あらすじ
プロ野球球団の反乱、ドラフトの裏事情、奇人変人の選手たち、プロ野球の知られざる重大事件をすべて公開する!ストーブリーグ必読の一冊!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
チェック項目16箇所。監督には三つの敵がいる選手、ファン、オーナー。落合は解任を知らされた時「もう来年のことは考えなくていい、勝ち負けだけに集中すればいいんだ」と気持ちを切り替えた。プライドとはコントロールするからこそ価値がある。優勝逃せば選手の給料をあげなくてもいい。プロの監督としてはファンの感動を喚起し夢を抱かせなければならない、ファンが球場に足を運んでくれなければ商売が成り立たない、監督はファンの存在を忘れてはならない。監督になる時に次の監督について問いただした。ライバルチームにも協力を惜しまなかったのはそうすることが日本野球全体の進歩と発展につながると考えたから。無料の力は磨けば磨くほど研ぎすませば研ぎ澄ますほど強くなる。仲間の失敗を望んでいる自分がいたことで野球を続ける資格はないと感じた。アンパイヤの性格をよく把握しておだてるのがいいのか頭ごなしにがんと言ったほうがいいのかその辺のテクニックは心得ておいたものだ。
Posted by ブクログ
野村克也氏が今の球界を批評し、氏でしか知り得ない球史の裏側を披露する。
いつもぼやいて泰然自若としていると思いきや、実に繊細でナイーブな方だったとは意外だ。
楽天の監督を解任された時には、
野村氏自身はやる気満々だったのだ。
しかしマスコミを通じた印象ではそうは見えなかった。
楽天の監督としては最後の試合となったクライマックスシリーズで敗退が決まった時、かつての教え子達が敵味方関係なく野村監督を胴上げし、スタンドからは野村コールが起こった。
日本を代表するプロ野球監督である。
Posted by ブクログ
出張の際に、駅構内の書店で購入。
ノムさんの(口述)著書の中でも、プロ野球界の思い出話的なもの。
ナベツネ vs 清武、落合解任、江夏豊、長嶋茂雄、南海ホークスをはじめとする各球団の監督&選手時代 …、などなど。
副題に「誰も知らない"あの真相"」とあるが、ノムさんのフォロワー(もしくは古いプロ野球ファン)としては、これまでTVや書面で見た内容ばっかなので(ノムさんの発言以外でも)、驚くような発見はないが…。
でも、あれやな。ノムさんみたいた影響力のある人が、高一ら野球界の思い出話をまとめた本を出すのもイイことやと思う。
そして、読みやすく、かつわかりやすい。
Posted by ブクログ
今までの本が所謂監督時代以降の「野村ノート」的なものなのに対し、この本は彼自身の回顧録と言った感じ。
もちろん、監督以降の話も出てくるけど、それ以前の現役時代の話が新鮮で面白かった。
往年のパリーグに興味がある人なら間違いなく楽しめる一冊。
Posted by ブクログ
野村さんの本は、他の著書と何割か被った内容になる事が多い。ただ、常に直近の情報を反映しているためか、内容は興味深いものが多い。楽天の監督の最後で胴上げしてもらってのは、相当嬉しかったんだろう。
Posted by ブクログ
前半はナベツネ・清武の乱、優勝監督落合解任、DeNA参入・・・
ノムさんらしい角度から斬りまくり(笑)
その後大半はノムさんの武勇伝に関して・・・。
長嶋や王がパ・リーグにいたら、もしくはノムさんがセ・リーグに居て相手キャッチャーであればあんなに二人を打たせることはなかった、そうすれば王の世界記録も通算本塁打、通算打点も王に抜かれることはなかっただって。
平気でこうゆうことを言える人格者は球界の宝だと思う。
まだまだ日本球界に渇を入れてください!
ノムさんの経験からするとDeNAの中畑野球はノムさんの真逆で
呆れようにもほどがあるかもしれませんが、いいんです。
1年間は見守っていてください☆
やはり野球は楽しい♪
Posted by ブクログ
ぼくはこの人の考え方が好きだ。
どうも今年はプロ野球があまり面白いように思えない。挙句の果てにいまやセリーグの予告先発の導入などと言っている。それが人気低迷の理由と思っているのだろうか。
あまり語られることのない、球団運営側の裏事情もいろいろわかる。一方的な見方はよくないが、ひとりの日本のプロ野球ファンとして、今の状況が好ましくないとは思う。
Posted by ブクログ
今だから書けるっていう話もあるのだろうし、かといって、特定の誰かをあまり悪くいうこともなくて、読みやすくてなかなかおもしろかった。オールスターの江夏の9連続三振って、前の年も入れると、14連続三振だったのね。あと、オレ竜とはやっぱりわかりあえるみたいで、落合も「ノムさんしか野球の話をできる人間がいないんですよね。」と言ったとか。
札幌ドームでの最後の胴上げは、けっこううれしかったみたいで、現場にいた小生としてもよかった。
Posted by ブクログ
ノムさんの本は、タイトルに関わらず、編集方針に関わらず、どれも同じ。
どこを切り取ってるかだけ。
綺麗事でないのが心地よいが、他人の愚痴を聞くのに虫唾が走る人には勧めない。
Posted by ブクログ
ノムさんの本は以前にも読んだことがあるので、落合解任の話、長嶋が南海に入団予定だった話などなんか聞いたことある話だなと思いながらも楽しくてあっという間に読んでしまった。「気持ちが入っていないからボールだ!」審判の判定が絶対だった時代だからこそできたこと。昔は贔屓だ、理不尽だと思うようなこといっぱいあって、上から言われることは絶対でくやしくて涙を呑むようなことがいっぱいあったんだろうなあと思った。
Posted by ブクログ
野村の著作はどれも面白いです。野球の奥深さと人間としての深みがあります。
でも、この本はちょっとテーマが散漫な感じ、最近の事と大昔の事。その間のことは一切なし。著作が多いためネタを寄せ集めた感があります。
でも、それでも、それぞれの話自体は面白いです。
Posted by ブクログ
野村監督の角川新書でのシリーズものは前から気になっていたもののちょっと手を出すのをためらうというかキリがないんじゃないかなぁと思っておりました。この本は割と最近に書かれていた本だったので軽い気持ちで手に取れたし、いつものテレビで話している内容の延長線上で非常にわかりやすく、楽しい一冊。特に野球の話をきちんとできるのが落合しかいない、という点は秀逸。それがいいか悪いかはともかく、そういうことなんだろうなぁということが納得できてしまいました。
Posted by ブクログ
過去から最近の球界の話題まで、野村さんらしく批評された一冊。
これまでの野村さんの本と重複する点もあり、最近の話題を中心に読んだが、それでも楽しめました。
Posted by ブクログ
現在のプロ野球の在り方についての野村さんの見方はおもしろかった。特に三木谷さんと孫さんの違い、阪神球団の考え方など。
ただ後半に昔のことをつらつらと書いているのだが、なぜ、今、ブックカバーでなく新書で、この話題を書く必要性があったのか読んでいてよく分からなかった。