鈴木美朋のレビュー一覧

  • ハンティング 下

    購入済み

    女性は強し!

    女性検死官サラと特別捜査官ウィルはそれぞれシリーズ化されているらしく、今回は初クロスオーバー作品だとか。とにかく女性の強さ、逞しさを見せつけられる作品だった。出てくる男はヘッポコだらけ。逆に女性たちはみな何らかのハンデやトラブルを抱えながら懸命に生きている。そういった女性ならではの悩みや問題を丁寧に描くことで、鈍感な男どもへの作者の警告とも受け取れる。派手などんでん返しがあるわけではないけれど、最後までハラハラさせるスリリングな展開にページを捲る手が止まらなかった。

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    2020年02月10日
  • ハンティング 上

    購入済み

    残虐性がとまらない

    女性の誘拐、拉致監禁、拷問、レイプ。死体解剖とともにおぞましい拷問の方法が明らかになってくる。被害者があまりにも可哀想すぎる。今回は奇跡的に生存者がいるにもかかわらず、捜査は難航。上巻が終わっても容疑者すら浮かび上がってこない。そんな難事件に挑むのは、プライベートでいくつか問題を抱える捜査官コンビ。お互いをナイスフォローしながら難事件に挑む姿が素敵。果たして犯人にたどり着けるか? 下巻へ。

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    2020年02月10日
  • 彼女のかけら 下

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    ネタバレ

    一気に読み終えた。面白い!
    往年のチャーリーズエンジェル的な話かと思いきや、違った。
    彼女のかけら、アンディと言う娘の名・ダーリンと言う呼び方・窒息に対する恐怖・強く見えて、娘と同じように自分を持てずに流されてきた過去。完璧に見えた母親の、超人的な殺人マシンでもスパイでもなく、人間臭く弱い過去。
    ドラマティックなのに非現実的過ぎないし、母と娘、過去と現在、主人公が交差しながら交互に描かれるのが、物語と適度に距離をとりながら感情移入させるのに役立っていた。
    この作家の小説は他にも読んでみたい。

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    2020年01月26日
  • ハンティング 上

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    面白い! 久しぶりに描写で怖気を振るった。被害者達に加えられた暴力は吐き気がするほど酷たらしいが、それに比例して犯人への憎悪もまた深くなっていく。こうでなくっちゃね。どんどん読み進んでしまう面白さ。シリーズ全作を追いかけようかと考えている。さあ、下巻に突入だ。

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    2020年01月18日
  • ブラック&ホワイト

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    ジョージア州捜査官のウィル・トレントは潜入捜査中に、警官夫婦が襲われる事件を目撃する。犯人は殺害されたが、なぜ警官夫婦を襲ったのか。被害者の妻レナ刑事は、麻薬密売人で妹を殺害しているシド・ウォラーを逮捕しようと躍起になっていた。苦労して、アジトを襲撃するとそこには・・・警官たち続けざまに襲われる。レナの上司のデニース・ブランソンは何かを隠してる・・・

    相変わらずカリン・スローターは素晴らしい。

    警察によるドラッグ密売のアジト急襲は失敗に終わったことはすぐに分かるのだが、詳細は描写されず、ウィルの潜入捜査や恋人サラとの関係の方面が描かれる。ブランソンがやっと明かす場面では鳥肌が立つくらいよく

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    2019年09月09日
  • ブラック&ホワイト

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    カリン・スローター『ブラック&ホワイト』ハーパーBOOKS。

    ウィル・トレント・シリーズ。解説は北上次郎とかなり気合いの入った作品。それだけにシリーズの中では群を抜いて面白い。

    冒頭から若い警官夫婦の自宅に押し入った2人による強盗銃撃事件という緊迫の展開。犯罪者集団を牛耳るビック・ホワイティという謎の男を炙り出すため、ビル・ブラックという偽名で潜入捜査にあたっていたウィル・トレントは、何故か強盗銃撃事件の現場に現れる……

    170ページほど読んだ辺りで、タイトルの『ブラック&ホワイト』に納得。

    ウィルが潜入捜査で追うビック・ホワイティの正体とジャレド・ロングとレナ・アダム

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    2019年06月19日
  • 彼女のかけら 下

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    カリン・スローター『彼女のかけら 下』ハーパーBOOKS。

    ノンシリーズの下巻。えーっ!そういう過去があったのか……余りにも荒唐無稽で壮大過ぎる背景に腰を抜かした。確かにリーダビリティは高かったが、上巻のハラハラドキドキが一挙に吹き飛んだ。それでも、カリン・スローター作品の中ではベストかな。

    ショッピングモールの少年による銃乱射事件のあと、母親のローラと娘のアンディの家に謎の男が侵入する。その男をフライパンで殴り殺したアンディにローラは逃走を命ずる。ローラが指定した貸倉庫にたどり着いたアンディは逃走用の古い車と24万ドルの札束、母親の写真付き偽造運転免許証を発見する。この新たな謎は一体……

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    2019年01月09日
  • 彼女のかけら 上

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    カリン・スローター『彼女のかけら 上』ハーパーBOOKS。

    ノンシリーズ。上巻から何がどうなって、この先どうなるのか全く予想が出来ないハラハラドキドキの目まぐるしい疾風怒濤の展開が続く。これまでのカリン・スローターの作品の中では群を抜いて面白い。

    母親のローラと共にショッピングモールを訪れた警察署通信係のアンディは、突然発生した少年による銃乱射事件に遭遇し、警官と間違えられたアンディは少年に銃口を向けられる。恐怖に震えるアンディの前に立ちはだかったローラは少年のナイフを素手で受け止めると顔色ひとつ変えずに犯人の喉を掻き切る……平凡な主婦であったはずのローラの過去とは……

    2018年の現在

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    2019年01月08日
  • ぼくは君を殺さない

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    ネタバレ

    「ぼく」は働いてもいないのに、家とそこそこの金がある。見た目、雰囲気ともに悪くはない。潔癖症。特技は周囲同化。幼子と老人には親切。次々と女性を誘拐して飼って殺害する。時には監禁してからわざと放ちハンター狩りする場合もある。 
    シリアルキラーのぼくが、レイチェルに対して初めて連れ去りたい欲求が封印できた。 ぼく×レイチェル=恋人? 
    飼っていたエリカが脱走に成功するがエリカ自身の意思で又「ぼく」の家に戻ってくる ←ここがびっくり(゚Д゚;) 監禁されてた家にもどるか⁉ ほかに行けよ。エリカは依存症になっちまったのか…。
    エリカが、レイチェルへ嫉妬して、悲劇を招く。

    本作が長編デビュー作 著者イ

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    2017年04月08日
  • ハンティング 上

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    カリン・スローター『ハンティング(上)』ハーパーBOOKS。

    上巻を読み終えた限りでは、これまでに読んだカリン・スローターの作品の中では一番スリリングで、恐ろしく、面白いミステリーだと思う。上巻では悪魔のような犯行が描かれ、同時に幾つかの伏線めいた描写があるものの犯人の正体は全く見えて来ない。

    田舎道で車に轢かれた全裸の女性の身体には恐ろしいまでの監禁、拷問の痕跡が…ジョージア州捜査局特別捜査官ウィル・トレントは事故現場付近の森の奥深くで、おぞましい拷問部屋を発見する。そして、第2の犠牲者の死体が発見され…

    作者のカリン・スローターは、パトリシア・コーンウェル、或いはアリスン・ブレナンに

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    2017年01月23日
  • 暗闇のサラ

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    流石です
    どこへ向かうのかと思ったら・・・
    終盤の追いまくりは凄い
    これだけのお話を続けられるのがもっと凄い
    完敗で乾杯です

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    2026年08月25日
  • 血のペナルティ

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    長いお話で・・・最後までわからなくて
    そんなこと、隠していただなんて
    痛い
    文句なく面白い!
    ペナルティ・・・ねえ

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    2026年07月25日
  • 化学の授業をはじめます。

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    ネタバレ

    タイトルから化学の研究やそれにまつわる本なのかと思いきや、1950年〜60年代、まだ女性の社会進出などに偏見が強く残る時代に生きた主人公の物語でした。

    昔の話…といってもこういう偏見や女性に対する差別は現代でもまだあるよな…

    エリザベスもキャルヴィンも最初はお互いのことをよく知りもしないのに、思い込みや想像で相手のことを決めつけていた
    他の登場人物たちも主人公たちにそれぞれ勝手なイメージを持ち、悪意や嫉妬を向けていた
    でもお互いの過去を知り対話することで理解を深めていくことができた

    自分に置き換えて考えてしまう
    私は相手のことを知ろうとしているかな?

    また、ハリエットの「ひと息つく時間

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    2026年06月22日
  • 偽りの眼 下

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    救いはあった?
    これで良かった?
    なんか・・・どうにかして・・・
    これしかない??

    それにしても・・・凄い

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    2026年04月26日
  • 化学の授業をはじめます。

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     タイトルを見て、ちょっとポップな感じの化学啓発本だと思った。理系の啓発本は好きなんだけども、化学はあんまり得意ではないから、これを機会にちょっと勉強しようかなーと考えて読み始めたら……

     小説でした。

     小説だったです。ぶっちゃけ導入部でくじけそうな感じのそれだった。でも、一章一章が短いし、気分が乗ったら一章ずつ読み進めていこう。そう決めて読んでいったら、前半1/3あたりから、ぐぐっと面白くなってきた。
     舞台設定が1950年代のアメリカということになっているけれども、おそらく著者がねらっているのは、当時から変わらない男尊女卑思想による悪意のない差別と、ささやかな悪意がもたらす不幸のこと

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    2026年03月28日
  • 本好きに捧げる英国ミステリ傑作選

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    ビブリオミステリを集めた短編集。
    時代的には古いけれど、結構楽しい。読んだことのない作家さんの作品ばかりで新鮮。
    まだ途中なので読み終えたらまた感想書きます。

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    2026年03月16日
  • 血のペナルティ

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    汚職事件にまつわる今回も血溜まりミステリーでした。ウィルとサラの距離がぐっと縮まるのが今作。
    シリーズ最新刊までまだ全然追い付きません...。

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    2026年02月27日
  • 化学の授業をはじめます。

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    痛快。前に進む勇気をもらえますね。エリザベスの周りの人物たちも愛おしく、生い立ちもしっかり描き込まれていて本当に惹き込まれました。素晴らしかった!

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    2025年12月29日
  • 化学の授業をはじめます。

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    空気を読まないエリザベスがカッコいい。
    不遇な環境にも負けず、我が道をゆく彼女を一も二もなく応援せざるおえない。
    1人で戦っているようで、なんだかんだで彼女自体は自らのスタンスを全く変えていないのに周りに味方を増やしていく(なんと言っても大きなのは視聴者!)過程が本当に拍手

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    2025年12月28日
  • 本好きに捧げる英国ミステリ傑作選

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    現役の英国人ミステリ作家マーティン・エドワーズが編纂した、本にまつわる短編ミステリのアンソロジー。20世紀半ばくらいの作品が多くて、クラシックな雰囲気は個人的に好きだ。特に好きなのはE・C・ベントリー「救いの天使」とロイ・ヴィカーズ「ある男とその姑」。

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    2025年12月27日