樋口有介のレビュー一覧

  • 風少女

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    青春ミステリ。
    ものすごいどんでん返しがあるわけでも、特別魅力的なキャラクターが
    出てくるわけでもないが、このジャンルの小説は読んでいて安心する。

    家族とのちょっとした絆というか切っても切れない煩わしさが
    安心するのかもしれない。
    本題とはあまり関係ないかもしれないけど。。。

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    2009年10月25日
  • 初恋よ、さよならのキスをしよう 柚木草平シリーズ2

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    柚木草平シリーズ第二弾。

    38歳の主人公柚木草平を中心とした青春(?)小説。

    ふとしたきっかけで再会した初恋の女性が何者かに殺害された。娘に「私に何かあったら柚木さんを頼りなさい」という言葉を残して。。。

    相変わらずの雰囲気である。

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    2009年10月04日
  • 月への梯子(はしご)

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    樋口有介さんの本を読むのはじめて何を書いてもネタバレになりそうですが同じ世界でも 見る人によって見え方が違うんじゃないかそう思うお話でした他の本も読んでみようかな

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    2011年09月29日
  • 夏の口紅

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    淡々とした主人公。危うげな脆さの少女。
    辿った先に見つけたもの。


    米澤穂信さんの解説を読んで色々納得。
    (通じるものがあるなぁ、とは思ってたんだ)

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    2009年10月15日
  • プラスチック・ラブ 柚木草平シリーズ8

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    ◆あらすじ◆
    公孫樹の枯葉がふりそそぐ十二月、中学時代の同級生・竹田寛子が、ラブホテルで殺害された。
    高校2年生の木村時郎は、寛子の最近の様子が気にかかり、彼女の高校の同級生を訪ねた。
    そして寛子が、"プラスチック・ラブ"という謎の言葉を残していたことを知る。
    その帰り、時郎は事件を取材している柚木草平と出会う───。
    四季の移ろいと事件を綴った、青春私立探偵シリーズ番外編。

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    2009年10月12日
  • 夢の終わりとそのつづき 柚木草平シリーズ5

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     <柚木草平シリーズ>の1冊。草平が繰り出す、女性への軽快なジョークはあいかわらず。楽しい。しかし、今回の柚木草平はまたまた、これまでと違った一面を見せた。本書は草平が刑事を辞めて8ヶ月後の事件。なんとロシアの某機関まで絡んでくる、スケールのでかい陰謀なのである。シリーズ中、最大の事件かも?今回は随分と大風呂敷を広げたなぁと思ったが、その割りにコミカルな草平の言動に気楽に読んでいたら、驚いたことにエイリアン? まで登場する始末。ちょっとひいたが、きっと納得できる、あっと驚く結末が用意されているんだろうと高をくくっていた。でも、明らかになった真相も厳しい内容だった。練りが足りないなぁというのが正

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    2011年09月30日
  • 初恋よ、さよならのキスをしよう 柚木草平シリーズ2

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    娘と訪れたスキー場で、柚木草平は高校時代の初恋の女性・卯月実可子と二十年ぶりに出会う。
    以前と変わらない美貌のまま、雑貨店オーナーとして活躍していた彼女が、再会後まもなく何者かに殺害される。
    実可子の姪から事件の調査を依頼された柚木は、高校の同級生を順に訪ねていくが…。
    事件の謎とともに、青春のほろ苦い思い出が柚木を深く悩ませる、私立探偵シリーズ第二弾。

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    2009年10月04日
  • 不良少女 柚木草平シリーズ7

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    金欠のためあちこちから探偵業のアルバイトを引き受け糊口をしのぐ、俺・柚木草平。
    吉島冴子の従姪に届いた不審な手紙を調査する「秋の手紙」。
    深夜に出会った金髪の美少女が巻き込まれた事件を描く「不良少女」。
    飲み屋で意気投合した美女からの仕事「スペインの海」。
    四件の憂鬱なアルバイトの顛末と柚木自筆のエッセイを収録した、ファン待望の連作短編集。

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    2009年10月04日
  • 探偵は今夜も憂鬱 柚木草平シリーズ3

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    女に惚れっぽい和製ハードボイルドの短編を楽しめた本。元刑事でフリーライター、アルバイトで探偵のような事をやっているが、美しい女に頼まれればウラがあるとわかっていても最後まできっちり仕事はやりとげる。う〜ん、渋い。 自嘲しながらも自分のポリシーは守るんだなあ、このオジサンは(笑)男は優しくなければ生きている資格はないってね。続編でてるのかなあ??

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    2011年09月17日
  • 魔女

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    枯葉色グッドバイの前身らしい。
    この作家さんらしい表現の生きた文章で、わりと軽快に読めた。
    ただ、読み終わったときに残らないので、ちょっとキビシ目だけどこの評価で。

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    2009年10月04日
  • 月への梯子(はしご)

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    なんて哀しい話しなんでしょう...。
    もちろん泣きましたよ...でも...心地良い涙ではなく
    本当になんか哀しくて...ね。

    このストーリーってどう評価するのがいい事なんですか?

    決してイヤではないですが、大事で大切なことを
    突きつけておいて、フラっていなくなってしまうような...
    しかもわざとね。そんな感じの寂しい気持ちになって
    しまいます。

    決してファンタジーなんかでなく、凄い毒をかけられたような
    気分です。でも決して...悪いとは思いませんが。

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    2009年10月07日
  • 風少女

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    義父の死の報せを受けて、故郷に帰ってきた主人公。20歳の大学生。幼い頃から好きだった女性が1週間前に死んだことも知る。死んだ女性の妹と同じように事件に疑問を抱き、真相を探る。

    樋口有介さんの代表的作品。
    文章のあちこちから瑞々しい感性が顔を覗かせていた。
    微妙な感情の動き、故郷の閉塞感などの描き方がうまく、著者の表現力、ポテンシャルを感じさせる作品だった。

    登場人物たちの会話。ぎこちないような、それでいてしっくりしているような、ちょっと浮ついた印象。その世代を感じさせた。
    学生時代。挫折と希望。今現在しか見えない者と、漠然とでも将来に目を向けている主人公との対比。同じ場所にいても、生きてい

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    2013年01月27日
  • 月への梯子(はしご)

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    「ジャケ買い」ならぬ、「タイトル買い」。
    また樋口有介だった。
    この人の付けるタイトルについつい手を伸ばしてしまう。
    読んでみると、いつもまあまあ。
    ハードボイルド口調は、むしろ苦手。

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    2009年10月07日
  • 月への梯子(はしご)

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    ボクさんは知能に少し障害がある。四十歳、アパート「幸福荘」の管理人。
    住人や近隣の人々に支えられ、自然を愛し人を愛し、幸福な日々を送っていた。
    ところがある日、アパートで殺人事件が起きてしまう。それを目撃したボクさんは驚いて梯子から落ち、次に目が覚めた時は病院のベッドだった。
    そして彼は気づいた。自分の知能が正常に戻っていることに。
    善良だと思っていた住人は全員失踪したという。ボクさんは一人、真実を追うため動き出す。

    「僕がみんなに親切にして、僕がいい人になれば、まわりの人もみんないい人になるよ。」
    人からは苦笑されてしまうような、この信条。
    これは本当に、のちのボクさんが分析するような「逃

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    2009年10月04日
  • 夢の終わりとそのつづき 柚木草平シリーズ5

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    同じシリーズ前にも読んでる、元刑事の探偵で出てくる女がみんないい女っていうヤツ。男のロマンというか、ハードボイルドってそういうことよね。主人公の、女にだらしないっぷりが徹底しているので、これはアリ。

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    2009年10月04日
  • 木野塚探偵事務所だ 木野塚佐平シリーズ1

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    定年を迎えた木野塚氏がハードボイルド目指して探偵デビュー。が、実際にはそうかっこよくいきません。来る仕事は主にペット探し。理想のようなセクシーな美女が秘書になってくれるわけでもなく。頑張りが空回りする様子がかわいくもユーモラスですがいまいちテンポにのれませんでした。ラストで言われるとおり木野塚氏が根っからの善人で、それ故に単純すぎるんでしょうか。読後はあっさりしてました。

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    2009年10月04日
  • 風少女

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    “「マフラー……」
    「君がしてるといい、このつぎに会うまで」”

    斎木亮と、川村千里。
    内容がよかったし、この2人、楽しい。

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    2010年03月27日
  • 木野塚探偵事務所だ 木野塚佐平シリーズ1

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    かっこ悪いけど、どこか気になる…。
    そんなおじさんを書かせたら樋口さんの右に出るものはいない、そんな気がする。

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    2009年10月04日
  • 枯葉色グッドバイ【新カバー版】

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    「たった一度ぐらい…」
    「一度ぐらいの失敗なら、起きあがって、飛び直せばいいか」
    「椎葉さんなら、飛び直せます」
    「なんの話だ」
    「べつに…、ただの、言葉のあやですよ」

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    2009年10月04日
  • 探偵は今夜も憂鬱 柚木草平シリーズ3

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    樋口有介 シリーズ。。 軽妙なタッチがなかなかくせになる軽いミステリー。 シリーズものはそろえたくなるから厄介だ
    (2007年11月)

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    2009年10月04日