あらすじ
私たちはなぜここにいるのだろうか? 宇宙は人類のために誕生したのではなく、たまたま地球がヒトの生存に適していただけなのだ。人間を中心とした地球史観を排し、宇宙創成のビッグバンから地球の誕生、そして生命が生まれ進化していく様を、生物と無生物の両方の歴史を織り交ぜながらコンパクトに描いた初めての試み。 ※新潮選書に掲載の写真・図版の一部は、電子版には収録しておりません。
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Posted by ブクログ
とても情報量が多く、しかしわかりやすい本だった
この本の内容を理解したいので、複数回読みたいが時間がない
もっと理解するために、この著者の講演などを聞いてみたい
もしも宇宙がたくさんあるなら、私たちが奇跡的な宇宙に住んでいることを説明するのは簡単だ。私たちは翌朝節された宇宙に住んでいる翌調節されたと言うのは、人間に都合よく調整されたと言い換えても良い。でも考えてみれば、人間に都合よく調節された宇宙にしか人間は生まれることはできないのだ。
Cの値が大きいので、Mが小さくても良いは大きな値になる。つまり質量が少し消えただけで莫大なエネルギーが放出されることになる。
基本的には核融合で作ることができるのは、原子番号の小さい方から数えて26番目の鉄までだ。鉄がすべての元素の中で最も安定である。
月はどうやってできたのかジャイアントインパクト切断、地球が形成されて、間もない頃に稼ぐ位の原子惑星が地球に衝突したと言うのである。
炭素質コンドライトは熱変性を受けていないので、昔の太陽系の情報をよく保存している。脱脱する期待を推定すると8割近くが水蒸気で2割近くが二酸化炭素である。水蒸気が100気圧以上二酸化炭素も数十気圧あっただろう。初期の地球大の大気には水蒸気が1番多かったのだ。だが、地球が冷えてくれば、大気中の水蒸気は液体の雨になる。当時の大気には、二酸化炭素が他にも硫化水素や塩化水素が含まれていた。これらの成分が溶けた飴は極めて強い酸性だったはずだ。この雨が埋まって、地球には海が形成された。そして反対に大気中の水蒸気は減少していった。こうして地球の大気からは水蒸気だけでなく二酸化炭素も減少していくことになる。そして地球の唾液は残った窒素を主体としたものへと変化し始めたのである。
もしも生物に魂があるのなら、生物を物質だけで作ることはできない物質で体を作った後で、その中に魂を入れてやらなくてはならない。体一方、いくら複雑であっても、生物が物質だけでできているなら、もちろん物質だけで作ることができるはずだ。単純な物質をうまく組み合わせたり反応させたりしていけばつか生物が誕生するだろう。こういう考え方を科学進化説と言う科学進化説自体はおそらく正しいと思われる。
遺伝子は必ずしも垂直伝達で伝わるとは限らない。全く別の生物やウィルスからいきなり遺伝子が入ってくることもあるのだ。このような垂直伝達遺伝の遺伝子の受け渡しを水平伝達と言う遺伝子の本体はDNAであるが、私たち人のDNAの数%はウィルスによって運び込まれたものだと言われている。水平伝達はそう珍しいことでは無いのである。
ルカは高熱菌だったのだろうか。本当のところはよくわからない。しかし少なくとも化石の証拠からは、三十数億年前の生物は、深海の熱水噴出口の近くに住んでいたらしいぬかが、高熱菌であった。と言う推定は、化石とも調和的であり、それを否定する強い根拠は今のところない。とりあえずルカは高熱筋と考えとくしかないであろう。
スノーボールアースのような氷河時代の直後は、地球全体で生物が激減していたはずだ。生き残った生物にとっては、競争相手のいない広大な土地が目の前に広がっていたことだろう。しかも酸素濃度も高くなっていた。まさに夢のような状況だった。そして多細胞生物は、一気に地球全体に適を拡散したのではないだろうか。スノーボールアースは酸素濃度の上昇と適用拡散の舞台を準備することによって、生物の進化に大きな影響与えたのだ。おそらくアヴァロン爆発の引き金を引いたのは、スノーボールアースを含む氷河時代の終了だったのだろう。
大量絶滅の容疑者
PT境界
磁気の乱れ
巨大な噴火
パンゲア
地球が寒冷化して海水面が下がった。
無酸素事変
光合成の停止が原因であった可能性が高い
地球と言う生態系は物質に関しては循環しているのである。しかしエネルギーは循環していない。地球は太陽からいつも莫大なエネルギーを与えられている。これが地球の生態系の動力源だ。だから、地球の生態系を崩壊させようと思ったら、太陽のコンセントをそっと抜くだけで良い。そしてそれが白期末の大量絶滅を引き起こした一因だった
海外から日本に侵入した外来種が、日本の固有種を脅かすことがよくある。アメリカザリガニが日本ザリガニを駆逐したのはその例だ。大体においてひどい場所で進化した生物の方が狭い場所で進化した生物よりも有利なのだ。
今後の地球は、数十年から数百年レベルで考えれば、人の活動によって待機中の二酸化炭素が増加し、温暖化が起きる可能性が高い数万年から数十10000年のレベルで考えれば、地球に氷河自体が訪れて寒冷化が起こる可能性が高い。しかし数学年のレベルで考えれば、地球は確実に熱くなっていくだろう。
頃、私は目の前の未来が広がると思った。そして自分には素晴らしい才能があるのではないかと思ったこともあった。しかし、大人になっていくうちに、人生は有限であることが実感されてくる。そして自分は人並み、あるいは人並み以下のありふれた人間であることもわかってくる。おそらくこれは私だけの話ではない。多くの人は、まぁそんなもんだろう。
Posted by ブクログ
タイトルは「宇宙からいかにヒトが生まれたか」ですが、内容は宇宙の歴史です。ビッグバンから始まってヒトが誕生し、どうなるのかまでが、分かりやすく説明されています。これほど難しい話をここまで分かりやすく、かつ面白く解説してくれた著者に感謝です。最初から最後まで飽きることなく楽しい時間を過ごすことができました。
Posted by ブクログ
最高でした。宇宙の始まりから今日、そして生命の終わりまで。知りたいことがぎっしり詰まった一冊。でも、極めて分かりやすく読みやすい。宇宙物理学、惑星学?、そして、地球物理学+生物学、といった感じ。それぞれ別巻としてでも読みたいの本として気分。地球の作りや変化と生物の変遷の絡みが興味深く、かつ分かりやすい。でも、前半の宇宙篇も良い。とにかく一気読みしてしまいましたが、再度、じっくり読みたい一冊。P72の負のフィードバックなんか、唸ってしまいました。
Posted by ブクログ
真実をありのまま見ることは時に残酷だ。
ロマン・ロランの
「世界に真の勇気はただ1つしかない。世界をあるがままに見ることである。そしてそれを愛することである」
とあるが、
地球は奇跡の星でも、
母なる大地でもなく、
永遠に続くものでもなく、
40億年の地球の生物の歴史において、人類で200万年以上に渡って存続した種はいない。
人類が消滅しても生物は存在し、太陽系が消滅しても、宇宙は存在し、宇宙が消滅しても、別の宇宙は存在し、この果てしない物語は続く。
そうした世界をありのままに見つめ、愛すること。
それは勇気だなと感じさせる著書。
Posted by ブクログ
約270ページで、宇宙の誕生からヒト(ホモ・サピエンス)がこの地上に存在するまでの歴史を語ってくれている。コンパクトだけど、濃密であり、かつ“特異な視点”での語りもあり大変面白かった。
(「地球史学」という過ぎ去ったことだけど、人類がその叡智を使って少しづつ解明していくという分野はロマンを感じる。そこには研究者の解釈の幅が効かせられる範囲があるから)
では面白かった点をもう少し具体的に語ろう。
ひとつは①科学者のものの見方が、われわれ一般人とは違うところを感じながら読めたこと、
その代表的なところは、世の中にある現象を「徹底した分類」によって整理して、理論立てていこうとする姿勢。 世の中のことの中にはまだ確証が持てないことが埋もれていてる。それを補いながらもその先のこと、その上のレイヤーの創造をしようと考えると、自らが納得し、人にそれを伝えないとならない。そのために、徹底して現象を分類し、整理し、それを理論で補う訓練をしてきているのが科学者の姿勢。感覚的、経験則を重視してここまで生きてきた私とは現象の眺め方が違う。
そして「分類の根拠の追求」。これはうえにあげた理論のもとになるもので、幾多の仮説を立ち上げそれをひとつひとつ、徹底して検証していく姿勢でこちらはもの凄く地道なのを感じる。これらの、研究者や調査のことがこの本に語られているわけではないけれども、専門的なことを、短い言葉で分かりやすく説明している箇所に当たると、逆にその奥深さを感じてしまうものです。
2つ目は②更科先生が何度か使っていた「ヒトはつい、自分の属するグループの方が優れているとら思いがちである」という一般peopleの誤った先入観を感じ取って、指し示す研究者たちの中での常識。
あまり、研究者はこのような言葉を口に出さないように思っていた。(実際にはそう感じていたとしても)
これは更科先生の特徴でもあるようだ。
③これは個人的な楽しさだったけど、「あとがき」の博士論文の審査での質疑のやりとりのシーンとその時の言葉「地球の謎を解くために、生物学でよく使う方法を使ったのです。だから私の研究は地球科学の研究です。」
なんか、科学者という存在をいっきに身近なものにしてくれました。
Posted by ブクログ
地球科学も生物学もまったく素養がないので、酸性雨、相転移等々、まず出てくる言葉が理解できないので大変でしたが、ネットで調べながら読みました。どこまで理解できたか怪しいですが、真核生物の起源をはじめ、分からないことだらけと記す著者の姿勢に好感を持って、ぐいぐい引き込まれてなんとか読み終えました。「生物(ヒト)というものは、生きるために生きている。存在するだけでも大したものだ。」その通りですね。
Posted by ブクログ
更科さんの本を読んだ中では3冊目。
いずれも進化に関する著作だが、今回は、138億年前の宇宙の始まりから10億年後の地球上の生命体の滅亡まで、ととりわけスケールの大きいおはなし。
カンラン岩、玄武岩、花崗岩、と地殻を構成する岩石の組成が変遷していくメカニズムとか、何も知らなかったので、面白かった。
P261 最終章 最終段落
ヒトが絶滅しても、何事もなかったように地球上では生物が進化していく。太陽系が消滅しても、何事もなかったように、宇宙は存在し続ける。そしてこの宇宙が消滅しても、何事もなかったように、他の宇宙は存在し続け、別の宇宙も生まれてくる。時間と空間を超越した、眼がくらむような果てしない物語の中で、一瞬だけ輝く生命••••••それが私たちの本当の姿なのだろう。
Posted by ブクログ
宇宙・地球誕生からヒトの繁栄まで一気通貫にやっている
億年単位の時間がかかったとはいえ、よくもまあただの化学物質からここまで発展したものだと感動を覚える。
負のフィードバック効果で気温が上がると二酸化炭素は減っていった
酸素は猛毒だが高いエネルギー生成には欠かせない
最終祖先ルカ
適応放散
などの話が印象に残った
Posted by ブクログ
原核生物と真核生物が地球に現れて,現在の人類が出てくるまでの歴史を語った壮大な物語.酸素が地球に現れて,それが地球上に留まったことで生物が生まれたと想定されるようだが,化石を詳細に調査して様々な説を作り上げるのは,膨大な知識と類まれなる想像力が不可欠だと感じた.古い説を新しい発見によって次々と修正している過程が数多く記載されており,非常に面白く読めた.p143の地質年代区分を見ると,46億年前から時代区分がなされており,何か神秘的なものを感じた.
Posted by ブクログ
あとがきにあるように前半は地球科学の話で、後半は生物学の話でありました。 たとえば「圧力が非常に低ければ、液体は存在しないのだ。宇宙空間の圧力はかぎりなくゼロに近いので、液体は存在できない。」「地球の中心部にある核は、鉄やニッケルなどの金属でできており、外核と内殻に分けられる。この外核にある液体の金属が動くことによって、電流が流れる。その電流が電磁石となって磁場を発生させ、地磁気として観測されるようだ。」は科学の話。「ラン藻の光合成による大気中や海水中における酸素濃度上昇が、真核生物の出現の必要条件になっていた可能性は高いだろう。」は生物学+地球科学の話。
Posted by ブクログ
人間って何シリーズ。地球科学の博士号を持っている生物学者の本。宇宙や生命がどのように誕生(あるいは絶滅)し、進化・退化し、現在に至っているのかということがとてもわかりやすく、短くまとまっている。生命科学版サピエンス全史といったところ。考えてみれば、宇宙や地球・そして生命のことなんて、地球科学メイン、物理学メイン、生物学メインだけでは描けないはずで、その意味でこの本は複合的・横断的に学ぶことができる良書。