鈴木美朋のレビュー一覧
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カリン・スローター『暗闇のサラ』ハーパーBOOKS。
ウィル・トレント・シリーズの第11作。
ウィル・トレント・シリーズと言いながらも、今回の主人公はウィルの恋人のサラ・リントンであり、ウィルは脇役といった感じだ。
ストーリーの割にはやや冗長で、描かれる時間軸には疑問を感じた。
カリン・スローターの作品は当たり外れが激しく、新刊を読むのにはなかなか勇気が必要だ。それでも当たりを信じて読まずにはいられない魅力があるのは事実だ。今回は外れの部類かな。
19歳の医学生ダニ・クーパーが交通事故で瀕死の状態でERに搬送される。当直医のサラ・リントンはダニの体に生々しい暴行の跡があり、ダニのあいつを止めてという最期の言葉を何とか聞き取る。
3年後。ダニを暴行した容疑で起訴された男子学生のトーマス・マカリスターの裁判に証人に召喚されたサラはトーマスの母親から今回の事件は15年前のサラのレイプ事件とつながっているという驚愕の事実を聞かされる。
サラの恋人で捜査官のウィルが捜査を開始する中、再び女子大学生が失踪する。次第に浮かび上がる犯人の正体と事件の真相……
定価1,480円
★★★ -
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ダニヤ・クカフカ『死刑執行のノート』集英社文庫。
エドガー賞最優秀長篇賞受賞作。
死刑囚アンセル・パッカーの46年の人生が何故か終始二人称で描かれるという不思議な風合いの作品。
刑務官のショウナ・ビリングズを丸め込み、密かに進行していくアンセルの脱獄計画は成功するのか。或いはアンセルの犯行は全て冤罪で死刑執行の直前で無実が明らかにされるのだろうか。
死刑執行が迫る中、緊迫の時限ミステリーかと思っていたのだが、結果としてアンセル・パッカーの未来は変わらず、何とも言えない消化不良の作品だった。
死刑執行まで残り12時間となった連続殺人犯アンセル・パッカーの46年の人生が母ラヴェンダー、元妻ジェニーの双子の妹ヘイゼル、ニューヨーク州警察捜査官サフィの3人の女性の視点で描かれる。
本体価格1,250円
★★★ -
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ネタバレ現在と過去を行き来する娘と母の物語。
感想は下巻にまとめようかな。
説明
内容紹介
銃乱射事件の犯人を
躊躇なく殺したのは、
ごく平凡なわたしの母親だった。
MWA賞受賞作家の最新作!
スローター史上最高傑作。サイコ・スリラーの新たな基準を築いた。
――ジェフリー・ディーヴァー
人物造形の巧みさは天からの賜り物。彼女を傑出した作家たらしめている。
――『ワシントンポスト』紙
スローターの世界にひとたび足を踏み入れると、もう後戻りできない。
――リサ・ガードナー
ショッピングモールで少年による銃乱射事件が発生。
偶然居合わせた警察署通信係のアンディは、警官だと勘違いされ、銃口を突きつけられる。
震える彼女の前に立ちはだかったのは母のローラ。
ごく平凡に生きてきたはずの母親は、犯人のナイフを素手で受け止め、喉を掻き切った――顔色ひとつ変えずに。
呆然とするアンディをよそに、事件の動画は全米に拡散。
母は瞬く間に時の人となるが……。
内容(「BOOK」データベースより)
ショッピングモールで少年による銃乱射事件が発生。偶然居合わせた警察署通信係のアンディは、警官だと勘違いされ、銃口を突きつけられる。震える彼女の前に立ちはだかったのは母のローラ。ごく平凡に生きてきたはずの母親は、犯人のナイフを素手で受け止め、喉を掻き切った―顔色ひとつ変えずに。呆然とするアンディをよそに、事件の動画は全米に拡散。母は瞬く間に時の人となるが…。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
スローター,カリン
エドガー賞にノミネートされた『警官の街』をはじめ、“ウィル・トレント”シリーズや“グラント郡”シリーズで知られるベストセラー作家。これまで18作以上の作品を発表し、120カ国以上で刊行され、累計発行部数は全世界3500万部を超える
鈴木/美朋
大分県出身。早稲田大学第一文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) -
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ネタバレ初のカリン•スローター、読み終えてから検視官サラ•リントンと特別捜査官ウィル•トレントがそれぞれ主人公となる作品があり、本書でその2人の主人公達がクロスオーバーする作品だったことを知りました。
その辺りをきちんと理解したうえで時系列に読み進めていればもっと違った読後感と評価になったのかも知れません。
積読まみれの読書生活ですが、機会を作りデビュー作である「開かれた瞳孔」から手にとってみたいと思いました。
説明
内容(「BOOK」データベースより)
捜査が難航するなか、新たな女性が行方不明になった。これまでの被害者と同じく、裕福で社会的地位が高く、やせ形の美人で嫌われ者―。だが被害者をつなぐ接点はなく、犯人の影は全く見えない。刻一刻と時間が過ぎるなか、ウィルは彼女たちが摂食障害を抱えていたことに気づく。そして、そこに隠された暗い秘密にも…。緻密な計画性と異常な暴力性をあわせもつ犯人のシナリオとは!?
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
スローター,カリン
エドガー賞にノミネートされた『警官の街』や、発売するやいなやニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーリストにランクインした『プリティ・ガールズ』をはじめ、“ウィル・トレント・シリーズ”“グラント・カウンティ・シリーズ”で知られるベストセラー作家
鈴木/美朋
大分県出身。早稲田大学第一文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) -
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シリーズ作品だけでもチェイスが大変なのに、独立作品をいつ読むのか? 今でしょ! 入院は積ん読本を読むには絶好の機会なのだ。
しかし病気で入院してるのに、何故、暗い不健康な本を読まねばならないのだろう。本作は、ある意味、覚悟し、さらに予期していた通り、そんな不健康さでいっぱいの悲劇大作なのだった。
いきなりのテロシーンで物語は始まる。ナイフ片手の無差別殺人鬼にあわや殺されそうになるヒロインを母が救い、さらに返り討ちにするという衝撃の幕開けだ。娘の立場から描かれる現代と、母の思いもよらぬ過去の物語が交互に語られる。
過去の物語の中心人物たちはまず名前そのものも異なるので、すんなり今と結びつくわけではないのだが、国際テロ集団の離合集散の暗い時代とその緊張感が半端ではなく語られてゆく。
現在と過去が容易に結びつかない中で最後まで持ってゆかれる物語には相当やきもきさせられるものがあるが、そこの紆余曲折が本書の読みどころであり、現在のヴァイオレンスからの脱出路の出口に繋がってゆくので、戦後国際テロを背景とした母と娘のサバイバルを、いつものようにスローター節で味わいたい。
血とバイオレンスと男と女。そして壮大な旅として俯瞰される家族の物語は、いつものスローター節なのだが、あまりにも引っ張リ過ぎなラストのキレの悪さが、好印象には繋がらず、残念。
Netflixでドラマ化されているとのことなので、そちらも要チェックであること間違いなし。 -
Posted by ブクログ
シリーズ作品だけでもチェイスが大変なのに、独立作品をいつ読むのか? 今でしょ! 入院は積ん読本を読むには絶好の機会なのだ。
しかし病気で入院してるのに、何故、暗い不健康な本を読まねばならないのだろう。本作は、ある意味、覚悟し、さらに予期していた通り、そんな不健康さでいっぱいの悲劇大作なのだった。
いきなりのテロシーンで物語は始まる。ナイフ片手の無差別殺人鬼にあわや殺されそうになるヒロインを母が救い、さらに返り討ちにするという衝撃の幕開けだ。娘の立場から描かれる現代と、母の思いもよらぬ過去の物語が交互に語られる。
過去の物語の中心人物たちはまず名前そのものも異なるので、すんなり今と結びつくわけではないのだが、国際テロ集団の離合集散の暗い時代とその緊張感が半端ではなく語られてゆく。
現在と過去が容易に結びつかない中で最後まで持ってゆかれる物語には相当やきもきさせられるものがあるが、そこの紆余曲折が本書の読みどころであり、現在のヴァイオレンスからの脱出路の出口に繋がってゆくので、戦後国際テロを背景とした母と娘のサバイバルを、いつものようにスローター節で味わいたい。
血とバイオレンスと男と女。そして壮大な旅として俯瞰される家族の物語は、いつものスローター節なのだが、あまりにも引っ張リ過ぎなラストのキレの悪さが、好印象には繋がらず、残念。
Netflixでドラマ化されているとのことなので、そちらも要チェックであること間違いなし。 -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ毎度、登場人物全員が漏れなく癖が強く、
例えば障害や病気があったり、家族との関係が普通から大きく外れていたり、過去に大切な人と死別していたり、偏屈通り越して性格が破綻していたり…
とにかく問題を山ほど抱えている。
そのため印象としてはどこかしっちゃかめっちゃかしているのだけど、この人間ドラマがサスペンス要素と並走することで、単純な事件解決ものに留まらない独特の読み応えになっている。
今回も最後まで飽きずに読ませてもらった。
ただ今回、、
個人的にはややだけど最後に無理矢理さを感じなかったわけではない。
動機、コレ?感を拭えなかった。
うーん そんなもんかもしれないし、ドラッグという要素も絡んではいるけども。
人間ドラマが売りの本シリーズだからこそ、没入ややしきれずの点が残念。
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Posted by ブクログ
電車時間が長かった時に一気読み。
プラトニックな友情って、一番ロマンティックかもしれないなぁなんて思いながら読みました。それこそ不要不急だけれどもだからこそ、その価値が高い、みたいな。
とは言えマフィアの奥さんは大分自分中心に動いて居ると思うし、元詐欺師は随分と行き当たりばったり過ぎない?というのが本音の所。そしてハンマーで人を殴り殺すのは、効率悪い気がするけどその辺りはポリシーだから仕方ないのか?16歳(だったかな?)のティーンエイジャーはこのままだと娘の二番煎じにならないかとちょっと心配。あの後どうなったんだろう、という辺りで終わらせるのが良い幕切れだったと思います。
まぁ色々とそれどうなの?的なエピソードも多いんですが、面白かったです。 -
Posted by ブクログ
ここまでくると感想は短めに
ウィルは謎の犯罪者ビッグ・ホワイティを炙り出すため潜入捜査中
ウィルと交際中のサラは、夫の死の
要因であるレナにイライラ
フェイスはいつも通りイライラ
アマンダもいつも通りイライラ
レナは犯罪者達から強制捜査の報復?
を受け負傷、夫も重症でイライラ
…
ようやく落ち着いた?のかな?
ドロッ!と言うかヌメッ!というか
暗いままなんだけど少しずつ前に進んでる感じ。なんだけど、現在と数日前の場面を交互に語る構成
半分ほど読んで中断…
「何が起きてるか」だけで見るとすこし冗長な感じが…ミステリーとして謎を追う部分は…無いですね。(シリーズを重ねるごとに減ってゆく)
解説で「ウィル・トレントシリーズ」と言われてるがウィルは添え物、に納得
強い女性達が終始ピリついてます。
旅する冒険者とかではなく、この先何がゴールなのかとかは無いので、どんなペースで読もうか考え中。