更科功のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【自由研究】人はなぜ老いるのか?③
死なない生物がいるのに人類はなぜ、老いと死を選んできたのか?そして今、それを拒むことは何を意味するのでしょうか?
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『4つの仮説』を乱暴にまとめてひとことで言うなら〈絶滅しないため〉と言えそうです。
絶滅しないために死を選んだのであれば、それを拒むことは〈絶滅〉を意味するのでしょうか。
地球上の生物は絶滅と繁栄を繰り返しています。何億年も繁栄した恐竜でさえ絶滅しています。
著者はAIが絶滅の限界を超えるかもしれるないと言います。人類も絶滅するかもしれませんがAIにより新たな人類=〈超人類※〉が誕生するのかもしれません。※lem造語
それはAI -
Posted by ブクログ
後半の例がくどい
前半まではわりといいと思った。接続表現の使ひ方や、わかりやすい書き方、パラグラフ・ライティングのルールは役に立つ。また、出題した問題も適切で、理解の一助になってゐる。
しかし、5章の科学ライティング以降は、例がくどくなり、読みづらくなる。たとへば、アブダクションと演繹と仮説の関係性がわかりづらい。その説明に費やす例が、創造論者だったり、スナメリだったり、カラスだったり、超能力だったりして、てんでんばらばらなのも原因のひとつ。
ほかにも気になったのは、著者の文学趣味である。書きぶりを見ると、どうやら文学を高尚なものだと思って憧れてゐるらしい。
大江健三郎の文章が、わ -
Posted by ブクログ
著者の次作『残酷な進化論』が面白かったので、遡って読んでみた。
第11章のミトコンドリア・イブに関する論理的な考察はシンプルだけどエキサイティングだ。
(サブタイトル: ミトコンドリア・イブはヒトの起源ではない。ミトコンドリア・イブはいつの時代にもいる。)
ネアンデルタール人は、脳が大き過ぎて燃費が悪いが故に、ホモ・サピエンスに競り負けた、というのは、逆説的でおもしろい。ホモ・サピエンスより大きい脳を使って、より上手に出来たであろうことが何か、という点は気になる。著者は、(文字がない時代においては俄然役に立つ)「記憶力」ではないかと推測している。現に文字が発明されて外部記憶に頼れるようにな