更科功のレビュー一覧

  • 絶滅の人類史 なぜ「私たち」が生き延びたのか

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    700万年前にチンパンジーとの共通の祖先から枝分かれした人類。人類の系統において最初に進化した特徴は、直立二足歩行と犬歯の縮小とのこと。

    30万年前のホモサピエンスの登場まで、多くの人類が登場し、そして絶滅していったが、ホモサピエンス登場後は加速的な感じを受ける。

    ホモサピエンスとほぼ同じ頃に登場し、いち早くヨーロッパに移ったネアンデルタール人は、後にアフリカを出たホモサピエンスとの交雑を経て4万年前に絶滅した。同じ頃デニソワも絶滅。
    ホモフロレシエンスは、インドネシアのフローレス島に95万年暮らしてきたが、5万年前ホモサピエンスが上陸してまもなく絶滅。
    ホモサピエンスがオーストラリア大陸

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    2023年11月14日
  • 絶滅の人類史 なぜ「私たち」が生き延びたのか

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    現在地球上にいる人類はホモサピエンスのみ。ただ地球の歴史からすると約20種類の人類がいたらしい。なぜ霊長類から人類は生まれたのか。そしてなぜホモサピエンスのみ生き残り、今現在も増加している種なのか。とても知的好奇心をくすぐる内容でかつ平易な文章で書かれてあって読みやすかったです。

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    2023年10月19日
  • 理系の文章術 今日から役立つ科学ライティング入門

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    よく見かける「伝わる技術」の本でなく、理系の視点からみた文章術を教えてくれる本。
    論理的な文章を書くための接続表現やパラグラフ・ライティング等が学べて面白かった。

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    2023年09月16日
  • 禁断の進化史 人類は本当に「賢い」のか

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    絶滅の人類史を読み、大変感動したのでこの本も期待して読みました。
    やっぱり面白かったです。

    タイトルが鮮烈すぎると思いますが。
    このタイトルの意味を知った時には読み終えているという…。最後の最後にわかりました。そういう事かと。
    絶滅の人類史のラストにも似た、SFチックな、
    と言ってはこの本を読んだ意味がないのかもしれないけど、とにかくちょっと夢を見ているような、締めくくり方でした。
    ネアンデルタール人に会ってみたいな。
    私たちホモサピエンスとネアンデルタール人が共存していたら、いったいどんな社会が出来上がるんだろう?

    この本の後半は脳と意識の話だったけど本当に面白かった。手元に置いておきた

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    2023年06月28日
  • 宇宙からいかにヒトは生まれたか―偶然と必然の138億年史―

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    タイトルは「宇宙からいかにヒトが生まれたか」ですが、内容は宇宙の歴史です。ビッグバンから始まってヒトが誕生し、どうなるのかまでが、分かりやすく説明されています。これほど難しい話をここまで分かりやすく、かつ面白く解説してくれた著者に感謝です。最初から最後まで飽きることなく楽しい時間を過ごすことができました。

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    2023年04月26日
  • 禁断の進化史 人類は本当に「賢い」のか

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    昔に地質学を学んだ者ですが、分子古生物学という分野があることを知りませんでした。確かに、DNAを利用するとなると「分子」という言葉が適切なんだなぁと妙に納得しました。

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    2023年03月12日
  • 残酷な進化論 なぜ私たちは「不完全」なのか

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    ネタバレ

    今生きている全ての種が今のところ「完全」に近い状態なのかもしれない

    退化と進化を繰り返している事がわかった

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    2023年02月25日
  • 理系の文章術 今日から役立つ科学ライティング入門

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    良書 わかりやすい文章とか論理的な文章には、何らかの一般性がある。そして、一般性があれば、それは人に伝えることができるはずだ。しかも、その一般性は、短い時間で簡単に伝えることができると思う。本書は、「科学に関する文章の書き方」の本である。

    気になったことは次です。

    ・一番目に大切なことは、読者の立場になって考える
    ・二番目に大切なことは、読者が誰かを考える

    ・この本の目的は、わかりやすい文章を書けるようになることだ。そのためには、わかりにくい文章をかかなければいい。
    ・世の中には、「分かる文章」と「わからない文章」がある

    ・「わかる文章」には、「わかりやすい文章」と「分かりにくい文章」

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    2022年10月30日
  • 化石の分子生物学 生命進化の謎を解く

    購入済み

    内容も素晴らしいが

    ネアンデルタール人や恐竜など興味深いテーマを題材にしているので、かなり専門的な内容なのだが投げ出さずに読み進めることができた。他の本でも色々と言及されているネアンデルタール人や恐竜と違い、先カンブリア紀の話は初めて読むので特に興味深かった。このような内容も素晴らしいが、科学というものに対する姿勢 態度の話が良かった。締めくくりの「大切なことは、自分に不利な証拠を探すこと」に感銘を受けた。

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    2022年08月01日
  • 残酷な進化論 なぜ私たちは「不完全」なのか

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    進化論の本ではあるが、心臓、肺、腎臓などなど、臓器の機能についても学べる。
    進化に関するよくある誤解についても、ひとつひとつ丁寧に説明してあり、誠実に書かれている。良書。

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    2022年07月25日
  • 残酷な進化論 なぜ私たちは「不完全」なのか

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    「子孫を残すのに有益かどうか」だけが構成に引き継がれていく。「子育て」とう役割はあるにせよ、子孫を残した後の親世代は、早死にしようが知ったこっちゃない的な話は確かに納得。

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    2022年06月19日
  • 残酷な進化論 なぜ私たちは「不完全」なのか

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    新書ですが内容は濃かったと思います。
    ヒトはどんな特徴を持っていているかがよく分かり、例えも面白くて楽しめました!

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    2022年06月09日
  • 若い読者に贈る美しい生物学講義―――感動する生命のはなし

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    難しい話がたくさんあったがおもしろかった。
    聞きなれない単語がたくさんあったので、読むのに時間がかかった。
    が、わかりやすい例など入れており、話を身近に感じることができた。
    化学式などもあり、学生時代を思い出した。

    はじめににも記載されているが、「若い読者に」→「自分が若いと勝手に思っている」読者にぜひ読んで欲しい。

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    2022年04月21日
  • 絶滅の人類史 なぜ「私たち」が生き延びたのか

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    手軽に読みやすい新書なので、初めて人類史を読む人にもオススメできます。
    内容は、サピエンス全史や「Nスペ 人類誕生」(テレビ番組)で追求していないところも多々あり、意見の相違も多々あるので、視点が広がりました。

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    2022年04月20日
  • 宇宙からいかにヒトは生まれたか―偶然と必然の138億年史―

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    138億年前の宇宙誕生から、目がくらむような果てしない物語の中で、いかにヒトは生まれたか。
    宇宙・地球・生命の壮大な物語は大変面白かった。

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    2022年04月04日
  • 残酷な進化論 なぜ私たちは「不完全」なのか

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    易しい語り口で、イメージしやすい例え。とても読みやすく、スルッと入ってくる感じでした。
    突然の某キャラへの例えには度肝を抜かれましたが。イメージはしやすい。イメージはしやすいけど…それ!?という(笑)

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    2022年01月31日
  • 残酷な進化論 なぜ私たちは「不完全」なのか

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    なんか堅苦しい感じではなくてすごく読みやすく、すごく面白かった。

    人間は進化の最終形態ではない。

    色々と目から鱗の内容がたくさんで、新たに得る知識がかなりの数あっただけでも読んだ甲斐があった。

    気になったら、ふとした時に読み返したい。

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    2021年09月05日
  • 宇宙からいかにヒトは生まれたか―偶然と必然の138億年史―

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    最高でした。宇宙の始まりから今日、そして生命の終わりまで。知りたいことがぎっしり詰まった一冊。でも、極めて分かりやすく読みやすい。宇宙物理学、惑星学?、そして、地球物理学+生物学、といった感じ。それぞれ別巻としてでも読みたいの本として気分。地球の作りや変化と生物の変遷の絡みが興味深く、かつ分かりやすい。でも、前半の宇宙篇も良い。とにかく一気読みしてしまいましたが、再度、じっくり読みたい一冊。P72の負のフィードバックなんか、唸ってしまいました。

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    2021年08月12日
  • 若い読者に贈る美しい生物学講義―――感動する生命のはなし

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    多くの人は高校卒業と同時に「生物」とはさよならして、
    時間が経つほど習ったことを忘れていってしまう
    が、そんな大人になってからでも「生物」のことを
    もう一度楽しみながら知ることが出来る本

    はじめに、がとても素敵な文章なので、
    そこだけでも読んでみてほしい

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    2021年08月08日
  • 絶滅の人類史 なぜ「私たち」が生き延びたのか

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    ホモ・サピエンスのルーツを、時期毎に存在していた其々の人類の’滅び’に着目して辿ることにより、「何故ホモ・サピエンスが人類最後の1種になれたのか」を考える一冊。

    何はともあれ鍵は’脳の発達’、そして天敵に食べられて減少する数以上に’子をたくさん産めること’、更には’どんな環境でも生きていけること’。

    ホモ・サピエンスが発展して数を増していく一方で、その影響に圧し出される形で直接的にしろ間接的にしろ他の何かの種が絶滅の危機に瀕している。

    図らずも、そんなとりとめの無い事を思索するきっかけにもなった一冊。

    本としてのコスパも良い。


    4刷
    2021.8.8

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    2021年08月08日