あらすじ
MWA賞受賞作家による警察小説!「いまもっとも面白いミステリー作家に注目せよ」――北上次郎(梅田蔦屋書店『北上次郎選 2017年のエンタメおすすめ本30』)〈ウィル・トレント〉シリーズ最新刊!
血の海と切断された薬指を残し、元刑事の女性が自宅から連れ去られた。駆けつけた捜査官ウィルはすぐにある事件に思い当たる。4年前、彼女の率いる麻薬捜査課の部下たちが汚職にまみれて刑務所送りになった。彼女だけは無罪放免となったが、ウィルは証拠が握り潰されたことを疑っていた。事件を洗い直すためウィルは服役中の元部下を訪ねる。ところが面会の直後、彼が獄中で殺害され――。
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好きなものがつまってて大満足。サイレントでは「少し飽きてきたかな」と思ったけれど、血のペナルティはなかなか派手なシーンも多く面白かった〜〜
普段わたしは恋愛小説を全く読まない(楽しめないから読めない)のだけれど、並外れた魅力のウィルと、別の物語で素敵すぎたサラが、中学生みたいな恋愛している描写は永遠に読み続けていたいと思える。
相変わらず事件の終わり方は雑に感じてしまうけれど、読んでいるときの高揚感は他には変えられない。続編も読みます。
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最初の章からグイグイ惹きつけられる緊迫感。そして今作はアマンダの出番が、かなり多め。ウィルがアマンダと組んで行動する場面が多くというかほとんどで、アマンダの下に敷かれているのが印象的で、被害者のイブリンを含め、強い女性が印象的な本作でした。サスペンス色が強めで、分厚い本の割には、最後まで飽きずに読むことができました。ただ、ギャングたちの名前がいっぱい登場し、誰が誰だかわからなくなりましたが。
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ウィル・トレント・シリーズ5作目。
アメリカはジョージア州の捜査官です。
元刑事のイヴリンが誘拐された。
ウィルの相棒フェイスの母親で、フェイスは現場にいて犯人と応戦したのだが。
ウィルは以前の事件との関連を疑う‥
警察内で汚職事件があり、イブリンの部下をウィルが逮捕。イブリンも疑われたが証明されないまま、退職したのだった。
フェイスはその件でウィルと最初は気まずかったのだが、今はバディとしてうまくやっていこうとしています。
フェイスは本来、普通に仕事が出来て有能な捜査官のようです。が、なぜか男の好みに難があり、未婚の母。しかも、二度目だったりする混乱が。
体調が良くないのも描写に影響して、妙な不安感が増してます。
ウィルの上司の怖い女アマンダにとって、イブリンは昔なじみの同僚だったから、いつにもましてビシバシ指令が飛ぶことになる。
アマンダは警察で出世するにはこれぐらいにならなくちゃいけないのか!っていう迫力ある女性。
ウィルにはなぜか母親のような、優しく温かいのじゃなくて谷に突き落とすような母親めいたところがあるという?(この意味は後の作品に出てきますよ)
たくましい3人の女性に加え、ウィルの奔放な妻アンジーの姿も。
とっくに家を出てほぼ行方不明だったが、ウィルを完全に手放すのは惜しい?
だが遂にそのあたりも決着つきそうな‥
サラ・リントンが感じがよくてウィルとお似合いなので、まあゆっくり進むのも、らしいですけど、いい加減にしてほしいですよね(笑)
てんこ盛りの濃い人間関係に目を奪われ、事件の展開にアッと驚かされます。
ちょっと怖いが、描写の濃さと鋭さが癖になるカリン・スローター☆
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面白い。<ウィル・トレント>シリーズと言いながら、今回も女性キャラクター達の熱く濃厚な物語。フェイス、イヴリン、アマンダ、アンジーそしてサラ。
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捜査官ウィル・トレントシリーズ5作目
ウィルの相棒フェイス
その母親イヴリンは、ウィルによって汚職事件を暴かれた麻薬捜査チームのリーダーだった。汚職に関わったかどうかの真相はわからぬまま退職
その件もあり、3作目でウィルとコンビを組んだときはギクシャクしていたフェイスだが、ウィルの人柄を知り憎むのをやめて姉と弟のような関係性てバディとして仕上がってきている。
今回、イヴリンの家が襲撃を受ける
フェイスは現場にいた犯人を射殺するもイヴリンは誘拐されてしまう。
ウィルと上司でありイヴリンの「戦友」であるアマンダが捜査に乗り出す。フェイスは命令を無視してしまったこともあり自宅待機で身動きが取れずいつもよりイライラが五割増
事件を捜査する「警察モノ」は、奇抜なトリックが無い限りは、まぁパターンがあって、言ってしまうと別の作家の作品を読んでいるとかぶることも多い。
登場人物達の苦労や悲しみを感じてもそういうことがたまにある。
事件が起きて、それを解決する。は同じであれど作家によってそこから特色が出てくる。職種や操作方法、主人公の抱える過去の傷や事件(または両方)
や人間ドラマの濃さで差が出てくる。
カリン・スローターさんはどうかというと…
ウィル・トレントシリーズは、3作目でグラント郡シリーズで夫を失ったサラと合流する。
作者がどのような理由でウィルのシリーズを始めたのかがわからないのでなんとも言えないが、3作目からやや「人間ドラマ」の重点が置かれてきている。
そして、ラブロマンスの面も強い。
ウィル×アンジー×サラ…いよいよ別の闘いが始まってしまった。
このタイトルで、ロマンスがあるとは誰も思わないと思う…ロマンス好きは別の作品に行くだろうし、捜査ミステリーモノ好きにはロマンス要素が邪魔になるかも…という妙なバランス
だが、凶悪犯とそれをさらに凌ぐ強い女性達を楽しみたい人にはオススメです。
本筋のミステリー、サスペンス要素も前作よりは濃くなり、楽しめました。
今回も上司アマンダとウィルの情報交換は、組み手でもしているかのようなやり合いでした。(味方同士なのに)
前作はサラの過去の事件に一旦ケリがついて、今回はフェイス、そして次回は主人公ウィルの過去についてらしい。
次作にも期待
Posted by ブクログ
文字通りの一気読み。事件の真実も暴力描写もますます苦く激しく苦しく、もうわたしの読める限界を超えそうです。何回も、もう無理…と思いましたが、読んでしまうのは登場人物があまりに魅力的だからです。
この先、ウイルの成長過程での真実が明かされていくらしいのですが、はたして耐えられるでしょうか?
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カリン・スローター『血のペナルティ』ハーパーBOOKS。
シリーズ第5弾。好みのストーリーではないのだが、毎回タイトルに惹かれて読み続けている。好みではないのは警察ミステリー・サスペンスの中に、女流作家ならではの色恋沙汰が描かれるせいだろう。つまりは、ミステリー・サスペンスの部分は面白いということなのだ。
元刑事の女性が切断された薬指を残し、何者かに自宅から連れ去られる。駆けつけた捜査官のウィルは…元刑事の女性の過去に何があったのか…
解説は北上次郎。
Posted by ブクログ
シリーズ毎度、登場人物全員が漏れなく癖が強く、
例えば障害や病気があったり、家族との関係が普通から大きく外れていたり、過去に大切な人と死別していたり、偏屈通り越して性格が破綻していたり…
とにかく問題を山ほど抱えている。
そのため印象としてはどこかしっちゃかめっちゃかしているのだけど、この人間ドラマがサスペンス要素と並走することで、単純な事件解決ものに留まらない独特の読み応えになっている。
今回も最後まで飽きずに読ませてもらった。
ただ今回、、
個人的にはややだけど最後に無理矢理さを感じなかったわけではない。
動機、コレ?感を拭えなかった。
うーん そんなもんかもしれないし、ドラッグという要素も絡んではいるけども。
人間ドラマが売りの本シリーズだからこそ、没入ややしきれずの点が残念。
Posted by ブクログ
ウィル・トレントシリーズ⑤
のっけから苦手なフェイス登場で読む気力が萎えた フェイス姉さんが相変わらず苦手です…
サラVSアンジー もちろん、サラを全力で応援しましたよ かしこサラがクソビッチアンジーにチクリと刺す言葉 溜飲が下がった
ウィルVSアンジー 粘着アンジーがウィルをことごとく陥れる言葉を吐く その言葉、そのまんまあんたに返したるわ 腐れ縁アンジーと切れる決断をしたウィルがアンジーにバシッと別れを言い放つ ここまで、長かった この二人の関係にはずっとイライラしっぱなしやったから、やっとのやっとこさ感満載
もぅ、さっさとウィルはクソリングをはずしてベティ連れてサラんちに引っ越して来い そして辣腕離婚弁護士を立てて一切アンジーと接触するな
サラはアンジーからのクソメモと車を傷つけられた写メを警察に持って行って接近禁止命令を取り付けろ こっそりゴミ箱へ…とかウィルに気を使うとこじゃないから
とにかくサラは卑屈になり過ぎてる アンジーとウィルはとっくに結婚破綻してるから、気にするな
サラ+ウィル二人でラスボスアンジーと闘ってくれ 健闘を祈るv