野村克也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読書録「野村ボヤキ語録」4
著者 野村克也
出版 角川書店
p69より引用
“ 中国の『書経』に「満は損を招き、謙は
益を受く」という教えがあるが、満足すれば
思考が止まる。思考しなければ進歩が止まる。
何事においても一流とは、謙虚な気持ちを忘
れず多くの疑問を抱き、目標に向かってつね
に努力し続けられる人間のことをいう。”
目次から抜粋引用
“やる気を引き出す言葉
気づきを与える言葉
やさしい言葉をかけるだけが愛情ではない
ほめてやらねば人は動かじ
人を見て法を説け”
元プロ野球選手である著者による、監督時
代に選手の指導にあたってかけた言葉などを
まとめた一冊。
人の気持ちを奮い立たせる一言からその人
自身に見えていないことを教える一言まで、
数多くの実例をあげて語られています。
上記の引用は、努力とモチベーションにつ
いて書かれた項での一節。
お腹いっぱいになってしまうと、それ以上食
べたくなくなるように、やる気も満たされて
しまうと無くなってしまうのですね。
いつまでも一つの事を続けていくためには、
少しずつ気持ちを満たし続けるようにして、
決して満足しきってしまわないようにした方
がいいのかもしれません。
プロ野球選手としても、監督としても、大
きな実績を残し続けた人だからこその説得力
のある文章です。
野球をする人ばかりではなく、なにかに行き
詰まっているのであれば、前に進むためのヒ
ントを得られるかもしれない一冊ではないで
しょうか。
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購入済み
さすが野村流です
この本は野球だけじゃなく、全ての社会人に通用する内容だと思います。
一つの物を突き詰めるということはどの世界にも共通することじゃないでしょうか。管理職の人にはぜひお勧めしたい内容で、とても良かったです。 -
Posted by ブクログ
とある事情から野村さんの考えを知りたくて、本書を読んだ。当初の思惑とは異なって、入れたい項目は見当外れだったものの、野村さんの考え方を知る事ができたのはシメたものだった。
彼のプロでの成績の根幹や他の監督の評、そしてID野球と呼ばれた際にスコアラーを鍛えた話は非常にシンパシーを感じた。
今のデータ分析に足りないのはこれなのだな。
また、人を遺してこそ監督であるという話にはとても共感したし、その行き着く先が安岡正篤先生だったことで、心理的な距離が縮まった。(というか、まあ師事していた人が参照していた先が同じという事で距離が縮まったと思っただけ)
プロ野球は広告モデルの依存のままに、多少は脱却しているものの構造改革はできていない。後継者不在の項目におけるぼやきはまさにシステム不均衡だろう。
このような名物監督が減ったのは残念だが、それもまた時代なのだろう。
■目次
まえがき
監督には四つの敵がいる
マスコミと監督
第一章 監督の条件
「監督業」に殺された蔭山さん
なぜ名参謀は名監督になれないのか
監督の器ー人望・度量
貫禄と威厳
表現力
決断力
名捕手が名監督になるわけ
古田が失敗したわけ
落合は名監督の器か
監督の敵
第二章 私が見た「名監督」たち
選手が動かす六つのファクター
恐怖と情感にあふれていた星野仙一
怖さと情熱と科学の人、西本幸雄
二流選手から名将になった上田利治
ブレイザーに好影響を受けた、古葉竹識
絶対的な指揮官、広岡達郎
揃った戦力を使うのに卓越していた森祇晶
人格者、王貞治
親分・鶴岡一人
革新性ももっていた鶴岡監督
知将・三原脩
ダンディな勝負師、水原
六つのファクターをすべて持っていた川上哲治
九連覇を支えた人間教育
第三章 間違いだらけの監督選び
迷走したWBCの監督選び
人材不足が監督選考を難航させた
間違いだらけの監督選び
タレント性
西武・渡辺監督と巨人・原監督の違い
順番性
短くなった監督の賞味期限
監督養成システムの崩壊
人材不足を象徴している外国人監督の増加
なぜ知将が少なくなったのか
限界を知ることの大切さ
監督講習会を実施せよ
WBCは勝てるか?
第四章 野村流監督心得
青天の霹靂
ブレイザー・ヘッドコーチ
「日本人は何も考えていない」
チーム掌握の第一歩は意識改革
監督は選手と距離を置くべき
「死んだふり」で三位から日本シリーズへ
コーチより評論家を経験すべき
無意識に監督の仕事をしていた評論家時代
監督は言葉を持て
編成との意思疎通
適材適所は才能に勝る
スコアラーには「表現力」を問う
一に準備、二に準備
ほんとうの無形の力とは
接線を制する四つの要素
知力がぶつかりあった森西武との日本シリーズ
「野村の考え」が浸透して勝ち取った日本一
第五章 人を潰してこそ、真の名監督である
財を遺すは下、仕事を遺すは中、人を潰すと上とする
監督の仕事は「人づくり」
己を過信すれば成長は止まる
無視・賞賛・非難
人はプロセスでつくられる -
Posted by ブクログ
ネタバレ同じ努力でも、なぜ結果に差がつくのか?それはその人にとって「正しい」努力をしているかに依存する。「このひとのためにがんばろう」と思われるひとが大きな結果を出す。「野村再生工場」の肝は短所の大改革である。この3つは勉強になった。努力は天才を上回るのか?日本プロ野球史がひとつの答えを与えてくれている。才能があって努力する長嶋・イチロータイプは手がつけられないスーパースターになっているが非常に稀であること。誤解を承知で才能だけである新庄・広瀬はそこそこの結果を残すが長続きはせず、努力の固まり野村克也は大成功をおさめていることは、われわれ凡人にも勇気を与えてくれる。