2025年04月17日

Posted by ブクログ

シリーズの最終巻らしく、ボリューミーな内容だった。前半では細かい説明が続いていたが、終盤の大団円へと向かうスピード感が良かった。

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2025年03月07日

Posted by ブクログ

はい、というわけでJ・P・ホーガンの『巨人たちの星』三部作第5弾でございますよ!

前作のレビューでも触れましたが、三部作の第5弾ですからね
そんな付け足しの物語が面白いわけなかろうが!(# ゚Д゚)

うん、でら面白かったです

何にだって例外はあるでしょうが!(# ゚Д゚)
(誰もなにも言うてない)

あれですよ!老舗のうなぎ屋の秘伝のタレですよ
付け足し付け足しですよ!(継ぎ足し継ぎ足しな)
でもあれってどうなん?ちょっと不衛生じゃない?まぁ、美味しければいいか

そうなんです
面白ければいいんです
面白いが正義

はい、ほんとのほんとの最終巻(亡くなってますので)『ミネルヴァ計画』です
なんと今回はマルチヴァースですよ
説明したところで難しくて理解できないだろうからしませんよ

もうこれぞ空想科学小説ってくらいエグいんだけど、根底に流れるテーマはなんで人間って争ってばかりいるの?ってことっぽい
ホーガンはこれを「人間の病」と表現してるんだが、善意のかたまりである巨人たちには理解できんのよ

で、この病って生まれついてのものなの?育った環境によるものなの?ってところなんよ
ホーガン自身(と巨人たち)はなんとなく答えを保留してる感じですが、環境によるものだと信じたいようなのよ

生まれつきだったら救いがないものね
ただね競争心が良い方向に出ることもあるよってことも書いていて、結局は折り合い良くってことなんかなーって

それにしてもやっぱSFってさ、人間を見つめる物語なんだな〜

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2025年02月22日

Posted by ブクログ

またガルースやチューリアンたち、ハント、ダンチェッカーに会えた!
ガニメアンの優しさに感動!

とくにダンチェッカーのいとこで作家のミルドレッドとショウムの心の交流に胸を打たれた。
地球人の私利私欲の追求と搾取、抑圧、強奪、強者のための弱者の奴隷化を前提とし、それを称揚して賛美する人間性について、それは信頼する者に欺かれているからだと考えるミルドレッドに、テューリアンなら、地球の人々に嘘を拒絶する方法を教えることができるかもしれないと、希望を見出す。
人間について懐疑的だったショウムが、ミネルヴァを救おうとテューリアン、地球人ともに力を合わせて奮闘する展開。

まさに最終章に相応しい物語でした。

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2025年02月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

平行宇宙の説明が理解できない
無限にあるであろう世界線の一つを救う設定がしっくりこない
テューリアン/ガニメデの巨人・ルナリアン/ジェヴレン人の関係を思い出すのが一苦労
とはいえミネルヴァが救われるハッピーエンドはかつてのホーガン節で良かった

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2025年11月22日

Posted by ブクログ

「星を継ぐもの」シリーズの最終巻という謳い文句に読まずにはいられなかった。この作品を通して、ホーガンという作者に注目していたが、書店で積み上げられていた本書を早速買い求めた。
「星を継ぐもの」では、月の探査の過程で、5万年前の人類の死体?を発見する、という驚きの導入部からスタートする。さらに続編があり、夢中で追随していった。あれから忘れた頃に、最終巻としてリリースされたことに記憶を呼び起こされた。
マルチバースという物理学の最新理論をもとに、宇宙には並行宇宙があり、それぞれが別の宇宙を形成しているという突拍子もない理論があるが、それが本書の主軸を成している。主人公は、この並行宇宙にいる自分自身から連絡を受け、このマルチバース世界への探究に入り込んでいく。現代の物理学では解明できない不可思議な理論を、遥か先を行く知的生命体での解明に委ねながら、不自然さを払拭するかのような理論を展開しながら、物語への現実感を惑わしていく、その力量は素晴らしい。SF作家は科学を先導する、といっても過言ではないかもしれない、と思わせる作品であり、夢物語に付き合えた気楽さが残る。

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2025年05月07日

Posted by ブクログ

待望の最新巻であり最終巻。すっきり伏線が回収されたし、何より最後まで一貫して本来人類が持ってる可能性への希望を描いてたのが印象的だった!
もう続きを読めないと思うと寂しいなー。もし作者が生きてたらミネルヴァが崩壊せずに発展した時間線との交流を描いたりしてたのかな。
SF小説にハマるきっかけを作ってくれたシリーズでした。出会えて感謝!

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2025年03月29日

Posted by ブクログ

シリーズ続編でますます複雑な展開。
前半は現実感を持たせるためか科学的な専門用語を連発しており難解すぎる。
後半は話が一気に動きだし緊迫感もあり面白い。
星を継ぐもシリーズらしさを感じた。

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2025年03月11日

Posted by ブクログ

うーーーーん。いまいち楽しめんかった。

多元宇宙もの。
巨人たちの星で過去に飛ばされて輪廻に閉じ込められたという終り方だったのを、そこに多元宇宙を持ってきた。

チューリアンを閉じ込めようとしたジェヴレン人が別の閉じ込められ方をしたと言うそこが良かったのだけど、正直、孫悟空が新たな敵と戦っていくような、少年ジャンプ的な展開と受け止めた。

まず、多元宇宙を説明する理論が全く頭に入らない。そこと行き来する説明が、全く記憶に残らない。
星を継ぐ者から巨人たちの星はハードSFでありながら、ページを捲り返すような難しいSF設定を必要とせずぐんぐん読めた気がするのだけど、その後の2作は、がっつり後戻りしてそれでもなんだっけ的な、数字の多いブルーバックスのような印象だ。
その理論展開、とうとうイラスト付きとなってしまう。

それで巻の半分。

まあいいや、とにかく設定は設定として置いといてその先のドラマへ、と思ったのだけど、ここが分量的にも内容的にもさほどではない。もちろん、ハラドキはあるのだが、このシリーズに期待する、おおお、そっちから来たか!と言うような高揚感を感じぬまま、安っぽいスペオペのようになってしまった。

最後はどうにもそれでいいんかというあまり伏線のない、やっぱり少年ジャンプ的な実はこうだったのだって設定を持ってきた。

いやー、個人的には、やっぱり最初の三部作で完結でいいな。

多元宇宙のうちの一個の未来を救ったとして、それで終わりかい。しかもその宇宙を救うために、トラブルの根源を他の宇宙に押し付けた。
同じような解決を試していた他の宇宙の主人公たちもたくさんいるとは思うのだが、そもそも、手を突っ込んだ世界がその先どう言うふうになっていくのか、誰にもわからない。未来を救ったのだと言うのは、安直すぎる。

なんだかなあ。
やったらあかんことをやったような気がする。登場人物たちが。
科学者が科学的発見を突き詰めて日本人を虐殺する結果になってしまったような。
ちょっと気持ち悪い話に終わってしまった気がした。

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2025年11月25日

Posted by ブクログ

シリーズが完結し伏線が全て回収された達成感はあるが、第一部のマルチヴァースの理論部分は非常に長く難解でほぼ流し読みになってしまった。第二部だけでも良かったかなと思う。

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2025年03月07日

Posted by ブクログ

「星を継ぐもの」シリーズ最終巻となるこちら。前半はけっこうかったるいというか甘めな展開で、呑気な宇宙観光物語を延々読まされて、これ最終巻で大丈夫かと思ったけど、さすがの後半はバリバリマルチヴァースな内容で盛り上げてくれる。おもしろいのは、銃火器を使ったドンパチなシーンが皆無なこと。そういった意味で科学者達が主人公の物語であることが徹底されていて、ただのなんでもありのマルチヴァースな物語になってないのが良い。

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2025年02月24日

Posted by ブクログ

何がなんだか分からなかった。

マルチバースを行き来する話だが、専門的知識ばかりで、何で行き来出来るのかわかってない。

でも面白い。

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2025年01月31日

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