かざま鋭二のレビュー一覧
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悲劇のヒロイン「神林陽子」
このスポ根漫画、半世紀前に「漫画アクション」に連載されていましたね。主人公の「小林誠一郎」が「アパートの狭い部屋」で母と妹との3人暮らしをしているのに対して主人公のガールフレンドの「神林陽子」と言う女の子は「豪邸」で暮らしていましたし、二人のこの「格差」もこの漫画のキーポイントでしたね。それにしましてもこの漫画に登場しています「神林陽子」と言う女の子、まさに「悲劇のヒロイン」ですね。大好きな主人公には勿論ですが、大嫌いな「米沢」と言う家庭教師にもあの伊藤詩織さんみたいに目に合わされましたし、父も病気で帰らぬ人になり、彼女自身も「孤児」になってしまいましたね。「行きは大名、帰りは乞食」とはまさに
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20-25巻を読んだ。
スコットランドでの全英オープン、ヨーロッパでの試合を終えて、沖田は全米プロ選手権に参加するためにワシントンにやってきたが、愛した女、リリィの死のショックからまだ立ち直れずにいた。
色々な人の助けを借り、少しづつ持ち直し、雨天サスペンデッドなどもあり、3日目に持ち直し、最終日、ウォーレン・スコットとの一騎打ちの優勝争いとなる。いくつかの幸運といくつかの不運の中、沖田は戦い切るが、残念ながら優勝はのがしてしまう。
この作品の時代設定は、尾崎将司の全盛期の頃である。日本人プロが、海外で、特にメジャーの大会では全然勝てない時代であった。
当時から比べると、今は男子では松山、女 -
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16巻から19巻を読む。
全英オープンで戦う沖田は、最終日、最終組でノーマンとまわる。スコットランドの女性キャディ、リリィにも助けられながら、最終ホールをノーマンと1打差の2位で迎える。バンカーにつかまり絶体絶命のピンチを何とかパーディーでしのぎ、あとはノーマンのバーディーパットを待つだけ。ノーマンがバーディーパットをはずせばプレイオフであったが、ノーマンはこのパットを沈め、初めての全英オープンは2位に終わる。
沖田とリリィはお互いに惹かれ合う。沖田はリリィをキャディに世界で戦う意思を持つが、リリィは交通事故に合い、亡くなってしまう。悲しみの癒えない沖田であるが、次の戦いの場所、全米オープンに -
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「風の大地」の7-10巻を読んだ。
アジアサーキットの第2戦目、タイでの試合で沖田は優勝する。アジアサーキットは、沖田にとってプロになって初めての試合なので、プロ入り2戦目にしてトーナメント優勝を果たす。以降、順調にサーキットの試合を消化し、迎えた最終戦は日本での試合。最終日・最終組で尾崎・杉原と同組になった沖田は、最終ホールをトップで迎えながらも、杉原に逆転され2位となる。
次の戦いは、秋田での日本プロゴルフ選手権。最終日を2位で迎えた沖田は、風の強いコンディションの中、再び最終組を尾崎とまわる。
尾崎将司は、もともとプロ野球選手であるが、野球では芽が出ずにゴルフに転向。尾崎のプロテスト合格 -
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青年期の皆さんに読んで頂きたい
男女を問わず、ゴルフをやるやらないに関係なく、若い方に読んで貰いたい。
ゴルフの大きな大会の話は、関心のない方には退屈かもしれませんが、若い男性の生き方、野心など参考になる点が多々あります。
またそれに関わる女性の振る舞いも若い女の方には参考になるかも。
次巻を続けて読みたくなる作品です。 -
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ネタバレ
65巻辺りからtasteが苦い
『みやり』と同じ作者で、内容に圧倒された。
64巻の大事件からの復活には魂が震える思いがした。
ただし、後半部分がtasteが苦くなっており、
ついに桃源郷の境地に差し掛かってしまったのではないかと
強い郷愁に襲われている。
しかし、である。
56~63巻までのオーストラリア・オープンとモロッコでの戦いには
脱帽した。沖田プロにとって、
これ以上のストーリーが生まれることを期待している。 -
購入済み
出会いと別れ
この漫画は長い間登場する人物が少ないのだが、その代わり一人一人の個性をしっかり打ち出しているので、話が先に進んでも色褪せることなく記憶に残る。
この巻ではリリィというキャディの壮絶な最後を見ることができるが、私の中でも特に記憶に残っている人物だ。
この漫画は、そんな出会いと別れが常に交差するのだが、だからこそ新しい章にも期待を持って感情を傾けられる。 -
Posted by ブクログ
ビッグコミックオリジナルに連載のゴルフ漫画。
とんでもなく面白い。単行本で56巻まで発売されているうち、バンコクの書店で入手できた47巻までを買ってきて、ほとんど一気に読んでしまった。
原作者は坂田信弘というプロゴルファー。そういうこともあるのだろうか、漫画の中でのゲームの進行に、なかなかあり得そうにないような内容にも関わらず、なぜかリアリティを感じてしまう。
今は日曜日の夕方。
今日も、バンコク近郊のゴルフ場でゴルフをしてきたのだけれども、スコアはボロボロ。それでも、来週の週末になれば、またゴルフに出かける。何か奇跡が起きてスコアが劇的に良くならないものかな、とも思うけれども、まぁ、そうい -
購入済み
少年キング
当時少年キングで連載されていました。
少年チャンピオンで「朝日の恋人」を成功させた かざま鋭二氏が、熱血高校野球漫画を執筆したもので、これも長期連載となりました。
主人公・反町の情熱と成長が描かれる。かざまの緻密な画風と迫力ある試合描写が魅力で、切ないラストも印象的な作品でした。