更科功のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この本で繰り返し言われていることは、ヒトは進化樹の一番上にいるわけでは無いと言うこと。人類が他の生物に較べて特に優れているわけではないということである。進化がすべて良いと言うわけでなく、腰痛だとか他の動物と較べて難産になったとかヒトが進化する中で抱えてしまった問題も多々ある。
面白いトピックスも満載である。
生きものの定義によっては台風も生きものといえる
窒素の捨て方の種による違い。人であれば尿にして捨てるが魚はどうしてるの
ヒトと腸内細菌の微妙な関係
大人になってもミルクを飲むのは人間だけ
ヒトとチンパンジーはどちらが原始的か・・・最終共通祖先からどちらの方が進化したか
一夫一妻制は絶対では -
購入済み
化石の分子生物学
現代のすりガラスを通さず、過去を直接的に見ることは、役に立つ立たないだけではなく、それだけ刺激的なのだ、と最後に好きなことを仕事にできるのは幸せですよね。
化石の分析という大雑把な本ではなく、高校生物レベルの平易な言葉で、得られた結果をまるで推理小説のように分析しているようでした。 -
Posted by ブクログ
更科さんの本を読むのも4冊目なので、だんだん「この話、前にも出てきたぞ」と思うことが多くなってきたのだが、私のような粗末な脳みその持ち主は繰り返し学習することが重要なので、ノープロブレム。これでほんの少しでも確実な知識が定着すればラッキーである。文学作品ならこうは思えないが、そこがノンフィクションのいいところ。
これも進化の本ではあるが、膜、口、骨、目とパーツに注目して解説されている。
今回もなかなか面白かった。
更科さんのユーモアが発揮されている部分では、大学での講義もこんなふうにしているのかな、と楽しめる。
たとえば、リチャード・オーウェンがダーウィンの進化論を認めなかったのは有名な話だが -
Posted by ブクログ
更科さんの本が面白いのは、文章が上手いからだと思う。
進化について、更科さん並みに理解している人は他にもいるだろう。しかし、これほどわかりやすく面白く書ける人はいないんじゃないか。
研究者や専門の学生に向けた文章ではなく、あくまで(生物学や進化に興味があるとはいえ)一般向けの本なのだから、あまり知識のない人にもわかるように書かないといけない。しかし、よく知っている人も読む可能性があるから、そういう人も納得させられないといけない。さらに最後まで読めるリーダビリティが文章と構成にないといけない。そのバランスのすばらしさ。
書き出しの台風のたとえも良いが、「私たちは小さい物なら、親指の先と人差し指 -
Posted by ブクログ
なぜ私たちが生き残ったのか。
はっきり言って、たまたまだ。
かつて、ヒトには多くの種類がいた。
少し前までは、我々、ホモ・サピエンスは他の人類たちより優れていたから生き残ったのだと考えられてきた。
しかし、近年はその考え方に変化が訪れている。
私はこの話を聞いた時、時代は変化しているのだなと強く感じた。
人類の歴史を見てみると、誰が優れている、誰が劣っている(人種、性別、年代その他全て!)とひたすら想い続け、信じ続け、自分こそが選ばれたのだと思おうとしてきた。
でも、そうではないことに気づき始めた。
それは人類が、人類として、「知性」を活かし始めてきた証という気がする。
互いを尊重し、平等と思 -
Posted by ブクログ
ネタバレあとがきにあるように前半は地球科学の話で、後半は生物学の話でありました。 たとえば「圧力が非常に低ければ、液体は存在しないのだ。宇宙空間の圧力はかぎりなくゼロに近いので、液体は存在できない。」「地球の中心部にある核は、鉄やニッケルなどの金属でできており、外核と内殻に分けられる。この外核にある液体の金属が動くことによって、電流が流れる。その電流が電磁石となって磁場を発生させ、地磁気として観測されるようだ。」は科学の話。「ラン藻の光合成による大気中や海水中における酸素濃度上昇が、真核生物の出現の必要条件になっていた可能性は高いだろう。」は生物学+地球科学の話。