野村克也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
巨人ファンなので読んだ。短めで読みやすい。
V9時代の川上監督を理想として、野村氏がチーム作りに努力してきたことがわかった。
これが書かれた頃には、野村監督の言うように、巨人の選手たちに誇りが失われていたのかもしれない。けれど最近は強さという裏付けを得て、伝統ある巨人軍と呼ばれるにふさわしい戦いをしているように感じる。
個人的には、バレンタイン監督の率いたロッテのような楽しい集団も、V9時代や今の規律ある巨人のような集団も、どちらも見ていて好きです。なので、野村監督が、基本的には規律ある集団を志向したチーム作りを提唱しながらも、バレンタイン監督の指導法にも一目置いている点に好感が持てた。
長嶋氏の「カンピューター」に負けてたまるか、という記述にニヤッとした。 -
Posted by ブクログ
そう!
こういう本が読みたかった!!
野村克也元監督が、「いかにして上手く負けるか」について書いている本。
「いかにして勝つか?」「いかにして成功するか?」について書かれてる本は、世の中に溢れているけれど、本書は一味違う。
負けから学んで次の勝利にどう導くか、いい負け方とは何か、それについて自身の監督経験から述べている。
負ける時に欠かせないのが、5W1H。
ただ、著者はそれだけではない。
「もうひとつ、『Why not?』、すなわち『どうしてできなかったのか』を考えなければならない。『なぜ三振したのか』を突き詰めたら、さらに一歩進んで、『どうして打てなかったのか』、逆にいえば『どうすれば打つことができたのか』を抑えておく。さもなければ、今後の対策として充分とはいえないのである。これは意外と見逃している人が多いのではないか。」(p.141)
なるほど、次の行動に繋げるには、原因突き詰めて対策考えないと意味がない。
自分自身は抜けていたかもしれない。
本書は他にも負け方について気づかされる点は多かった。
余談だけど、イケメンさんそういう意味では損してるよね?って思う笑 -
Posted by ブクログ
野村克也という人物は、僕は監督でしか知らない。まずは東京ヤクルトの監督で優勝し、万年Bクラスで低迷していた阪神の上昇基盤を作り、そして楽天を勝てるチームに育て上げた知将。僕の知っている野村監督というのは、この3チームを渡り歩いた監督という姿。そして、なんといってもヤクルト時代に築き上げたID野球という分析野球の人というイメージがありました。
僕が本格的にプロ野球を応援しだしたのは2009年シーズンからなので、当然、楽天におられたときの試合も観戦したことがあります。腹の出たおっちゃんという見た目な感じはそうでしたが、この本を読んでいると野村監督がどういう野球像を、そして監督像を描いておられたが、よく分かります。ヤクルトでも、阪神でも、楽天でも、ノムさんが入られる前は失礼ながらもBクラスをフワフワしている弱小球団だった。阪神時代は在籍中に結果は残せなかったけど、ヤクルトではリーグ優勝と日本シリーズ制覇、楽天でも万年下位だったチームをクライマックスまで連れて行った。メディアの取り扱われ方はいろいろあるかもしれませんが、単純に実績だけを見ても、なかなかの凄腕だということが分かります。
分析野球というと、よく野球中継や野球ゲームにも出てくる、ストライクゾーンを9つに分割するという配球を映し出すのを「野村スコープ」というらしい。野球を”とりあえず何が何でも打て、そして投げろ”という精神論ではなく、それぞれの選手のクセを分析し、そしてそれに対応するようにプレーをするというID野球というスタイルは日本の野球界に大きなインパクトであったと思います。
それにしても、この本には凄くいい言葉も書かれている。参考までに。
野球は「間」のスポーツだからだ。ピッチャーが一球投げるごとに時間があく。そして、これが何を意味するかといえば、「このあいだに考えろ、備えろ」ということにほかならない。一球ごとに変化する状況の中で、どういう選択をするのがいちばんベストなのか。即座にそれを考え、準備する時間が与えられているのである。(p.160)
サッカーのように動き続けるスポーツでない野球。こういう静止した時間のあるスポーツは、一般的に考える、考えてしまうところに強さ弱さが出るといいます。ここが野球の魅力でもあるんです。
人間は、生涯学習である。その意欲をなくしたらおしまいだ。進歩も成長もない。「組織はリーダーの力量以上に伸びない」と私はたびたびいっているが、だとしたら、リーダーすなわち監督自身が力量を伸ばし、器を大きくしなければ、チームもそれ以上成長しない。(p.120)
これは野球だけでなく、教育観や組織論にもつながってくる言葉。人間は日々成長する生き物。成長が止まったときが、”人”としての後退の時期なのかと思います。どんなに小さなことでも、どんなに小さな一歩でも、謙虚に学ぶ姿勢がいつも必要。そういうことを理解できる集団こそ、強いものはないということでしょう。
折しも、WBCの合宿が始まりました。この本では2009年の前回大会直前に書かれており、当時も少しすったもんだで最終的に原監督に決まったことにノムさんのボヤキがあります(笑)。そのボヤキを跳ね返して、前回は連覇を達成した侍ジャパン。今回は果たしてどうなるのでしょうか。。 -
Posted by ブクログ
出張の際に、駅構内の書店で購入。
ノムさんの(口述)著書の中でも、プロ野球界の思い出話的なもの。
ナベツネ vs 清武、落合解任、江夏豊、長嶋茂雄、南海ホークスをはじめとする各球団の監督&選手時代 …、などなど。
副題に「誰も知らない"あの真相"」とあるが、ノムさんのフォロワー(もしくは古いプロ野球ファン)としては、これまでTVや書面で見た内容ばっかなので(ノムさんの発言以外でも)、驚くような発見はないが…。
でも、あれやな。ノムさんみたいた影響力のある人が、高一ら野球界の思い出話をまとめた本を出すのもイイことやと思う。
そして、読みやすく、かつわかりやすい。