あらすじ
銀河連邦の新任少尉ダールは、憧れの宇宙艦隊の旗艦イントレピッド号に配属される。だが、彼と新人仲間はすぐに周囲で奇妙な事象が頻発していることに気づく。この世界では何が起こっているのか? 自分たちは何かに操られているのか……? アメリカSF界屈指の人気作家スコルジーが贈る宇宙冒険ユーモアSF
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Posted by ブクログ
スタートレックの「赤いスーツの人物は絶対死ぬ」を元ネタにした本。
スタートレックは全然見たことがなかったんだけど、夫に勧められて読んだ。
結果、主人公とともに謎解きする感覚でするする読めたし、どんでん返しやほろりとするところもあって、楽しく読めた。
Posted by ブクログ
抱腹絶倒。ジャケ買いでこんなおもしろいものに巡り合えるとは。スコルジー知らなくてゴメンなさい。
宇宙艦隊の旗艦に配属された新任少尉が、遠征のたびに起きる不自然に気づき…って、なにも知らないで読み始めて、「えっ、これ50年代とかの小説!?」と古くさい設定に驚いてたらまさかの…
【ブラック・ミラー』にもこんなエピソードあったな。
Posted by ブクログ
スタートレック、特にTOSへのオマージュ満載。
当初は『宇宙大作戦(笑)』を揶揄する不条理劇かと思ったが、
終章では涙がこみ上げた。
Posted by ブクログ
スコルジーさんの代表作「老人と宇宙」で見せる ちょっとしたユーモアセンスを全開にした感じ
落語のように笑わせて、最後にホロリと感動させるあたりが 流石!
「スター・トレック」そして
「ギャラクシークエスト」ファンなら読むべし
Posted by ブクログ
プロットはなるほど〜と思い、前半は面白く読んでいたが後半は長いと感じた。アメリカンジョーク的(?)なやり取りもくどい。ただ最終章の最後のエピソードがよくて全体的な印象度アップ。
Posted by ブクログ
久しぶりのSF。
なのに、なんだか凡庸なお話だなー、と思っていたら、ふむふむ、そういうことだったのね。
で、最終的には、バカバカしさと甘さが程よく楽しいお話でしたとさ。
Posted by ブクログ
やー、久々のバリバリSF。
しかもベースにスタートレックが。
現実とTV番組がクロスするメタな作品、
TV番組はもちろんスタートレック、のようなもの、
しかも冒険しちゃ危機一髪で帰還、のオリジナル(宇宙大作戦)、のようなもの。
まぁトレッカー(トレッキー?)のほうが楽しめるだろう、
ただTOSやTNGが楽しめない冒険NGトレッカーには、本作品もややダレて感じるだろう。
いやトレッカーじゃなくてもまったく大丈夫、
終章なんてちょっと感激したりして。
ちなみにわたしはDS9の大ファンだす。
Posted by ブクログ
ジョン・スコルジーのヒューゴー賞、ローカス賞受賞の本書は、奇抜な設定で楽しませてくれる異質のスペース・オペラ。
銀河連邦の新任少尉ダールは、旗艦イントレピッド号に配属される。憧れの宇宙艦隊に勤しむダールは配属されて間もなく、奇妙なことに気付く。彼の上司や先輩は、艦長アバナーシーをはじめとする上級仕官に会おうとせず、彼らから常に身を隠すのだ。次第に明らかになるクルーの死亡率の高さと絶対に死なない上級士官…ダールとその新人仲間は得体の知れないミステリーを解き明かそうとするが…
ということで、本書は「スター・トレック」を題材とした作品のようで、物語の様々な箇所でネタが散りばめられているとか。そもそも題名自体にスター・トレックがっつり絡んでいる模様。とはいうものの、スター・トレック自体観たこともない読者からすると、そういう通だけが楽しめるところはまったく楽しめず。。笑
奇抜な展開で中盤以降を盛り上げてくれた本書ですが、最後にもうひとひねり欲しかったというのが正直なところ(ハンスンの件はちょっと肩透かしでした)。