更科功のレビュー一覧
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ネタバレ第1章 レオナルドダビンチの生きている地球
モナリザを書いた理由
地球と人間は似ている
第2章 イカの足は10本か
第3章 生物を包むもの
第4章 生物は流れている
生物は平衡状態ではない
平衡…分子の出入りが同じで、見かけ上無変化
生物は散逸構造である
散逸…エネルギーが熱に変化する不可逆過程
第5章 生物のシンギュラリティー
自然選択は生物の条件
第6章 生物か無生物か
代謝をしない生物はいるか …ロボット
複製を作らない生物はいるか …自然選択がない
仕切りのない生物はいるか …台風
第7章 様々な生物
細菌やアーキアは下等な生物と -
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人類の進化の歴史について書かれている。読みやすくて一気読みした。人類の成り立ちについて整理出来た。
初期の人類の祖先は弱くて捕食されるものとして生きていたのだろうが、直立歩行をして、石器を作り、走るのが早くなり、脳が大きくなり、ある時に世界に広がる力を持った。ホモエレクトゥスの時にその特異点がきたようだ。その後にネアンデルタール人とホモサピエンスという兄弟種が出来、一方は絶滅し、一方は生き残った。しかし交雑してネアンデルタール人の遺伝子は現代に受け継がれている。その辺の人類の黎明期の物語は非常に興味深い。人類が自我を獲得し、世界を発見し、世界に広がり、ネアンデルタール人という兄弟と出会った時に -
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更科功(1961年~)氏は、東大教養学部卒、(民間企業を経て大学に戻り)東大大学院理学系研究科博士課程修了の生物学者。東大総合研究博物館研究事業協力者、明大・立大兼任講師。専門は分子古生物学。進化論、生物学に関する一般向け著書多数。
本書は、ダーウィン及び進化論に関して、そもそもダーウィンの考えを間違えて理解している、或いは、現在の進化生物学とダーウィンの進化論が異なることを知らないなどの理由により、多くの誤解を受けているとの認識のもと、(第1部)ダーウィンを中心にして、誤解されやすい進化の学説について、(第2部)生物の進化の歴史において、誤解されやすいポイントについて、解説したものである。
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マーケティング重視の変な邦題をつけられた話題の翻訳書みたいなタイトルだが、内容はとてもよい。
100%正しいと言えることはないという科学の立場や、生物に高等も下等もないという視点、生物に深い関心のない一般の人にこそ読んでほしい内容が豊富である。
途中までは大局的な内容で非常によいのだが、「第15章・遺伝のしくみ」から突然、限定的で難解な話が始まる。まるで別の本に変わったかのようだ。編集上の都合でもあったのだろうか。どうしてもiPS細胞に触れたかったのだろうか。
メモ
・流れの中で形を一定に保つ構造を散逸構造という(P.71)
・散逸構造をしているものの中で一番長生きしたものが生物と呼ばれる -
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ユヴァル・ノア・ハラリ氏のサピエンス全史などを読む前にと手に取りました。
古生物学の分野には疎いのですが、純粋なる興味に基づいて読み始めると、学術名が乱立しているのと、イラストや表が少ないため素人目には見にくさを感じました。
しかしながら、筆者が一般人が考慮する定説や固定観念に対して丁寧な反論(根拠やデータに基づく)を多数展開しており、面白さがあります。
私たちが発展している理由を、脳が大きく進化したから、賢い知能があるからと短絡的な判断をするのではなく、具体的な根拠やアナロジーに基づく考え方をしています。
また、古生物学の様に、すべての知見を得られない状況での推測においては筋が通るだけで -
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ある政党がダーウィンの言葉を誤って伝えたそうだ。
それは幾度も、各国で誤用される内容だという。
言葉は時には曲げられ、自己に都合の良いように解釈されるものだ。
言葉とは不完全で、解釈は難しいものだ。
本書でもダーウィンの言葉が登場する。
中でも印象的なものが、
「進化は進歩ではない」71頁
「存在の偉大な連鎖」を信じたい人が多い、という指摘であるが、まさにこの言葉は我々が心に留め置くべきことだろう。
「ある条件で優れている」ということは「別の条件では劣っている」ということだ(70頁)も同様に、忘れてはいけない。
だから、他人の欠点や動物の一部の性質を見ただけで、即ち自分より劣ると考えることは -
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この本で繰り返し言われていることは、ヒトは進化樹の一番上にいるわけでは無いと言うこと。人類が他の生物に較べて特に優れているわけではないということである。進化がすべて良いと言うわけでなく、腰痛だとか他の動物と較べて難産になったとかヒトが進化する中で抱えてしまった問題も多々ある。
面白いトピックスも満載である。
生きものの定義によっては台風も生きものといえる
窒素の捨て方の種による違い。人であれば尿にして捨てるが魚はどうしてるの
ヒトと腸内細菌の微妙な関係
大人になってもミルクを飲むのは人間だけ
ヒトとチンパンジーはどちらが原始的か・・・最終共通祖先からどちらの方が進化したか
一夫一妻制は絶対では -
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化石の分子生物学
現代のすりガラスを通さず、過去を直接的に見ることは、役に立つ立たないだけではなく、それだけ刺激的なのだ、と最後に好きなことを仕事にできるのは幸せですよね。
化石の分析という大雑把な本ではなく、高校生物レベルの平易な言葉で、得られた結果をまるで推理小説のように分析しているようでした。