黒星紅白のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今回もリリアがアリソンと旅に出るところから始まります。旅の途中では、アリソンの思い出のあの駅も出てきて、「アリソン」から読んできた自分には、感慨深いものがありました。リリアは気づきませんでしたけどね。そのあたりがリリアらしいな?と思います。
一方、今回は全く別行動で始まったトレイズ。トレイズもあの駅に降り立ちますが、こちらはトラヴァス少佐といっしょにいてその場所のことに気づきました。血縁じゃないトレイズが気づいてリリアが気づかないのは、トラヴァス少佐のことを知っているためか、それとももともとの性質なのか。
そして、またまた事件が起きていきますが、リリアが事件慣れしつつも普通の女の子なのに対し -
Posted by ブクログ
リリアとアリソンが冬のイクストーヴァで新年を迎えることになって…というところから話がはじまります。
ところが、まず、イクスにたどり着くまでが大変。まるで、二人がイクスにたどり着くのを阻むかのように…(汗)
それにもめげず、たどり着いた二人は、イクスではお祭りになるような大晦日を迎えます。
アリソンはお祭り騒ぎの街へ。リリアは眠っていたため、小屋でトレイズをともに新年を迎えることになりますが、その頃、王家の別邸では事件が起きていて…
と、前編なので、まずは「起承転結」の「起承」くらいまでかな。アリソンたちの次代「リリアとトレイズ」の活躍が期待されます -
Posted by ブクログ
リリアとトレイズ」の2冊目。内容的には1巻の続編です。アリソンでは、アリソンが活動的で要所をヴィルがしめる。という感じだったのですが、リリアとトレイズだと、実行部隊はトレイズで、リリアが「普通の女の子」としての視点を受け持っているように思えました。いや、リリアも十分に魅力的な女の子なんですけどね。
どうも、母アリソンのイメージが強くて(笑)。そのほかに、いろいろなことを知らされていない、守られている存在だから、という感じも受けました。それだけに、事件の裏を知らずに、出会いを素直に喜べる。それを見てトレイズも癒されるというか、助けられているんだと思います。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ引っ越しで連れてきて、思わず再読してしまいました。
時雨沢さんの本は、「キノ」も「運ばれてくる前に」も好きです。
アリソンから連なるシリーズでは、やっぱりこのアリソンが一番好きですね。
「嘘つき爺」の話を聞いたところから、ちょっときな臭いことに巻き込まれるアリソンとヴィル。
金髪碧眼で空軍パイロット、無鉄砲が服を着て歩いているようなアリソン。
一度見聞きしたことはなんでも忘れない、銃の名手でのほほんとしたヴィル。
この二人の掛け合いがなんとも楽しい。
「嘘つき爺」の正体、そして発見される「宝物」。
ラストへ向かう味付けは、やっぱり時雨沢さんらしいなぁと思います。
さらっとしているけれども、そ -
Posted by ブクログ
正直、この巻でのメグミカの暴走ぷりには、若干引いた。なんかセロンのこととか自分の気持ちのこととかで煮詰まっていつも以上に爆発してるんだろうなぁとはなんとなくわかったけど。
あ、リリアは結構ちょこちょこ出てきてて嬉しかったです。
でもまあ、なんかすっきりしない終わり方をした依頼の件は置いておけば、大団円かなという感じです。サブタイトルはそっちの意味だったのかと、読み終わった時ににやっとしてしまいました。
なんか最後まで読み終わって思ったことは、セロンがスロースターター・安全運転とすれば、メグミカはアクセル全開・いきなりフルスロットルって感じ。なんか中和されてある意味いいカップルになるんじゃない -
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