更科功のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自然選択だけが、進化を引き起こすわけではない。
どちらの遺伝子が伝わるか、は偶然による。
そのため、遺伝子の出現頻度が集団の中で変わる。
これを遺伝的浮動といい、これも進化を引き起こす。
後半は、人間がなぜ、直立二足歩行か、の話が特に面白い。
直立二足歩行により、食べ物を持ってこれるようになる。
そこでとくをするのは、配偶者と自分の子供、
このとき、子供が自分の子である可能性がたかいほど、
運んでくる方にメリットがある。
直立二足歩行と同時に、人類は牙をなくす。
これは、オス同士が争う必要かなくなったから。
それは、一夫一妻という形態をとったから。
このため餌を運ぶ相手は、自分の子、とな -
Posted by ブクログ
ネタバレあとがきにあるように前半は地球科学の話で、後半は生物学の話でありました。 たとえば「圧力が非常に低ければ、液体は存在しないのだ。宇宙空間の圧力はかぎりなくゼロに近いので、液体は存在できない。」「地球の中心部にある核は、鉄やニッケルなどの金属でできており、外核と内殻に分けられる。この外核にある液体の金属が動くことによって、電流が流れる。その電流が電磁石となって磁場を発生させ、地磁気として観測されるようだ。」は科学の話。「ラン藻の光合成による大気中や海水中における酸素濃度上昇が、真核生物の出現の必要条件になっていた可能性は高いだろう。」は生物学+地球科学の話。
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Posted by ブクログ
古代の化石から何とかDNAを抽出し解析しようとする科学者たちの悪戦苦闘を通して、「過去に直に触る」ことのロマンが描かれます。彼らの思考や作業はまるで論理パズルを解くかのようで、ベン図でも描いて整理しながら読もうかと思ったほどでした。また、DNA抽出をより確実に行おうと3,000回以上も同じ作業を繰り返した結果、かえって致命的なノイズを拾ってしまったユタ州の学者のくだりは、気の遠くなるような過去の暗闇に向かって必死に手を伸ばす科学者の労苦が、心底伝わる思いがしました。
「ベストを追求したいのではなく、現象を認識したいのだ。これが科学の考え方である(p207)」・・・日頃、「結果」や「利潤」ば