鈴木美朋のレビュー一覧

  • 化学の授業をはじめます。

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    ブク友さんのレビューを読んで興味を持った1冊なんですが、アメリカ人の文章表現が馴染めなくて皮肉めいた言い回しにもどこが面白いのか悩んでしまい読むのに時間かかってしまいました。感情表現も雑なんですよね。知りあって数行目では恋に堕ちてたり、次のページでは同棲してたりと展開が早くって客観的に過ぎてゆく感じなんです。
    結果が初めにきてあとはその説明がちんたらと続くわけで瞼を重くしていきました。
    60年代女性の社会進出がまだまだ大変だった時代、女好きな上司からはセクハラ、パワハラが常識で出世すれば枕営業だと陰口言われたりと、正当に評価されないのがデフォだったり。女は家庭を守る事が幸せな事だと誰もがマイン

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    2025年03月29日
  • 不滅の愛に守られて

    eri

    購入済み

    これが最後なんですね

    このシリーズは全部紙の本で持っていて今回始めて電子書籍で読みました。とても好きなシリーズで楽しみに読みました。ただ今作に関してはヒロインがあまり好きなタイプではなかったです。ヒーローは安定のカッコ良さではあるんですが…。ストーリーの面白さサスペンスも読み応えがあるとは思うんですが、少し余計な描写も多いような…。このシリーズでは、何故かブキャナン兄弟ではなく「心のピースが埋まるまで」が一番好きです

    #じれったい #ドキドキハラハラ

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    2025年03月21日
  • 化学の授業をはじめます。

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    邦題は訳者さんのお仕事なのだと思うのですが…原題からこれがよくぞ出てきてくれましたと…実際、興味を惹かれたので。強い女性の話は好きですが、つらい目に遭うのは読んでいても苦しいです。性暴力許せません。料理番組をやるのは本の後半ですが、エリザベスが支持されていくのは読んでいても嬉しいです。ラストもエリザベスとマデリンのこれからを信じたくなる展開でした。

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    2025年03月20日
  • 壁から死体?

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    ネタバレ

    ・あらすじ
    アメリカのサンフランシスコ州が舞台。

    ラスヴェガスでマジシャンとして人気を博していたテンペスト・ラージは公演中の水中脱出ショーを失敗してしまい、実家に戻ってきた。
    実家は「秘密の怪談建築社」という秘密基地や家にワクワクする仕掛けを施す工務店を営んでいた。
    ある日、父親が請け負った歴史ある邸宅の改築工事に同行したテンペストは、その家の壁の中から自分のステージダブルを務めていたキャシディが袋に入った状態で死んでいるのを発見。

    母方の一族は代々マジシャンとして有名だったが「一族の長子はマジックに殺される」という呪われた言い伝えがあった。

    ・感想
    主人公がマジシャンなので作中で何度か

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    2024年11月25日
  • ミン・スーが犯した幾千もの罪

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    ひと癖ある西部劇。
    キャラクターが魅力的で個性があり良かった!
    そして超能力とか出てくる少しSF的な預言者とかも出てくると言えば本当に西部劇かと思うかもしれないが、もう硬派な西部劇です!

    物語は分かりやすく
    全てを奪われた男が自分を貶めてた奴らを1人残らず殺していくという復讐劇。
    その旅にある一座と出会うのだが・・

    と言った具合
    最初は少し慣れない言葉や風景のオンパレードで戸惑ったが慣れれば苦ではなくなる
    少しボリュームはあるが
    西部劇始めての僕でも読めたのでおすすめ!

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    2024年11月14日
  • ハンティング 上

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    ショッキングな犯行と謎 上刊では犯人の手がかりは掴めないが
    犯行が2件と行方不明1件が分かり、
    犯行が中々エグめ。

    刑事のウィルとフェイス、
    医者のサラの3人が協力しながら犯人を探す。
    それぞれ家族との関係で痛みを抱えた3人が
    力を合わせていく様子が上手く描かれていた。

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    2025年12月04日
  • 壁から死体?

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    『壁から死体?』〈秘密の階段建築社〉の事件簿
    著者 ジジ・パンディアン
    訳者 鈴木美朋(すずきみほ)

    著者のジジ・パンディアンはアメリカのニューメキシコ州出身とインド出身の文化人類学者の子どもとして生まれ、両親の研究旅行に伴われて世界中を旅する幼少時代を過ごしています。そして本書の主人公テンペスト・ラージもまた、インド最南端の海辺の町でマジック一座を旗揚げした名門マジシャン一族、ラージ家の生まれということで、家族とのシーンでは飲み物も食べ物もインドの香りが漂うものが多く登場します。(巻末にレシピもありますよ。)

    テンペストは、ラスヴェガスのステージマジシャンとして活躍していたイリュージョニ

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    2024年09月25日
  • ミン・スーが犯した幾千もの罪

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    ネタバレ

    妻を奪われ、鉄道工事の労力にされてしまった中国人の殺し屋ミン・スー。工事現場から逃げ出したミンはアメリカ大陸を横断し、西海岸にいる妻を取り戻す復讐の旅に出る。

    道中の仲間達が異能者だったり、物語中の死の描写がマジックレアリズムっぽかったり、荒涼とした開拓時代のアメリカ大陸を舞台にした物語の雰囲気は最高なのだが、それだけで読ませる作品。

    ミステリー界隈で話題になった作品だったので、仕掛けや伏線回収に妙な期待を抱いてしまったが、その手の構成は皆無だったのが残念。

    旨いこと映画化したらすごく面白いロードウェスタン活劇になるとは思う。

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    2024年03月20日
  • 暗闇のサラ

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    何とも悍ましい展開で主人公の試練が半端ないが、誤植が結構あるし、女刑事ペパーとか訳してくれだの、etch a sketch って何?だのと、まあ色々。

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    2024年03月02日
  • 死刑執行のノート

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    どこまでも自分を特別だと信じている殺人者と、周りの人々の目に映るごくごく平凡な男の温度差と解像度の高さに乾いた笑い出た

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    2024年01月21日
  • 死刑執行のノート

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    死刑囚パッカーの執行までの12時間と並行し、彼の過去、現在が浮彫りになる。それに彼の母親、元妻と彼女の双子の妹、警察官のサフィら女性目線での独白が彼の人格の深みを際立たせる。
    が、主人公を二人称で呼びかけるのが、意図する点がわからないでもないがとても違和感を感じた。

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    2024年01月17日
  • 暗闇のサラ

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    カリン・スローター『暗闇のサラ』ハーパーBOOKS。

    ウィル・トレント・シリーズの第11作。

    ウィル・トレント・シリーズと言いながらも、今回の主人公はウィルの恋人のサラ・リントンであり、ウィルは脇役といった感じだ。

    ストーリーの割にはやや冗長で、描かれる時間軸には疑問を感じた。

    カリン・スローターの作品は当たり外れが激しく、新刊を読むのにはなかなか勇気が必要だ。それでも当たりを信じて読まずにはいられない魅力があるのは事実だ。今回は外れの部類かな。


    19歳の医学生ダニ・クーパーが交通事故で瀕死の状態でERに搬送される。当直医のサラ・リントンはダニの体に生々しい暴行の跡があり、ダニのあ

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    2024年01月10日
  • 暗闇のサラ

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    シリーズ通じて書きたいことも分かる、ただ書きたいことか先走りしてるような気がするのは自分が男なかもしれん。しんどかった。

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    2023年12月20日
  • 死刑執行のノート

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    ダニヤ・クカフカ『死刑執行のノート』集英社文庫。

    エドガー賞最優秀長篇賞受賞作。

    死刑囚アンセル・パッカーの46年の人生が何故か終始二人称で描かれるという不思議な風合いの作品。

    刑務官のショウナ・ビリングズを丸め込み、密かに進行していくアンセルの脱獄計画は成功するのか。或いはアンセルの犯行は全て冤罪で死刑執行の直前で無実が明らかにされるのだろうか。

    死刑執行が迫る中、緊迫の時限ミステリーかと思っていたのだが、結果としてアンセル・パッカーの未来は変わらず、何とも言えない消化不良の作品だった。


    死刑執行まで残り12時間となった連続殺人犯アンセル・パッカーの46年の人生が母ラヴェンダー、

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    2023年11月24日
  • ハンティング 上

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    <ウィル・トレント>シリーズ第三作目。比較的暴力描写を抑えた前作と打って変わり、序盤から犯人の残虐性が肉体的痛みを伴ってありありと描写されている。更に、今作から<グラント群>シリーズの主人公であるサラ・リントンが物語に参入。そちらのシリーズはノータッチなのだが、冒頭から相当重要なネタバレがあり、少々手が出し難い。凸凹バディであるウィルとフェイスの捜査は遅々として進まないが、各々が抱える人間ドラマは着々と進行する。ロマンス要素が然程気にならないのはひとえにウィルの魅力的な人物造詣のおかげだろう。いざ下巻へ。

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    2023年01月31日
  • ハンティング 下

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    下巻に入って捜査はようやく進展を見せるが、終盤で犯人へと繋がるきっかけが些か安易過ぎて、ラストは著しく失速する。それに加え、犯人の人物造詣やその置かれた環境もステレオタイプなので、上巻で積み上げたディテールや緊迫感を活かせているとは言い難い。社会派ミステリーとしても中途半端な印象は否めず、実は物語の筋立てに関して引き出しの少ない作家ではないかとつい邪推したくなる。キャラクター小説として読む分にはすこぶる面白いのだけれど、本筋においてこのパターンが(とりわけ上下巻で)続くようだと、結構辛いかもしれないぞ…。

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    2023年01月31日
  • 彼女のかけら 下

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    ネタバレ

    相変わらず女性の痛み、強さについての物語。

    アンディにはイライラするし現実離れしすぎた話(母親が慣れた手つきで銃云々)読むのをやめようかと思ったけどちゃんとリアリティをもった地点に着地したのは素晴らしかった。

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    2023年01月06日
  • ミン・スーが犯した幾千もの罪

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    西部劇の復讐物語。中国系のアメリカ人が、イリュージョンの巡業と旅を共にしながら果たしていく。最後に原因となった元妻と再会するが、お約束の終わり方。
    映画のために書かれた物語。

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    2023年01月04日
  • 彼女のかけら 上

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    ネタバレ

    現在と過去を行き来する娘と母の物語。

    感想は下巻にまとめようかな。

    説明
    内容紹介
    銃乱射事件の犯人を
    躊躇なく殺したのは、
    ごく平凡なわたしの母親だった。
    MWA賞受賞作家の最新作!

    スローター史上最高傑作。サイコ・スリラーの新たな基準を築いた。
    ――ジェフリー・ディーヴァー
    人物造形の巧みさは天からの賜り物。彼女を傑出した作家たらしめている。
    ――『ワシントンポスト』紙
    スローターの世界にひとたび足を踏み入れると、もう後戻りできない。
    ――リサ・ガードナー

    ショッピングモールで少年による銃乱射事件が発生。
    偶然居合わせた警察署通信係のアンディは、警官だと勘違いされ、銃口を突きつけ

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    2022年08月07日
  • ハンティング 下

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    ネタバレ

    初のカリン•スローター、読み終えてから検視官サラ•リントンと特別捜査官ウィル•トレントがそれぞれ主人公となる作品があり、本書でその2人の主人公達がクロスオーバーする作品だったことを知りました。

    その辺りをきちんと理解したうえで時系列に読み進めていればもっと違った読後感と評価になったのかも知れません。

    積読まみれの読書生活ですが、機会を作りデビュー作である「開かれた瞳孔」から手にとってみたいと思いました。



    説明
    内容(「BOOK」データベースより)
    捜査が難航するなか、新たな女性が行方不明になった。これまでの被害者と同じく、裕福で社会的地位が高く、やせ形の美人で嫌われ者―。だが被害者を

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    2022年07月17日