更科功のレビュー一覧

  • 理系の文章術 今日から役立つ科学ライティング入門

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    私のブルーバックス積読シリーズ。この本は2,3年前に「これなら私にも読みやすい!」と思って買ったものの、直後に「今後論文を書くわけでもないのに、文章術…」とモチベーションが下がってしまい積読にしていたもの。今回改めて読んでみた。
    論文を書こうとしている学生もそうだが、文章を書く「ライティング」だけでなく「ロジック」「ロジカルシンキング」といった面でも鍛えられる本と感じた。
    新社会人などにもオススメできる本だ。

    読者を意識し、文章のつながりを理解し、分かりやすい文章を書けるようになる。
    パラグラフ・ライティングというのが身につく。

    また、逆に"分かりにくい代表"の大江健三

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    2023年03月09日
  • 残酷な進化論 なぜ私たちは「不完全」なのか

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    生物の進化の歴史が単方向(進化)だけでなく、ある種後退(退化)する事、それは生物自身が環境に合わせて、当然の如く選んできた道だと言うことがわかり易く説明されていた。
    引用なのか創作なのかわからないが、出てくる例え話が一々面白い。
    タイトルもそうだが、著者は少し捻くれた表現を使う辺りが、自分と似た感覚の持ち主かも、そう思ったらまるで、自分がその先の文書を書いてるかの如く、一気に読めた。

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    2023年03月05日
  • 禁断の進化史 人類は本当に「賢い」のか

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    進化と意識についての話。
    どこまで科学的裏付けがあるかが分かりづらかったが、意識は脳の神経細胞の統合的な結合であり、パワーを使うことからそこがトレードオフになってちょうどいい塩梅に小脳の条件反射と意識を司る大脳が両方進化したと。
    さくっと読めて面白かった。

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    2023年02月26日
  • 爆発的進化論―1%の奇跡がヒトを作った―

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    著者の本を読むのは4作目。
    その中で2番目に古い著作なので、後の本で読んだ話が三分の一位。

    最後の章の、DNAとRNAとタンパク質の関係が面白かった。生成の順番は、記載の順だけど、物質としての複雑さを考えると、この世に生まれた順番は逆だろうという仮説が述べられる。

    理論としてはRNAワールド仮説(初期の生命では、RNAが遺伝子としての役割と酵素としての役割を一人二役で兼ねていたところ、遺伝子の機能はDNAに、酵素としての役割はタンパク質にシフトしていった、という仮説)が美しい。

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    2023年02月17日
  • 進化論はいかに進化したか(新潮選書)

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    とあるビジネス研修で進化論の引用があってその際にあまり自分の理解がスッキリしなかった事もあり本書を手に取った。

    そのビジネス研修では、要不要論的な考えで成長(進化)を無理矢理ダーウィンの進化論に結びつけていただけ。間違った進化論の理解とはこうやって(ビジネスなどの異分野で強引に結びつけ語られる) 広まっていくのか...?と気付く機会になった。

    本書自体は、ダーウィンの進化論、現在の進化生物学との違いや、進化のメカニズムやプロセスなど、わかりやすく整理されつつ論じられていて、とても読み進めやすい。

    今西進化論の話しは要らない気もしたが、生物の進化はそれほど多種多様な考えをもつ人々や研究者の

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    2023年01月30日
  • 残酷な進化論 なぜ私たちは「不完全」なのか

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    ここしばらく読んだ中で、最もタメになった本。意外。消化吸収そして排泄の話、ヒトはどうやって「走れる」ようになったのか、人類はほんとうに「優れて」いるのか、等々、生物としての自分のありようを改めて考えさせられた感じ。

    生きとし生けるもの、その目標はただ「生きる」こと。それは艱難辛苦を乗り越えろ、という意味では決してなく、自分としては生きてればいいんだから楽にしようよ、という意味にとれた。

    生きるのに必要なこと、それって何がどのくらい?と考えていくと、ヘンにミニマライズしなくても、これでいいじゃん、と納得できる気がする。まぁそれはもう自分の残り時間が見えてればこそ言えることなのかもしれないけれ

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    2022年12月12日
  • 残酷な進化論 なぜ私たちは「不完全」なのか

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    「行動の仕方によって進化が起きる」というフレーズに納得しました。
    さらに、細菌が40億年も細胞分裂をしながら生きてている点や死は自然淘汰の一部であることや人類の内臓が完全ではないということが、章毎に詳細に書かれており、また読みやすい本だと思いました!

    この作書の別の作品も更に読んでみてみたいと思いました。

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    2022年11月04日
  • 絶滅の人類史 なぜ「私たち」が生き延びたのか

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    ざっくりとした人類史の概要が分かりやすくまとめられていると思う。サピエンスやネアンデルタール以前の人類史はあまり触れてこなかったから新鮮で興味深かった。「サピエンスはネアンデルタール人よりも優れていたから生き残った」訳ではないということは、進化生物学や他の歴史学について考える上で忘れてはならないことだと思った。

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    2022年10月22日
  • ヒトはなぜ死ぬ運命にあるのか―生物の死 4つの仮説―(新潮選書)

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    永遠の命を持っていたはずの生き物は、進化(=その方が都合が良いから)によって死ぬことになった。けれど進化に抗って、組み込まれたプログラムの通りに生きてやらないこともできる。

    ところどころ完全には理解できなかったけど、生死についての学問的なさまざまな説がどれも面白かった。虫歯で死んだ狼のことを想った。

    生きづらい人たちが、それでも生きているということは、進化に対する全力の抵抗なのかもしれない。

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    2022年09月16日
  • 絶滅の人類史 なぜ「私たち」が生き延びたのか

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    非常に知的好奇心をくすぐられた一冊。
    隣人のネアンデルタール人。
    自分たちがネアンデルタール人なんて呼ばれ方をしているともしらないだろう。

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    2022年05月18日
  • 宇宙からいかにヒトは生まれたか―偶然と必然の138億年史―

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    更科さんの本を読んだ中では3冊目。
    いずれも進化に関する著作だが、今回は、138億年前の宇宙の始まりから10億年後の地球上の生命体の滅亡まで、ととりわけスケールの大きいおはなし。

    カンラン岩、玄武岩、花崗岩、と地殻を構成する岩石の組成が変遷していくメカニズムとか、何も知らなかったので、面白かった。

    P261 最終章 最終段落
    ヒトが絶滅しても、何事もなかったように地球上では生物が進化していく。太陽系が消滅しても、何事もなかったように、宇宙は存在し続ける。そしてこの宇宙が消滅しても、何事もなかったように、他の宇宙は存在し続け、別の宇宙も生まれてくる。時間と空間を超越した、眼がくらむような果

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    2022年03月16日
  • 若い読者に贈る美しい生物学講義―――感動する生命のはなし

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    ネタバレ

    第1章 レオナルドダビンチの生きている地球
     モナリザを書いた理由
       地球と人間は似ている

    第2章 イカの足は10本か
    第3章 生物を包むもの

    第4章 生物は流れている
     生物は平衡状態ではない 
       平衡…分子の出入りが同じで、見かけ上無変化
     生物は散逸構造である
       散逸…エネルギーが熱に変化する不可逆過程

    第5章 生物のシンギュラリティー
     自然選択は生物の条件

    第6章 生物か無生物か
     代謝をしない生物はいるか   …ロボット
     複製を作らない生物はいるか   …自然選択がない
     仕切りのない生物はいるか  …台風

    第7章 様々な生物
     細菌やアーキアは下等な生物と

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    2022年03月02日
  • 絶滅の人類史 なぜ「私たち」が生き延びたのか

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    人類の進化の歴史について書かれている。読みやすくて一気読みした。人類の成り立ちについて整理出来た。
    初期の人類の祖先は弱くて捕食されるものとして生きていたのだろうが、直立歩行をして、石器を作り、走るのが早くなり、脳が大きくなり、ある時に世界に広がる力を持った。ホモエレクトゥスの時にその特異点がきたようだ。その後にネアンデルタール人とホモサピエンスという兄弟種が出来、一方は絶滅し、一方は生き残った。しかし交雑してネアンデルタール人の遺伝子は現代に受け継がれている。その辺の人類の黎明期の物語は非常に興味深い。人類が自我を獲得し、世界を発見し、世界に広がり、ネアンデルタール人という兄弟と出会った時に

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    2022年02月20日
  • 「性」の進化論講義 生物史を変えたオスとメスの謎

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    性がなぜあるのか。
    結局、答えはよくわからない。
    今何かの役にたつからといって、
    それが起源だとは限らないから。

    進化は目的をもたない。
    将来の備えのために進化はしない。


    自然淘汰って、すごい力だな、
    と改めて思わせてすれる。
    個体間に差があって、子供の数が多いだけで
    働き出すのだから。
    結果、これだけの多様性が生まれているのだから。

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    2022年01月06日
  • 絶滅の人類史 なぜ「私たち」が生き延びたのか

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    なぜホモサピエンスが生き残ったのか?しかも近い人類がいない理由についても書かれていて、面白かった。その他にもホモ・サピエンスの脳は大きくなっているものだとばかり思っていたけれど、実はむしろ小さくなっているのだということも新しい発見だった。

    進化論で考えられている通り、環境の変化にたまたま適応できたから生き残っているだけでそういう意味では、何のために生きて何を目標にいきるのかを考えること自体よくわらなくなって来た。
    最近well-beingと言われるとおり、そのままいてるだけでいいんだろうなぁと思った。

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    2021年12月01日
  • 進化論はいかに進化したか(新潮選書)

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    更科功(1961年~)氏は、東大教養学部卒、(民間企業を経て大学に戻り)東大大学院理学系研究科博士課程修了の生物学者。東大総合研究博物館研究事業協力者、明大・立大兼任講師。専門は分子古生物学。進化論、生物学に関する一般向け著書多数。
    本書は、ダーウィン及び進化論に関して、そもそもダーウィンの考えを間違えて理解している、或いは、現在の進化生物学とダーウィンの進化論が異なることを知らないなどの理由により、多くの誤解を受けているとの認識のもと、(第1部)ダーウィンを中心にして、誤解されやすい進化の学説について、(第2部)生物の進化の歴史において、誤解されやすいポイントについて、解説したものである。

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    2021年10月28日
  • 若い読者に贈る美しい生物学講義―――感動する生命のはなし

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    マーケティング重視の変な邦題をつけられた話題の翻訳書みたいなタイトルだが、内容はとてもよい。
    100%正しいと言えることはないという科学の立場や、生物に高等も下等もないという視点、生物に深い関心のない一般の人にこそ読んでほしい内容が豊富である。

    途中までは大局的な内容で非常によいのだが、「第15章・遺伝のしくみ」から突然、限定的で難解な話が始まる。まるで別の本に変わったかのようだ。編集上の都合でもあったのだろうか。どうしてもiPS細胞に触れたかったのだろうか。

    メモ
    ・流れの中で形を一定に保つ構造を散逸構造という(P.71)
    ・散逸構造をしているものの中で一番長生きしたものが生物と呼ばれる

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    2021年10月10日
  • 若い読者に贈る美しい生物学講義―――感動する生命のはなし

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    わかりやすくて、興味をそそる。
    序文が良かった。
    少々雑多な感は否めないが、私のように少し興味を持って生物学に触れてみたい人にはちょうどいいかと思う。

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    2021年08月30日
  • 絶滅の人類史 なぜ「私たち」が生き延びたのか

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    人類は、私達ホモ・サピエンスの他に、ネアンデルタール人など、色々な種類がいたみたいです。
    ネアンデルタール人は、ホモ・サピエンスより体も大きく、脳も大きかったみたいです。
    なのに、、、ホモ・サピエンスが勝ち残った!!

    とても興味深い内容でした。
    ぜひぜひ読んでみてください

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    2021年08月13日
  • 進化論はいかに進化したか(新潮選書)

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    イギリスには王権神授説のジェームズ2世を断首刑にした実績があり神意よりも民意を優先/生命の目的とは?“生命の継続、発展”/19世紀には数々の遺跡、発掘化石から目をそらし「世界はBC4000年に始まった」と敬虔に信じられていた/進化evolutionとは環境に有利なように変わること。情緒的価値判断を採らなければdevolutionと同義/20世紀後半、戦勝国の“平和攻勢”によって人類個体数は4倍に/マルサスは増えすぎた人口は負の圧力を受けると説いたが、ダーウィンも天敵がいないヒトが生態系を破壊する危険を警告

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    2021年07月23日