鈴木美朋のレビュー一覧

  • ブラック&ホワイト

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    この作者の作品は二作目。前に読んだ「彼女のかけら」はちょっとピンとこなかったけれど、これは面白かったです。シリーズものの新作のようですが、これを単体で読みました。それでもとても楽しく読めました。かなり強い女性たちの中で男性が踊らされているようなのも快感です。全くひどい事件で、悪魔のような人たちがたっぷり出てきます。グロいシーンもたくさん登場しますが、かなり刺激的で私好みです。

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    2019年07月30日
  • ブラック&ホワイト

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    ネタバレ

    限界を越えてくる。「血のペナルティー」で、暴力シーンにも精神的にも私の読める限界かと思ったが、さらに。
    今回はアンジーが全く登場しないので、まだまだ上がありそうで次作がすでに怖くも楽しみ。

    映像だったら無理だろうな。。

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    2019年07月04日
  • ブラック&ホワイト

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     いきなりのバイオレンス・シーンに始まる一冊。襲われるは女性刑事レナ・アダムスとその恋人の白バイ警官ジャレド・ロング。殺し屋たちとの肉弾戦と直後に登場したのがウィル・トレント。ややこしいことに彼は潜入捜査中。地方都市メイコン。ジャレドは重症。レナはジャレドの命の危険にショック状態。

     修羅場から一転してジョージアの州都アトランタ。噂ではジョージア州にまで市場を拡大してきた姿なき大物犯罪者ビッグ・ホワイティを炙り出すために広域の捜査が展開している。送り込まれるウィル。ウィルの恋人で医師のサラ・リントン。ウィルのパートナーのフェイス・ミッチェル。

     このシリーズは潜入捜査官ウィル・トレントのシ

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    2019年07月03日
  • ブラック&ホワイト

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    「ウィル・トレント」シリーズ第7弾。ウィルの潜入捜査や久々登場のレナの身に起こることと冒頭から迫力満点なのだけれど、シリーズを通して描かれている警察内の対立、裏切りが続いていて面白い。裏切っているのは?レナが狙われたのはなぜか。ウィルが主人公ではあるけれど複数の女性たちの物語でもあってそれがシリーズに厚みを与えていてさらな面白くなっていると思う。今作も一気読みでした。

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    2019年06月30日
  • 彼女のかけら 上

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    彼女の各作品はどうしてこんなに面白いんだろう?
    もちろん翻訳者の筆力もあるだろうけどそもそものプロットが面白くなければつまらない作品になるのは間違いないのだし
    さて物語は2018年8月、31歳にもなったしょうもない娘が平凡な主婦の母親とショッピングモールでのランチの席で独立を促されるところから始まる 突然少年の銃乱射事件に巻き込まれるが、平凡な主婦だった母が顔色も変えずに素手で犯人のナイフを受け止め喉を掻き切る。。。
    それだけでもう気持ちを持って行かれるのだが、話しは2018年と1986年を行ったり来たりしつつ少しずつ全容を見せ始める

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    2019年03月06日
  • 彼女のかけら 上

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    序盤でとても印象的なシーンあり、ローラの真の姿は○○○ではないか、とこれまでの映画体験をもとに予測したけど、どうやらそんな単純なものではなさそう。下巻に期待。

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    2019年03月02日
  • ハンティング 上

    購入済み

    読み応え抜群

    無料版を先に読んだので、薄気味悪さが全体に漂ういやーなプロローグ、心臓が掴まれるような被害者の描写、ずっと重低音が耳の奥に流れているようでした。でも、救いを取り上げない登場人物の人間臭い人柄、そして丁寧な文章。

    ちょっとさわりを覗くだけのつもりが、引き込まれて止まらなくなりました。そしてしっかりした重さのある現代的な文章が心地よくて、文章そのものを読んだ満足感にみたされました。

    翻訳はしっかりしていましたが、原文がちょっと捻った表現だったのでしょう、意味が?となるところが数カ所ありました。

    製品版はもっとささやかな救いがあって読みやすかったです。

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    2018年12月10日
  • ハンティング 下

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    後半になっても、物語は失速することなく高いテンションのままラストを迎える。
    ただし、相変わらず濃密な文章に濃厚な人間関係・ドラマは楽しめるのだが、意表を突くようなどんでん返しはなく、意外と一直線にラストに突き進んだのが、少し物足りない。

    ウィルとフィルのコンビは、まさに満身創痍だが、果たして次はどういう事件にかかわるのか?そしてアンジーとの関係は?など興味は尽きない。

    ただ、それにしてもこの女性に対する凌辱の凄まじさだけは読んでて気になるのだが。

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    2018年11月09日
  • ハンティング 上

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    登場する女たちが、ため息が出るほど嫌なやつばっかり
    そんな中、サラだけが聖女に見える キラキラ✨

    K・スローターは女が持っている、どす黒い部分を描くのが上手い な ☆4.5

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    2018年07月10日
  • ハンティング 上

    購入済み

    楽しめる

    この作家さんは初読でした。上手く言えませんが、翻訳が固め?な気がするのと、語り手の視点がごく一部ですが 一人称三人称混在してる?のが気になりましたが、ストーリーは面白いし、特に捜査官2人の間にある 容認出来ない部分を抱えつつの信頼関係が魅力的だと思いました。

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    2018年02月20日
  • 血のペナルティ

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    文字通りの一気読み。事件の真実も暴力描写もますます苦く激しく苦しく、もうわたしの読める限界を超えそうです。何回も、もう無理…と思いましたが、読んでしまうのは登場人物があまりに魅力的だからです。
    この先、ウイルの成長過程での真実が明かされていくらしいのですが、はたして耐えられるでしょうか?

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    2018年01月18日
  • 血のペナルティ

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    カリン・スローター『血のペナルティ』ハーパーBOOKS。

    シリーズ第5弾。好みのストーリーではないのだが、毎回タイトルに惹かれて読み続けている。好みではないのは警察ミステリー・サスペンスの中に、女流作家ならではの色恋沙汰が描かれるせいだろう。つまりは、ミステリー・サスペンスの部分は面白いということなのだ。

    元刑事の女性が切断された薬指を残し、何者かに自宅から連れ去られる。駆けつけた捜査官のウィルは…元刑事の女性の過去に何があったのか…

    解説は北上次郎。

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    2017年12月23日
  • ハンティング 下

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    上巻から被害者はどんどん増えていくのに捜査は相変わらず遅々として‥
    どんな展開になるのか仕事してても気になって仕方ないったら‼︎
    そして残り十数ページで一気に‼︎
    何気に寝不足は続きます
    登場人物も魅力的に描かれています
    はぁー 読み終わってスッキリ‼︎

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    2017年02月09日
  • ハンティング 上

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    導入部から持って行かれます
    意識や感覚を鷲掴みにして‥
    もうノンストップで読むっきゃないって感じです
    冒頭、交通事故で跳ね飛ばされた女性は瘦せおとろえ、暴行された跡があり、しかし周りにはそれらしき建物もなく、何処から来たのか?
    その謎を解くのは識字能力に欠けるウィルと心ならずも妊娠してしまいおまけに糖尿病になってしまったフェイスの2人の警部
    どうなる!この先の展開…きになるぅ〜〜
    あー 下巻にGO

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    2017年02月09日
  • ハンティング 下

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    カリン・スローター『ハンティング(下)』ハーパーBOOKS。

    第1の犠牲者に続き、第2、第3の犠牲者が。そして、第4の犠牲者が…依然として見えぬ犯人の正体…

    最近では珍しいサイコ・ミステリーであり、最後の最後まで犯人の正体が解らないというジリジリとした展開が面白いと思った。しかし、犯人の正体が解り、全ての伏線が回収された瞬間には何故か随分と小さくまとめてしまった残念な作品という感想を持った。

    その理由は2点ある。1点目は、果たして、ウィル・トレントと共に主人公として描かれるフェイス・ミッチェルの妊娠と糖尿病は描く必要があったのかという疑問を感じたこと。2点目は、途中まで重要な役割を演じた

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    2017年01月24日
  • 本好きに捧げる英国ミステリ傑作選

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    本に関する短篇を集めたアンソロジーで16篇収録。
    ビブリオミステリって本が謎の中心にあるものと思っていたが、もう少し意味が広くて、本に関わればなんでもOKという感じらしい。このアンソロジーもバラエティに富んだ作品が収録されており、思ってたのとは違ったが逆に面白かった。
    ベストはロイ・ヴィカーズ「ある男とその姑」、ヴィクター・カニング「性格の問題」。

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    2025年12月05日
  • 死刑執行のノート

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    犯罪に関わることだけじゃなく、どんな人の人生でもいろんな選択肢は至る所にあって「あの時こうしていれば…」と後悔することもあると思う。
    でも、この物語の登場人物たちはどこの選択をどう間違ったのかなんて簡単に言えるものでもなく、それが人の人生なのかな、とか思ったり。
    最初は状況の把握がなかなかできなくて読み進めるのに時間が掛かったけど、気づけば最終的にどうなるのか続きが気になる展開でした。

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    2025年11月25日
  • 本好きに捧げる英国ミステリ傑作選

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    少しづつ楽しめるのが良い。忙しかったからか疲れてたからか読むのにかなり時間がかかってしまったが。
    ロイ・ヴィカーズやクリスチアナ・ブランドが特に面白かった。

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    2025年11月15日
  • 化学の授業をはじめます。

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    ネタバレ

    設定はだいぶ昔ではあるけど
    終盤のストーリーはどうだろうと言ったとこだけど、
    後半はテンポ良く読めた
    孤児院はなんでそんなウソをつくのか分からない
    ストーリー上必要ではあるのだけど
    バラバラなものがつながっていくのが気持ちいい

    エリザベスの外見がよく分からなかったが、
    近頃は美人と書くことが難しいのね
    他の人も外見描写が少ない

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    2025年07月17日
  • 死刑執行のノート

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    CL 2025.3.29-2025.3.31
    死刑囚アンセル•パッカーを取り巻く3人の女性。
    母親のラヴェンダー、元妻の双子の妹ヘイゼル、ニューヨーク州警察捜査官のサフィ。それぞれの視点から語られる物語がアンセルという人間を描き出す。幸せな人はひとりもいない。
    アンセルは、結局生まれながらの怪物のような存在だったのか。

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    2025年03月31日