更科功のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「化石の分子生物学」って何?と一言で言えば「ジュラシック・パークの世界」となる。
マイケル・クライトンが琥珀に閉じ込められ化石となった蚊が生きていた時に吸った恐竜の血液から遺伝子を取り出し、恐竜を蘇らせるという作品を(米国で)発表したのが1990年。そのタイミングで琥珀のシロアリから古代DNAが発見され、更には映画が封切られた翌年の1994年には米国で8千万年前の恐竜の化石からDNAが発見されたという報告があり、この分野ではまさに現実と小説が錯綜するような興奮があったという。クライトンの先見性にはまさに驚く話であるが、その興奮がまさに化石の分子生物学の発展に多いに寄与したのであろうし、我々も -
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ネタバレもともと、種の起源は、科学書ではなく神学書として書かれた=神の創造を否定していない。最初の生物を神が作った。
自然淘汰=性淘汰と環境淘汰
要不用=現在では誤りとされている
生活条件の直接作用=基本的には誤り
習性=後天的に獲得された習慣的な行動=生活条件の直接作用と、要不用に重なる。
ビーグル号にナチュラリストとして乗船した。
進化は進歩ではない。絶対的な意味の進歩はない。
20260107
種の起源で書かれている進化の仕組みは自然淘汰、要不用、生活条件の直接作用、習性。習性とは要不用の一部。
神の創造は否定していないが、個別創造説を否定している。神は最初の生物を作っただけ。キリスト教的自 -
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読んだフリができる気は全くしない。。。
種の起源は、神学書。
最初の生命は神が作ったとしているから。
ただし、神学書の部分はそこまでで、
生命の多様性の説明は科学として進化で説明ができるとした。
従来、個々の種は全て神が作ったとされてきた。
そうではなく、変異が生じ、それが自然淘汰され、異なる種に文化していく。
ダーウィンは、変異の原因こそ誤ったが、
そこから得られる結論は正しかった。
ダーウィンの説は、極論すると、全ての生命には起源となる種がある、と。
中間種がないのは、両極の種と競争したときに、どちらと比べても中途半端なので絶滅してしまうから。 -
Posted by ブクログ
ダーウィンの進化論のことが分かる本。進化論について、この本しか読んでいないので是非はわかりませんが、一般で言われる意味での進化が、突発的な圧倒的革命によって起きているわけではないということがよくわかりました。
でも、人生何事もそうですよね。一気にひっくり返るのは非常に大変で失うものもたくさんあります。また、こういったことを思考する際は、無意識のうちに、現代のような人類になるに向けて、人類がどう進化してきたか?と考えてしまいますが、それは誤りです。そのときそのときで最善の進化を繰り返した結果、今があるわけなので、なぜそのときその変化をしたのかを真っ直ぐ考えたいところです。
非常に面白い本でした。 -
Posted by ブクログ
本書で示される、「進化の道筋は一直線ではない」という指摘について、それだけでも驚きに値する。
これはヒトが進化の頂点にいる、というある考え方とは全く異なる。
例えば、我々人類が賢さの象徴としてあげる「手」(及びその機能)だけで見れば、チンパンジーの方がヒトより進化している。
これは結構衝撃だった。
決して、ヒトは生物の中で最も優秀だ、などとおごった考えを持っていたつもりはないが、
どこかでこんなに細かな動きができるのは賢いからだという思い上がりを持っていたのだろう。
そんな気持ちを戒められた。
質の高い眠りが知性を作る、という第4章の話は非常に興味深い。
だとしたら妊娠中の母体がぐうぐう眠り -
Posted by ブクログ
【自由研究】人はなぜ老いるのか?③
死なない生物がいるのに人類はなぜ、老いと死を選んできたのか?そして今、それを拒むことは何を意味するのでしょうか?
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『4つの仮説』を乱暴にまとめてひとことで言うなら〈絶滅しないため〉と言えそうです。
絶滅しないために死を選んだのであれば、それを拒むことは〈絶滅〉を意味するのでしょうか。
地球上の生物は絶滅と繁栄を繰り返しています。何億年も繁栄した恐竜でさえ絶滅しています。
著者はAIが絶滅の限界を超えるかもしれるないと言います。人類も絶滅するかもしれませんがAIにより新たな人類=〈超人類※〉が誕生するのかもしれません。※lem造語
それはAI