野村克也のレビュー一覧

  • 弱者の流儀 野村克也31の考え

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    監督が弱者の流儀のどこかの一節を紹介してくれたことがきっかけで、ずっと読もうと積ん読していた本。

    人は皆、弱者である。
    弱者であると自覚できることが、成功へのスタートラインとなる。
    弱者だから謙虚さを忘れず、努力を続けることができる。
    だから最後に勝てる。
    ということが、本書の最も伝えたいことであると思う。
    しかし、具体的にどんな努力をすればいいかは
    書かれておらず、心構えや考え方が記されている。
    そのため、読み物としては物足りなさを感じる。

    下記は本書の中で共感している考え方だったり、
    大切にしたいと思った心構えの引用である。

    ・全ての人は何かしらの可能性を持っている。
    ・弱い者が強い

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    2019年07月18日
  • 巨人軍論 ――組織とは、人間とは、伝統とは

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    野村監督の巨人軍論。球界の盟主と言われる巨人軍の何がすごかったのかを教えてくれる。
    ドジャースの戦法をいち早く取り入れ、常に球界をリードしてきた巨人であるが、今はその面影もなく寂しさを感じる。

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    2019年07月07日
  • 野村再生工場 ――叱り方、褒め方、教え方

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    弱小チームを優勝に導く、ピークを過ぎた選手を再び輝かせる、野村監督が実践してきた監督論が詰まっている。
    プロ野球の世界で生き残るために悩み、もがき苦しんだ経験と選手に対する愛情があるからこそ、野村監督は名監督になり得たのだろう。
    野村監督はID野球やぼやきから、一見するとドライな印象を受けるが、選手時代にクビを宣告されても縋り付いて生き残った苦労から選手に対する愛情に溢れている。
    野球だけでなく、ビジネスリーダーとしてのあり方の参考になる。

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    2019年07月07日
  • 巨人軍論 ――組織とは、人間とは、伝統とは

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    よく人に「オレはアンチ巨入だ」と言うと、そいつは決まってニヤリとして、「アンチ巨入は実は巨入ファンなんだ」ということを言います。

    オレはたいていムっとして話を逸らしてしまったものですが、それはある意味図星だからです。

    確かに、嫌いな(意識するが)ゆえに、巨入のメンバーは真っ先に覚えるし、ペナントレースの順位やゲーム差も巨入に限って知っていたりするのです。
    (さすがに今はそういうこともなくなりましたが)

    北海道では特にそうですが(本書の中で京都出身の野村氏もそうだったと言っています)、プロ野球中継といえば巨入戦しかなかった時代です。しかもV9とか言って、とにかく圧倒的に巨入は野球の頂点に君

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    2019年06月13日
  • 短期決戦の勝ち方

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    日本のプロ野球は143試合の長いシーズンで勝敗を競い合うスポーツだ。しかし、シーズンを終えて次に挑むのは日本シリーズなどの短期決戦。また、WBCなどの国際試合も短期決戦だ。

    野球において、短期決戦をどう考えるのか。そしてチームや監督はどのような準備、心構えで挑むべきなのか。数々のプロ野球の短期決戦を経験した著者が、その極意を語る。

    短期決戦に強いチームや監督の分析にはじまり、著者お決まりの弱いチームや監督への毒舌も忘れない。日本代表チームで実力のない監督たちの就任批判はその通りだと思う。

    その一方で、愛弟子、古田へのダメ出しは辛辣だ。ケチだ、人望がない、派閥大好きと、先輩としての「愛のム

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    2019年04月14日
  • 野村のイチロー論

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    野村監督ならではのイチロー選手を含めた他の選手との比較や見解が感じられる1冊です。
    なかなか読みごたえがありますよ。

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    2019年01月04日
  • 私の教え子ベストナイン

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    久しぶりに純粋娯楽本を手に取ってしまった。野村氏がどんなことを考えているのか興味深かった。楽天が日本一になったちょうどいいタイミングだし。
    落合の「采配」を読んだ時も同様の感想だったのだが、読んでみると意外とオーソドックスというか、特別なことはしていないのだという印象。「配球は『4ペア』から成り立つ」「打撃は『備え』で7〜8割決まる。」とか。
    有名な話なのだろうけど、野村氏は京都生まれながら巨人ファンだったのね。知らなかった。当時の球団の捕手の状況を踏まえ、南海を選んだとのこと。食うために仕方がなかったと思う一方、このような戦略思考を貫いているプロ野球選手は今こそ少ないのではないかと思った。

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    2021年08月08日
  • 野村のイチロー論

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    20180121 読む人の感情を計算した展開はさすがだと思う。イチローの感想も出で来るだろうがそこで又試されるような伏線の引き方も見事。プロ野球での実績がある野村さんだから言えることも多く読む側としては受け止めるしかないのが評価の分かれ目かも。

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    2018年01月21日
  • 野村のイチロー論

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    かなり共感する部分は多かった。イチローの偉大さは誰もが認めるだろうが、あくまで自分中心なところは否めない。WBCの時に少し見直したのもまさに同じ。

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    2018年01月16日
  • あ~ぁ、楽天イーグルス

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    野村監督3部作というべきか。流れで書いてる気がする。言いたいことはいっぱいあってだらだらまとめた感じ。

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    2017年12月13日
  • 野生の教育論

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    よくも悪くもノムさんらしい本だなと。自分を犠牲にしてチームに徹しろというのがノムラの考えであって、それを体現している選手(山崎武司など)については印象良く書いているが、たとえばノムさんの在籍中シーズン20勝・投手三冠・WBCでも大活躍した岩隈については「自分のことしか考えてない」と活躍には一切触れずにこき下ろしているだけ。結局オレについてこなかった選手は嫌いだ、という感情が拭えてないことだけしか伝わってこなかった。田中将大はライバルがいないから不幸だ、など面白い話はそこそこあっただけにその点がやや残念。

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    2017年12月05日
  • 野村克也 野球論集成

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    素人の私でも当たり前に知っていることも書かれているが、プレーヤーにとっては「基本中の基本」なのだろうなと思う。

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    2017年10月07日
  • 私の教え子ベストナイン

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    ネタバレ

    内容自体は割とこれまで既出の内容が多くを占めるので、
    ノムさんの本を読み漁ってる人にとっては物足りないかもしれない。
    ノムさんにとって良き思い出なのか、ヤクルトの選手に対しては基本的に饒舌に語っているが、
    南海時代の選手は一部を除いて記述があっさりしてるのが気になった。
    特に桜井なんかはノムさんの思い入れが非常に強い選手なはずなのだが、
    記述はたった1ページのみ。
    編集の都合もあるのかもしれないが、
    普段あまり語る事の無い選手に対する言及がもっと欲しかった。


    予想以上に褒めてた
    ブロス、広澤、オマリー、土橋、宮本、田畑

    もっと言及して欲しかった
    西岡、三浦、井川、岩隈、福盛、桜井、小池

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    2018年11月23日
  • 野村克也 野球論集成

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    今までのノムさん本をまとめた感じ。

    対戦者でもっとも厄介だった打者は阪急・福本。
    現役ではヤクルト・山田だろうとの見解。

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    2017年06月11日
  • 暗黒の巨人軍論

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    ネタバレ

    「バッカじゃなかろうかルンバ」のコメントに何のツッコミも無く進んでいく。「ところが、である」も同じ。とにかく現代野球の為体(ていたらく)を、ズバズバと指摘していくところが相変わらず爽快。で、どうすればいいのか処方箋は特には示されていないが、問題点は見えてくる。野球界に60年いるレジェンドは何を思い、世の人に何を示すのか。

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    2017年06月08日
  • なぜか結果を出す人の理由

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    プロとして生きていくためには己を知り、それを克服するための方法論を考え、克服してくことが重要だと説く。そのためにも、課題を知るための感性を磨かなければいけない。
    結果がすべての厳しい世界だからこそ、ただ努力するだけでなく、課題を把握して、自分の適性を見極めて正しい努力が必要であるという話はビジネスマンにも共通の話だと感じた。

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    2017年04月20日
  • プロ野球重大事件 誰も知らない”あの真相”

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    ノムさんの本は、タイトルに関わらず、編集方針に関わらず、どれも同じ。
    どこを切り取ってるかだけ。

    綺麗事でないのが心地よいが、他人の愚痴を聞くのに虫唾が走る人には勧めない。

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    2017年01月26日
  • 人生に打ち勝つ 野村のボヤキ 一流か二流か――手を見ればわかる

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    野村克也による啓蒙書。

    彼の野球の話はどれも似通っているが、彼のことが好きならば読んで損はないかと。

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    2016年08月29日
  • ノムラの教え 弱者の戦略99の名言

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    ネタバレ

    才能がないなら武器を持て
    感じる人間は伸びる
    不思議な負けはない
    組織はリーダーの力量以上には伸びない

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    2016年07月02日
  • プロ野球重大事件 誰も知らない”あの真相”

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    ノムさんの本は以前にも読んだことがあるので、落合解任の話、長嶋が南海に入団予定だった話などなんか聞いたことある話だなと思いながらも楽しくてあっという間に読んでしまった。「気持ちが入っていないからボールだ!」審判の判定が絶対だった時代だからこそできたこと。昔は贔屓だ、理不尽だと思うようなこといっぱいあって、上から言われることは絶対でくやしくて涙を呑むようなことがいっぱいあったんだろうなあと思った。

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    2016年06月16日