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女性は強し!
女性検死官サラと特別捜査官ウィルはそれぞれシリーズ化されているらしく、今回は初クロスオーバー作品だとか。とにかく女性の強さ、逞しさを見せつけられる作品だった。出てくる男はヘッポコだらけ。逆に女性たちはみな何らかのハンデやトラブルを抱えながら懸命に生きている。そういった女性ならではの悩みや問題を丁寧に描くことで、鈍感な男どもへの作者の警告とも受け取れる。派手などんでん返しがあるわけではないけれど、最後までハラハラさせるスリリングな展開にページを捲る手が止まらなかった。
Posted by ブクログ
捜査官ウィル・トレントシリーズ3作目
前回から、捜査官フェイスが加わり相棒と捜査を進めるバディモノになっている。
背が高く、三揃えのスーツを着る(葬儀屋みたいな服装とのこと)、難読症を抱えるウィルと
気が強く、常にイライラしてる(ように感じる)シングルマザーであり、子供に対する優しさも見えるフェイス(今回、新たに二人目を妊娠…体調悪い&めちゃくちゃイライラ)
その二人が震え上がる。他の機関に
笑顔で喧嘩を売る鬼上司アマンダ
(銃の名手)
そしてウィルの妻アンジー
(別居?家出?なかなか現れない存在)
ウィルの幼馴染であり、傷や、全て知り尽くしている女
一作目から比べると、自由過ぎて
魔女化してる。呪いのようにウィルを愛している(違いがあるのか?)
だけど怖い。
そんな中、別シリーズの主人公サラ
が加わる。三人に比べたら聖母のよう
…だけど、心に大きな傷を負った状態
(サラのシリーズは一作目しか読んでいない)何故傷を負うようなことがあったのかは、前の作品をそのうち読むとして、そこから前向きに歩き出そうとしている。最初の一歩目としての作品になっている。
事件自体の凶悪さが増していくのは
どこかで驚きを期待しつつ、読んでいて暗い気持ちにもなる代償、ジレンマ
なので、人間ドラマを読む方に重点をおく
ウィルの次作、評判が良くないので
渋っているのだがサラの2作目復刊までに読んでおこうか…
Posted by ブクログ
カリン・スローターは2001年作家デビュー。
「ハンティング」は2009年の作品で、2017年に翻訳発行。その後半。
田舎町の車道にふらりと飛び出した女性は満身創痍。
その後、行方不明の女性たちが似たタイプであることが判明しました。
社会的地位が高い女性ばかりなのだが…
陰惨な事件を必死に追う警官たち。
捜査官のウィルは長身で金髪、穏やかな人柄。
じつは読み書きが困難な障碍を抱えています。
よく試験に通ったものですが~全然読めないわけではなく、推測したり何とかごまかす工夫も重ねているという。
ウィルにはアンジーという奔放な妻がいますが、同じ施設で育った痛みを知る腐れ縁の仲。アンジーが結婚後まもなく家を出た後も振り回されています。
ウィル・トレントのシリーズということに敬意を表して、カテゴリはいちおう「ミステリ(ヒーロー)」にしておきます。
この作品では相棒のフェイスの視点が主で、他もほとんど女性の活躍が描かれているんですけどね。
サラ以外は強烈な女性ばかり。
その真っただ中にいるウィルがちょっと気の毒になってきますが~それで鍛えられているんでしょうか(笑)
スリリングな事件のユニークさと、捜査陣の濃い人間関係が年々どうなっていくのか?が読みどころ。
暗いだけではなく、唸らされる部分があり、見逃せない作家です☆
Posted by ブクログ
カリン・スローター『ハンティング(下)』ハーパーBOOKS。
第1の犠牲者に続き、第2、第3の犠牲者が。そして、第4の犠牲者が…依然として見えぬ犯人の正体…
最近では珍しいサイコ・ミステリーであり、最後の最後まで犯人の正体が解らないというジリジリとした展開が面白いと思った。しかし、犯人の正体が解り、全ての伏線が回収された瞬間には何故か随分と小さくまとめてしまった残念な作品という感想を持った。
その理由は2点ある。1点目は、果たして、ウィル・トレントと共に主人公として描かれるフェイス・ミッチェルの妊娠と糖尿病は描く必要があったのかという疑問を感じたこと。2点目は、途中まで重要な役割を演じた医師のサラ・リントンの影は次第に薄れ、最後に付け足したようなサラの夫の死にまつわる秘密が判然としないこと。以上のことから、贅肉が多く、ミステリーとしての骨格が今一つはっきりしない残念な作品という感想を持ったのだと思う。
上巻を読み終えた限りでは、これまでに読んだカリン・スローターの作品の中では一番スリリングで、恐ろしく、面白いミステリーだと思ったのだが…
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