青山美智子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『将棋は決断のゲームである…決断をテーマに書かれた一挙8編の短編集』という紹介文に惹かれて読みました。
将棋は子供の頃に親に教えてもらって2、3度指したことがある程度でほぼルールも難しいことも分からない状態で読みました。分かってた方が面白いんだろうなぁと思う物語もありましたが、全体的に、話の筋に関わる程度に上手に解説が挟まっていて、あまり調べたりせずに理解でき、読み進めることが出来ました。
強く印象に残ったのは、葉真中顕さんの『マルチンゲールの罠』、白井智之さんの『誰も読めない』でした。
『マルチンゲールの罠』は、最後の最後で、見えている世界がグルンとひっくり返るような感覚がお見事で、読み終わった瞬間、ほわ〜!と感嘆の声が出て、脱力するほどでした。
『誰も読めない』は、読み始めは方言になれなくて、読むスピードと意味を汲み取るスピードが合わずに少し苦労しましたが、途中から気にならなくなるほど引き込まれてドキドキしました。最後は、良かった〜!と安堵。クライマックスへの引き込まれ方が凄かったです。
決断がテーマ、という意味では、青山美智子さんの『授かり物』が、あまり将棋慣れしていない私には一番親しみやすく、また、決断に対しての心の流れに共感して最後は少しウルウルしました。
全体を通して、将棋の世界の厳しさと奥深さにも触れられて、とても興味深く感じた短編集でした。 -
Posted by ブクログ
お酒を題材にしたアンソロジー第2弾。
・青山美智子「きのこカクテル」
ライターの永瀬は代打でバーの取材に行くことに。バーテンダーに惹かれるが下戸であり…
・朱野帰子「オイスター・ウォーズ」
ツィッターのDMきっかけで初対面の相手と牡蠣を食べることに。
・一穂ミチ「ホンサイホンベー」
父の訃報で娘は16年ぶりに帰国し実家へ向かう
・奥田亜希子「きみはアガベ」
中学生の姪の若々しい感性が形成される様子を叔父が自身の感覚と比較しながら見守っているような話
・西條奈加「タイムスリップ」
悩みを抱える女性が初めてひとり酒を飲み…
シリーズ第1弾とは全員違う作家さんですね。
青山美智子さんの話が好き!ここは「好き」という言葉を使わずに気持ちを伝えるところかもだけど…
青山さんは他作品に過去作のキャラが出てきたりするので、この2人のその後もいつか出てくるといいなぁ