橋田壽賀子のレビュー一覧
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ご家族も身寄りもいらっしゃらない橋田先生は90歳になり、安楽死を希望されている。認知症になったり、病院で胃ろうで栄養を摂るくらいなら、元気で意識がはっきりしているうちに亡くなりたいとのこと。
本人の意識や判断がしっかりしており、医師や弁護士、ソーシャルワーカー、家族が認めれば安楽死を国が認めてほしい...続きを読むPosted by ブクログ -
安楽死で死なせて下さい。橋田壽賀子先生の著書。橋田壽賀子先生のような超一流の小説家の先生が安楽死で死なせて下さいというお考えを持っている。その事実はしっかりと受け止めなくてはいけない。安楽死の問題を日本全体で考える時が来ているのかも。Posted by ブクログ
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橋田壽賀子さんといえばドラマの脚本家ですが、おしんと大河ドラマくらいしか見ていませんでした。あまり良いイメージも持っていませんでした。ただこの本を読んで、非常に共感を持ち、90歳を超える高齢の方でも、こういう考え方をした方がいるのだと感心しました。私もこうありたい、と。
脚本家として成功された著者...続きを読むPosted by ブクログ -
橋田壽賀子さんが亡くなられたとのニュースを見て、ふと著書を読んでみたくなった。
安楽死の是非は職業柄、学生の頃からよく見かける話題。でも正解がないので私はどうにも安楽死の合法化については諸手を挙げて賛成できない。尊厳死については現行のガイドライン通り、もしくは法制化しても全然良いと思う。
私もエンデ...続きを読むPosted by ブクログ -
人は必ず「死」を迎えるけど、なかなかそれを直視することが少ない気がします。この本を読んで「安楽死」も含めて
「死」についてきちんと考えてみたいな~と思いました。毎年の誕生日に考えるという橋田さんの考えに倣いたいです。Posted by ブクログ -
死と向き合うのはとても勇気がいることで、死ぬことは忘れながら生きている。でもこの超高齢化社会で、生きることが辛かったり周りを苦しめてしまう(無理心中とか)ことを考えると選択肢のひとつとして選べることには価値があると思う。Posted by ブクログ
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2021年4月 橋田先生がお亡くなりになったとの報道があったが
結局 先生の思い描いた通りの終焉をお迎えになられたのだろうか?
作中で何度も「私には心配してくれる人がいない。生きていることを望んでくれる人が誰もいない。」と何度も書かれてありましたが、本当にそうだったのでしょうか?
ボケてしまう前...続きを読むPosted by ブクログ -
京都でおきた嘱託殺人事件を機に読んでみた。
自分も橋田さん同様、死ぬ権利は認められるべきだと思う。
日本で実現するにはがんじがらめの法整備が必要になると思うけど。
それにしても4~5人お手伝いさんがいて24時間介護とはうらやましい。
安楽死以前に、やっぱり経済力は重要だね。Posted by ブクログ -
『文芸春秋』2016.12「私は安楽死で逝きたい」に多くの読者からの反応。法制化の旗振り役になってください、などの声をかけられることもあるが、自分のために考えていただけ。死に方とその時期の選択くらい自分でできないかと思っているだけ。
戦争、仕事、家族、友人..を経ての独り身の個人的な経験が語られる...続きを読むPosted by ブクログ -
長生きすることが、珍しくもめでたいことでもなくなった現代。
高齢化社会においては、生き方と同じ様に死に方についても
もっともっと考えなくてならないと思う。
人が死ななくなった現代、これからの医者には
病気の治し方より上手な死なせ方も学んでほしいという橋田さんの意見に賛成だ。
もう充分に生きたと本人が...続きを読むPosted by ブクログ -
共感することばかり
著者のように経済的に余裕がないけれど
天涯孤独ではないけれど
私も安楽死を望みます
死ぬ権利 認めてほしい
寝たきりの高齢者
ご本人も家族も決して望んでいない状態
行政も医療関係者も恐ろしくて言えないことを
きちんと発信してくれました
≪ 持ってたら 生きる安心 死ぬ薬 ≫Posted by ブクログ