更科功のレビュー一覧

  • 絶滅の人類史 なぜ「私たち」が生き延びたのか

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    なぜ「私たち」が生き延びたのか?非常に難しい問いかけにもかかわらず、わかりやすく尚且面白い例えで説明してくれています。なるほど〜とうなりながら読み進めることができました。

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    2022年02月24日
  • 若い読者に贈る美しい生物学講義―――感動する生命のはなし

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    生物には縁遠い分野の人間だけれども、面白いと思える話題から最後は感心させられるオチまで引っ張っていってくれる本でした。肩肘張らずに読み進められます。

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    2021年12月26日
  • 絶滅の人類史 なぜ「私たち」が生き延びたのか

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    著者の次作『残酷な進化論』が面白かったので、遡って読んでみた。

    第11章のミトコンドリア・イブに関する論理的な考察はシンプルだけどエキサイティングだ。
    (サブタイトル: ミトコンドリア・イブはヒトの起源ではない。ミトコンドリア・イブはいつの時代にもいる。)

    ネアンデルタール人は、脳が大き過ぎて燃費が悪いが故に、ホモ・サピエンスに競り負けた、というのは、逆説的でおもしろい。ホモ・サピエンスより大きい脳を使って、より上手に出来たであろうことが何か、という点は気になる。著者は、(文字がない時代においては俄然役に立つ)「記憶力」ではないかと推測している。現に文字が発明されて外部記憶に頼れるようにな

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    2021年03月31日
  • 若い読者に贈る美しい生物学講義―――感動する生命のはなし

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    ついじっくり読んでしまう。生物多様性の考え方について、人類が他の動物に比べて多すぎるとか、事実を記載しているものの良し悪しについては明確に言ってなくて、良い悪いを判断する考えかたにもいろいろな面があるということを言っていたのがよかった。どんなことも、一面から見て良いとか悪いとか決められないよな。

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    2021年03月30日
  • 理系の文章術 今日から役立つ科学ライティング入門

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    論理の仕組み、組み立て方の説明に重きを置いている印象。もちろん文章の書き方についても有用なアドバイスが盛り込まれている。

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    2020年12月16日
  • 残酷な進化論 なぜ私たちは「不完全」なのか

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    ネタバレ

    進化に完全はない。
    ヒトが自分達を特別視する気持ちはわからないでもないが、知恵を絞っても道具がなければ食物連鎖のなかでは特別高い位置にはいないものだ。
    ヒト目線での進化論は面白い。一夫一妻制が多いのも、牙が小さいのも、何かしらの理由があって残ってきた形質なんだなぁ。

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    2020年12月13日
  • 残酷な進化論 なぜ私たちは「不完全」なのか

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    ものすごく簡単に言うと、進化にはいろんな分岐があるから、人間が進化の最先端ではなく、優れているわけでもないよということだけど、それにしてもこのタイトル。
    手に取ってもらうためにはしょうがないことなのか。
    難しい話をかみ砕いて説明をするために、たとえ話を使っているところ、逆にわかりにくいです。元の文章でも十分わかりますので。

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    2020年09月30日
  • 残酷な進化論 なぜ私たちは「不完全」なのか

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    ○生き物は生きるために生きている。
    ただ生きているだけで立派、何もできなくたって恥じることではない。
    ○見方によってはいい面と悪い面があり、
    それは環境や状況によって変わる。
    ○自然淘汰は大きな変化をもたらす。
    ○行動によって進化の方法が決まる。
    ○見方を変えれば違った結果となる。

    他の星に行ったら松やミミズの方が重宝されるかもよ。
    わたしを誰だと思っているの!と思わない方がいいかもよ。ということ。

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    2020年09月05日
  • 爆発的進化論―1%の奇跡がヒトを作った―

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     宿主とウィルスなどの寄生者の戦いは寄生者の勝利に終わるはず。なぜなら単細胞生物のほうが進化速度が圧倒的に速いから。単細胞生物は短時間に分裂を繰り返す。
     しかし現実はそうではない。2人の遺伝子を混ぜることでウィルスからの防御システムを変化させてるからだ。
     それが男女、性の役割。

     面白い!

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    2020年08月22日
  • 爆発的進化論―1%の奇跡がヒトを作った―

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    カンブリア爆発や陸上進出、ヒトの進化などが骨、眼、肺、脳といったトピックスの中で易しく説明されていた。
    体系的な詳しい内容ではなく、雑学として楽しみながら短時間で読みたい方におすすめだと思う。

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    2020年06月08日
  • 絶滅の人類史 なぜ「私たち」が生き延びたのか

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    内容は知ってることばかりで知識欲は満たされなかったけど説明の文章はとってもいいな
    私もこういう風に説明できるようになりたい

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    2020年03月27日
  • 残酷な進化論 なぜ私たちは「不完全」なのか

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    「絶滅の人類史」が面白かったので、こちらも読んでみた。前著同様、読みやすく「ついこう思いがちだけど、ちょっと待て」という論調が多く面白い。
    でも、タイトルは内容に比して少々大げさかも。

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    2020年03月21日
  • 進化論はいかに進化したか(新潮選書)

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    ダーウィンの進化論についての自分もどれだけ誤解していたか、理解が表面的だったか気づかせてくれたのは○。教科書寄りの淡白さが少し残念。素人向けにはもう少し図表を増やしたり、噛み砕いて説明してくれた方がよかったです値。

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    2020年03月07日
  • 絶滅の人類史 なぜ「私たち」が生き延びたのか

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    ネタバレ

    第3部ホモ・サピエンスはどこに行くのか、が読みたくて購読。ミトコンドリア・イブの考え方やネアンデルタール人との比較が分かり易かった。ただ、はっきりしない事ばかりなので「〜らしい」「〜のようだ」という推定が多い。そんな見解もあるのか、というスタンスで読むのが良いと思う。

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    2019年09月10日
  • 絶滅の人類史 なぜ「私たち」が生き延びたのか

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    知ってるようで、あまり理解していなかった、ホモ・サピエンス。もう少し年表や地図があればもっとよく理解できると思う。読んで何となくイメージしたつもりだが、理解できていないところも多々あるだろうなぁ。

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    2019年08月16日
  • 進化論はいかに進化したか(新潮選書)

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    タイトルに引かれて。
    前半授業、後半課外活動。
    ダーウィンの種の起源から熱量が増した進化論の中で、ダーウィンの提唱した説と、今の進化論と、その他の多くの人が提唱した進化論を比較し、何が違うのか、どういった意味なのか、今の進化論でいうとどれに当たるのかなどを解説している。
    課外活動部分も面白い。恐竜から鳥への進化や、人間の進化について仮説、著者の考えが書かれている。

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    2019年05月15日
  • 化石の分子生物学 生命進化の謎を解く

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    化石に分子生物学の手法をあてはめて、解き明かすとい科学を紹介。

    これにより、数十万年前までならDNA をとりだせ、
    ネアンデルタール人がホモ・サピエンスと交配しとことを明らかにした。

    でも、それ以上古くなると、できなくなってしまう。
    残念ながら、琥珀の中の昆虫も、そのDNA は保存できない。

    ロマンに挑戦する科学。

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    2019年04月12日
  • 宇宙からいかにヒトは生まれたか―偶然と必然の138億年史―

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    人間って何シリーズ。地球科学の博士号を持っている生物学者の本。宇宙や生命がどのように誕生(あるいは絶滅)し、進化・退化し、現在に至っているのかということがとてもわかりやすく、短くまとまっている。生命科学版サピエンス全史といったところ。考えてみれば、宇宙や地球・そして生命のことなんて、地球科学メイン、物理学メイン、生物学メインだけでは描けないはずで、その意味でこの本は複合的・横断的に学ぶことができる良書。

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    2019年01月27日
  • 化石の分子生物学 生命進化の謎を解く

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    ネアンデルタール人やら恐竜やら歴史上の人物やらのDNAをしらべる話。ホットな分野と思われる。

    ミトコンドリアのパラドックス?ミトコンドリア・イブにかならずたどりつく理由。
    ある時点では多様なミトコンドリアがいる。でも子供を産まない女性がいたり、産んでも男だったりするとそのミトコンドリアは子孫に受け継がれない。ミトコンドリアはそうして減る一方なのでそのうち生き残りは単一になる。それを遡ればイブになる。それでも現時点でミトコンドリアの多様性があるのは変異のため。

    古代DNAの研究にはしばしばミトコンドリアDNAが登場する。それは核DNAは長いけれども細胞につき1つしかなく、一方ミトコンドリアは

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    2018年11月05日
  • 爆発的進化論―1%の奇跡がヒトを作った―

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     子どもの頃からコウモリは超音波でものを見ることができるのですごいなぁと思っていた。この本を読んだあとでも、その気持ちは変わらない。
     超音波はただの音波に比べて波長は短いけれど、それでも数ミリの分解能しかなくて、細かな凸凹を見分けるのが苦手な感じだ。しかも音は空気を振動させて進むので、光に比べてとてつもなく遅い。
     そう考えると、可視光でものを捉える人間の目はすごいなぁと思うのだ。
     それから……それから……
     子供の頃から、ヒトはサルより脳みそが大きいから、自分はサルより賢いんだと思っていた。ところが大きすぎる脳みそはエネルギー効率が悪く、ちょうど燃費の悪いアメ車のようなものらしい。文字の

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    2018年03月27日