更科功のレビュー一覧

  • 若い読者に贈る美しい生物学講義―――感動する生命のはなし

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    若い読者に贈るとありますが、私のようなクソジジィにも楽しく読めます。

    「平均寿命は屋久杉より人間の方が上」
    そうだよね。樹齢2000年とか言ってもその木だけだし。多くは苗木にすらならずに枯れていくし。あと殆どは生きながら死んでる(死んでる心材と生きてる辺材)細胞はせいぜい30年とも。
    だから何と言われそうだけどなんか心が軽くなった。死期が近づくとこういう話がいちいちひっかかっちゃう。ジジィになっても死にたいくないのよ。とはいえもうすぐなんだろうけど。

    「植物の挿木。寿命って?」
    いやほんとそれ。他の章でもミドリムシって何歳?ってのもあったけど。てかここでは触れられてなかったけどベニクラゲい

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    2025年02月13日
  • 「性」の進化論講義 生物史を変えたオスとメスの謎

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    長谷川浩一の『線虫 1ミリの生命ドラマ』を読んだ時に、メスだけで単為生殖可能だが、有性生殖に切り替えも可能だという種がいるという話を読んで、より詳しく知りたいと思って本書へ。

    生物の中には、メスしかいないものも結構いる。トカゲやヘビにも、メスしかいない種が存在する。単為生殖の方が増殖のコストが低いのだし、自分の遺伝子を複製して残せるのだから、そっちの方が良いのでは、とも思う。しかし、そんな種にも有性生殖を選択する場面はあって、有性生殖のメリットがあるという事が分かる。

    有性生殖の狙いは多様性だ。一律の条件で死なないように、個体の性能を分散させておく。その中で競争力のある個体が淘汰されて進

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    2025年02月10日
  • 若い読者に贈る美しい生物学講義―――感動する生命のはなし

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    高校大学で学んだ生物学のおさらい+教科書に載らないような進化生物学の内容で興味深く読むことができた。文章やイラストが分かりやすい。

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    2025年01月05日
  • 進化論はいかに進化したか(新潮選書)

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    ダーウィンの「種の起源」を中心に、進化論の骨格をわかりやすく説明している。語り口もよく、理解がしやすい。
    昨今「歴史」が注目され、欧米史や日本史が話題となっているが、本書を読むと数億年前から脈々と繋がる生物の変遷があって、今の歴史があるということを意識させられる。
    最終章のヒトがなぜヒトとなったか、という点は非常に情緒的で魅力的な切り口だ。

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    2024年12月24日
  • 化石の分子生物学 生命進化の謎を解く

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    化石に残るかすかな、しかしきわめて重要な、手がかりをめぐる分子生物学者たちの成功と失敗が紹介されています。

    約20万年前に誕生したホモ・サピエンスと比べて、たとえば何千万年前の恐竜の化石から何かを知ろうとすることは相当に大変なことであることを知ることができます。では、なぞそのように大変な作業をつづけることができるのでしょうか。著者は、結論部において以下のように述べます。

    「現在という磨りガラスを通さずに、直接過去を見ることができる快感は何物にもかえがたい。何かの役に立つからではない。いや、何かの役に立つかもしれないが、それが目的ではない。過去を知るということは、それ自体が知的好奇心を刺激す

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    2024年10月30日
  • 若い読者に贈る美しい生物学講義―――感動する生命のはなし

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    まんべんなく、基礎的な内容の生物学を網羅した本。
    発行が2019年ということもあり、コロナ前なのでコロナウイルスや、ウイルスに関する新しい知見などは含まれていない。そういう意味では、最新とはいいがたい内容ではあるが、生物学・科学というものの考え方について、わかりやすくレクチャーされている良書であるように思う。
    またAIについての基礎項目も挙げられていて、下手なAI論の本よりもわかりやすく説明されているのが面白い。
    特に『シンギュラリティ』は、言葉だけがひとり歩きしている場面を良く見聞きするが、このあたりもかみ砕いて説明されているため、とてもわかりやすい。
    全体として目新しいものはないが、タイト

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    2024年08月23日
  • 若い読者に贈る美しい生物学講義―――感動する生命のはなし

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    ・一回通読。進化論はいかに進化したかと一部重複あるものの、新たな知識をいくつも得ることができた。そして相変わらず読みやすいし楽しい。例え方が巧みなのかな。
    ・細胞膜の構造、散逸構造、後口動物、花粉症や癌の仕組み、など勉強になった
    ・生命の起源、系統樹、細胞内共生、近縁種間交雑、あたりを深掘りして知りたくなった

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    2024年08月04日
  • 残酷な進化論 なぜ私たちは「不完全」なのか

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    残酷なのは、大脳や二足歩行を得た事で犠牲にしたものもあるからだ。人間は非力で身体を覆う毛量も少なく、脳の維持のために大量のグルコースが必要だ。それに腰痛や心臓病は進化の代償であるらしい。それだけではない。進化は直線的ではなく、我々は最上ではない。個々の生物が環境にあった選択圧の中で最適化されている。人類こそ頂点であるような錯覚もまた、残酷な事実なのかもしれない。

    本書はそうした事実を人間の身体機能について分かりやすく解説するだけではなく、他の生物や自然環境についても、平易で分かりやすく説明してくれる良書である。

    例えば、「肺」の誕生について。

    消化管の壁には、食物から栄養吸収するために血

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    2024年05月05日
  • 残酷な進化論 なぜ私たちは「不完全」なのか

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    人は生物の中の一種類であり、他の生物と比べて特に優れているわけではない。進化してゆく中で、環境に最適ではない部分や必要ない所は退化もしてきた不完全な部分を持つ。心臓、肺、腎臓、尿、手足の指、目、骨格などいろんな部位で進化の過程を考察している。そして今が人の完成形ではなく、環境に合わせ淘汰や進化が今後も進んでゆく。人は生物である以上いつかは絶滅する運命にあるのだ。

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    2024年02月18日
  • 若い読者に贈る美しい生物学講義―――感動する生命のはなし

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    大変分かりやすい。噂通りの良書。それぞれの生物がそれぞれ進化、即ち、変化する環境に応じて変化して生き延びてきた、ということ。よって、生物に高等、下等はない。なんとなくヒトが進化のトップのように思い上がってるけど大間違い。多様性を喪失させて周囲の生物、環境、そして自らをも弱体化させている。なるほど。再認識。

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    2023年12月13日
  • 爆発的進化論―1%の奇跡がヒトを作った―

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    エビのお腹は背中にある(書き方に語弊はあるが、、、)。言われてみれば腑が背中にあるのは何故か考えたこともなかった。

    人は、ヒトとして生まれるのが先か脳が進化したからヒトなのか。という議題も面白かった。何を持ってヒトと呼べるのか。

    とにかく興味がそそられる話が多く、一気見してしまった。
    生き物が好きな人はそそられる気がする。

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    2023年11月17日
  • 禁断の進化史 人類は本当に「賢い」のか

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    大変面白かった。が、やはり意識とは何でどのように生じるかという核心には迫れなかった。やはりそこは神の領域なのだろうか。途中から、意識がなぜ進化上必要となったのか説明が始まりわくわくしたが、結局意識=生きること=目的と結論付けているのはやはり月並みだなと感じてしまった。
    意識がなぜ生じたか、どのような理由があって意識レベルが高いホモサピエンスが生き残ったのか。画一的な行動しかとれないと環境の変化に対応できない。結果高度な判断力を有する個体が生き残り意識が生まれた、、、理解はできるが、意識とは何かという核心は結果わからない。

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    2023年09月21日
  • ヒトはなぜ死ぬ運命にあるのか―生物の死 4つの仮説―(新潮選書)

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    第1章は難しかったけれど種の保存説からとても楽しかった。
    何故産むことができなくなっても長く生きるのかという疑問から人間は一人で育てるのは難しいから育てるために長生きしている説はすごく腑に落ちた。
    自然淘汰の話は常に興味深く楽しく読めたこれだけで本一冊読みたい。

    これから先人間がどうなっていくのか楽しみ。見届けられないのがとても残念

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    2023年07月13日
  • 禁断の進化史 人類は本当に「賢い」のか

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    大変面白かった。
    ・植物状態の人間でも意識があることはある
    ・無意識状態の方が生存能力が高い(盲視:盲目の人がものを避けて歩ける)
    ・チンパンジーも人と枝分かれしてから進化している
    ・ネアンデルタール人が間氷期まで生き残っていれば、繁栄していたかもしれない

    1カ所おかしいと思ったのは、「生きる」とは「生存して繁殖する」と言いながら、「生きる」ことを目的とした自然淘汰と「意識」の存続を目的とした自然淘汰はときに相反すると言ってること。意識を存続すると言う事は(自分が)「生存」することを意味するのだから、重なっている部分と相反する部分がごっちゃになっている。整理するなら「意識」の存続を目的とした

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    2023年07月04日
  • 残酷な進化論 なぜ私たちは「不完全」なのか

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    人間の身体の仕組みから進化を解説。分かりやすい。進化論における進化という言葉の意味をよく考える必要あり。一般世間的には進歩と進化は同じ意味で使用されるが、進化論的には全く別もの。
    残念なのは大げさなタイトル。煽り過ぎでは。

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    2023年04月16日
  • 絶滅の人類史 なぜ「私たち」が生き延びたのか

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    人類進化の歴史が丁寧にまとめられている。ネアンデルタール人やホモ・フローレシエンシスが絶滅した年代も更新されている。

    最初に進化した人類の特徴は、直立二足歩行と犬歯の縮小の2つ。オスが子育てに協力して一夫一婦制かそれに近い社会を作るようになり、メスや子に食物を手で持って運ぶために直立二足歩行をした。同種内で争うことがほとんどなくなったので、犬歯が小さくなったというシナリオが考えられる。

    初期人類は足の親指を大きく広げられ、樹上生活もしていたが、アウストラロピテクスでは足の親指は他の指と並行になり、かなりすぐれた直立二足歩行をしていた。主に草原の食物を食べていたが、草食動物も食べていた。石器

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    2023年04月11日
  • 理系の文章術 今日から役立つ科学ライティング入門

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    私のブルーバックス積読シリーズ。この本は2,3年前に「これなら私にも読みやすい!」と思って買ったものの、直後に「今後論文を書くわけでもないのに、文章術…」とモチベーションが下がってしまい積読にしていたもの。今回改めて読んでみた。
    論文を書こうとしている学生もそうだが、文章を書く「ライティング」だけでなく「ロジック」「ロジカルシンキング」といった面でも鍛えられる本と感じた。
    新社会人などにもオススメできる本だ。

    読者を意識し、文章のつながりを理解し、分かりやすい文章を書けるようになる。
    パラグラフ・ライティングというのが身につく。

    また、逆に"分かりにくい代表"の大江健三

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    2023年03月09日
  • 残酷な進化論 なぜ私たちは「不完全」なのか

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    生物の進化の歴史が単方向(進化)だけでなく、ある種後退(退化)する事、それは生物自身が環境に合わせて、当然の如く選んできた道だと言うことがわかり易く説明されていた。
    引用なのか創作なのかわからないが、出てくる例え話が一々面白い。
    タイトルもそうだが、著者は少し捻くれた表現を使う辺りが、自分と似た感覚の持ち主かも、そう思ったらまるで、自分がその先の文書を書いてるかの如く、一気に読めた。

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    2023年03月05日
  • 禁断の進化史 人類は本当に「賢い」のか

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    進化と意識についての話。
    どこまで科学的裏付けがあるかが分かりづらかったが、意識は脳の神経細胞の統合的な結合であり、パワーを使うことからそこがトレードオフになってちょうどいい塩梅に小脳の条件反射と意識を司る大脳が両方進化したと。
    さくっと読めて面白かった。

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    2023年02月26日
  • 爆発的進化論―1%の奇跡がヒトを作った―

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    著者の本を読むのは4作目。
    その中で2番目に古い著作なので、後の本で読んだ話が三分の一位。

    最後の章の、DNAとRNAとタンパク質の関係が面白かった。生成の順番は、記載の順だけど、物質としての複雑さを考えると、この世に生まれた順番は逆だろうという仮説が述べられる。

    理論としてはRNAワールド仮説(初期の生命では、RNAが遺伝子としての役割と酵素としての役割を一人二役で兼ねていたところ、遺伝子の機能はDNAに、酵素としての役割はタンパク質にシフトしていった、という仮説)が美しい。

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    2023年02月17日