鈴木美朋のレビュー一覧
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カリン・スローター『ハンティング(下)』ハーパーBOOKS。
第1の犠牲者に続き、第2、第3の犠牲者が。そして、第4の犠牲者が…依然として見えぬ犯人の正体…
最近では珍しいサイコ・ミステリーであり、最後の最後まで犯人の正体が解らないというジリジリとした展開が面白いと思った。しかし、犯人の正体が解り、全ての伏線が回収された瞬間には何故か随分と小さくまとめてしまった残念な作品という感想を持った。
その理由は2点ある。1点目は、果たして、ウィル・トレントと共に主人公として描かれるフェイス・ミッチェルの妊娠と糖尿病は描く必要があったのかという疑問を感じたこと。2点目は、途中まで重要な役割を演じた -
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ネタバレ・あらすじ
アメリカのサンフランシスコ州が舞台。
ラスヴェガスでマジシャンとして人気を博していたテンペスト・ラージは公演中の水中脱出ショーを失敗してしまい、実家に戻ってきた。
実家は「秘密の怪談建築社」という秘密基地や家にワクワクする仕掛けを施す工務店を営んでいた。
ある日、父親が請け負った歴史ある邸宅の改築工事に同行したテンペストは、その家の壁の中から自分のステージダブルを務めていたキャシディが袋に入った状態で死んでいるのを発見。
母方の一族は代々マジシャンとして有名だったが「一族の長子はマジックに殺される」という呪われた言い伝えがあった。
・感想
主人公がマジシャンなので作中で何度か -
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『壁から死体?』〈秘密の階段建築社〉の事件簿
著者 ジジ・パンディアン
訳者 鈴木美朋(すずきみほ)
著者のジジ・パンディアンはアメリカのニューメキシコ州出身とインド出身の文化人類学者の子どもとして生まれ、両親の研究旅行に伴われて世界中を旅する幼少時代を過ごしています。そして本書の主人公テンペスト・ラージもまた、インド最南端の海辺の町でマジック一座を旗揚げした名門マジシャン一族、ラージ家の生まれということで、家族とのシーンでは飲み物も食べ物もインドの香りが漂うものが多く登場します。(巻末にレシピもありますよ。)
テンペストは、ラスヴェガスのステージマジシャンとして活躍していたイリュージョニ -
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ネタバレ妻を奪われ、鉄道工事の労力にされてしまった中国人の殺し屋ミン・スー。工事現場から逃げ出したミンはアメリカ大陸を横断し、西海岸にいる妻を取り戻す復讐の旅に出る。
道中の仲間達が異能者だったり、物語中の死の描写がマジックレアリズムっぽかったり、荒涼とした開拓時代のアメリカ大陸を舞台にした物語の雰囲気は最高なのだが、それだけで読ませる作品。
ミステリー界隈で話題になった作品だったので、仕掛けや伏線回収に妙な期待を抱いてしまったが、その手の構成は皆無だったのが残念。
旨いこと映画化したらすごく面白いロードウェスタン活劇になるとは思う。