鈴木美朋のレビュー一覧

  • 本好きに捧げる英国ミステリ傑作選

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    本に関する短篇を集めたアンソロジーで16篇収録。
    ビブリオミステリって本が謎の中心にあるものと思っていたが、もう少し意味が広くて、本に関わればなんでもOKという感じらしい。このアンソロジーもバラエティに富んだ作品が収録されており、思ってたのとは違ったが逆に面白かった。
    ベストはロイ・ヴィカーズ「ある男とその姑」、ヴィクター・カニング「性格の問題」。

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    2025年12月05日
  • 死刑執行のノート

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    犯罪に関わることだけじゃなく、どんな人の人生でもいろんな選択肢は至る所にあって「あの時こうしていれば…」と後悔することもあると思う。
    でも、この物語の登場人物たちはどこの選択をどう間違ったのかなんて簡単に言えるものでもなく、それが人の人生なのかな、とか思ったり。
    最初は状況の把握がなかなかできなくて読み進めるのに時間が掛かったけど、気づけば最終的にどうなるのか続きが気になる展開でした。

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    2025年11月25日
  • 本好きに捧げる英国ミステリ傑作選

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    少しづつ楽しめるのが良い。忙しかったからか疲れてたからか読むのにかなり時間がかかってしまったが。
    ロイ・ヴィカーズやクリスチアナ・ブランドが特に面白かった。

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    2025年11月15日
  • 化学の授業をはじめます。

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    ネタバレ

    設定はだいぶ昔ではあるけど
    終盤のストーリーはどうだろうと言ったとこだけど、
    後半はテンポ良く読めた
    孤児院はなんでそんなウソをつくのか分からない
    ストーリー上必要ではあるのだけど
    バラバラなものがつながっていくのが気持ちいい

    エリザベスの外見がよく分からなかったが、
    近頃は美人と書くことが難しいのね
    他の人も外見描写が少ない

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    2025年07月17日
  • 死刑執行のノート

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    CL 2025.3.29-2025.3.31
    死刑囚アンセル•パッカーを取り巻く3人の女性。
    母親のラヴェンダー、元妻の双子の妹ヘイゼル、ニューヨーク州警察捜査官のサフィ。それぞれの視点から語られる物語がアンセルという人間を描き出す。幸せな人はひとりもいない。
    アンセルは、結局生まれながらの怪物のような存在だったのか。

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    2025年03月31日
  • 不滅の愛に守られて

    eri

    購入済み

    これが最後なんですね

    このシリーズは全部紙の本で持っていて今回始めて電子書籍で読みました。とても好きなシリーズで楽しみに読みました。ただ今作に関してはヒロインがあまり好きなタイプではなかったです。ヒーローは安定のカッコ良さではあるんですが…。ストーリーの面白さサスペンスも読み応えがあるとは思うんですが、少し余計な描写も多いような…。このシリーズでは、何故かブキャナン兄弟ではなく「心のピースが埋まるまで」が一番好きです

    #ドキドキハラハラ #じれったい

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    2025年03月21日
  • 壁から死体?

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    ネタバレ

    ・あらすじ
    アメリカのサンフランシスコ州が舞台。

    ラスヴェガスでマジシャンとして人気を博していたテンペスト・ラージは公演中の水中脱出ショーを失敗してしまい、実家に戻ってきた。
    実家は「秘密の怪談建築社」という秘密基地や家にワクワクする仕掛けを施す工務店を営んでいた。
    ある日、父親が請け負った歴史ある邸宅の改築工事に同行したテンペストは、その家の壁の中から自分のステージダブルを務めていたキャシディが袋に入った状態で死んでいるのを発見。

    母方の一族は代々マジシャンとして有名だったが「一族の長子はマジックに殺される」という呪われた言い伝えがあった。

    ・感想
    主人公がマジシャンなので作中で何度か「観客の心理を誘導し暗示をかけて思い込ませる」「目眩しを上手にするかが大事」というマジックのキモを書いてて、犯人にもそのテクニックを適用してる。
    ……つもりだったんだろうけど犯人の設定が怪しすぎて「絶対こいつ犯人だろ」ってなってたw

    「無能なマジシャンでテンペストのストーカー」という何か意味ありげな設定だったのに終盤まで全く影も形もないし。
    でも最後に「実は有能で全ての人間を騙していたけど、それは大切な主人公を守るためだった」的なキャラになって突っ込まずにはいられなかった。
    探偵役とライバル的立ち位置の黒幕キャラというのは様式美だし大好きな構図だけども、個人的にはテンペストにあまり魅力を感じなかったので何故そこまでの執着心をもつのが理解できなかったな。
    描写不足なのか、単純に私に合わなかっただけなのか。
    トリックもキャラクターも「いまふたつ」って印象。
    でも作者のミステリー愛はすごく感じる!

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    2024年11月25日
  • ミン・スーが犯した幾千もの罪

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    ひと癖ある西部劇。
    キャラクターが魅力的で個性があり良かった!
    そして超能力とか出てくる少しSF的な預言者とかも出てくると言えば本当に西部劇かと思うかもしれないが、もう硬派な西部劇です!

    物語は分かりやすく
    全てを奪われた男が自分を貶めてた奴らを1人残らず殺していくという復讐劇。
    その旅にある一座と出会うのだが・・

    と言った具合
    最初は少し慣れない言葉や風景のオンパレードで戸惑ったが慣れれば苦ではなくなる
    少しボリュームはあるが
    西部劇始めての僕でも読めたのでおすすめ!

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    2024年11月14日
  • ハンティング 上

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    ショッキングな犯行と謎 上刊では犯人の手がかりは掴めないが
    犯行が2件と行方不明1件が分かり、
    犯行が中々エグめ。

    刑事のウィルとフェイス、
    医者のサラの3人が協力しながら犯人を探す。
    それぞれ家族との関係で痛みを抱えた3人が
    力を合わせていく様子が上手く描かれていた。

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    2025年12月04日
  • 壁から死体?

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    『壁から死体?』〈秘密の階段建築社〉の事件簿
    著者 ジジ・パンディアン
    訳者 鈴木美朋(すずきみほ)

    著者のジジ・パンディアンはアメリカのニューメキシコ州出身とインド出身の文化人類学者の子どもとして生まれ、両親の研究旅行に伴われて世界中を旅する幼少時代を過ごしています。そして本書の主人公テンペスト・ラージもまた、インド最南端の海辺の町でマジック一座を旗揚げした名門マジシャン一族、ラージ家の生まれということで、家族とのシーンでは飲み物も食べ物もインドの香りが漂うものが多く登場します。(巻末にレシピもありますよ。)

    テンペストは、ラスヴェガスのステージマジシャンとして活躍していたイリュージョニスト(プリンセス天功のイメージかな)でしたが、ショーの失敗により、サンフランシスコで“秘密の階段建築社“という巧妙な仕掛けを造ることに特化した工務店を営む実家に戻ることになります。

    帰郷して早々に、仕事先の“仕掛け“のある古い屋敷から、テンペストのステージダブル(替え玉)だったキャシディ・スパロウの死体が出てきます。事件なのか、それとも幼い頃に失踪した母やステージ上の事故で亡くなった叔母のことなど、代々ラージ家に伝わる“一族の長子はマジックに殺される“という呪いが関係しているのか。周りで起こる不可解な出来事に翻弄されながら、真相を突き止めるためテンペストが動き出します。

    彼女の周りの素敵な登場人物には、家族はもちろん、幼馴染のアイヴィやイリュージョニストのサンジャイ・ライ(ザ・ヒンディー・フーディーニ)、ペットのいたずら好きな太っちょ兎のアブラカダブラも。笑

    建物も魅力的です。ツリーハウスのドアには鍵穴がなく、ガーゴイルのドアノッカーに真鍮のスケルトン・キーを、〈ガーゴイルの鋭い牙に噛みつかせるように、口の横から差し込んでひねる〉と、牙と鍵が噛み合って錠がはずれる仕組みになっていたり、古い屋敷の書斎には、キーになっている本を引くと隠し部屋が現れたりします。

    本書の舞台が、イリュージョニストであったり、秘密の階段建築社だったりと、日常とかけ離れているところがあるため、イメージを掴むのに50ページ程読み進めると馴染んでくるかと〜。笑(あと、この本には袖の登場人物の紹介がありません。)

    中高生向けのヤングアダルトシリーズだと、挿絵や相関図など、もっと魅力的にこの作品が伝えられるような気がしました。ワクワクがあるので、若い世代にも親しみやすいミステリーではないでしょうか〜。続編が2025年春刊行予定とあります。楽しみです。(*´︶`*)

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    2024年09月25日
  • ミン・スーが犯した幾千もの罪

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    ネタバレ

    妻を奪われ、鉄道工事の労力にされてしまった中国人の殺し屋ミン・スー。工事現場から逃げ出したミンはアメリカ大陸を横断し、西海岸にいる妻を取り戻す復讐の旅に出る。

    道中の仲間達が異能者だったり、物語中の死の描写がマジックレアリズムっぽかったり、荒涼とした開拓時代のアメリカ大陸を舞台にした物語の雰囲気は最高なのだが、それだけで読ませる作品。

    ミステリー界隈で話題になった作品だったので、仕掛けや伏線回収に妙な期待を抱いてしまったが、その手の構成は皆無だったのが残念。

    旨いこと映画化したらすごく面白いロードウェスタン活劇になるとは思う。

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    2024年03月20日
  • 暗闇のサラ

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    何とも悍ましい展開で主人公の試練が半端ないが、誤植が結構あるし、女刑事ペパーとか訳してくれだの、etch a sketch って何?だのと、まあ色々。

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    2024年03月02日
  • 死刑執行のノート

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    どこまでも自分を特別だと信じている殺人者と、周りの人々の目に映るごくごく平凡な男の温度差と解像度の高さに乾いた笑い出た

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    2024年01月21日
  • 死刑執行のノート

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    死刑囚パッカーの執行までの12時間と並行し、彼の過去、現在が浮彫りになる。それに彼の母親、元妻と彼女の双子の妹、警察官のサフィら女性目線での独白が彼の人格の深みを際立たせる。
    が、主人公を二人称で呼びかけるのが、意図する点がわからないでもないがとても違和感を感じた。

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    2024年01月17日
  • 暗闇のサラ

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    シリーズ通じて書きたいことも分かる、ただ書きたいことか先走りしてるような気がするのは自分が男なかもしれん。しんどかった。

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    2023年12月20日
  • ハンティング 上

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    <ウィル・トレント>シリーズ第三作目。比較的暴力描写を抑えた前作と打って変わり、序盤から犯人の残虐性が肉体的痛みを伴ってありありと描写されている。更に、今作から<グラント群>シリーズの主人公であるサラ・リントンが物語に参入。そちらのシリーズはノータッチなのだが、冒頭から相当重要なネタバレがあり、少々手が出し難い。凸凹バディであるウィルとフェイスの捜査は遅々として進まないが、各々が抱える人間ドラマは着々と進行する。ロマンス要素が然程気にならないのはひとえにウィルの魅力的な人物造詣のおかげだろう。いざ下巻へ。

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    2023年01月31日
  • ハンティング 下

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    下巻に入って捜査はようやく進展を見せるが、終盤で犯人へと繋がるきっかけが些か安易過ぎて、ラストは著しく失速する。それに加え、犯人の人物造詣やその置かれた環境もステレオタイプなので、上巻で積み上げたディテールや緊迫感を活かせているとは言い難い。社会派ミステリーとしても中途半端な印象は否めず、実は物語の筋立てに関して引き出しの少ない作家ではないかとつい邪推したくなる。キャラクター小説として読む分にはすこぶる面白いのだけれど、本筋においてこのパターンが(とりわけ上下巻で)続くようだと、結構辛いかもしれないぞ…。

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    2023年01月31日
  • 彼女のかけら 下

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    ネタバレ

    相変わらず女性の痛み、強さについての物語。

    アンディにはイライラするし現実離れしすぎた話(母親が慣れた手つきで銃云々)読むのをやめようかと思ったけどちゃんとリアリティをもった地点に着地したのは素晴らしかった。

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    2023年01月06日
  • ミン・スーが犯した幾千もの罪

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    西部劇の復讐物語。中国系のアメリカ人が、イリュージョンの巡業と旅を共にしながら果たしていく。最後に原因となった元妻と再会するが、お約束の終わり方。
    映画のために書かれた物語。

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    2023年01月04日
  • 彼女のかけら 上

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    ネタバレ

    現在と過去を行き来する娘と母の物語。

    感想は下巻にまとめようかな。

    説明
    内容紹介
    銃乱射事件の犯人を
    躊躇なく殺したのは、
    ごく平凡なわたしの母親だった。
    MWA賞受賞作家の最新作!

    スローター史上最高傑作。サイコ・スリラーの新たな基準を築いた。
    ――ジェフリー・ディーヴァー
    人物造形の巧みさは天からの賜り物。彼女を傑出した作家たらしめている。
    ――『ワシントンポスト』紙
    スローターの世界にひとたび足を踏み入れると、もう後戻りできない。
    ――リサ・ガードナー

    ショッピングモールで少年による銃乱射事件が発生。
    偶然居合わせた警察署通信係のアンディは、警官だと勘違いされ、銃口を突きつけられる。
    震える彼女の前に立ちはだかったのは母のローラ。
    ごく平凡に生きてきたはずの母親は、犯人のナイフを素手で受け止め、喉を掻き切った――顔色ひとつ変えずに。
    呆然とするアンディをよそに、事件の動画は全米に拡散。
    母は瞬く間に時の人となるが……。

    内容(「BOOK」データベースより)
    ショッピングモールで少年による銃乱射事件が発生。偶然居合わせた警察署通信係のアンディは、警官だと勘違いされ、銃口を突きつけられる。震える彼女の前に立ちはだかったのは母のローラ。ごく平凡に生きてきたはずの母親は、犯人のナイフを素手で受け止め、喉を掻き切った―顔色ひとつ変えずに。呆然とするアンディをよそに、事件の動画は全米に拡散。母は瞬く間に時の人となるが…。
    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    スローター,カリン
    エドガー賞にノミネートされた『警官の街』をはじめ、“ウィル・トレント”シリーズや“グラント郡”シリーズで知られるベストセラー作家。これまで18作以上の作品を発表し、120カ国以上で刊行され、累計発行部数は全世界3500万部を超える

    鈴木/美朋
    大分県出身。早稲田大学第一文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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    2022年08月07日