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※このコンテンツは、2008年11月に配信を開始した電子書籍の表紙を新たにし、文庫版解説と追記を加えたものです。本文内容に変更はありません。
名探偵は、せつないホームレス
マンションで親子三人が惨殺された。一人残された美少女が心を開いたのは、デカ上がりのホームレス探偵! 傑作書き下し長篇
現住所=代々木公園の西門そば。仕事=リヤカーでの廃品回収。主食=焼酎。煙草=原則として路上で調達。ホームレスで元刑事の椎葉明郎は、かつて指導した女性刑事・吹石夕子に雇われる。日当は二千円。依頼は、事件の真相解明。両親と次女の一家三人が殺された事件だ。物証からは犯人像が浮かばず、怨恨でもなさそうだ。では犯人の狙いは何か。その夜、外泊していた長女は事件に関係があるのか? モテない女性刑事とホームレス探偵の捜査の行方は……。
解説 池上冬樹
単行本 2003年10月 文藝春秋刊
文庫版 2006年10月 文春文庫刊
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Posted by ブクログ
かつて辣腕の刑事として
順風満帆の人生を送っていた椎葉。
ある不幸な事件をキッカケに
警察を辞めホームレスに身を落とす。
半年前の惨殺事件捜査が息詰まっていた頃、
新人刑事の夕子はかつて尊敬していた刑事の姿を
ホームレスの中に見つける。
新たな視点からの捜査を行うために、
夕子は椎葉に日当2000円で救いの手を求める。
セリフ回しやキャラクターの描写が
コミカルに描かれていて面白かったです。
小説的と言うより戯曲的なイメージ。
リアリティが有り過ぎず、無さ過ぎず。
全体的なバランスが良く、
とにかく読みやすかった。
小説は読みやすいのが、いちばん。
Posted by ブクログ
ミステリー長編。
全く解決の糸口が見出せない一家惨殺事件に、主人公の女刑事は頭をかかえていた。そんなある日、かつての上司でキレ者のエリートだった男を偶然見かける。彼はなんと、警察を依願退職した後ホームレスになっていた!!主人公は彼に日当二千円を払い、家惨殺事件の真相解明を手伝ってもらうことにした。彼はなぜホームレスになったのか?そして、犯人は一体誰なのか・・・?
いいじゃん×2♪かなり長い話(約500P)なんだけど、話に惹きこまれてあっという間に読み終えてしまった。主人公と男の会話が、ジョークきいてておもしろい。女刑事の皮肉と、男の嫌味がなんともいえず、思わずクスリとしてしまう。
事件も二転三転し、最後の最後でうっちゃりをくらいました。最高に楽しめた♪
実際には、男は重い過去を抱えているんだけど、妙に達観(もしくは諦観?)してるのょ。とはいっても、達観できるようになるまでには、紆余曲折あったんだろうけどねぇ。ラストで、男が選んだ道はなんだか切ないけれど、彼が幸せならそれでいいのかもしれないと思う。
Posted by ブクログ
内容(「BOOK」データベースより)
「誰もがなりたくないと思い、それでいて誰もがなれてしまう。そこがホームレスの面倒なところだな」。代々木公園のホームレスで元刑事の椎葉明郎は、女性刑事、吹石夕子に日当二千円で雇われ、一家惨殺事件の推理に乗り出す。考えるホームレス、椎葉の求めた幸せとは?ハーオウォーミングな長篇ミステリ。
ホームレスなのにモテていいなあという気持ちがもたげるミステリーです。殆ど表紙の秀逸さで手に取った感じでした。いい表紙ですよねまさに秋という感じで。フォントもレトロで飾っていおきたいような表紙です。表紙の事ばかり言うなって?何を言いますやら、ジャケ買いしていた世代にとっては重要な要素ですよ。表紙嫌いだとまず手に取りませんからね。
樋口 有介 さんの本はどれもライトなテイストでウィットに富んだ会話でサクサク読めていいです。頭が疲れている時に高村薫さんとか読むと脳のエネルギー大量消費しますからね。この話えぐい事とか出てこないので穏やかに読めます。
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