野村克也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
プロ野球の指導者・選手、ついで、アマチュア野球の指導者・選手など野球関係者の人たちが最も学べることが多いのではないかと思った。われわれ一般の人間にとっては、組織の管理職もしくは管理職志望の人たちに学ぶところが多い。
僕が組織の管理職の立場で、勉強になったのは以下の3点でした。
・仕事を通じて人間形成、人格形成をしていく
・絶対に結果論で部下を叱ってはいけない
・リーダーのためという思いから、「チーム優先」に変われる
全体を通じて、「プレーヤー」と「マネージャー」の違いについて理解を深められた。この点については、企業でも応用ができると思う。 -
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Posted by ブクログ
巨人ファンなので読んだ。短めで読みやすい。
V9時代の川上監督を理想として、野村氏がチーム作りに努力してきたことがわかった。
これが書かれた頃には、野村監督の言うように、巨人の選手たちに誇りが失われていたのかもしれない。けれど最近は強さという裏付けを得て、伝統ある巨人軍と呼ばれるにふさわしい戦いをしているように感じる。
個人的には、バレンタイン監督の率いたロッテのような楽しい集団も、V9時代や今の規律ある巨人のような集団も、どちらも見ていて好きです。なので、野村監督が、基本的には規律ある集団を志向したチーム作りを提唱しながらも、バレンタイン監督の指導法にも一目置いている点に好感が持てた。 -
Posted by ブクログ
そう!
こういう本が読みたかった!!
野村克也元監督が、「いかにして上手く負けるか」について書いている本。
「いかにして勝つか?」「いかにして成功するか?」について書かれてる本は、世の中に溢れているけれど、本書は一味違う。
負けから学んで次の勝利にどう導くか、いい負け方とは何か、それについて自身の監督経験から述べている。
負ける時に欠かせないのが、5W1H。
ただ、著者はそれだけではない。
「もうひとつ、『Why not?』、すなわち『どうしてできなかったのか』を考えなければならない。『なぜ三振したのか』を突き詰めたら、さらに一歩進んで、『どうして打てなかったのか』、逆にいえば『どうすれ -
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Posted by ブクログ
野村克也という人物は、僕は監督でしか知らない。まずは東京ヤクルトの監督で優勝し、万年Bクラスで低迷していた阪神の上昇基盤を作り、そして楽天を勝てるチームに育て上げた知将。僕の知っている野村監督というのは、この3チームを渡り歩いた監督という姿。そして、なんといってもヤクルト時代に築き上げたID野球という分析野球の人というイメージがありました。
僕が本格的にプロ野球を応援しだしたのは2009年シーズンからなので、当然、楽天におられたときの試合も観戦したことがあります。腹の出たおっちゃんという見た目な感じはそうでしたが、この本を読んでいると野村監督がどういう野球像を、そして監督像を描いておられたが -
Posted by ブクログ
出張の際に、駅構内の書店で購入。
ノムさんの(口述)著書の中でも、プロ野球界の思い出話的なもの。
ナベツネ vs 清武、落合解任、江夏豊、長嶋茂雄、南海ホークスをはじめとする各球団の監督&選手時代 …、などなど。
副題に「誰も知らない"あの真相"」とあるが、ノムさんのフォロワー(もしくは古いプロ野球ファン)としては、これまでTVや書面で見た内容ばっかなので(ノムさんの発言以外でも)、驚くような発見はないが…。
でも、あれやな。ノムさんみたいた影響力のある人が、高一ら野球界の思い出話をまとめた本を出すのもイイことやと思う。
そして、読みやすく、かつわかりやすい。